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2015年は、とりわけ伝統とプレステージと格付けを意識しながら新旧織り交ぜた DOCGワインに注目してみたいと思います。僕がイタリアワインの勉強を始めた94年頃は確か10個そこそこのDOCGしかなかったかと記憶します。今や僕の知る限りで(じわじわと「気がついたら増えていた」という感じで「増殖」しておりますゆえ^^;) 73ございますm(_ _)m代表的なものは別として、「なんでお前が!」というような銘柄もございますが(^^;)しかしながら、ちゃんとした厳しい基準をクリアしていることでは全く異論の余地はありません。そして、そもそもDOC法というものが「ワインの質を守る」のではなく「地域の伝統とそれを継承する生産者を守る」ことを主眼に作られた法であることを考えればたとえ「ピンキリ」で「やっぱりイタリア的」と呆れ顔になるような現象が存在したとしても、やはりリスペクトする必要はあろうかと思います。それでサレッタでは、すでに名声を勝ち得た銘柄を中心に、新しいDOCGも織り交ぜながらご参加いただく皆様=テイスター(伊語でデグスタトーレ degustatore)とともに、検証しながら、じっくりと愉しみたいと思っております。以下、上半期の予定です。生産地方とDOCGに認証された年を明記しておきます。1月10日(土) フランチャコルタ(ロンバルディア、1995) バローロ(ピエモンテ、1980) バルバレスコ(ピエモンテ、1980)2月14日(土) アルバーナ・ディ・ロマーニャ(ロマーニャ、2011) キャンティ・クラッシコ(トスカーナ、1980) タウラージ(カンパーニア、1993)3月14日(土) フィアノ・ディ・アヴェッリーノ(カンパーニア、2003) モンテファルコ・サグランティーノ(ウンブリア、1992) ゲンメ(ピエモンテ、1997)4月11日(土) グレコ・ディ・トゥーフォ(カンパーニア、2003) ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(トスカーナ、1980) モンテプルチャーノ・ダブルッツォ コッリーネ・テラマーネ(アブルッツォ2003)5月9日 (土) ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ リセルヴァ(マルケ、2010) ガッティナーラ(ピエモンテ、1990) カルミニャーノ(トスカーナ、1990)6月13日(土) ガヴィ(ピエモンテ、1998) カステッリ・ディ・イエジ・ヴェルディッキオ・リセルヴァ(マルケ、2010) チェラスオロ・ディ・ヴィットーリア(シチリア、2005)1銘柄につき2アイテム、代表的な生産者の作品をテイスティングします。時間はいつもの16:00~ 前半は真剣にテイスティングを、後半はおしゃべりも(^^;)基本は一旦18:30ごろ終了ですが、だらだらタイム、いつも楽しんでます!参加料金は 税込の8500円(パンとチーズをお付けします)場所は、もちろん ラ・ヴィネリア・ブラヴーラ です!ワイン初心者、全然知らない、という方も大歓迎! 好奇心いっぱいのあなたのご参加をお待ちしております。viteitalia@gmail.com 090-3973-6688 までご予約のご連絡を!!
2015/01/07
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◎チネブラヴーラ 2015 上半期公開予定作品です!1~4月は2000年代の傑作選◎カンヌ映画祭パルムドール! ナンニ・モレッティ&ジャスミン・トリンカ、チネブラ初登場!1月24日(土) 「息子の部屋」 2001 la stanza del figlio di Nanni Moretti ◎「輝ける青春」「フォンターナ広場」のマルコ・トゥッリオ・ジョルダーナ監督作品!2月21日(土) 「13歳の夏に僕は生まれた」 2005 Quando sei nato non puoi più nasconderti di Marco Tullio Giordana ◎巨匠プーピ・アヴァーティ監督、名優シルヴィオ・オルランドもチネブラ初登場!3月21日(土) 「ボローニャの夕暮れ」2008 Il papa di Giovanna di Pupi Avati◎「グレート・ビューティ」のイタリア新感覚コンビ= ソレンティーノ&セルヴィッロ! 4月18日(土) 「イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男」2008 IL DIVO di Paolo Sorrentino5月、6月はフェリーニ白黒映画の大傑作2連発!まだ観てない人も何度も観た人も絶対味わいたい、イタリア映画ファン必見!5月23日(土) 「甘い生活」1960 La dolce vita ※6月20日(土) 「81/2」1963 Otto e mezzo ※※ 100 film italiani da salvare 後世に残すべきイタリア映画100選(イタリア人の意識を変えた映画)上映期日は変更の可能性がありますので、必ずFacebook等で後確認ください。参加料金は、映画鑑賞のみなら無料。ワインセット ¥4000 その他グラスワインソフトドリンクもOKです。では、来年もどうぞ、よろしくお願いいたします!
