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去年の夏に地元の郵便局がクローズされスーパーの一角に新しくデスクが設置された。インターネットや携帯電話の普及で、どんどん郵便局の数が減ってきている。収入が減ってるだろうから維持するのが大変だとは思うけど。でもノルウェーの場合毎年のように郵便代金が上がってるので何年も値上がりしていない日本に比べると、実質はそこまで減ってないのかもしれないんじゃないかと思うけど、素人考えですが。さて、このスーパーの中にある郵便スペースで働いているのは、郵便局のスタッフではなくスーパーの店員。一応郵便局が閉まる前に一か月ほど研修を受けたらしい、が、やる気の無さは以前郵便局で働いていた女性以上のものがある。彼女は国と位置がよくわかってないようで、何度かニュージーランドに手紙を送ったのだが、これってヨーロッパ内?と聞いてくる。一度ならまだしも、毎回である。呆れたのは UKと書かれたイギリスに送る郵便物を見てこれってヨーロッパ内?と聞いてきたことだ。半年近く郵便デスク専門で働いてきて、これがわからないって?イギリスなんて海を挟んでお隣の国じゃないの。私だけじゃなくて他にもたくさんの人がイギリスに郵便物を送ってるはず。中にはUKと書いてる人もいただろうに。今日相方が郵便物を出しに行った。やはりこの女性がデスクにいて、やはり相方に これってヨーロッパ内?と聞いてきたそうだ。彼女が地理に疎いというのを知らなかった相方は、ニュージーランドがヨーロッパ?こんな仕事をしていてそんなことも知らないのか!と言ったそうだ。すると悪びれもせず地理には興味が無いの!と一言。これには相方もあきれたそうだ。興味があるとかないじゃなくて、彼女の仕事の一部じゃない。いろんな国に送る郵便物が持ち込まれてるはず。それを興味が無いからと一般常識的なことを覚えようとしないとはねえ…。彼女がニュージーランドの位置がわかるようになる日はあるのだろうか?
2010年03月30日
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新聞を読んでいると、98歳の男性がドライブツアー!1人で1200kmを約一日かけて車を運転という記事を発見。北に住む妹さんの所まで夏のホリデーで車で出かけたおじいちゃん。帰りは湾岸急行線で途中まで帰ってこようと思ったが、空きがなかったためドライブして帰ってきたのだとか。途中仮眠4時間ほど取っただけでほぼ運転しっぱなし。食事は、バナナ4本とホットドッグ1個だったとか。妹さんの所では彼女の家の壁を塗りなおしたそうだ。(はしごに上り壁塗りをしているおじいちゃんの写真が)なんてスーパーなおじいちゃんなんだ。写真で見る感じ、とても98歳には見えない。昔からこういう長距離を運転していたのではなく、初めてこの距離を運転したのは2003年だとか。それから4~5回運転しているというから、ほぼ毎年じゃない。一般的に考えると、躊躇するよね。偶然、相方とファーストネームが一緒だったのできっとあんたも98歳になっても運転してんじゃない?って言ったらどれだけ彼が珍しいのかわかってる?と言われた。確かに、98歳で車を運転している人なんて本当に数えるほどしかいないだろうからね。ノルウェーの運転免許は100歳まで有効。この間更新はない。スーパーおじいちゃん、100歳になったら免許更新するだろうな、きっと。ニュージーランドで100歳の女性が免許更新をしたというのを新聞で読んだけど、ノルウェーでは過去更新例はあるのかしら??あったとしてもごくわずかだろうから、その時はこのおじいちゃんのこと、ニュースになるかもね。
2009年08月02日
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相方の友人たちに春が来たようだ。まず、ニュージーランドに住んでいる友人。奥さんがクリスマス前に家を出て行き、それからかなり落ち込んでいた。相方もすごく気にしていて、定期的に電話をしていた。2月に入り、留守電でつながらないことが増えた。夏だし忙しいのだろうと思っていた。先日、相方が留守の時に電話があった。声の感じではいつもと一緒で、気持ちが落ち着いたのか!と思ったのだが、驚きの一言。彼女ができたんだ!ああ、なるほどねえ。そりゃあ声が弾んでるはずだわ。一か月前までの落ち込みが嘘のようだよ、君。相方が戻ってきたら電話をかけるよ~、って言ったら 来週一週間は家にいないから~!彼女の家に行くらしい。好きにしてくれ!もう一人イギリスに住んでる友人。一昨年の秋に奥さんを亡くして、一人暮らし。奥さんがいなくなったら生きていけないと泣いていた彼だが、彼にも春が来たようだ。だいたい夕方にはパブに行き友人たちと楽しい時間を持つのだが、大体彼が出掛けるだろう少し前の時間に電話をするのだが、このところ彼もいつも留守番電話なのだ。おかしいなあ~、って思い別の友人に電話をすると、彼女というか親しい女友達ができたらしい。おお、彼にも春か??みんな、独身生活を謳歌し始めてるようだ。電話をしても留守番電話で彼らの声が聞けなくて心配していたけど、こうやってみると逆の発想をもたないといけないなあ。留守がちってことは、忙しくあれこれすることがあるってことだもんね。彼らには幸せになってもらいたいなあ・・・・・。
2009年03月11日
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今日も気温が高く、雨。降り積もっていた雪たちも、かなり溶けた感じです。地面はアイスバーン。歩くのに注意しないといけなくなりました。フィンマルクに住む相方の友人に、女友達ができたようです。去年の一月に長年連れ添った奥さんをなくしたのですが、新しい恋(?)で第二の楽しい人生が送れそうです。友人は69歳、その女友達は70歳。どちらも人生の苦しい面、楽しい面両方を知っている大人。なのですが、友人の話によると亡くなった奥さんの話をすると女友達が怒るのだとか。ちょうど一周忌を前にしているし、クリスマスなど家族の集まりも多いので時期的に話題に上りやすかったのかもしれません。が、70歳になっても亡くなった奥さんに嫉妬するんでしょうかねえ。たまたま彼女がそういうタイプなのかもしれませんが、なんとなくいくつになっても女は女なのかなあと思いました。とはいえ、友人の新しい恋話に私たちは喜んでいます。だって、彼の人生はまだまだ長いもの。新しい彼女の存在は、さらに彼の人生を有意義なものにしてくれるものと願っています。
2009年01月12日
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お正月は、風邪をひいて高熱でずっと寝ていたと友人に話したら不思議~!!?? 信じらんない!?を連発された。こちらの人の平熱って37度~38度の間、だから私の35度5分が信じられないらしい。(もしかすると計り方が悪いのかしら??一応電子体温計は使ってるけど・・)そんな低い人聞いたことないとか言われたよ。日本人では珍しくはないが、こちらの人が高すぎるんだよね。だから38度あったと言っても、別に高熱じゃないじゃない??って感じなんだよね。基本が違うんだから!!日本人(おそらくアジア人)と西洋人の体温が違うってことを知らない人、きっと多いんだろうなあ。それに、調理師学校を出ていて食のことには詳しいはずなのに赤身のお肉とかチーズは体温をあげるって言っても、聞いたことないとか言われたし。そういうのってこっちの人に取ったらどうでもいいことなのかしらねえ??日本人の女性って冷え症の人が多いから、普通の人でも食での体質改善とか詳しい人が多いと思う。それで、日本人の赤ちゃんには見られる蒙古斑について教えてたら、さらに声を大きくして不思議~!!!そんなの見たことも聞いたこともない!何でそんなものできるの??と、言われ、返事に困った。なんで蒙古斑が出来るのか??なんで私の体温が低いのか??解決しないといけない問題が増えた。
2009年01月03日
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ドライブ旅行の計画を立てるとき私はグーグルマップを利用する。二地点間の距離や、所要時間、ルートの取り方など参考になる。古い釣り雑誌を読んでいた相方。前から行きたかった北ノルウェーでの海釣り。おもむろに地図を出し、あれこれ考え始める。片道はドライブ、帰りは湾岸急行船で船旅。なかなかいいアイディア。できる事ならちょっと北上してフィンマルクまでとか色々と思いをはせる。HarstadからAltaまでならそう遠くもないはず。そこで、Googlemapを使い距離を調べる。約500kmちょっと。が相方は200~300km位だと言い張る。Googlemapがそう言ってるんだから500kmでしょ?コンピューターの方が間違ってる事もあると相方は、地図を出し計算機を用意。13+23+9+・・・・・・地図に載っている数字を幾つも打ち始めた。そしてでたトータルは500kmちょっと。そう、Googlemapで調べた数字とほとんど同じ。自分が思っていたより距離があったので、驚く相方。思い込みは怖い、コンピューターの方が間違っていると言い張ってたんだからさ。夜更かしして予算とか日程とか計算していたのだが、結局HarstadからTrondheimまでの湾岸急行船が大人2人+車一台で11000Kr(約16万円)といわれ、はかなく夢は破れた・・。
