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ずっと書きたいと思っていたのですが適当には書きたくなかったのでやっと落ち着いて書くことができます。人に読んでもらうためというよりは自分自身へのメモと考えの要約という役割のほうが割合が高いのでとても読みにくいと思われます・。曲順ごとに書いていきますがその中でもアルバム自体の意見も書いています。一曲目8cmのピンヒールは最初はパッとしなかったのですがじわじわと好きになってきました。ライブも良さそうです。でも2ndの一曲目親知らずのインパクトには劣ります。アレンジがめちゃくちゃかっこいいのとアルバムの第一声の歌詞が「親知らずが生えてきたよー」というのに度肝を抜かれ大好きな曲になっているからです。3から7曲目は椎名林檎など数多くの人をプロデュースしている亀田誠治さんが曲をプロデュースしています。それまでの曲全てと今回も3から8と12曲目以外は全て元スーパーカーのいしわたり亮治さんがプロデュースしているのですが、違う人だとこうも雰囲気が変わるのかととても新鮮でした。変化が欲しかったと思うのですが成功でしょう。でも同時に今までの雰囲気に慣れ親しんでしまっているので違和感も感じてしまいましたが。素直に良い作品であるとは僕は思えませんでした。という中でも5と6曲目は気にいってます。5曲目CAT WALKは歌詞とそれにマッチしているメロディが好きです。チャットモンチーは曲によって歌詞を書いている人が違います。3人のうちの誰かですが。その中でも僕はドラムの高橋久美子さん(クミコン)の書く詩が一番好きなのです。彼女の詩は日常の描写が多くほんわかしてるのが多くて好きなんです。ということでこの曲の歌詞も好きなんです。6曲目余談はとてもチャットモンチーらしい曲だと思います。今までにもよくあったかんじですがチャットモンチーのサウンドを代表しているかんじです。ただそれがバンドとして進化したこのアルバムの中では僕は物足りなく感じてしまったりしています。良い曲なのですが。その理由にあるのはこの曲はボーカルのえっちゃん(橋本さん)が歌詞を書いているということだと思っています。デビュー前は全て彼女が作詞作曲をしていてそれがチャットモンチーだったのですが、その感じがこの曲にもあってチャットモンチーの曲というよりはえっちゃんの作品という感じがしてしまうからなのです。それが悪いわけではないのですが、僕には小さくまとまってしまってるかんじがしてしまうのです。他の曲と比較すればわかるのですが他の人の詩だとパワーが何倍にも増長してるかんじがするのです。橋本さんは天才なのは間違いないのですが、チャットモンチーとしては他の人の詩のほうが様々な色の作品になって楽しめるなーと思っています。8曲目あいまいな感情はラストラブレター同様セルフプロデュースです。新しいことをしてみたかったというかんじが伝わってくるし良い作品になっています。アンビエントな雰囲気があって僕が好きな系統だということもありますが。ライブでどういった雰囲気になるのかがとても楽しみです。9曲目長い目で見てはアルバムの中で一番好きな曲です。アレンジが好きな曲、歌詞が好きな曲などそれぞれ他にあるのですが総合的に一番好きなのです。アレンジもよいし、三人が順番にソロで歌っているし、遊び心もあるし(曲を聴けばわかります)、というような色々な要素があって大好きなんです。ラスト13曲目のやさしさも好きな曲です。どのアルバムもラストの曲は壮大で尖った曲が多いのがチャットモンチーの特徴なんです。攻撃的なサウンドがとても気持ちよいです。といってもどの曲も穏やかな部分があって触れ幅がすごい突飛なアレンジもラストの曲の特徴です。この曲もライブが楽しみです。 シングルになった曲の感想は書きませんでしたが、アルバムの曲には元気あふれる曲がないのでヒラヒラヒラク秘密の扉と風吹けば恋はアルバムのバランスをとるのにとても良い役割をしているかんじがあります。ラストラブレターは以前も書きましたがアルバムの中で聴いてもやはり好きです。風吹けば恋、ラストラブレター、やさしさ、のこの流れすばらしいです。曲順も三人で相当悩んで決めていると思うのですが本当にセンスを感じます。ということで曲ごともすばらしくその集合体としても良い作品になっている最高のアルバムです。まだ聴いてない人はぜひ聴いてください!下の画像のほうのリンクで試聴ができるはずです。【送料無料】チャットモンチー / 告白とりあえずこんなところでやめておきます。また書くかもしれませんが。
2009.04.11
