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その勘違いとは、考えてみれば当たり前のことなのです。私たちの眼の中の水晶体は、カメラのレンズの役目をしており、ピントを合わせる時、カメラはレンズを前後に動かしますが、眼は、水晶体を、水晶体に接着している毛様体の筋肉が引っ張ったり、押したりして厚みで調整します。しかし、私の水晶体は取り除かれ、人工のレンズが入っているので、このターミネーターのような人工レンズは、厚みを変えることはできません。当然、毛様体ともつながっていません。だから、私の左眼はピント調整できない、単焦点の眼なのです。医者は私の通常の生活をヒアリングし、パソコンの画面くらいから車の運転くらいまでに支障がないようにレンズをピックアップしてくれています。今まで一眼レフの高級なレンズでピント合わせしていたのが、使い捨てカメラのレンズになって、どのような位置の被写体も、まあそこそこには見えるということでしょうか。当然、老眼と同じく、遠近両用メガネをかければ、近くも遠くも見ることができますが、まあ生活に不自由はないので、今までどおり近眼のメガネだけですごしています。そのため新聞雑誌の文字には、ほとんど左目のピントが合いません。最初はものすごく違和感があって、ばら色に見えるようになると思っていた私としては大変落胆したのですが、今では右目がそれをカバーし、特に気にはならなくなっています。まあ、たいていの方は老人になってからなる病気ですので、手術をしていない方の眼も所詮老眼になっているので、手術しない眼と手術をする眼を同じ程度の老眼になるようにレンズをピックアップしておけば、老人は何ら支障を感じないそうです。医者には、片目だけが白内障になる人は稀で、いずれ右目にも症状が出てくるかもしれない、といわれています。まだ特には症状がないので、このままでいてくれるように祈っております。この後、私はさる病気で入院することになるのですが、これも3泊4日くらいで退院でき、ホント医療の進歩はすばらしいと思います。後日、興味本位で妻が私の手術のビデオを見ましたが、すべて眼のアップの映像で、ホントに私の眼なのかどうかよくわからない映像でした。今では、そのビデオテープはどこへ行ったやら・・・おしまい
2008年07月28日
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手術が終わり、最初に眼に貼られたシールをはがされ、特にタンカに乗せられるわけでもなく、自分の足で手術室から退室して、待合室へと戻りました。その後は、少し時間をおいてから、再び検査をするということで、待合室で手術した眼に眼帯をしたまま、右目でテレビをぼけっとみていました。その間も特に痛くも痒くもなく、ホント気抜けした手術でした。その後、最終の検査を終え、3:00PMには病院から再び会社へと戻ったのでした。医者いわく、今から、両眼で見てもかまわない。ただし、眼をこすることはご法度なので、寝る時だけ眼帯(金属製の硬いもの)をすること。ということで、眼帯すら必要ないとは、えらくお気軽ですなあ。と思ったのですが、当たり前ですが、今までの私の眼の度数と人工レンズの度数がまるっきり違うので、今までのメガネが左目だけ合わない。そのため、メガネをかけないと歩くこともままならない私は、結局、手術した左目に一応もらった眼帯をして、生活することにしたのでした。今すぐにでもメガネを作り直したかったのですが、視力が落ち着くのには、手術から2週間くらいかかるから、それからメガネを作り直したほうがよいという医者の忠告もあって、結局合わないメガネのために眼帯生活を2週間続けたのでした。実際、2週間くらいの間に視力は徐々に落ちていきました。これは医者の想定内だそうな。さらに言うと2年間くらいでもう少し視力が落ちたので、結局もう一度メガネを作り直さなければならなくなってます。これで落ち着くと思いますが。こういう時は、今のメガネは安くなったので、助かります。高屈折超薄形でもメガネもセットで2万円ですから、レンズだけなら何千円です。これくらいならば、変にガマンするより、割り切ってレンズを替えていけばよいかも。ところで、ひとつだけ、私は大きな勘違いをしていました。それは、最終章で。白内障手術体験記最終章へ