2008年12月16日
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パトリーナと言っても、我が家に住みついていたリスのことではない。友人の奥さんの方だ。虫の知らせがあったのかどうか知らないが、夏の始まったニュージーランドに久しぶりに電話をした相方。前日に別の友人と話をしたせいかもしれないが、久しぶりに友人の声が聞きたくなったのだとか。どうも声の感じが今一つなので、どうしたのか聞くと1週間前にパトリーナが出て行った。というではないか。何が理由か定かではないのだが、一年前はうまく行っていたのに。やはり何年も前から行っていた建て替えがまだ終わっていないのが原因か??今までは住みながら同時進行という形だったのが、この冬は(北半球で言う夏場)は本腰を入れて友人宅にお世話になっていて、家の中を本格的に改装していた。来年、おそらく私たちがいくころには完成しているだろうと言っていたのだが…。とりあえずパトリーナは女友達と同居を始めたという。子どもたちは高校を卒業し独立。彼女も何か思うことがあったのかもしれない。熟年というには早いが、子育てもひと段落ついたので別の人生を歩きたくなったのか??友人の落ち込みは半端ではなく、掛ける声も見つからない。とりあえず 酒には走るな!と、メッセージを残し電話を切った相方である。
2008年12月02日
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今年は久しぶりにノルウェーでクリスマスを迎えるので、あれこれやらないとと思っている。がクリスマスの飾り付けは一から買うとなるとかなりお金がかかるので、結局それらしい飾り付けはあきらめた。間際になったら家にある材料で相方が何かデコレーションを作るだろう。他力本願である。あとはクリスマスカード。本とか見てると可愛いのがたくさんあるので手作りにしようかと思ったのだが、実は我が家にはカード類が引き出しいっぱいに眠っている。何年もMunn- og Fotmalende Kunstneres Foreningから送られてくるカード類を使うことなく貯めていたからだ。Munn- og Fotmalende Kunstneres Forening、英語では Association of Mouth and Foot Painting Artists of the World 。身体に障害のある人たちの団体で、この人たちが足や口に筆を持って絵を描いているのである。芸術的センスのない私は温かくて素敵!といつもクリスマスカードが届くたびに感動する。本当に細かい筆遣い。クリスマスカードだけではなくカレンダーや初夏にはさわやかな海辺や山のカードが届く。全世界で600人ぐらいの人が参加しているらしいが、本当に皆さん、素晴らしい才能を持ってらっしゃいます。
2008年11月24日
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お隣のおばあちゃんは一人で暮らしていることもあって、割とマメに声掛けたり買い出しを頼まれたりお茶に誘ったり誘われたりしていたんだけど、最近ちょっと変化が。私が日本から帰ってきたとき、なんとなく彼女の様子が変だと相方が言い始めた。元気がないというか、避けているような感じというか、夏場とは明らかに違うもののいい方をするというか。おじいちゃんをなくして初めての冬。どうしても親戚や友達が遊びに来る機会も減る。友達はみんな同じぐらいの年、70代後半から80代。だから冬場はどうしても夏場のように出歩けない。たまに散歩に出たりしているようだけど、お天気のいい日に限られるし。とはいえ歩道はアイスバーン状態で滑りやすいので、足腰の悪いおばあちゃんには辛い。骨粗鬆症でもあるので転んだりすると即、車いすになるだろう。自然と郵便受けと家の往復のみが外に出る機会で、ほとんど家の中。おまけに、今調子が悪いので一週間に一度ヘルパーの人に来てもらって家の中を片付けてもらっているのだが、彼女と相性が悪いらしい。おばあちゃんとするともう少し話をしたいらしいのだが、ヘルパーさんは一軒だけじゃなくて何軒も廻るから、用事が終わったらさっさと帰る。冬場で日照時間が短く外に出る機会も少ない。友達ともめったに会えず、一人で家の中で過ごすのに寂しさを覚えて、少し鬱のような状態ではないかと思うのだが。実は我が家には車が3台とボートがある。ガレージは2台分しかないので、どうしてもボートともう一台車が外に出ている。冬場になり外に置いている車、乗る度に車に積もった雪を取り除き、氷がはりついている窓を削る。寒い日など出掛ける2時間ほど前からモーターを温めておかなくてはならない。これが結構な仕事。あとボートは冬場は雪の中に埋もれる。春先、海に釣りに行きたくてもボートが出せない状態。それでガレージを新しくもう一つ作りたいなあと言っていた。先立つものがないのでとりあえず、希望的観測であったのだが、この話を隣のおばあちゃんにしたら景観が損なわれると怒りだしたのだとか。ガレージを作る場所はおばあちゃんの家のリビングの窓から見ることはできない。方角が違うのだ。もしガレージができても、キッチンの窓から見えるかどうか。もともとキッチンの窓の前には我が家の建物自体が見えるので、今さら景観もないだろう。で、ちょっと頭に来ている相方。今日おばあちゃんが新聞を持ってきた。(我が家は新聞をとっていないので、おばあちゃんが読んだのをもらっている)そして相方に、ここにガレージを作れば?と言った。その場所は、我が家の今あるガレージの前。そんなところに作ったら今あるガレージから車が出し入れできないじゃないか!それを言ったら、そうしたらここをこうして・・・と、またもや非現実的なことを言い始めた。いい関係だと思っていたのだけど、どうもここに来て様子が変わった。あれこれ言われて相方は頭に来てしまっている。とりあえず一人暮らしで買い物が大変だと思うので私が声をかけるのは続けようと思う、が相方の方は自分から進んで声をかけることは当分ないということだ。
2008年11月16日
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8月8日に始まった北京オリンピックも、今日で終わりですね。全競技が終わり、閉会式を待っているところです。開会前、開催中もいろいろと論議を醸し出した場面もありました。中国とすると国家の威厳をかけての開催であったでしょうが、終わればメダル数で一番という結果。次回オリンピックが開催されるイギリスは4番。中国やアメリカのメダル数が多いのは予想できたのですが、実は私これに一番驚いています。イギリスってそんなにメダルを取れる選手が増えてるんだあ~って。4年後に向けてすでに強化してるんでしょうね。そして冬季オリンピックではメダル上位国であるノルウェーですが、今大会金メダル3個 銀メダル5個 銅メダル2個トータル21位。北欧諸国の中では一番となっています。トータル順位より北欧の中で一番というのはノルウェー人にとって嬉しいことのようです。昨日相方の知り合いと話をした時にスウェーデンよりメダルの数が多いのがうれしいねえ。と言っておりました。向こうはそう思っていないかもしれないですが、ノルウェーってスウェーデンに対してはライバル意識が強いような気がします。もしかしたら羨ましいのかも、相方などはスウェーデンの制度の方がひとつ前を行っているといつも言ってます。向こうにできてなんでノルウェーにできないんだって思いもあるんでしょうね。そうそう同じ北欧でも、デンマークはライバルとして見ていない感じです。さてさて、あと1時間ほどで開会式が始まります。やることチャッチャとやってテレビの前に座って待つことにしますか。
2008年08月24日
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8年ぶりに、相方の友達が遊びに来た。2泊3日という短い日程だが、彼にとっては 7年ぶりの休暇。7年前に息子さんがごみ処理車と事故にあい、それからの彼の生活は戦い!と言っても過言でないもの。コミューン、NAV(日本の社会保険庁みたいなもの)、医者、病院、学校、保険会社それぞれの思惑が絡み合うので、物事は全くスムーズに進まない。7年かかったがいろいろなことが少しずつ前に進み、彼も自分の好きなことに時間を費やそうという気分になったようだ。息子さんは肉体的にはお医者さんも目を見張る回復を見せたが、脳に障害を残したまま。彼にとってはこれからもいろいろ大変なことがあると思う。それでもそれを乗り越えられる強さが彼にはできたようだ。最初の一泊は川の中の小島にテントを張って過ごした、相方と友人。二泊目は我が家で!ギリギリまで釣りを楽しんで夜遅く帰ってくるというので、夜食だけ作って用意しておいた。北欧式のオープンサンドイッチである。あ、なんかチーズの飾り方がしょぼかった!
