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2011年08月16日
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カテゴリ: ドラマ
和製ドラマが余りにつまらないので、各局の海外(欧米)ドラマ
を選んで 観ているのだが、無難に楽しめる刑事ドラマ以外では、
最近、「これ」といった 作品になかなか出会えない。
『デスパレートな妻たち』は、相変わらずサスペンスなんだか
コメディなんだか (それが持ち味と言えばそうなんだが)、
いい加減、その立ち位置にも飽きが来たし、
『新ビバリーヒルズ青春白書』は、仲間同士でくっついたり
離れたりという、 旧作から殆ど進歩の無い恋愛模様を、
よくもまあ、飽きずに繰り返している。


そんな中、『glee』は、エンターテイメントとしては、今季最高。

高校教師が、顧問のglee(合唱とダンス)クラブをブレークさせる
ことで、 果たせなかった自分の夢を叶えようとする・・・的な、
ありふれたストーリーながら、 ほぼ、登場人物の掛け合いと、
歌と踊りのパフォーマンスだけで、 最初から最後まで飽きずに
見てしまう。


正直、最近の洋楽ポップスに疎い私には、パフォーマンス部分は
退屈かも ・・・と最初は思っていたのだが、何のその。

いや~~~上手い。

まずは、第1回の「Don't Stop Believin' (1981) ジャーニー」
で、 主役級の生徒2人(レイチェルとフィン)の歌声に
すっかり魅せられてしまった。
この歌は、エンディングタイトルにも使われている。
ちなみにオープニングは「Jump (1983) ヴァン・ヘイレン」。

選曲は、ビートルズ等のスタンダードナンバーから、最近のヒット曲
まで様々。 勿論、私には初めて聴く曲もいっぱいあるが、
ストーリーにハマッた歌詞だし、 ダンスパフォーマンスも素晴らしい
ので、全く退屈しない。

これまで放送された18回の中では、マドンナのヒット曲ばかりを
集めた回とか、 オリビア・ニュートンジョン(本物)が現れて、
有名な「Physical (1981)」のPV を撮りなおす、
なんてエピソードもあって、ティーンズドラマでありながら、
年配者も十分、楽しめる。


パフォーマンス部分で飽きない、もう一つの理由は、いつも同じ
主役級ばかりが 中心で歌うわけではない、ってのもある。
顧問のウィル先生やレイチェルは、格別に上手いかもしれないが、
彼らばかりが歌っていたら、ちょっとゲンナリするかもしれない。
他のメンバー(クラブ員だけでなく)もそれぞれ個性があって、
とても上手い。

聾学校の生徒達が手話で歌った「imagine (1971)ジョン・レノン」
や 、太った黒人の女の子メルセデスの「Beautiful (2002)
クリスティーナ・アギレラ」 には、思わず涙も出た。


その他、『glee』の魅力。

* 登場人物の設定の面白さ

レイチェルは「親がゲイカップルでユダヤ人、ダサくて学校では
嫌われ者」、 フィンは「アメフト部のクォーターバックで人気者だが
頭が足りない」。 他の部員も、「太った黒人」とか「ゲイ」とか
「吃音」とか「車椅子」とか 「顔はキレイだけどお馬鹿」とか、
それぞれ、マイノリティだったり、 コンプレックスを持っているが、
それを敢えて、ドラマの笑いどころに してしまっている。


* 掛け合いの面白さ

gleeクラブの活動を邪魔するチア部顧問のスー先生は
「冷徹な差別主義者」で 顧問のウィル先生や部員生徒を、
身も蓋もない表現で罵る。
スー先生の差別発言で笑わせることによって、イジメや差別の問題を
変に誤魔化さず、正面から表現している。
本当は「イジメる方が馬鹿」で、差別されても、笑い飛ばして
自分の信じる道を行け、というメッセージがこめられているかのよう。

また、お笑い「9」に対して、涙「1」程度の配分も丁度いい。


* 吹き替えも良い

対訳台本の出来も良いが、とにかく声優陣がグッジョブ!
一昔前は、こういうミュージカルの吹き替え版は、
セリフ(日本語)と 歌(英語)の声がガラッと変わって
しまったりして、違和感を隠せなかったが、 声もマッチしていて、
素晴らしい。
特に、ウィル先生(森川智之)とスー先生(野沢由香里)の
吹き替えは上手い。

野沢さんは、先シーズンの『グッドワイフ』で、シリアスな
弁護士の主人公 の吹き替えを担当したばかりだが、
どちらの役もハマッテいて素晴らしい。


『glee』NHK公式HP
http://www3.nhk.or.jp/kaigai/glee/index.html





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最終更新日  2016年10月12日 00時38分21秒
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