あたしはあたしの道をいく

2011.12.18
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カテゴリ: 本@浅田次郎

【送料無料】カッシーノ!


久しぶりに本を読んだ。



7月に再度就職して以来、仕事がらみの本以外読む間もなく、

かろうじて『ワンピース(←面白かった!)』を63巻まで一気に制覇して、

読書欲を誤魔化していたのだけれども、やはり仕事のために読む実用書や漫画とは違う。

娯楽で読む活字は良い。



とはいえ、細切れの読書時間しか確保できないことに変わりはなく、

たかが文庫本1冊に1月位かかった。

私にしては、信じられないくらい遅いペースだ。



この『カッシーノ!』は、ギャンブル好きな小説家である浅田次郎が、

世界のカジノを巡るという旅行記だ。



浅田次郎の小説にも、

ラスベガスのカジノを舞台にした『オー・マイ・ガー!』があったりして、

作者の賭け事好きは知っていたのだけれども、

競馬も知らない私には、なかなか馴染みにくい題材だ。



でも、さすがというか、賭け事についてだけ書かれているわけではなく、

賭け事、カジノを通して世界を見ている書になっていて、

歴史や民族性を考える面白い書だと思う。

研究者がこの本を読んだなら、どのように解答されるかも気になるところだが、

小説家らしく奔放に想像されているのは本当に面白い。



また、趣味を同じくするカメラマンによる写真も多数掲載されていて、

こちらもまたおもしろいのだが、私は浅田次郎ファンなので、

やはり文章の方が面白い。



この本では一貫して、日本人は遊ばない、遊びを知らない、と書かれている。



私は保育士という職について、私自身の器の小ささを痛感しているけれど、

それはまさに「遊び」を知らないことに直結していると思う。

生真面目に頑張ることはできるけれど、

心を遊ばせ、自由に振舞うことが、とても難しい。



私は保育士という仕事に就いてしまったから、

余計に「遊び」を知らないことの罪悪を感じるけれども、

私一人のことではなく、国民性としてそうなのだと浅田次郎は言う。



この本は、

「遊べよ、日本人。」

と締めくくられる。



遊びは人を豊かにする。

遊びは人生を豊かにする。

物質的な豊かさと、精神的な豊かさは別物だ。







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Last updated  2011.12.18 16:32:04
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