2008年07月04日
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今日お隣のおばあちゃんのところで昔のアルバムを見せてもらっていた。姪っ子のお嬢さんが作ったお葬式の時のアルバムと一緒に。亡くなったおじいちゃんが10人兄弟、おばあちゃんが7人兄弟。どの写真にもそれぞれの家族が集まって、いつもにぎやかにやっていた時の笑顔が。この子には何人子供がいる。この子はもうお母さんになった。この写真は何年のもので、彼女は・・・・古い写真たちだが、彼女には昨日のことように全部思い出が頭に巡ってくるのだろう。写真の中で結婚25周年を祝っている写真があった。それを見て、確かNZの新聞だったと思うのだが98歳のおじいちゃんとおばあちゃんが結婚75周年を迎えたという記事があったので、その話をしたら今度の土曜日に結婚50周年だったのよ~!という。おじいちゃんは5月に亡くなった。あと2カ月待ってくれたらおばあちゃんと 金婚式 を祝えられたのに。おじいちゃんはいないけど、ケーキで彼らの50周年を祝おうと相方と話している。
2008年06月28日
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お隣のおじいちゃんが、5月11日に亡くなった。82歳だった。おじいちゃんはなくなるまでの4年ほど、白内障で目がほとんど見えなかった。朝晩ヘルパーさんに来てはもらっていたが、基本的にはおばあちゃん一人で世話をしていた。おばあちゃんも来年80歳という年齢。おまけに骨粗鬆症で、背中や腰が痛むらしい。おばあちゃんが一人で世話をするのは無理ということで、去年の夏前におじいちゃんは町の老人ホームへ。そうすると今度はバスの便が不便でありながらも、毎日おじいちゃんのもとへ通っていたおばあちゃん。それを約一年。大変だったと思うけど、よく頑張ったよ。5月19日にお葬式があってから約2週間。未亡人になったおばあちゃんのもとに、ひっきりなしに電話や訪問者がやってきている。隣の家で垣根もないので、車が留めてあるとすぐわかる。毎日のように違う車が止まっていたり、誰かに送ってもらっていたり。一昨日は近くのカフェのテラスでランチを食べていると、おばあちゃんと村のおばあちゃん仲間3人でカフェに入っていくのが見えた。今日は親戚の家族が遊びに来て、庭に椅子を出してみんなで日光浴していたし。この間話した時は、毎日誰かから電話がかかってきて夜食を食べるのが10時半ぐらいになると言っていた。一体どれだけの時間話してるんだ??訪問者の中には、おじいちゃんが生きている時には来たこともない人たちが遊びに来ている。これが相方は気に入らないらしい。おじいちゃんが生きてる時に何で来て手伝ってやらなかったんだい??寂しいだろうってかわいそうに思ってるだけだろう、今は。と憎々しげに言っていたが、私は大げさに言うとおばあちゃんの第二の人生じゃないかと思うのだ。おじいちゃんのことが好きで、彼の思い出話とかする時とても嬉しそうな顔をする。でも、彼の面倒を見ているときはおばあちゃん友達たちも気を使って外にコーヒーに誘ったりランチに行ったりできなかったのだと推測。生真面目なおばあちゃんは、おじいちゃんをほっといて何かできるタイプじゃない。だから村のおばあちゃんたちも無理には誘わなかっただろう。何かできることは??って聞いても、人の手を煩わせるのが嫌いな人だから本当に困てどうしようもないとき以外は断ってきてたし。村のおばあちゃん友達たちも無理にお手伝いとか言わなかったようだ。相方はこのおばあちゃん友達や親戚の人の訪問が一過性で終わるのを危ぐしている。今は気を使ってみんな来ているが、その訪問がパタッと止まった時の寂しさはかなりのもんだろうと。親戚筋はさておき、おばあちゃん同士の交流はこれからも続くと私は見ている。この間見たメンバーは、みんな一人暮らし。年齢も似たり寄ったり。おばあちゃん同士の結束はそう緩くはないはず。おばあちゃんお忙しい毎日は、まだまだ続きそうだ。玄関前の階段の隙間に育った、ポピー。隙間何ミリしかないのに、よくぞ花を咲かせてくれたものだ。ど根性大根ならぬ、ど根性ポピーだ!
2008年06月01日
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今日は相方の友人の誕生日。祝!83歳電話をしたのだけど、自宅におらずおそらく友人たちと外で食事をしているものと思われます。彼は83歳の今も、現役!ノルウェー人には珍しく、年金生活を送るのが嫌いとか。自分が仕事したい時に仕事して、休みたいときには休めるという何とも高待遇。社長さんが、どうしても彼を離したくないとか(←よく目で見すぎ??)とはいえ、相方と一緒に山の中に釣りに行ったり、ほかの友達と狩りや釣りに行ったり。自分の好きなことをするのが彼の元気の秘訣のようだ。来週からまた、ワイルドピッグのハンティングにスウェーデンまで出かけるとか。いつもでも元気でいてもらいたいものですな。周りを見ると、元気なお年寄りって多いんですよね。その人たちの秘訣はよく動く!ことなのかしら。みんな足腰しっかりしてるしね。それから気が若いことかしら、趣味があるっていうのは大事だし。あと、ユーモアのセンスがあること??前にラジオに出ていた80歳の女性。声も元気だし、話していることも面白い。詳しくは思い出せないのだけど、その中でボーイフレンドのことについて聞かれたときボーイフレンドは同じぐらいがいいわよ。私は80だから、40歳の男性が二人いるわねとか言ってるの。こういう人って年齢を問わず好かれるだろうなあって思ったわ。知り合いでいちばん年が上なのは、97歳の男性。腕相撲の力もまだ強く、考えることもまだまだ若い!お茶目なんですよね、彼。いたずら好きで、女性好き!(←これポイントかも!)100歳なんて標準内。彼らに比べたら、私の方が年寄りみたいなのよね。元気もらうわ~、でもそれが長続きしないのが問題なのよね。
2008年04月05日
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今日も摘んだベリーを庭でせっせとゴミとりやらして、容器に詰めていた。これを冷凍庫に入れておけば必要な時に取り出して解凍して使える。と、洗濯物を洗っていた大家の次男が、洗い場のドアを開け出てきた。『ベリー摘みに行ってたの?とるの大変でしょう?』といってきた。『大変って、道の側に生えてるから簡単じゃない!』取り立てて森の中に入らなくても、散歩道や岩場に山のようにラズベリーなんてなっている。それなのに、とるの大変かあ~???で、ここでいつも疑問に思っていることを聞いてみた。何でノルウェー人はベリーを取らないの?あんなにたくさんなってるのに!すると、わざわざそんなのしたくない!と、とても嫌そうにいわれた。あんた達はめんどくさがり屋なのね、結局!まあそのおかげで私がいくらベリーをとろうと皆に何もいわれないで済むんだから、いいっかあ~!