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千葉の二日目に食べたのはアリランラーメンだけでした。一日目は味一、福たけ、鶏の骨と三軒食べてさらに刺身も食べたのですが、二日目はおとなしくすることに決めていました。二日目は親戚に車で連れて行ってもらってもらうことになっていて当初はビーハイブに行く予定でした。ですが休みだったのです。お台場のイベントはもう終わっていたのですがその後も休養をとっていたからのようです。でその一緒に言った人がアリランラーメン(本当の名前はアリランラーメン八平らしいです)に行ったことがあったので連れていってもらうようお願いしました。ビーハイブは九十九里の海岸側にあってアリランは山の中、房総半島の中心にあるのでかなり距離があったのですが行ってもらえることになりました。このラーメン屋は有名な評論家やブロガーの間でも有名な店でいろんな意味で伝説なのです。味の前にその手前でかなりの文章が書けてしまうところです。ということで超長文になります。まず場所がわからないのです。多くの人がブログなどで書いていますがカーナビに住所を入力してもたどり着かないそうです。といってもそこまで山道でもなく、すぐそばまではカーナビでもたどり着けて、ある目印のとこを曲がりさえすれば到着できます。その目印さえ知っていればということですが。僕は山奥を想像していたのですがけっこう平地にありました。秘境の集落といったイメージのところでした。こういった趣のある建物なのですが、数年前は本当にただのトタンの家で営業していてもっとわかりにくかったそうです。今の店とわりと近いところにあるので連れていってもらいました。で店内に入ったわけですがこの店には大きなルールがあるのです。ブログなどでの情報と同行した人の話を聞いていたので僕は何となくはわかっていたのですが知らない人はかなり戸惑いますしイライラする人、怒る人もいると思います。この店はけっこうな年のおばあちゃんがラーメンを作っていて、お孫さんが配膳をしているのですが実質このおばあちゃんが一人で切り盛りをしています。そしてこのおばちゃんの店でありおばちゃんがルールなのです。店に入ってもこちらから注文することはできません。おばちゃんが「次の人」ときいたら初めて注文することができるのです。ということは入ってきた順番を覚えていなくてはいけないというのがまず難問。20人以上入る店なのでそのことを知っていないとわけわからないでしょう。そして順番に注文するのですがここでまた大きな問題があります。一度に6人分まではまとめて作れるのですが同じラーメンでないと作れないのです。名物はアリランラーメンなのですが、これはにんにくが大量に入ったあんかけ系の野菜が入ったラーメンです。これにはしょうゆと味噌があるのですがポピュラーなのはしょうゆです。でこれとは別に普通のラーメンのしょうゆと味噌があります。なのでメニューは4種類あるのですが、しょうゆとしょうゆアリランは一緒に作れるのですが、味噌も味噌アリランもそれぞれ別に作らなくてはいけないみたいなのです。ここまで詳細が書けるのは実際に目の前で起きていた出来事からわかったことなのです。僕らが来たときには何人か待っていておばちゃんから注文をきかれたのですが、最初の4人はしょうゆかしょうゆアリランを注文したのですが、その次の人は味噌アリラン、と言いおばあちゃんが切れ気味に、「一緒に作れないから次の人」と言い、次のおじいちゃんと孫は味噌ラーメン、と言いました。ということは必然的にこの次(しょう、しょうゆアリランの後)の順番で作るラーメンは味噌アリランになりその次は味噌ラーメンになるのです。一回で注文からラーメンができるまでには15分以上かかりました。なので違う注文だと相当待つことになるのです。なので僕らはその次の順番(しょうゆ、しょうゆアリランができあがった後)の時には、味噌ラーメンが食べたいおじいちゃんの次に来た人だったので、「味噌アリランの人は」とおばあちゃんに言われて僕らは手をあげたのです。そうしないと当分食べれないのと味噌系はあまり出ないのでいいチャンスだと思ったからです。で僕らとその前の人のこの味噌アリランの後がおじちゃんたちの味噌ラーメンになったわけで、おじいちゃんたちはラーメンが来るまで一時間ぐらい座って待っていたのでした。そこまでしても味噌ラーメンが食べたかったみたいです。で、その間にもお客さんは続々と入っていたのですが、必然的にしょうとしょうゆアリランはその味噌ラーメンの次に作ることになるので後から来た人たちは相当待つことになったのでした。この事実からだいたいおわかりいただけたでしょうか?(笑)要は、おばあちゃんに「注文は?」と言われた時の最初の順番の人と同じ注文でないと次にまわされてしまうのです。なので早く食べたい場合は同じ注文をしなくてはいけないのです。ということはグループできてバラバラのメニューの注文なんてできないのです。みな同じ注文にしないと仲間うちでブーイングされることになります。仲間うちでなくても混んでいる場合違う注文をするとまわりの人にとっても白い目で見られることになるので注意が必要です。いかかですか?こんなに書かないとわからないようなルールがこのお店にはあるのです。これが立地も含め伝説、といわれる由縁でもあるのです。このルール、何かでこの店を知ってふらっと来た人にはわからないですよね。