2015年08月31日
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日本暗殺秘録

明治、大正、昭和の百年にわたる暗殺の歴史を片岡千恵蔵、千葉真一らオールスターキャストで描いたサスペンスドラマ。桜田門外の変、大久保利通暗殺事件、二・二六事件、血盟団事件などの暗殺事件をオムニバス形式で再現し、当時の世相を甦らせる。

骨太でありました。1969年作だもの。オムニバスだけれどもどこかの映画からピックアップしたのではなくすべてこの映画のために作ったもの。暗殺史だけれども思想的にまで踏み込んで細かく撮っているのは千葉真一の血盟団事件かな~。ちなみに血盟団事件って名しか知らなかった。内容もこの映画で初めて知りました。

暗殺にはそれぞれやむを得ずそこに至るという道筋があるのですねえ。人命を奪うのは決して許されないことだけども。しかし千葉真一のはやっぱり貧困で不幸で不運で破滅的と言う、またそーゆー境遇でそーゆー事件が身の回りに頻発。。。で、やっぱり虐げられて裕福な社会や為政のものを恨むよな~。。。(安田財閥でさえ暗殺されているのだから)という内容。

(それにしても特典予告編に出てきたが、千葉真一の演じた前大蔵大臣暗殺者・小沼正は恩赦で生存していたのである。服役6年て少なくないか?戦時中のどさくさでかねえ???)

最後にちょっとガックリ来たのが予告編。 「ゲバルト時代に問う!」 ってつまりはデモやらゲバルトやらに社会が不安定だった時代に作られた作品なのである。つまり流行に乗ったのだ!

_| ̄|○。

いや、それにしてもなかなか見応えのある作品でありました。特に、不幸な境遇の中、自分の不治の病を知った千葉真一が入水してし切れず、海岸の朝日を一心に拝む姿は感動的ですらありました。今の邦画にもこのぐらいの気概が欲しい。いや、今の日本人にもこのぐらいの真剣さが欲しい。ゲバルトは否定するけど。





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最終更新日  2015年09月01日 04時35分10秒
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