2005年08月13日
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楽天のお友達PUSさんの日記で、私の憧れの『パスタマシーン』を購入されたというお話が!私も欲しいよ~!!!実は3ヶ月ほど前から誕生日プレゼントはパスタマシーンが欲しいと、相方に何度か訴えていた私。実は私事ですが、つい先日めでたく(?)また一つ年を取ったわけなんですね。で、夏が来て当日まで結構相方もバタバタ、私もバタバタしていたのか、それともまた一つ年をとってしまう寂しさからか、誕生日プレゼントの話なんて全然していなかったのです。でも結構しつこく『パスタマシーン』のことは話していたので、憶えているだろうなあと思ったら、誕生日当日。誕生日プレゼントは何が欲しい???と聞いてきましたよ!おいおい、私は前から何回『パスタマシーン』の話をしたか!それ全然聞いてなかったわけね。(涙)前日に『明日の誕生日どこへ行く?山、海、キャンプ? でもね、IKEAは勘弁ね。オスロかベルゲンまでドライブなんて出来ない』(家からIKEAに行くには、小旅行ですわ。泊りがけの1泊2日!)と、ずいぶん前に私が誕生日にIKEAにお買い物へ行きたいと行っていた話だけはよく覚えているくせに。(IKEA=パスタマシーンの流れだったはず?)きっとこれはIKEAという言葉に極端に拒否反応があるせいだろう。IKEAが思い出せてなぜパスタマシーンが思い出せないの?そこでちょっぴり意地悪になった私。30000クローナ(約50万円)のプラチナダイヤ付の指輪!と、別に欲しくもないのですが言って見ました。そうするとどうでしょう?たちまち困った顔になり、頭の中で何か計算しています。そしてひと言『どうしても欲しいの?』と聞いてきます。どうしても欲しいといえば、買ってくれるのか?家にはそんな余裕などない!でとりあえず『前でカタログで見て好みだったんだけど、高いから別にいいよ』といってみます。すると子供を諭すように『家にはね、そんな余裕はないんだよ、分ってる? でもね○○○○クローナなら用意できるかそれで日本に帰ったときに気に入った指輪探してね。どうせノルウェーにあるのは気に入らないんだろうからさ。』と言う事で、商談成立!日本に帰る時に別途お金をいただけることになりましたわ。まあ、それで指輪を買うかどうかはあやしい物ですね。だって、指輪より新しいパソコンが欲しい!これを元手に最新機種のパソコンでも買いますかね、誕生日プレゼントに。パスタマシーンはLIDLで99クローナで売っているらしいので、次回オスロ近郊へ行く時にヘソクリから自分で買うことにします。
2005年07月31日
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ドイツ人の友達がお店を開いたときき、お祝いに行って来た。クッキーもってね♪♪♪(←色気より食気ですよ、やっぱり!)丁度村に唯一あるスーパーの前で、場所はばっちり。何ていってもスーパーにはドイツやオランダからのキャンパーバン組みが食料調達にやってくる。お天気がいいと彼らは駐車場に車を止めたまま、日中スーパー前にあるるベンチでゴロゴロしてる。ちょっと覗いてみようか!となることも多いだろう。お店の外にはワゴンが置いてあって、絵葉書やドイツ人の大好きなヘラジカグッズがたくさん並べてある。外にはベンチが2つ置いてあり、丁度建物2つの間になり日陰で凄く気持いい。コーヒーも飲めるので、カフェの早く閉まる(夕方4時よ!)田舎ではありがたい。店内には、お土産物の類がたくさん並べてある。今は観光客向けにお土産物を中心に並べてるけど、秋からは地元の人がわざわざ隣町までプレゼントを買いに行かなくてもいいように、ちょっとした小物なんかを置くとのこと。12月にはクリスマスもあることだ、それを見越したものを置く予定だとか。お店は3階建ての建物の1階部分で、長いこと使われていなかったのか外の壁が剥げていてペンキを塗らないといけないのだけど、ぼちぼちやっていくとのこと。色をちょっと目だつように塗って、インパクトを与えるらしい。やっぱり『何だろう、あれ?』って思わせないとね、最初は。中は薄めの黄色で統一されていて、おしゃれ。棚やテーブルは木製で、北欧らしい感じ。ウィンドウの周りをもっと手を入れたいらしいのだが、注文していている品がまだ届いていないとか。業者も夏休みだから時間がかかる!Typisk!彼女は今、隣町の老人ホームの夜勤の仕事をしている。10月までは2つ掛け持ちで、夜9時から朝7時まで働いて仮眠をし10時からお店。11月からは老人ホームの方は辞めるらしい。もともと彼女の専門は、ウィンドウディスプレイ。ドイツの失業率は激しく、失業後なかなか職につけなかったそうだ。そこで失業している半年でノルウェー語を習い、ノルウェーで仕事を見つけた。凄い!ドイツ語と同じ言語グループとはいえ、半年で会話ができるようになったとは。すごい頑張りやさんだからね、彼女。とりあえず今は体力的に大変だけど、精神的に凄く楽しいと言う。自分のお店をもてた、そしてそこを好きなようにディスプレイできる。軌道にのせるのは大変かもしれないけれど、彼女のホスピタリティー精神があれば大丈夫。私がお邪魔している間も、たくさんのドイツ人がお店を除きに来ては彼女と話をしていた。中には観光案内所のようにいろいろ聞いていく人もいるけど、それでも人と話すのが楽しい彼女には嬉しいことらしい。店内に響く彼女の笑い声が凄く心地よく感じる、夏の昼下がりでした。
2005年07月09日
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ノルウェー語教室のクラスメートだったタイ人Pが、南に旅行にくることに。それにあわせ私もお休みをとった。と言っても先週から病欠なんですよね、私。久しぶりに会ったPは、相変わらず元気で明るい。と思いきや、『失恋したのよ~』と、泣き笑顔で言うではないか。男運が悪い?去年のクリスマス前にも振られていて、半年で2回目である。相手はどちらもノルウェー人。世の中にはアジア人女性と結婚したがる男性が多いというのに。でもビザのこともあって、付きあう=結婚だから重いのかも恋愛過程を楽しみたい人たちだと。たまたまなのか、彼女の好きになるタイプは恋愛を楽しみたい人たちのようだ。口の悪い元クラスメート達は、『新聞に広告を出したら一発よ!』『道でお友達になりましょうって言えば皆OKするわよ』というが、それは嫌なようだ。その上、な、な、なんと就労ビザが切れているとのこと。だから今海外へ出れば、ノルウェーには戻って来れない。違法滞在?大学で勉強したいとか言っていたが、それどころではなくなったようだ。申請もあげていないらしいし、どの道タイへ一度は帰らないといけないのだろう。となると、お母さんのこともあり戻ってくるのは難しい。おまけに、ノルウェーで学生生活を送る資金は?物価の高い国だからバイトが出来ないと生活費は苦しい。とりあえず、ダブルショック状態らしい、今。そんな中で一筋の希望というか。彼女の友達のお兄さんがニュージーランドでレストランを経営しているとの事。上手くいけばビザを出してもらえるらしい。お~、とすると今度はニュージーランドで再会か?と、2人で喜ぶ。でも正式決定ではないので、少し落ち着かないと。今回の旅行で、振られた男性に会いに行くというP。(男性は引っ越して、南ノルウェーに住んでいる、今)まだあきらめ切れてないのかも?そのほかにも、他の友達から知り合いの男性を紹介してもらっててその人にも会いに行くらしい。本命というか、心は振られた男性にあるのだが、紹介してもらった男性と電話で話した感じではやさしそうだったという。でも、私と一緒にいた時にSMSを送ったけど返事がこなくて、興味なしか?ちょっと難しいかもね。で、ちょっと緊張気味のP。2人でショッピングをしながらあちこちお店をみて回ったとき、ふと目に入ったネックレス。ローズクオーツ恋愛のお守りでもあるこの石のネックレスを、じ~っと見つめるP。しばらく考えて、一言。『これ頂戴!』すぐさま自分のしていたネックレスと付け替え、ローズクオーツに願いをかける。そしてこの石の効果は、すぐに発揮されたのである。夕食の後、一杯ビールを飲みに入ったバー。私がお手洗いに行っている隙に、彼女を気に入った男性がペーパーナプキンで花束を作り彼女に手渡してきたそうだ。『タイは君のような綺麗な人が多いのかい?でも、君はその中でも一番綺麗にちがいない』これぞローズクオーツの力か?彼女とすると、違う男性から言って欲しかったにちがいないが・・・・。
2005年05月23日
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昨日、今日と元クラスメートからたて続けに電話が。昨日はタイ人のPから。まだ、Dagmama(オーペア)をやっているそうです。相変わらず元気そうに、早口で話し出します。何でも来月の末に南に遊びに来るので一緒に遊ぼうと言うことになりました。わ~い、久し振り。丁度お天気もいい時期だし、ビールでも飲みながら四方山話に花が咲くことでしょう。今回彼女は、オスロ-クリスチャンサン-スタバンゲル-ベルゲンと南の海岸沿いを回る予定。学生割引が使えるうちに、ノルウェー国内を旅行するつもりみたいです。でも、来学期から大学行きたいとか言ってなかったっけ?もう会えるという喜びで、そういうこと聞くの忘れてました。まあ、あえばじっくり話が聞けるので、その時でもいいかあ。その時のために、お休み申請しなきゃね。丁度相方がイギリスに行く時期と重なるので、彼から文句を言われる心配もないでしょう。そして今日、ルワンダ人のDから電話が掛かってきました。彼と話をするのも一ヶ月ぶり。いろいろ近況を報告しますが、彼から文句が。何でも何回か私のメルアドにメールを送ったらしいのですが、返事がないと。あれ~???私のところには一件も入ってきてないのですが、間違えてアドレス教えちゃったのかしら?彼にはいつも使っているのとは違うアドレスを教えたんですよね、たしか。で、これ自分自身でもよく間違えるんですよ。私がつけたんじゃなくて、勝手にプロバイダーから付けられたから。変える必要性も感じてなかったのでそのままにしてたんだけど、いっそのこと変えようかしら?とりあえず、いつも使っているメルアドを教えて元クラスメートたちの近況を聞きます。彼の知っている範囲では、いつも私がつるんでいた仲間たちのことになっちゃいます。テスト前日に骨折をしたブラジル人Jは、今だギプスのまま退屈そうにしているそうです。もうじきこれも取れると思うので、あとはリハビリに力を入れて欲しい。フィリピン人のJとはSMSで季節の挨拶をしてるけど、彼曰く『なんかする事がなくて暇みたい』と言うこと。仕事もしてないし、学校終わっていく所がないとそうなっちゃうよねえ。わかる、わかる、私も何にもしてない時暇だったもの。彼は相変わらずスーパーの仕事と週3回の小学校のお手伝いをしている様子。夏休みには違う町に住んでいる子供が遊びに来る予定だとか。楽しみにしている様子でした。一ヶ月ちょっと前まで学校に行っていたのがなんか不思議。もっと昔のような感じです。彼らと話してると、学校へ行ってた時がやっぱり楽しかったかなあ~なんて思っちゃったりしますね。学校が恋しいわけではないけど、友達って呼べる人たちと離れたのはちと寂しい。クラスの中には、仕方がないから学校へ来ているって人たちがいなかったから、仲良くなりやすかったのもよかった。(難民だとお金がもらえないから学校へ来てる人たちも多い。社会で働く意欲なしとしか思えない人もいたし)きっとこれからの方が大変なんだと思うけど、彼らも頑張ってるんで私も愚痴ばっかり言ってないでしっかりしなきゃね。来月末のPとの再会、今から楽しみでいっぱいです。
2005年04月17日
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今日仕事中に男の子がやってきて、『ここでのお仕事楽しい?』と聞いてきます。『うん、楽しいよ!』と答えると、嬉しそうな顔をして次の質問を考えている様子。その間に『何処に住んでるの、幾つ?』なんて逆に質問してみた、私。『明日で9歳になるんだ!お家で祝うんだよ』と、嬉しそうに返事をしてきます。私『お誕生日おめでとう。プレゼント一杯もらうよ、きっと』と言うと男の子『ううん、僕、お母さんに何か買うつもりなんだ』と言う返事。お~、なんていい子なんだあと感動している所へ、彼の一言『ところで、お給料いくらなの??』遠慮を知らぬ質問に(まあ、子供だしね)、爆笑しまくりでした!