2015/01/06
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4月は、シチリア西部を中心にした世界、世界のワインマーケットにおいてシチリアの存在感をいち早く知らしめた大御所たちのワインご紹介しました。引き続いて、5月は、近年のイタリアワインシーンにおいて、注目度が最も高いゾーン=シチリア東部のエトナ火山周辺のワインをご紹介します。「地中海のブルゴーニュ」とはよく言ったもので、そのワインの佇まいをそう形容するのは、あながち間違っていないと思います。いくつもの要因がありますが、代表的なものを3つ挙げると 1.固有品種=ネレッロ・マスカレーゼの存在不思議なことに、バローロのネッビオーロのように色素的にはさほど強いものを表現しないのですが、香り→味わいと経過するごとにどんどんと迫力を増してくる。これに、世界のワイン通はイチコロです(^^;) 2. 標高高く樹齢の古い株の絶対的な多さ灼熱のシチリアにあって、赤ワインの命であるタンニン分、酸をしっかりと保つのは標高の高い畑だけです。エトナ火山はヨーロッパ最大の火山であり、ブドウ畑は1000m級の所にも存在しています。バローロ、バルバレスコやキャンティ、ブルネッロというイタリアの偉大なワインの産地が300m平均の標高であることを考えればこれは、ずば抜けた立地だと言わなければなりません。そしてエトナ火山という「過疎化」した農村においては、標高の高い耕作の困難な畑は、「放ったらかし状態」になったものが多かったのです。だから再植樹されることなく、古い樹がそのまま残ることになりました。「質のワイン」の常識で言えば、古い株が偉大なワインを生むことは周知のことです。おそらく「量のワイン」の常識しかなかったシチリアでは幸か不幸か、畑は現地の農民たちから見放されることになりました。 3.ワインメーカーたちのエトナ進出そこに、目をつけたのが、すでに北部イタリアなどで偉大なワインを生産あるいはプロデュースしていたワインメーカーたちです。もちろん、現地シチリアのごく限られた有料生産者も、外部からやってきたイタリア人たちとエトナの畑を買いまくりました。そうして新しいメンタリティー、質的なワイン造りを知り尽くした個性的な生産者、あるいは、質量を世界のマーケットで売りさばくことに長けた優良生産者が、エトナのポテンシャルを世界中に知らしめることになりました。そういう現代の歴史を経てきたエトナの偉大なワインたちをじっくりと味わい尽くしましょう!!現在、空き席は極わずかですので、お早めのご予約をオススメします(^^) 5月17日(土) 16:00~18:00ごろ 参加費用: 8500円(今回よりワンコイン値上げですm(_ _)m) ご参加希望の方は、viteitalia@gmail.com またはviteitalia@maia.eonet.ne.jp までご連絡を!必ず返信を確認して下さい!
2014/04/29
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今週末はチネブラヴーラでイタリア映画とイタリアワインで愉しみますよ!映画は「木靴の樹」1978年の作品です。撮影されたのはロンバルディア州ベルガモ近郊の村々で、19世紀末のカシーナ(4、5世帯が住む大農家)に住む農民たちの厳しくも「ありふれた」生活が淡々と切々と綴られて行くドラマです。音楽はフーガに始まり、アリオーゾに終わる全編バッハ。役者は全員地元の農民たち(全く信じられません!!)。巨匠エルマンノ・オルミの感性が冴えに冴えわたった、これぞ映画の中の映画!ワインや料理でイタリアに惹かれる人にとっても貴重な経験になると思います(^^)興味ある人はyou tubeのこの映像をご覧下さい。http://www.youtube.com/watch?v=Cd36T9U9tg4映像はイタリア語バージョンですが、チネブラで観るのはロンバルディア方言ヴァージョンです(^^;)同じ役者がアフレコしてます。以下、簡単訳。男「会いたかったんだ」 女「毎晩会ってるじゃない」男「みんなと会うのと、二人出会うのは別ものだよ」女「まだまだ夜は寒いわ」男「そんなことないよ、雪、靄もなくなってるし、、マドンナの日まで2週間だ」 「・・・・あなたにキスがしたい」女「そんなこと、すぐにするものじゃない・・・私、行くわ、さようなら」男「さようなら」とっても美しいシークエンスでしょ?二人はtu (君)ではなくvoi(君たち)という昔ながらの敬称で呼び合ってるところもミソ。この二人がどういう結末を迎えるかもお楽しみに(^^)その他に4、5のエピソードが同時進行していきます。3月29日(土) 16時~ ワイン会前編と映画解説 16時半ごろ 映画上映 一旦解散 19時半ごろ ワイン会後編&ワイン談義などなど 20時半ごろ 終了 場所は、ラ・ヴィネリア・ブラヴーラ ロンバルディアワインやロンバルディアパンを含めた参加料金は4000円。 映画上映のみ参加の方は無料です。その他、ノンアルコールやグラスワインのみなど、時間の都合等でじっくりと参加できない人など、高岡にご相談ください!viteitalia@gmail.com 090-3973-6688http://www.youtube.com/watch?v=Cd36T9U9tg4
