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2016年05月19日

Ch.ララギューヌ2007

テーマ：今日のワイン(6027)

カテゴリ：ボルドー

メドック3級、オーメドック地区リュドン村のシャトーです。ソムリエ試験では村名暗記必須アイテムですね。
この銘柄を名指しで積極的に購入する機会はそうはないと思います。このボトルはたまたまうきうきさんのボルドー3本1万円福袋に入っていたもの。他の2本は11カマンサックと11グランピュイデュカスでした。

グラスに注ぐと、濃厚なルビーの色調ですが、エッジはかなりオレンジ色がかっています。香りは黒系果実、丁子、ナツメグ、黒鉛、ビターチョコなどのボルドーらしい香りにうっすらとスーボワが混ざり始めています。しかし、熟成度合いで言えばまだまだといったところですね。口に含むと、よく熟した粉っぽいタンニンがアタックから口中に広がります。果実味も豊かですが、時期的なものか、あまり自己主張はしてきません。酸はシャープというよりはジワジワとした印象です。総じて、07年という貧相なビンテージにしては豊かな作りですが、全体の構造は緩めでおおらかな味わいです。といっても、それはそれで悪くないと思います。
その昔、リアルワインガイド誌の試飲で07ボルドー特集に参加したことがあり、水っぽく青い香味にがっかりさせられた記憶がありますが、この銘柄はそんな中ではかなり良く仕立てられているといってよいのではないでしょうか。
自ら好んでリピートすることはありませんが、セラーにあったらあってで嬉しい、そんなポジショニングですね。うきうきさんの福袋でまた出会うことがあるかもしれません（笑）。
★★★☆

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