2005年04月16日
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今日は久し振りに地元の友人、タイ人Tの所へ遊びに行ってきた。彼女がここでの唯一の友達である。他にも知り合いはいるのだが、自分から友達!と声をあげて呼べるような人は彼女だけだ。いわゆる、たわいもない話が出来る相手。彼女とは誕生日がほとんど一緒で(私のほうが3週間早い)、同じ年にノルウェーにきている。そういうことも手伝って、とても仲良くなった。実は彼女と会うのは、半年振り。昨年の九月に会って以来である。彼女は3年前にご主人と離婚して、今は1人暮らし。遊びに行くといつも美味しいタイ料理をご馳走してくれる。というか、それが目当てで彼女の家に行くようなものだ。最後にあった時、胸のしこりの事で病院へ再検査へ行くと言っていた。その前に病院でガンではないと言われていたのだが、再検査でオスロの病院で検査を受けたところ、乳癌であると発覚したのだ。胸のしこりはかなり前から言っていてのだが、病院の予約や最初の病院で結果が出なかったりと、ガンと診断されるまで2ヶ月位かかっている。何ともスローペースな事か。その結果をSMSで知らされた私は、とりあえず手術の成功を祈ることしか出来なかった。彼女は1人で家にいるのが怖いと、叔母さんのところへ行って生活するようになった。そんなこんなでしばらく会うことが出来ず、SMSで近況は連絡しあっていたのだが顔を見るのは久し振り。懐かしいような、でも会うのがちょっと怖いような感じだった。実際久しぶりに会った彼女は前に比べるとかなり痩せてはいたが、いつもの明るい話し声と元気そうな笑顔でとても嬉しかった。一応温存という形で手術をしたようだが、その後に飲む薬の副作用でとても大変だったらしい。ただでさえ小柄な彼女、こちらの病院の処方する薬はやはり強すぎたようだ。頭痛や吐き気は勿論、悪寒や手のふるえなどかなりひどい状況だったらしい。丁度秋から冬になる時で、お日様が短くなっていてただでさえ気持ちが落ち込みやすい時期だ。気力も、体力もなく、睡眠薬のお世話にもなった。薬が合わなくて、何度も薬がかわりそのたびに不信感も出たらしい。こんな状況の時は、誰にもいたくなかったという。私も会うべきかどうか迷った、が、あってどう声をかけていいか分らなかった。日本語で声をかけるのも難しい状況だが、私のつたないノルウェー語では語彙が足りなかったのだ。もし会っていたとしても、話にならなかっただろうしお互い沈黙のまま終わっていた可能性もある。叔母さんの家で療養をしていたのだが、実際身内の人が身近にいてとても心強かったと思う。そして、12月。タイへ5週間里帰りをしてきたのだ。行きの飛行機の中では、寒くて凍えるような感じだったらしい。ところが、里帰りをしている間に自分の気持ちも変わり、状態が大分よくなったのだとか。故郷というのはありがたいものである。ご両親や親戚の人に会い、日光にあたり、自分の食べなれている料理を食べる。やはりとても重要なようだ。今日久しぶりに会って、彼女の手料理を食べてあれこれ会わなかった間の話に花が咲く。知り合いのタイ人の離婚話(どうやら家庭内暴力らしい)、彼女の勤め先の人の話し、共通の知り合いの話、北極圏の話し、これからの話etc・・・。次から次へ話は尽きない。今まだ完全に回復しているわけではないが、とりあえず先月末から60%の割合で働き始めているという。復活祭開けには100%になるとか。小さな身体で頑張っている彼女を見ると、とても勇気付けられる。今までもいろいろ大変なことがあったのだが、その度に1つづつ乗り越えていっている。私なんかより、はるかにノルウェーの荒波にもまれている。それでもいつも笑顔で明るいT。そんな彼女をとても誇りに思う。
2005年03月11日
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とうとうテストの日がやってきてしまいました。う~ん、週末結構寝まくっていたのでもう睡眠ばっちりです。雪が降りそうなので、早めに家を出ます。学校に着くと、すでにロシア人のEが来ています。そして、私を見るなり『J(ブラジル人)は、今日病気で来れないんだよ』と言うではないですか。え~どうして?????学校の授業はつまらないと言って、正々堂々と自宅で自習をすると宣言したJ。口頭練習の日も、自分は必要ないと来なかったほど自信があったのに。土曜日の夜、Jの楽しみにしていたゲイパーティーがとあるバーで開かれることになっていたのだ。このパーティーをとても楽しみにしていたJ。夕方、自宅でノンビリとお酒なんか飲んでいて開始時間に遅れそうだったらしい。ほろ酔い気分でバーまでの道のりを急いでいたら、スッテ~~~ン。見事に滑ってしまって、立てなくなったのだとか。これはただ事ではないと思ったJの彼女は、すぐさま救急車を呼び病院へ。お医者様の診断によると、見事に骨折しているそうです、足首の上辺り。そのまま緊急入院となりました。そして、日曜日はお医者さまがお休みなのか、今日手術をすることになったそうです。その話を聞いていると、先生がやってきます。昨夜連絡をもらったと言って、とても落胆している先生。そうですよねえ、まさか試験2日前に事故にあうなんて予想もしてませんでしたもの。何が起こるかわからないのが人生ですが、ちょっとリラックスしすぎてたかな、J。別にバーに行くのが悪いとは言わないけど、もうちょっと慎重に行動してれば避けられただろう事故の気がする。春巻きパーティーの予定日も、日曜から明日に変更したぐらいだ。そう、ってことは明日の春巻きパーティーもなしなのね!Jの家で開くことになっていたので、主賓なしじゃ無理だわね。残念、各国の春巻き食べ比べが出来るはずだったのに。それから次々に人が来て、Jが骨折して入院してしまった話が広がります。仕方ないですよね、欠席したらそこの席は必然的に空いてしまいますし。とりあえず、明日お見舞いに行く予定にはしているのですが、その前にタイ人Pが、Jの彼女に連絡をとって状況を聞いてからになっています。春巻きパーティーは出来なくても、やっぱりここを引越しする前にもう一度顔を見ておきたいですし。彼女の容態が、少しでもよければいいのですが・・・・。きっとかなり落ち込んでいることでしょう。次6月に試験があるのですが、それまで自宅療養になるらしいですし。仕事や大学の事もしばらくお預けになってしまいますが、静養して早くよくなってもらいたいものです。先はまだまだ長い!PS・試験の感触は聞かないで下さい、ちょっぴり落ち込んでおります。 まあ、駄目な場合は6月に受けなおしたいと思っています。
2005年03月07日
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昨夜からタイ人Pが、泊まりにきている。オーペアをしている彼女。基本的に週末は隔週でお休み。そしてこの週末は、お休みになっている。のだが、子供達の友達が泊りがけで遊びにくることになっているとか。自分の部屋にいても絶対声をかけられ休暇になるわけがなし。それに騒がしくて勉強どころじゃないので、我が家へ逃げてきたのだ。といったって、素直に勉強する私たちではない。昨夜は、夜中の3時までご近所のフィリピン人Jの家にお邪魔して、ラブロマンスの映画を2本見てしまいました。帰ってきてからも、やたら興奮状態の彼女。『何故に私には彼がいないの~~~』と、1人メランコリックに叫んでいます。『プリンセスの私にあう、白馬に乗った王子様は何処?』帰ってきてからも2人でコーヒーを飲み、あれこれ話が盛り上がり結局寝たのは明け方、5時。どうせ休日なので、ゆっくり休もうとお昼前まで寝ていた。軽く朝食を済ませ、勉強に取り掛かります。が、進むはずがない。2人であれこれお喋りしていると、勉強の手なんて止まってしまいます。とりあえずノルウェー語のCDをバックにかけることにしました。これで少しは耳の練習をしたつもり。勉強の手が休んでると思ったら、昨日見た映画のヒロインになりきってるのか、『オーペア イン ノルウェー』とかいってます。(笑)そう、昨日はジェニファ・ロペスの『メイド イン マンハッタン』を、見たのです。『レイフ・ファインズのような彼が欲しい~~~』と、ノラ・ジョーンズの歌を口ずさみながら呟きます。