フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

2006年12月04日
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昨日は「ヴィシニョーワのすべて」大阪公演へ行ってきました。昨日もまた、と~っても楽しかったです。唯、お客さんの反応は東京での公演と比べるとかなりあっさりめで、ちょっと淋しかったです・・
東京ではヴィシニョーワ、コールプが登場した時点で盛大な拍手が起こりましたけど、昨日は拍手は起きませんでした。東京では各幕の終了毎に盛大なカーテンコールとなりましたが、昨日はかなりあっさりめ(まぁ、あくまで東京と比べると、ですが)。座席にもかなり空席があり、なんかすごく勿体無かったです。前日の「白鳥」はどうだったかわからないけれど、やっぱ大阪で「ヴィシニョーワ」の名前だけで観客を呼び込むのはちょっと無理があるのかも、と思ってしまいました。
とまぁ東京公演と比べるとちょっと盛り上がりに欠ける公演ではありましたが、公演そのものはとても良かったです。「シンデレラ」ではヴィシニョーワの美しさにうっとり。しなやかで柔軟性に恵まれたあの踊り方を観ているとマクミラン版のジュリエットがすごく似合いそうで、日本でも観てみたいなぁと強く感じましたね。
しかししかし、昨日のハイライト?はやはり「バヤデルカ」第2幕でしょう!いや~、「バヤデルカ」ってほんと面白い作品だなぁ、と改めてつくづく思いましたね。そもそもサラファーノフ@ソロルが!ぜんっぜん(笑)ソロルに見えない!こんな可愛らしいソロルってあり~?って感じです。考えてみれば私って、生の舞台でのソロル役は皆すごい人ばかりしか見てないんですよね。ルグリ、ルジマトフ、マラーホフ、ツィスカリーゼ、フィーリン、皆スター中のスターで輝かしい実績を誇る大ベテランばかり。映像でもヴェトロフ、ムハメドフ、
イレールと、これまた凄い人ばかりだ。そんな「凄い」ソロルしか観たこと無かったため、今回のサラファーノフ君は良い意味で私にとってすごい「衝撃」だった(笑)。こんな可愛らしい、これほどまでにソロルに見えないソロルってのも初めてだな~、いや~、これはなかなか貴重な経験だわ~、なんて思ってしまって。しかもですよ、その超可愛らしい金髪のソロル君がお出ましになった時の乗り物が!象さんに乗ってご登場、というのは良くある設定だけどこんな「笑える」象の乗り物って初めて見ましたよ。頭が上下に動いてるんだけどもう見てるだけで笑えてくる。そんな「笑える」象に乗って大真面目にポーズ?をとったりしている、ソロルに全然見えないサラファーノフ君!彼が真剣であればあるほどなんかもう笑えてきて、だって殆どパロディーにしか見えないんだもの。で、最後のとどめがあのすばらしい虎のぬいぐるみ!あのふかふかの随分間抜けそうな虎のぬいぐるみを踏んで?ガムザッティに対しあなたに差し上げます、あなたの為に捕らえた虎です、とかなんとかのゼスチャーをするサラファーノフ君。いや~、本当に笑わせてくれるわ~。「バヤデルカ」の2幕でまさかこんな笑える思いをすることになろうとは、夢にも思っていませんでしたわ(キーロフのバヤデルカは完全に初見なので)。あ~、楽しかった。
象の乗り物といい、虎のぬいぐるみといい、キーロフは「うけ」をねらっているのか?しかもどこまでもソロルには見えないキュートなサラファーノフ君が大真面目に(って当たり前ですが)ソロルやってるものだから、これが笑わずにおれましょうか、って感じでとにかく私的にはこの出だしのシーンは大爆笑ものでした。
「ソロル」には見えなかったものの、サラファーノフ君の踊りは見事で会場もどよめいていました。彼は容姿の上からソロルに見えないということに加えて、ちょっと華奢すぎるんじゃ?という印象も受けました。まぁまだ若いのでこれからなんでしょうね。こんなに「初々しい」ソロルというのも滅多に観られないと思うので、今回はやはり貴重な経験でした。数年後に観たら印象も全然違ったものになっているかも知れませんね。
それにね~(ってまだあるんかい!って言われそうですが)、彼の演じるソロルというのが、これまたなんとも正直なソロルだな~、なのでますます戦士には見えない、という印象を与えるとにかく誠実路線?のソロルで。ニキヤが登場してきてからは良心の呵責に苛まれて殆どニキヤの方を見ることが出来ない。辛そうにずっと眼を逸らしている。そのあまりにわかりやすい演技が彼を益々ソロルに見えなくしているというか。とてもじゃないけど国中に勇名を轟かせている戦士には見えない。そんなに真っ正直じゃああっという間に殺されてるよ、戦士にはある程度の「狡猾さ」もないとやっていけないでしょ、と言いたくなっちゃう様なソロルで。
結局最後ニキヤが倒れてしまった後で彼はニキヤに駆け寄り彼女を抱き起こす。そして幕、という流れだったんだけど(え~、これは昨日の場合ね。東京でも似たような終わり方だったと思うけど全く同じだったかどうかは忘れちゃいました・・)これってマリインスキーじゃ普通なの?それとも彼独自でこういう演じ方を選択したのかな?判らないけど、とにかくサラファーノフ君@ソロルはとにかく真っ正直な誠実路線でこんなソロルじゃこの後うつ病みたいになっちゃってアヘンに逃避するというのもむべなるかな、という気はします。こう見てくると3幕への繋がりが自然なものに感じられるので、ソロルらしい、と言えないこともないのかな?う~ん、よくわからないけど一度全幕で観てみたいですね。しかしニキヤはヴィシニョーワじゃないほうが良いと思うけど。少なくともまだ数年は。だってなんというか「年下の男」が年上の女の色香に惑わされてすっかり腰抜けになってしまった、みたいな印象を与えかねないんじゃないかと思うから(笑)。それにやっぱりまだまだヴィシニョーワには位負けしてるという印象が否めないので(今回の最後の演じ方もちょっと遠慮がちに見えたし。気のせいかも知れないけど)、この2人が1幕では恋人同士だった、っていうのがいまいち想像出来ないんだよね。ヴィシニョーワのニキヤも前に観た時と同じ、「全身全霊で恋する女」「愛が全て」のニキヤだったからそんなヴィシ@ニキヤの相手役のソロルはやっぱそれなりの?人でないとしっくりこないもの。下手をしたらニキヤひとりが恋して、勝手に盛り上がってる、なんてことにも見えかねない気がするものね。

またまた長くなったので続きは次回に。





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最終更新日  2006年12月07日 17時57分18秒
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