アイスリボン仙台大会
の翌日はTDCでのブル中野引退興行女帝を観戦しました。
この興行については観戦記を書く人も多いでしょうしメディアでも取り上げらると思うので断片的に感想中心に書いていきます。
ブルさんは15年近く現役から退いていてあらためて現役引退として区切りをつけるための興行だったのですが、後半の引退セレモニーは想像を絶するすごいものでした。
名場面を再現することでプロレス人生を振り返るという今までにないやり方で、神取さんやアジャコングと共にリングにブル中野も上がっていました。
体重を現役のころに増量しメイクもしっかりしていたのでリアルタイムで熱狂していた人には感慨深い光景だったと思います。
最後は着替えてウエディングドレスで登場したのもインパクトがありました。
こういう演出の案など何から何までこの人はすごい人なんだな、正真正銘のプロなんだなと感じることができた興行でした。
実際にこの時代の女子プロレスを体感はしていないのですが、今日だけでもこの人のすごさはわかりました。
3000人の超満員なのも彼女のすごさ、歴史が築いたものの表れです。
ただ五時間半の興行はさすがに長くて疲れましたが。
引退セレモニーの前には8試合あったのですが、これは同窓会的なマッチメークではなく、今の女子プロレス、未来のためという意図でみせたいマッチメークを、自らが各団体に足を運んで認めた人たちを選んで決めたカードでした。
言葉では前からその意図などは聞いていたのですが、引退セレモニーまで観て過去の全女を感じた後だとその意図がよりはっきりと伝わってきました。昔を懐かしむのではなく今は今の良さがあるということを知ってほしいということを。
あきらかに90年代以前のほうが女子プロレスは盛り上がっていたし実際にすごい試合は多かったと思うのですが、その時にいた人が今を観てほしい、と今を認め未来に希望を持っていることがすごいなーと思いました。
そういう意図の中で選ばれたカードにはアイスリボンの選手が6人(プラス退団したさくらえみ)も選ばれていて、それが前日のアイスリボン仙台大会から戻ってきてまで僕が観戦した理由でした。当初は東北で一泊してゆっくりするつもりだったのですが、この大会は絶対観たいというカードになったので、仙台リボンのその日に深夜バスで帰ってきてこの興行を観たのでした。
結果的にアイスリボン勢は惨敗でした。
セミではつっかがさくらえみからフォールをとられ、メインでも志田が負けるという結果としてはアイスリボンにとって最悪なものとなりました。
ただアイスリボンのファンとしては、去年おととしのセンダイガールズの戦いで負けてから這い上がるのがアイスリボンだしそれが魅力だとわかっているのでそこまでは絶望視してしないと思います。
志田のリングでの「アイスリボンは終わらない」という言葉にも心を打たれましたし。
しかしファン以外の人にとってはアイスリボンは弱いというイメージは払拭できていないのが事実です。これは悔しいし現状だとそのイメージはしょうがないと言わざるをえません。
アイスリボンの良さをわかっているファンの人を魅了するだけでなく多くの人に届くことができる力を持つ団体になってほしいです。
そんななか、中学生ということを差し置いてもつくしちゃんはこの日も輝いていたと思います。ドロップキックなどで会場を沸かせていたのはとてもうれしいです。
彼女に興味を持った人は多いのではと思います。つくしちゃんはアイスリボンだけでなく女子プロレスの未来だと思います。
セミの6人タッグは現在のトップとされている3人と未来に希望を託せるエース3人という図式で選ばれた人たちの対決でした。その中に藤本つかさが選ばれたのはとてもうれしいことでした。
しかしやられる部分が多くフォールもとられてしまったので、彼女に魅せられた人が多いかというとそうでもないような気がして残念です。人を踏み台にしてトップロープにいる選手にドロップキックを放つなど見せ場はあったのはうれしかったのですが。
今回味方だった人も敵も全員思い入れや因縁のある人たちなのでこの人たちとの関係はこの先も続くと思うから今日の悔しさをバネにして次に交わる時がとても楽しみです。
おととしまでアイスリボンを中心に活動していて近くにいてその後スターダムに移った高橋奈苗やこの日からフリーとなったさくらえみのつっかに対する容赦ない攻めからはつっかに対するエールや愛を感じました。その期待に応える活躍をぜひ!
メインの志田光対愛川ゆず季(ゆずぽん)はアイスリボン対スターダムというコンセプトが似ている団体同士の対決となりました。スターダムと交わるのは初めてでとても意味のある戦いだったのです。
個人としてのふたりのポテンシャルだけでなく団体のそういう図式とこのふたつの団体への期待もこめてブルさんがこのカードにしたのかというのは気になります。
試合は残念ながら予想された通りの展開と結果になってしまいました。
志田さんは終始押しているようにみえましたが、ゆずぽんはまだ新人ということでやられながらもつぶれないで最後に逆転するというプロレスを観ている人なら想像できるながれがまさにその通りになってしまいました。
この試合は善戦やおしてたのに、では意味がなく勝つことでしか良い結果とはいえないという戦いだったので本当に残念でした。
プロレス大賞も獲ってのりにのっているゆずぽん有利とされていましたが、志田さんもアイスリボンのベルトをふたつとって風は吹いていたので勝てるかもと思っていたのですがだめでした。
しかし最初に書いた通りアイスリボンは悔しさをバネにして進む団体だからここで終わったわけではありません。絶対リベンジしてほしいです
この過程もその先の結果も含めてアイスリボンは「プロレスでハッピー」なのです。
しかし仙女のトーナメントでもスターダムのほうが目立ち今回もスターダムが結果をだしたのはやはり悔しいです。
また、この試合は両団体のファンの人、または状況を分かっている人には内容を含めて意味のある良い試合だったといえるのですが、それ以外の人には伝わってない、退屈だったのかなと思います。
会場の沸き方は第1試合のアジャコング対浜田文子のほうがすごかったですし僕も純粋に試合内容だけだったらこっちのほうがすごいし良かったと思いました。
未完成なのをわかっていながら未来へつなぐためということからブルさんはこのカードをメインにしたと思うのですが、往年のファンに届くまでに至らなかったというのが現実だと思います。ファンからの視点の今日は頑張った、と客観的に質で評価を下す人の視点は違うのですが、その人たちの心にまで伝わる戦いをこの先アイスリボンの選手もみせてほしいものです。
ブル中野のファンの人たち、全盛期に会場に足を運んでいた人たち、今の女子プロレスファン、今日の大会はどんな人でも見どころがあり満足できる興行だったのではないかと思います。
そういう興行を作り上げたブルさんは偉大な人だとつくづく思いました。
そして偉大な過去を築いたそんな人からから未来を託されている今進行形の選手、団体は期待に応えていってほしいとせつに思いました。
と最近かなりプロレスおたくなかんじになっていますがそろそろ切り替えて回路をドイツワイン中心にします。ブログもドイツワインのことを多めに書いていくつもりです。
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