2008年07月28日
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手術室は、よくテレビで見る手術台とさほど変わりなかったような気がするのですが、緊張であまり記憶にありません。まずは、手術台に仰向けに寝かされ、そこで、(不安その2)手術中にまぶたを閉じない様に引っ張って固定されるんだろうかについて、確かにまばたきされては困るんだと思います。そこで、まぶたを引っ張るのではなく、眼をしっかりと見ひらいたそのままの状態で、眼の周辺に眼球内も含めてすべて、薄いシールを貼ります。普通ならば、当然眼球にシールなんて貼ったら激痛でしょうが、点眼麻酔のため特に眼には感じるものがないのです。開いたまぶたごとシールが貼られているので、まばたきはできません。お見事。そして、手術の途中に薬品で眼を浸すため、眼の周辺にロート状の囲いをされます。そこへ薬品を注げば、眼はその薬品に浸されるというわけです。そして、いよいよ、手術が始まりました。そこで、(不安その3)痛みはないとしても、手術の状況は見えちゃうんだろうかすっかり忘れてましたが、私は数センチメートル先で手を振っても見えないほど、水晶体が白濁し何も見えなかったんでした。だから、見える右目をふさがれてしまった今、私の眼に迫り来るメスなんてのも、見えないのでした(使用している器具がメスなのかどうかも知りませんが)。他の眼の手術ならば見えるかも。そんなこんなで、手術開始しましたが、なんかやっているんだろうけれど、私にはさっぱりわからず、特に痛みもない。ところが突然、私の目の前が大変明るくなった。おそらく、白濁した私の水晶体が取り除かれたことで、光がまともに眼に入り込んでくるようになったからだろうと思います。後にネットで調べたところ、白濁した水晶体は、注射器のような針の先から発した超音波で砕き、その注射器の管から、そのまま水晶体の破片を吸い取ってしまうそうです。その瞬間私の眼の前がひらけたのでしょう。そして、次の瞬間に、「おお、先生の顔が見える、手が見える」取り去った水晶体の代わりに、人工のレンズが入ったのです。これも、後で、ネットで調べたところ、先に差し込んだ注射器の穴から、今度は丸めた人工レンズを差し入れると、私の目の中で勝手に広がり、水晶体の代わりに機能し始めるそうです。このレンズを差し込んだときから、私のキカイダー人生、ターミネーター人生が始まったのです。(ちと大げさ?)レンズの固定場所を落ち着けるために、先生が私の(?)レンズをくるくる回します。そのため、目が回ります。ここまで、特に痛いも痒いもありませんが、緊張のため握り締めた手は汗で湿っています。医者もこれといった冗談を言うでもなく淡々と手術をこなしているので、時間が経つのはとても遅く感じていました。(不安その4)眼球切ったら、縫うのだろうか。抜糸もあるんだろうかについては、眼球にあけた穴は、注射器みたいな針でさした穴なので、眼圧で自然にふさがれるので、縫ったりする必要は全くないそうです。へえ、人間の体ってすごいのねえ。ということで、人工レンズがうまく固定できたら、手術は終了。言われてた通り、終わってみれば、20分程度の手術でした。白内障手術体験記その5へ
2008年07月28日
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そして、手術日当日その日は、10:00AMには診察開始するから病院に来るように言われていたので、会社を9:30AM頃出て、病院へ。受付を済ませて、本日の手術の説明をしてもらった。私以外に手術をする人は、3名。当然私以外は、じいさん、ばあさんらしい。私を含めて、4名5目玉(一人の人は両眼とも手術)手術は、案外短く、20分程度らしい。東京の大病院では、一人10分くらいでやっちゃう医者もいるようだ。当日の手術の状況はビデオに撮影して持ち帰らせてくれる様子。結局午前中は、手術用のデータ集めの検査で終わり、午後は手術順番待ち。看護士 「○○さ~ん、手術室前の椅子で待機しておいてくださいね」ということで、いよいよだあ~~と心臓バクバク待っている間に看護士は、「あっという間に終わりますよ。ぜんぜん痛くないですし」私は、(お前は眼の手術経験ないだろうが)と思いつつ、「そうですか、心配していません」と優等生回答。追い討ちで看護士、「肩が緊張でガチガチですよ、気楽に気楽に」なんて突っ込みももらいました。ところで、前回の(不安その1)眼球に麻酔注射するんだろうかについては、点眼麻酔だけでした。いやいや、目薬だけで手術できるほど麻酔できるなんて医療技術の進歩に再び感謝。そして、点眼麻酔も効いてきたところで、いざ手術室へ!白内障手術体験記その4へ
