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2019.10.13
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テーマ: 読書日記(1996)
カテゴリ: 読書感想

人生の踏絵 [ 遠藤 周作 ]



遠藤周作という名前は知っているものの
私は彼の作品を一度も読んだことがない。

1996年に著者は亡くなられているのに令和元年に
なぜこの本が出版されたのだろうか?と思う人も
いると思う。

この本は、1966年~1986年に紀伊國屋ホールなどで行った
講演をまとめた1冊です。

この本を読んでいると、素の著者を知ることができます。
ジョークが好きなのでしょう。
講演の中で受講生を笑わせています。
著者がユニークな人柄であることがこの本を読んでいると
理解できます。

不朽の名作である「沈黙」(私は読んでいないが)の創作秘話をはじめ
文学と宗教の話を中心に語られています。

著者は、子供の時に自分の意志ならざる形で
洗礼を受けたそうです。
ですから、この本の中でも自分のキリスト教への考え、
宗教に対する考えをしっかり話されています。

また、自分のことを大説家ではなく小説家と言い、


人生に対して結論が出てしまい
迷いが去ってしまっているならば
小説を書く必要がない


とはっきりと言っています。

また、フランス文学についても語っている。
私は大学時代、仏文学部だったのでスタンダールの「赤と黒」など
紹介されていて興味深かったです。

この本を読んで、著者の「沈黙」を是非読んでみたいと
感じました!
「沈黙」を読んでいない方は、この本を読んでから
不朽の名作である「沈黙」を読んでもおもしろいかもしれない。





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Last updated  2019.10.13 00:00:19
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