媛っ子日記～高校生あいちゃんが作るお弁当～

子供たちが幼い頃の話。

夕飯のおかずに時々登場していたのが、「おばけのてんぷら」

いつも子供たちが不思議そうな顔をして食べていたのがおもしろかったわ。

食べても、なかの具は出てこないのです。
一口大のまるまるで食感はドーナツのような感じ。

で、それはいったいな～に？

実は、フライを作る時に、小麦粉、卵、パン粉を使うでしょう。

それがあまったらっていうか、絶対残るので、全部をがーーと混ぜ合わせて、牛乳と砂糖を少し混ぜて、一口大の大きさにして油で揚げちゃうのです。

まあ、もったいない精神ですね。

でも、このままでは味はドーナツより劣るし、かといって晩ご飯の最中に手の込んだものはできないし・・・・・

で、考えました。

みんなに興味を持たせて食べさせる。ということで・・・

名前を「おばけのてんぷら」ってつけたのよ。
何かの本で読んだような・・・・

すると子供の反応は、

一口食べて、

「これなに？」

お菓子ほどおいしくもなし、かといっておかずでもなさそうだし・・・・

そこで言うんですよ。

「おばけのてんぷらじゃ！！」

一口食べた子が、どんなおばけが入っているのかと、また食べるんですよね。

しかし、何もでてこないわけですよ。

「何も入ってないじゃない。」

「ありゃー、おかしいね。やっぱりおばけだから見えないねぇ。」

くびをかしげながら食べるかわいい子供たちを見ながら楽しんでいた私です。

追記

この本を読んでネーミングしたのだと思います。
もう、ずいぶん前ですので内容は覚えてはいませんが・・・・