2008年07月28日
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最初の診察から、医者の言うとおり、約半年。2006年5月私の左目は、眼から数センチメールのところで自分の手を振っても全く見えないまでに、立派に(?)白濁してしまいました。生活に支障ありまくりだったのですが、やはり究極はペンを取ろうとしたときに空振りしたこと。そして、ゴルフを始めて20年ぶりくらいに、空振り(素振りじゃないよ)したこと。もう、手術を怖がってる場合じゃなくなったのです。再び、久しぶりに、街の眼科へ医者 「はああ、真っ白になっちゃったねえ。よくここまで我慢したねえ。」 「手術しかないのだけれど、よろしいですか?」私 「お願いします」医者 「では受付で手術日決めてね」ということで、私の白内障の手術は、2006年6月5日と決まったのでした。私は、生まれてからこのかた手術というものを経験したことがない。盲腸もまだ後生大事に持ってるし、歯にインプラントを埋め込む際にちょっと手術らしいことをしたくらいなのだ。ましてや、「眼」ですよ。「眼」(不安その1)眼球に麻酔注射するんだろうか(不安その2)手術中にまぶたを閉じない様に引っ張って固定されるんだろうか(不安その3)痛みはないとしても、手術の状況は見えちゃうんだろうか(不安その4)眼球切ったら、縫うのだろうか。抜糸もあるんだろうかなどという、不安を抱きつつ、いざ手術日へ!白内障手術体験記その3へ
2008年07月28日
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かれこれ、2年前、私は白内障の手術をしました。白内障とは、「水晶体が灰白色や茶褐色ににごり、物がかすんだりぼやけて見えたりするようになる。」ことです。本来、老人には多く見られる症例ですが、私の様に40歳そこそこで発症する事は稀でだそうです。この病気の原因は、「老化現象」なのだそうで、私が発症するという事は、若ハゲみたいなもんでしょうか・・・。2005年11月当時、コンタクトレンズしているにも関わらず、やっとのことでギリギリ免許更新時の視力検査に合格する始末で、12月に私は左目の濁りを診察してもらうべく、街の眼科へと行きました。当然、私の勝手な自己診断では、・疲れ目・ちょっとした角膜の傷 (当時はコンタクトレンズを装着していたので)なんてことを医者から言われて目薬もらって終わりだと思ってました。ちょっと、眼帯くらいするかも・・・程度ところが、医者いわく、「ああ、これは白内障だねえ。あなたのような年齢で発症するのは珍しいねえ。白内障は自然治癒する事はないから、水晶体が白く濁って見づらくなって生活に支障が出たらまた来てね。手術するから。」とのこと。「どのくらいで、そうなるんでしょうか?」と私の質問。「人によって違うけど、半年くらいから、長い人だと数年かけて白くなる人もいるよ」と医者の回答そしてひとまず、その場は退却。家に帰って、ネットで調べると、白内障の手術とは、眼の中の水晶体を取り出して、代わりに人工の水晶体を入れるのだそうな。ひえー、めんたま入れたり出したりなんて、身震い・・・しかし、手術の技術は進歩し、全く痛くもなく、日帰りで手術できる様子。昔はそのような水晶体の代わりに入れる人工レンズがなかったので、白濁した水晶体を取り除いた後は、超ド近眼の牛乳瓶の底仕様のメガネをするしかなかったみたい。まあ、医療技術の進歩に感謝。白内障手術体験記その2へ
2008年07月27日
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