雅の日記~お気楽生活をめざして

雅の日記~お気楽生活をめざして

2016年01月22日
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世界史の教科書や『ローマ人の物語』の影響もあってか、ときどきローマ史に触れたくなるときがある。
昔、名古屋の投資家さんに「雅の性格や考え方はカエサルに似ている」と言われたことがある。褒められているのか気性のことを指摘されているのかどうかは不明だが、カエサルの書いた『ガリア戦記』は好きな本のひとつである。
カエサルはそんなに嫌いな男じゃない。

一方、ローマ史で最頻出の皇帝・アウグストゥスについては、世間ほど私は好きじゃないというか、「カエサルよりも特徴のない人だな」などと思ってしまう。
だけれど、彼が遺したといわれる言葉で好きなものがひとつある。
それが「ゆっくりと急げ」だ。

原語はFestina lente.「急がば廻れ」「急いては事を仕損じる」と同じ意味だといわれることもあるが、直訳すればニュアンスが違うのは、多くの人が感じるところだろう。
文字面通り、「周りが見えるほどよいスピードで、急いで進みなさい」という解釈のほうがしっくりくる。

この言葉は坐禅に通じるところがあると思う。
ときどき通っている坐禅では、呼吸を整える(調息)を意識しなさいといわれるが、呼吸が乱れると人間は神経や勘感情が乱れる。だから何かのトラブルやアクシデント、あるいは多忙だったりするときは、坐禅をしているときの調息のリズムを思い出して同じようにする。
そうすると気持ちがおだやかになる。

「忙しいときに息のことを考えるより、早く事を片付けたほうがよいのでは」と思う人もいるかもしれないが、一呼吸整えて何かをやったほうが、実際はかかる時間は短く、正確に物事をし終えることができる。
「ゆっくりと急げ」は、こういう禅の世界の話と似たような言葉だなと思うのだ。

株式投資も、多くの人はすぐに「億作る」ことを意識する。
だから「短期で急騰する株」を探して、「信用取引でレバレッジをかける」ことが基本だとすら思う人もいる。
でも、早く騰がる株は早く下がることも多い。
リスクとリターンの幅は同じなのだ。

仕事ではだいぶ「ゆっくりと急げ」ができるようになったとは思うが、株式取引では、周りとの競争?自慢?に巻き込まれ、つい資産の増幅を急ごうという誘惑に駆られることもある。だけれど、そういうときこそこのアウグストゥスの言葉を思い出し、自分に言い聞かせて調息するのである。






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最終更新日  2016年01月22日 19時50分54秒
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