個人的にはもう一本みた『エバー・アフター』の、ダグレー・スコットの方がいいかなあ。2人を比較した場合の話しで、特にどちらのファンでもないのですが・・。あまりに、『私の愛しい人は何処にいるの~~?』等と叫ぶので、仕方がないので、『道端で声でもかけたら一人ぐらい捕まるわよ』と、いつものように慰めます。ランチは前から私が食べたいと言っていた、パッタイ(タイの焼きそば)を作ってもらうことに。作り方、すっごい雑なんですよね、彼女。昔彼氏に、『料理できそうにないよね』って言われたとか。できないことはないのかもしれないけど、思われても仕方ないね、これじゃ。だって、麺をゆでる為に鍋に入れた水を沸かす前に、お肉とかいため始めてびっくり。それに、材料だって先に切るんじゃなくて、入れるときに切っていくんですよね。下準備はちゃんとしようね、P。とはいえ、パッタイのお味はなかなかのものでした。誰でも作れるのかしら?中に入っているピーナッツがなかなか乙で好きなんですよね。そして、お腹が一杯になった私たち。お昼寝することにしちゃいました。(笑)なんか食べてるか寝てるかですね。今日はまたこれから、フィリピン人Jのお宅を訪問する予定になっています。またまた、Pのご希望によりラブロマンスでも見るのか?『あ~~、どこかに素敵な人いないかしら?』今日もまた、彼女のつぶやきを聞くことになりそうです。
2005年02月26日
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今日と水曜日はテストの予行演習。今日は筆記で、水曜日は口頭試験。昨夜フィリピン人のJから電話があり、今日のテストにでる問題を教えてくれた。何でも彼女は去年この予行演習をしていて、同じ問題だと先生に言われたらしい。『喫煙と有名人ってお題が出るから、それについて考えときなよ』ってアドバイス。事実、本当にこのお題がでてました。(笑)とはいえ、ネット遊びに夢中になっていた私は、全く考えることなく今日を迎えてしまい、結構やばいです。今日は午前中で終り。タイ人Pとブラジル人Jの3人でランチをとりに中華料理屋へ。お昼のランチ85クローナ(1400円)を頼み、ピーチクパーチクとお喋り開始です。Jは彼女のMが学校を卒業したらオスロへの引越しを真剣に考えているとのこと。『私もう耐えられないのよね、冬が』やっぱり南国、サンバの国のブラジル人。冬が長く暗いのが応えるようです。もしMが乗り気でないなら、1人で冬場ブラジルに帰る気だったのと言います。Mも仕事の事や大学で博士号をとりたいJのことを考え、オスロに移ることを検討ているようです。Jもこれで当分ノルウェーで生活しようって思えるわ、っていってます。本当は2人でブラジルに移りたいのですが、Mのスチューデントローンの関係で、これを返しきってからではないと移れないとのこと。ブラジルのお給料では、ローン返済しながら生活するなんてとても無理だとか。1ヶ月働いてもローン返済分になるかならないかだそうです。ほとんどの学生がこのローンをくんで学校へ行っている、ノルウェー。だから、就職が決まってもローン返済が結構大変らしいです。この辺り、両親におんぶに抱っこ形式の日本と違いますよね。Mは奨学金ももらっているらしいのですが、ローンは必要。そしてPがこの話に興味をもちます。実は彼女、奨学金をもらって大学へ行きたいと考えているのです。そして、Mの話を聞いてとても悩んでいます。奨学金だけではとても学生生活を送れないと知ったP。大学を卒業してタイへ帰ったとして、J達と同じくスチューデントローンの返済などとても出来ない。いまPのお母さんが1つ仕事の紹介をしてくれていて、3月に面接にタイへ帰るという案もあるとか。その勤め先とは、銀行。もしこの銀行で働くとするなら、タイへ帰らなくてはならない。おまけに、お母さんと同居になるそうです。お母さんの前だといつも良い子にしていないといけないので、大変というP。出来れば一緒に住みたくないといいます。そして、一番のネックはお給料。当然、タイで生活するには充分なお金がもらえるようです。が、たとえオーペアで働くとしても、ノルウェーで働く方がはるかにいいお給料をもらえるんですよね。物価は高いけど、お給料も違うし。タイで働けばそれなりのお給料しかもらえないが、物価や外で外食しても安い。ビーチや公園へ行って遊べば無料で楽しめる。でも、電気製品(DVDやPC等)を買おうと思うと、一体何ヶ月お金を貯めないといけない?と聞いてきます。これらの品がノルウェーに比べて高いわけではないそうです、タイでは。しかし、収入が違いすぎるというのです。もしPCを買おうと思ったら、八ヶ月以上そのためにお金を貯めていかないといけない。ノルウェーなら、ちょっと我慢すればすぐ買えるでしょ?というのが彼女の意見。生活レベルが同じような日本から来た私にすると、目から鱗というか。生活の何に重点をおくかで、暮らしやすさは変わるんですね。彼女は、ノルウェーはとても暮らしやすいといいます。これは、Jも同じ意見。私が、『でもカフェで美味しいコーヒー飲んだりランチ食べたりしたいよ』、と言いますが、それは私の基準。彼女たちにすれば、レストランが高かろうがコーヒーが高かろうが別にたいしたことじゃないそうです。『だって、いかなければいいじゃない、自分で作るほうがいいわよ。』そう、ないから自分で作るしかないし、正直外で食べるより自分で作ったほうが自分の口に合うからいいしね。『彼女や友達、家族でワイワイいいながらお料理するのは最高の幸せよ』とJは言います。そういう見方をすれが、ノルウェー生活も悪くないのかもしれません。すぐそばに自然はあるし、外食しない分貯金に回してどこかに旅行にもいけるし、最新の機種ではないけど一通り電気製品も持ってるし。何より家族で過ごす時間があります。彼女たちたの会話は、見逃していたノルウェー暮らしの何かを思い出させてくれたようです。Pが、タイへ帰って就職するか、はたまたこっちの大学で勉強するか。彼女の人生にとって、大きな決断の時が来ているようです。
2005年02月21日
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久々に自宅に帰った相方から電話があった。携帯に電話をくれたようなのだが、あいにく寝ていて全く分らなかった。よくみると、着信が入っている。携帯の音に反応しないほど寝ていたとは、やはり図太い神経のようだ、私。内容はどうってことのない、彼がいなかった間の村のこととか愛息子君の事。我が愛息子君はせっかくお友達と一緒に楽しんでいたのを無理やり引き離されたようで、ソファの上で不貞寝&ハンストをしているとか。彼を預かってくれる農家のOにも一匹犬がいて、何かと彼と張り合うのだ。食事もまず、もう一匹の方の皿に突進しそこから食べ始めるとか。なんて奴だよ、いつも自宅だと嫌がって食べないのに。やっぱり友達と一緒だと楽しいのかもしれない。そのおかげか、2回りぐらい大きくなっているとのこと。自宅に帰ってからは、彼恋しさに全く食事をとってない状況だとか。まあ、十分太ったからいいダイエットになるでしょう。(鬼母)できることならもう一匹飼った方がいいのかもしれないが、それはちょっと難しい。ちょくちょく預けるのに、2匹も預けていてはOが可哀相だ。そして、留守中の郵便物の中にカナダから手紙がきているというのだ。毎年クリスマスに近況を知らせてくれる知人。先月のクリスマスには届いてなかったので、もう終りかなあ、なんて思っていたのだが。すぐさまこちらに送るようにお願いする。カナダに住んでいる知人とは、不思議なことにタイで知り合った。私がノルウェーに来て初めての冬、私が寒いのに耐えれないかもしれないと、相方とタイへ3ヶ月ほど行っていた。旅行会社で航空券と最後数日のバンコクの宿泊だけお願いし、後は自分達でタイに到着してから宿を決めた。まず最初、バンコクの牢屋のようなYHに泊まり、数日後クラビへ。そこで2週間ほど過ごしたあと、ピピ島、プーケット島と周り、サムイ島へ向かった。サムイ島で、まあそこそこのお宿に泊まったのだが(名前は忘れた)ここに来て日本人の顔を見るようになった。それまで全くといっていいほど日本人をみなかった。おそらく日本人の使うようなホテルに泊まっていなかったせいだろう。