機械式時計と煙草でブログ!

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2019.07.07
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 前回は本家ダンヒルの「アーリーモーニングパイプ」をレポートしたので、いよいよ今回はそのレプリカとなるロバート・マッコーネルの「アーリーバード」を吸ってみます。本家を試した直後ですから、レプリカとしての再現度がどれ程なのか分かりやすいと思います。早速開けてみましょう。

 開封時の香りは、軽いラタキア臭が最初にフッと来て、その後にオリエントの出汁臭とヨーグルトっぽい匂いが来ました。この香りは本家と殆ど同じだと感じます。カットは、細かいリボンカットとラフカットの混合ですが、本家より少し荒い感じがしますし、こちらの方には明らかに解し切れていないようなブロークンフレイクが少し混ざっています。湿気はやや強めです。

 これを火皿内径21mmのパイプに詰めて着火しますと、バージニア葉の紅茶系とオリエント葉の出汁系、それと遠くの方にラタキアといった具合の味が来ました。出汁系の旨味がやや前にあるように思いますが、本家を良く再現していると思います。ラタキアの存在感の薄さも本家と同じくらいです。

 火付きと火持ちは問題ありません。燃え進みがやや遅く感じますが、それは開封時の感触から考えれば想定内ですし、本家の燃え方も同じでした。

 本家の方では喫煙中盤で出汁系の喫味が前に出始めるのですが、今回の「アーリーバード」では最初から出汁系がかなり前にいるので、この段階での喫味の変化というのは特にはありません。それと、本家で感じた纏まりの良さというのを、この煙草では不思議と感じません。何がどう違うかと聞かれても明確には答えられないのですが、・・・う~ん、纏まっていると言うより、主張の弱い者どうしが同居しているという風に感じるのです。角が取れ切れていない、或いは少し味にエッジが立っているとでも言いましょうか・・・。もしかしたら使っているパイプの違いから来る差かも知れないのですが、微妙な違いがあるにはあります。

 喫煙終盤になると、何だか味が薄くなったような気がします。出汁系の味がもっと前に出て来て、紅茶系の味が後ろに下がる傾向は本家と同じだと思うのですが、どうも味わいに奥深さがないと言うか、厚みがないと言うか、ともするとちょっとスカスカな感触になったのです。煙草をもうちょっと寝かせて熟成期間を取れば、この辺は良くなるのではないかと素人目には見えてしまいます。

 という事で喫煙終了。後味も残り香も軽めの出汁系でした。
 全体的に見て、レプリカとして本家「アーリーモーニングパイプ」の再現度は高かったと思いますが、ちょっと急拵え的で奥行きが足りないような感触がありました。もしこれから継続生産されれば、奥行きの物足りなさも改善されるような気もしますが、どうなんでしょう。

 まぁ、レプリカとしての再現度という部分を考慮しなければ、これはこれで悪くない出来の煙草だと思います。あまり本家と比べてどうだというような評価の仕方をするべきではないのかも知れません。


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最終更新日  2019.07.07 12:30:07
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