雅の日記~お気楽生活をめざして

雅の日記~お気楽生活をめざして

2016年09月29日
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カテゴリ: その他
久しぶりに一人でパブにふらりと入り、カウンターに座る。
「ギネス1パイントください」

数分して目の前に差し出されたギネスを呑んでぼんやりしていると、傍らに楽器を持った人たちが見えた。
アイルランド音楽のセッションがはじまるらしい。
音あわせがはじまる。その中に見覚えのある人がアコーディオンを奏でていた。
それは私の「楽器の先生」だった。

1990年代。アイルランドでぶらぶらと旅をしていたことがあった。
航空券はオープンチケットで、帰国便が近くなると都度その飛行機を延期しては旅を続ける。コースも決めず、その日に行きたいと思った方向へ行き、午後2時を過ぎたくらいから、近くで宿探し。宿泊地が決まったらパブに行き、ギネス片手にアイリッシュミュージックのセッションに参加したり、一緒にダンスを踊ったりする。そんな毎日だった。

アイルランドの音楽は特徴的で、8分の6拍子に代表されるジグ(8分の6の場合はダブルジグ、8分の9拍子でスリップジグ、8分の12拍子でシングルジグ)や8分の8拍子で刻まれるリールというリズムで演奏されることが多い。
1小節にこれだけ細かくリズムが入るので、畢竟、ものすごく高速でノリのいい感じになる。エレクトーンと和太鼓をやっていた私はこのリズムに魅せられて、アイルランド楽器であるバゥロンという太鼓を楽器店で買い求め、演奏に参加していたわけである。

帰国後は手元にバゥロンがあったものの、なかなか演奏する機会もなかったので、次第にリズムの強弱のポイントや、手の動かし方などがわからなくなってしまう。そんなときに日本のパブで会った演奏家が、その「楽器の先生」だった。
「バゥロンの叩き方がわからなくなったから、基本から矯正して欲しい」といったらレッスンを引き受けてくれて、何度かその人のマンションにお邪魔して、1レッスン2時間で教えてもらったのだった。

その後、パブで何度か偶然会ったりしたのだが、最後に会ってから5年は経過している。だからとても嬉しくなった。
演奏の休憩中に、先生に声をかけに行く。「見た顔だと思った」と言われ、しばらく会わなかった時が一気に埋まっていく。
歳をとったせいか、昔よりも(私が)先生に緊張せず話すことができたので、とても嬉しかった。
「まだ雅は叩けるの?」「自信ないけど少し」「じゃ、来月セッションするから、バゥロン持ってきて一緒にやろうよ」――職業だとか、株女だとか、ここしばらくの間自分がラベリングされていたものから一気に解放されたような気がした。

バゥロンの皮にワックスを塗りなおし、日付をあわせて、セッションに参加したら、「楽しいけれど固定されたこの10ウン年」が少し変わるのかもしれない。
それもいいよね。

<お酒メモ>
9月26日月曜日
フランスの赤ワイン グラスで3つ
楯乃川 1合
蒼空 1合半

9月29日木曜日
ギネス 生 3パイント
小布施 2015ナチュレ 生 1合半








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最終更新日  2016年09月30日 11時37分40秒
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