(なんてっても貧乏旅行)サムイ島では相方とビーチで日向ぼっこをしたり、プールサイドで寝転んだりと、まあタイ人にタイ人と間違われるほど真っ黒になっていた。ある日、プールの側で寝転がってると、プールの中で泳ぎの練習をしている女性がいた。日本人を見つけると嬉しがる相方が、彼女は日本人じゃないかと言い出した。私の記憶の中の日本人は、顔をつけて真昼間に泳ぐというイメージがなかったので、違うんじゃない?と言った。それでも絶対彼女は日本人だと言い張る相方。何気なく近付いていって、『こんにちわ』と声をかける。そうするとどうだろう、彼女はビックリし、なにやら話している。彼女と一緒にいた旦那さん風と西洋人の女性も一緒になって話している。嬉しそうに帰ってきた相方。やっぱり彼女は日本人だったと喜んでいる。一緒にいた西洋人の女性は、カナダ人の英会話の講師だとか。それからすれ違ったり、夕食や朝食時に挨拶をするようになった。2~3日して、彼女の旦那様は仕事があるとかで先に帰ることになった。私たちも、ホテルの部屋でねずみ騒ぎがあって早々に引き上げ、違う場所へ行くことにした。最後の夜、夕食を食べたあと一緒に露天めぐりをした。その時あれこれ話をし、住所交換をして別れた。そして、ノルウェーに帰ってきて彼女宛に手紙を書いた。彼女の方からも、返事が来たがそれっきりになった。それからしばらくしたクリスマス、一枚のクリスマスカードがカナダから届いた。誰からだろうと開けてみたら、タイで出会った彼女からであった。連絡をとっていない間、彼女は自分の人生を見つめなおし、ご主人とは離婚され、新しく人生をはじめるべく日本からカナダへ移られたそうなのです。もう、凄い行動力です、私にしたら。彼女の人生に、何があったのか詳しくは知りません。年に一回の挨拶。カナダでの暮らし、仕事や近況。日本風に言えば、年賀状の付き合いと言えるのかもしれません。でも、毎回手紙で大切なことを彼女は教えてくれます。できるなら、彼女との大切なやり取り、続けていきたいものです。彼女の手紙がこちらに届く日が、楽しみです。
2005年01月28日
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昨夜のた打ち回っていたのが嘘のようです、今。さすがお値段はるだけあって、効き目がいいのかこのお薬。若干の痛みはまだ残っていますが、血尿がなくなり一安心してます。助言、励まし頂いた皆さん、ご心配おかけしました。さて、今日は昨日書こうと思っていた研修先のアイドル(?)Mossa(モッサ)について。Mossaは今年86歳。Mossaとはニックネームで、『おかあさん』って感じの言葉なのだそうです。年齢だけみると、デイケア-に来ている人たちと変わらない、ってはっきり言えば年上だったりしますが、実はれっきとしたスタッフの1人。といっても、本当はボランティアなのですが、そこは亀の甲より年の功?正規スタッフと同じような働き振りです。看護士だったMossa。仕事をやめたあとも、じっとしているが大嫌いな彼女はボランティアとして残り、今に至っているのです。彼女が看護士の仕事を辞めたのは、77歳の時。う~ん、働き者!ノルウェーでは職種によって違いますが、65歳定年、67歳から年金がもらえます。といっても、定年は制度ではなく本人が働き続けたければやめさせることはできないと聞いてます。(多くのノル人は早期退職を望んでるのが現状ですが)事実、相方の知り合いに80歳過ぎの人がいますが、今でも現役で働いています。平日は仕事、週末は趣味の釣りやハンティング。まだまだ元気です!Mossaの一日は、朝7時半から始まります。ホームで暮らしている人たちの朝食の準備やお世話、後かたずけ。(食事は厨房担当のスタッフが作るのですが、運んだり、お皿を並べたり、車椅子や補助機を使う人のヘルプをしたり、その後かたずけ。)そのあと、デイケアーにやってくる人たちのための準備やケーキ類やパンを焼いたり。(これはおやつの時間に皆で食べます)お昼間は、デイケア-の人たちとおしゃべりをし、刺し子や編物をいっしょにやり、合間合間には他の準備や雑務、ちょっとした介護ヘルプのようなことをしています。そして、夕食の準備やお世話、後かたずけ。皆を見送って終わるのが2時過ぎと、それでやっと彼女の仕事が一段楽するのです。昨日は、おやつ用のワッフルを私ともう1人のPの2人であ~でもない、こ~でもないといいながら焼いていたら、見てないようでちゃんと見ているMossa。すかさず注意を受けてしまいました。気になることはさっさと聞きましょう。(←今日の教訓?)彼女のすごい所は、いつも笑顔で行動的。何か頼む前に自分から行動してしまうこともしばしば。簡単なことは私たちに言ってくれれば(その前に気付けよ~)いいのに、それでも自分でやってしまう。間違ってやられちゃ嫌だわ、って思うタイプではないようなんだけど、口が出る前に足や手が出ちゃってる感じです。何処からあれだけのパワーが出てくるのか不思議でしょうがない。デイケアーに来る人たちにもとても人気があり、何かあるとMossa,Mossaと彼女の周りに集まってきます。やっぱりみんなの『お母さん』だからでしょうか?そんなMossaが大嫌いなのが週末。デイケア-は月曜から金曜の週5日。普通ならほっと一息ついて、ゆっくりしたいと思いませんか?しかし、彼女は他の家族(患者さんのことですが、そう呼んではいけないと言われています)と会えないのが寂しいと言います。彼女自身、お嬢さんとお孫さんがいるのですが、毎日通うホームはすでに彼女のもう1つの家族となっているようです。昨日偶然彼女が載っている週刊誌を見つけてしまいました。3年程前のものですが、今と全然変わらない笑顔がありました。横に一緒に写っていたホームに住んでいる女性の変わりようとくらべると、今のMossaが写っているかと思うほど変わってないんですよ。いつまでも若い!Mossaの元気と若さの秘訣、ぜひ盗んで見たいと思います。
2005年01月26日
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昨日相方が大家さんのところへ文句を言いにいったのは、日記に書いた。とりあえずけんか腰でなく、上手に言ったと彼自身は思っている。今日の夕方いつものように子供が車で遊ぶ音が聞こえてきた。そうすると相方が、『マット(ラグ)を敷いたようだ』というではないか。確かに、いつもより車輪の音が鈍い。直接床にあたっている感じではない。凄く気を使わしたようだ、申し訳ない。子供も床の上で転がした方がスピードが出て、面白いだろうに。それでもやはり車の音が響くのだが、心配りは受け取った。と、急に私の携帯がなり始めた。誰からだろうとディスプレイを見ると、大家さんからだ。『もしもし』というが、ザ~ザ~、と雑音がするだけで、うんともすんとも言わない。もう一度『もしもし~』というが、同じだ。相方に大家さんからだと電話をわたす。彼も耳にあてたが、雑音だらけで返事がこない。ドアを開け大家さんの住処へと出向く相方。なにやら、慌てている。はてな?5分ほどすると、安心気に帰ってきた相方。何でも大家さんは外で雪かきをしていて、何かの拍子に携帯にあたったらしい。それで、おそらく最後にかけたのが私だったのだろう、私の携帯へと繋がったらしいのだ。ちゃんとロックしときましょうね、大家さん。私は子供が触ってるのかと思っていた。よくあることだ。大人の持ってるものに興味をもつし。携帯などそれこそいいおもちゃだ。私がそれを言うと、彼は違うことを心配していたというのだ。もしかして、何かの事故に巻き込まれたのではないか?例えば、急に心臓発作をおこしたとか、どこかから落ちて大怪我をしたなどの、緊急事態に陥ってるのではないかと思ったらしい。確かに、雑音だらけだったが、そんなことを思うものなのか?結構彼の考え方は意表をついている、私にしたら。が、昔テレビでみたのを思い出した。心臓発作をおこしたおじいさんが、息子に電話をしたつもりが、間違って10代の若者の携帯に電話をした。若者は最初、いたずら電話と思ったようだ。しかし、ただならぬものを感じた若者は、救急車に電話をして、おじいさんは一命をとどめた。中学生くらいの子だったが、とても感心したのを覚えている。知り合いからの電話なら、相手がわかってるが、全く知らない相手からだ。番号が非通知であったかどうかは知らないが、彼のとっさの判断力には頭が下がる。この考え方、受け止め方の違いは、なんなのであろう?教育や、危機管理能力の違いなんだろうか?*間違えて1/12に書いてしまいましたが、1/11の内容です。どうやったら日付が変えられるか、ご存知の方いましたら教えてください。
