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2012.02.06

更に加湿したブラック＆マイルド

テーマ：パイプたばこを吸おう(1839)

カテゴリ：パイプ煙草インプレ

　アルミ加湿器は、一々水分を補給してから投入してますので、加湿は更に進んでいます。ちょうど普通のパイプ煙草を開封した直後のような手触りになりました。

　これをパイプに詰めて吸い始めますと、やはりこれまでで一番素直な味と香りになっています。微妙なロースト感はあるものの、バニラ・チョコレートの甘い味と香りが大変美味しいです。
　火着き・火持ちは当然のように悪くなっていますが、普通のパイプ煙草並みになっただけで、特段困るという事はありません。燃焼温度も、上がりやすいという感触はなくなりました。

　あぁ、これでやっと平和に暢気に吸えるわいと、プカリプカリとやっておりますと、いくつかの事に気付きます。
　このブラック＆マイルドの葉の刻みは、割りと細かいラフカットが中心なのですが、粉のようになった葉の欠片も随分と多く混ざっています。恐らく、密封度の甘いパッケージで乾燥が進み、搬送中とかで葉っぱが砕けてしまっているのだと思います。こんなに粉が多いと感じるのは、シケモクを集めてストックしていた煙草以来です。

　また、パウチの封がなされていないパッケージというのは、個人的には２度目なのですが、１回目の時はパウチが一つ一つビニール袋に入れられていた物だったように記憶しています。ですから、その時は今回のように乾燥し過ぎになってはいませんでした。

　警告表示のシールで見えなくなっていますが、この「ブラック＆マイルド」のパッケージには大きな帆船の絵が描かれています。（ミドルトンのパイプ煙草ラインアップ写真）　こういう警告表示の貼り方をしてしまうと、パッケージデザインを担当した人は泣けてくるだろうなぁと思ってしまいます。しかも、剥がそうとしても綺麗には剥げない材質のシールになっています。大変残念です。

　そんなこんなを考えながら喫煙終盤。ここに来て、煙草感がやや強まってきました。深く着香された味と香りは継続していますが、それがやや薄まり、煙草らしい味が中心になってきます。ただそれは、明確にバージニア系の軽快な甘さという訳ではなく、この煙草の中心的構成要素であるブラックキャベンディッシュのペースとなっているであろうバーレー系の甘さなのだと推測されます。

　という事で喫煙終了。
　今回の加湿具合が、私にとっては一番美味しく吸えるものでした。やはりこの煙草は、パリパリに乾燥した状態がデフォルトという訳ではないのでしょう。ですから、パッケージに問題があると言わざるを得ないと思います。
　まぁ、しっかりと加湿したら美味しく吸えるので、ギャーギャー騒ぐ程でもありませんが、この煙草を吸う時は予備知識として知っておいた方が良いように思います。

　まぁ、アメリカらしい大らかなパッケージングと考えるべきかも知れません。

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