注文をききにこないのでまずイライラし、食べたいラーメンが食べれないことにイライラし、さらに混んでいると30分以上は確実に待つので怒り心頭になっていると思います。なのでこの店に来るには「覚悟」が必要なのです。このルールを了承していてそれでもおばあちゃんのラーメンが食べたい、という人だけが来るべき店なのです。ということで僕らは半ば自主的ではなく味噌アリランとなったのですが、おいしかったです。都内の洗練されたラーメンとは全く違うのですがうまいのは確かです。田舎ならでは、といったら安易な表現になってしまうのですが、これを作ろうと思っても作ることはできないけど素朴な味、といったラーメンです。素材や技術でラーメンの味を評価している人にとってはこのラーメンは受け入れられないかもしれませんが、心や気持ちというものも感じながらラーメンを食べている人には僕の感想はわかってくれると思います。評価では表すことができないけど、心のこもったおいしいラーメンなのです。ただけっこう味が濃いし、ものすごくにんにくが入っていて臭くなるので、体調が悪い人、その後に公共の場に出る人はこのラーメンを食べてはいけません(けっこう本気の注意です)。このラーメンだからこそ、先に書いたようなルールでも、辺鄙な場所でもお客さんがくるのです。それだけ心に響くラーメンです。ただ興味本位で行けるようなラーメン屋ではなくちゃんと覚悟を持ってからでなくては行けないラーメン屋です。といったいろんな意味ですごいラーメン屋に行けて本当によかったです。今回の味噌アリランもおいしかったですが今度はポピュラーなしょうゆアリランを食べにもう一度訪問したいです。ということで二日の4杯はどれも満足であった実りのあった千葉遠征だったのでした。追記 ラーメンの写真も撮ったのに載せるの忘れてました。
2010.02.15
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次はモーゼルのトラーベントラーバッハtraben-trabachです。この土地には試飲会に行くために訪れたのです。トリアーでのモーゼルの競売会の次の日、ナーエの競売会の前日の土曜日に訪れました。トラーベントラーバッハはモーゼルのユルチッヒよりさらに下流にあります。川を隔てたトラーベンとトラーバッハの町を便宜上(というか正式名だと思いますが)ひとつにまとめています。上流のベルカンカステル-クエスと同じです。たぶんこの写真からはあまりわからないと思いますが街並みや川と町の構図はベルンカステルとけっこう似ています。たぶん見どころのあるところの規模は同じくらいではないでしょうか? この部分はちょっと違うかもしれません。でもだいぶ似ているので観光でモーゼルの街を訪れたい人にはどっちかの街で充分だと思います。バスや船、目的地の関係でどちらかを選べばよいと思います。どちらも行きやすい場所ではないのでどちらかだけで充分だと僕は思います。ワインの目的がだいぶ強いのであればベルンカステル、風景重視ならトラーベントラーバッハといったかんじでしょうか。この街はコブレンツ、トリアー間の鉄道の途中駅Bullayからの単線の支線で向かうことができます。なのでこっちのほうが比較的楽に行けるかもしれません。ただ駅は完全な無人駅であてにしていたロッカーがなくてものすごく困りました。悩んだあげくトラベルインフォメーションのところに預けるという荒業をしてしまいました。この支線もワイン畑がけっこうあって面白いと思います。この前mosel2002さんが書いていた世界一有名な畑もこの支線沿いにあります。ただ他とも似たような風景でもあるので二週間近く同じような川と丘の畑を観ているとあまり感動しなくなってしまいます。僕はバスでトリアーからトラーベンバッハまで三時間かけて向かいました。電車のほうがもっと早く到着できるのですが、バスは川沿いを走るから魅力的なのです。モーゼル川は過去に訪れたことがある場所がほとんどなのでかなりの畑の位置は把握しています。それのおさらいも含めて眺めるのがとっても楽しかったのです。でもその日は大雨が降っていましたが。それでも丘ぐらいは見えるので問題なかったです。バスの時間の都合上、試飲会よりだいぶ前にこの街に到着したのでぶらぶらしていました。そうしたらフェーダーヴァイザー祭りというのをやっていました。ようは地元の村のワイン祭りです。この時期ワイン産地のどの村でも同じようなワイン祭りをやっているのでこの時期に訪れるのは面白いと思います。小規模なのは9月下旬、10月上旬に多いような気がしました。後日書くようなワイン祭りとは規模が違うのですが、ワインと人がいて楽しんでいる、という空間には何もかわりがありませんでした。発発酵中の葡萄をその場で搾ってフェーダーヴァイザーを飲ませていたのですが、色々と考えてたてらこれを飲ませてもらうのをすっかり忘れていました。次回は試飲会レポートです。
2010.11.27
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