2005年01月12日
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夕方から相方の知人、Jおばあさんの所へお邪魔した。なんでもその昔、お隣さんで家族づきあいをしていたとか。相方はオスロの出身で、その後オスロから1時間ほど車で南下した町に住んでいた。そこで、お隣だったのがJおばあさん一家だった。彼女は旦那さんと生まれ故郷の北へと帰ってきたのだが、3年ほど前だんなさんを無くして、今は1人暮らし。お嬢さん一家が少し離れた所に住んでいる。こちらではお年寄りの1人暮らしも多い。なんでも自分達でやる。掃除、食事、洗濯、買い物。体の具合の悪い人には、行政からのヘルパーもつくが、基本的に甘やかすことはしないみたいだ。一個人として接している。お邪魔した時も、食事やお茶の用意など腰の曲がった身体でてきぱきと用意していく。お手伝いを、と言っても座ってるように指示される。相方も座る様に目で合図を送ってくる。年上のご好意には甘える、が相方のポリシー。この独立心が長寿世界一、二を争う国を作ってるのだろう。Jおばあさんの話す言葉は、北訛りで速く理解するのがとても難しい。それでも慣れてくると、何について話しているのか大体想像がつくようになる。聞いていると、お喋り好きと言うよりは、論議好きのようで政治や経済の話を相方と、あ~でもない、こ~でもないと話している。他の話題も豊富で、海外へ行った時の話、スポーツの話、保険の話etc...たまに昔の話も出てくるが、個人的な話題と言うわけではない。聞いていて歯切れのいい話っぷりで、大きな笑い声がとても気持ちいい。自分の意見を押し付けるわけではなく、相方が反対の意見を言ってそれに対してニコニコしながら自分の意見を交わせる。始終雰囲気はいいものであった。気が付いたら11時。なんて長いことお邪魔していたのだろう。相方とまたお邪魔することを約束してお宅を後にした。年をとったらああいう人にになりたい。と思わせる人だった。帰り、バス停でバスを待っていると目の前にうっすらオーロラが出ていた。今年初めてのオーロラ。とても薄い光だったが、ゆれているオーロラを見ながら、どうしたらJおばあさんのようになれるか考えていた。
2005年01月08日
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今朝町のパン屋にパンを買いに行った。普段はスーパーに買いに行くのだが、朝の9時。丁度スーパーがあく時間でフレッシュパンはないだろうと踏んだ私たちは、焼きたてならパン屋であろうと思ったのだ。9時2分ほど前にパン屋の前に到着。ガラスドア越しに店員の人がコーヒーを飲んでいるのが見えた。ドアを開けようと押したりひいたりするが、開かない。9時からの開店なのでまだ鍵がかかっているようだ。店員はこちらをチラッと見たが特に立つ感じでもないので車に戻った。『まだお店開いてないみたい』と言うと、ちょっと不審がる相方。『とりあえず9時までちょっとあるから待とう』と怒り出す前になだめて、ひとまず車で待機。9時を1分ほど回ったところで人影が扉の方に見えた。鍵を開けに来たのだろう。車を降りパンを買いにお店に入る。相方も一緒に来る。『何でこっちをみたのに開けてくれないかったの?』と聞くが、店員さんの対応はいたってそっけないもの。『9時前に開けちゃうと他のスーパーの営業妨害になるって言われるからやらないの。』これには家の相方大激怒。私にすると、さすがノルウェーって感じで開いた口がふさがらなかったけど。もし私が歩いてきていたら、寒空の中2分待たなきゃいけなかったわけですね。それで風邪ひいたらどうしてくれるんでしょうか。(←どうもしやしないでしょうが)確かにまだ開店時間ではなかったですが、ゆっくりテーブルについてコーヒーを飲んでる時間2分を裂いてもらっても罰は当たらないと思うんですが、小さな商店なんですし。スーパーが文句を言うっていっても、別に30分も前に開けろって言ってる訳じゃなし、2分ほど前に開けてパン1本や2本売ったところで大損害を与えるもんじゃなし。9時より早く開けると他のスーパーの営業妨害になるって、他のスーパーは夜9時まで開いてるけど、それじゃ夕方4時までしか開いていないパン屋さんの営業を妨害してるんじゃないの?ガソリンスタンドだって、朝7時くらいからパン売ってるしね、今じゃ。わかんない屁理屈をこかれたものだ。それとも2分早く開けると、その分残業になるので嫌なのか?大体人様と目があってるのに知らん顔ってのは気に入らないんですよね。とはいえ、彼女がお店を開けたのは9時を1分過ぎていたはず。お客がいるのがわかってるんだからなんで9時丁度に鍵を開けなかったのか?よくあることだが、自分達のことばかり考えて、お客のことを考えない店員の多いこと。スーパーでも、何処に何があるか聞いても『わからない~』と平気で言う若い人もいる。別に難しいことを聞いているわけではない。自分の受け持っている所以外の事は知ろうとしないようだ。これでこのパン屋確実にお客を一組逃した。帰り道、もう2度とこのパン屋でパンを買わないと話し合った私と相方であった。
2004年12月28日
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今日は友人A宅でクリスマスブランチ。私が久し振りに帰って来たので友人Aがクリスマスも兼ねて呼んでくれたのだ。気にかけていてもらうと言うのはとてもありがたいことだ。(感謝)相方と、山小屋を経営している夫妻、もう1人の友人Tの計6人。友人Aはアジアの小国から来た私のことを気にしていてくれていて、何かと声をかけてくれる。おそらく、オランダから来た彼女でもノルウェー人社会で悩まされている所があるからだろう。私からすると6ケ国語を話す彼女は十分この村に溶け込んでいると思うのだが、やはりノルウェー人の(この村の人?)考え方についていけないところが多いようだ。もう1人の友人Tは、耳が悪いので口を読む。だから私の発音が悪いと彼女は理解できないので、理解するまでやり直しをさせられる。ある意味、私にとってはとてもいい話し相手なのである。おまけに、ちょくちょくSMSを送ってくれて独特の言い回しを教えてくれたりする。(←頭がついていかないので全然覚えていない)国立公園内の山小屋を経営している夫妻は、旦那さんがドイツ人。ノルウェーの田舎に住んでいるが、彼女たちが出会ったのはなんとNYのマンハッタン。この落差がなんとも言えず面白い。奥さんはとても綺麗に話す人で、私の知っている人の中でも一二を争うほど聞きやすいノルウェー語を話す人だ。軽食を取りながら取り留めのない話。友人たちは、ひよっこの私が友人と呼ぶにはおこがましい社会経験の豊富な人たちなので、何かと考えさせられる。自然環境の話、いろいろな国の言葉や習慣、この国について、教育についてetc・・・真面目な話だけでなく、いろいろなジョークを交え話をする。彼らの会話に対する才能には脱帽である。日本人なら気にかけないような話題でも、いろいろな視点からみるので話を聞いているだけでも面白い。時に意見の違いはあるが、その違いを楽しんで会話をしている。他人の考えにも耳を傾けてちゃんと会話をしようという姿勢だ。私など話を聞くだけで口を挟む余裕はないが、それでも彼女達は私に振ってくる。『くまこはどう思う?』自分の意見を持ちなさい、といつも言われているが、結構難しい。毎回そうなんだ~、って感じでうなずいてばっかりで、私はこう思うの!ってのはなかなか言えない。きっとこの中で自分の意見を言えるようになるにはまだまだ10年以上かかるだろう。それでも少しずつ、自分を出していけていればと思う。その前に、自分の考えをしっかり固めとかないと、揚げ足を取られるぞ、きっと。
2004年12月27日
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