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2008年09月01日

鹿児島県内のメタボ該当者　男性２５％、女性の倍

男性４人に１人、女性１０人に１人がメタボリック症候群－。４０－７４歳を対象に４月から始まった特定健診で、鹿児島県内では女性よりも男性、中年よりも高齢者にメタボ該当者が多いことが、県民総合保健センターの調べで分かった。

　４月から７月に健診を受けた男女約１０００人のデータをまとめた。腹囲が「男性８５センチ、女性９０センチ以上」で、高血糖、高脂血、高血圧の３項目のうち２つ以上当てはまる人がメタボ該当者。１つ当てはまる場合は予備軍。

　男性の該当者は２５％、予備軍は２０％。女性は該当者１２％、予備軍１１％だった。２００５年国民栄養調査では、予備軍も含めたメタボは、男性は２人に１人、女性は５人に１人と推計されており、今回のデータでほぼ裏付けられた。

　女性の割合が低い理由について、同センターの瀬戸山史郎副理事長は「腹囲の基準が欧米に比べ緩い」と説明。女性の“隠れメタボ”はまだ多いと見ている。

　年代別では、男性は５５－５９歳が該当者３７％でトップ。７０－７４歳が２８％で続く。
　女性は年齢が上がるほど該当者の割合が増える傾向があり、７０－７４歳が１７％でトップだった。
　瀬戸山副理事長は「食事と運動療法で内臓脂肪はとれる。太ももを使う運動をしてほしい」と話している。

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