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2012.02.04

ミドルトン　ブラック＆マイルド

テーマ：パイプたばこを吸おう(1869)

カテゴリ：パイプ煙草インプレ

　アメリカのミドルトン社の煙草は初めてで、久し振りのアメリカン・ブレンドという事になるかも知れません。

　開封して驚いたのは、パッケージの口が封じられていなかった事です。テープで止まった部分をクルッと回して開けると、いきなり口が開いているのです。どうりで開封前から香りが相当漏れ出ている訳です。
　パッケージが上からビニール・パックされていたのであれば、それもアリかなとは思うのですが、そうではありません。案の定、ラフカットの煙草は完全にパリパリに乾燥していました。これがデフォルトなんでしょうか？

　開封時の香りは、焦げたチョコレートのような感じなのですが、それが本来の香りなのかどうか、判断できません。

　煙草が非常に乾燥していて硬いので、力の限り硬詰めしても、ドローはスカスカです。その状態で、着火して吸ってみました。
　まず最初に鼻に来たのは、バニラ・チョコレートの香りでした。これに、ちょっとローストしたような香ばしさが加わり、意外にまともです。味も、その系統の甘さで、微妙な柑橘系の酸味が、甘さを適度に引き締めています。
　乾燥し切ったような煙草なのに、普通に美味しい着香煙草に思われます。

　ただ、「アメリカ製の安煙草が、こんなに控えめな味と香りの訳がない。（笑）」という思いがあって、その偏見に従えば、非常に薄味に感じられます。ちょっと物足りない気がするのです。また、なるべく火種を小さく保とうとするのですが、ボウルの温度が上がりがちになっているような気もします。

　喫煙中盤以降も、序盤と同じ着香の味と香りは継続します。そして、ボウルの温度は当初より更に高めになりがちで、そのためか、やや焦げ臭いロースト感が常に出てきます。

　結局、着香系の味と香りは最後まで継続し、燃焼温度も高くなりっぱなしで喫煙終了。後味と残り香に焦げ臭さが少々残ってしまいました。

　という事で、やはりどうも乾燥し過ぎになっているように思えます。ですから、一旦加湿してから吸った方が良いようです。

　加湿後に、もう一度レポートします。

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