2014/03/25
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4月、5月のサレッタはシチリア島にスポットライトを当てて「イタリアワイン界のニューワールド」とも言える地中海最大の島のワインを楽しみます。 第一回は、シチリアワインの近現代史に注目して、「大御所達の素晴らしいワインたち」をその基準点として、じっくりテイスティングして「質のシチリアワインの黎明期から現在」を明確に認識しながらそのヴァリエーションを味わい尽くしたいと思います(^^)日時: 4月12日(土) 16:00〜18:30ごろ場所: ラ・ヴィネリア・ブラヴーラ参加費用: 8000円※ 当日 お釣りなきようご準備下さい。お申し込み: viteitalia@gmail.com 090-3973-6688 高岡まで(メールの方は必ず返信をご確認ください)プレミアムなワインを6種、チーズ数種類、パンをご用意いたします。決してお食事の会ではなく、ワインテイスティングとイタリア談義を愉しむ会ですので、ご理解をm(_ _)m
2014/03/13
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【送料無料】木靴の樹 [ ルイジ・オルナーギ ]価格:5,040円(税5%込、送料込)ここにも「究極のイタリア」があります(^^;)すべての俳優はベルガモの農村の人たち、つまり素人役者。シチリアの漁村を舞台にした1948年のヴィスコンティ監督作「揺れる大地」と全く同じ手法です。5時間や6時間という上映時間の映画(「1900年」「輝ける青春」など)を撮ってしまうというイタリアの特殊性もそうですが、北部ロンバルディア地方の農民の生活を丹念に描くために素人役者を100%使い、3時間弱の長編映画を撮ってしまうという、その価値を作る側、配給する側、観る側が理解し、受け入れ、映画の古典として残していくというイタリアの文化的な土壌がスゴイと思います。そして何と、これも非常にイタリア的ですが、全編ベルガモ方言で演じられイタリア公開に際しては、同じ役者がイタリア語バージョンを録音し直したという経緯もあります(イタリア語の字幕ヴァージョンもありますが、誤訳などもあるそうです^^;)19世紀末の農村の小さなエピソード集のような滋味な作風の映画ですがイタリアの食文化、特にサラミやワイン、あるいは様々なcucina povera 直訳すれば「貧しい料理」=イタリア文化のエッセンスを更に身近に感じ、愛着を深めることのできる1本だとも思います。撮影地でありオルミ監督の故郷であるロンバルディアのワインと共に愉しみましょう!全体の流れとしましては最初の30分でワイン2種類をテイスティングしながらの映画解説、上映後にさらにワイン2種類(それ以上の時も)とともにおしゃべりタイムとなります。◆参加費用は?→映画鑑賞のみは0円。 ◆映画を見てワインを飲むなら?→ワイン数種類とこだわりのパンが付いて4000円です。 ◆飲めないんだけど参加したいな?→ぜひ!特別にソフトドリンクをご用意します^^ お申し込みは、Facebook上のイベントページで「参加」をポチ!またはブラヴーラ高岡へ viteitalia@gmail.com 090-3973-6688 ※返信を必ずご確認下さい! 【送料無料】木靴の樹 [ ルイジ・オルナーギ ]価格:5,040円(税5%込、送料込)
2014/02/27
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プレミアムイタリアワインを愉しむ会=サレッタ。3月は南イタリアに舵を切り、半島を代表する黒葡萄品種であるアリアニコ種と半島、そしてシチリア島と近年人気を博している屈指の白葡萄品種フィアーノ種にスポットを当て、その特徴的な味わいの美味しさを探ります。 同じブドウ品種でも産地の気候、土壌、そして作り手の考え方などがワインの味わいに大きな影響を与えて、個性豊かな差異が出て、それでいてブドウ品種固有の特徴も共有して、、、というワインの面白さの極みをいっしょに愉しみましょう(^^) 参加費用は8000円。以上のワインとセレクトしたチーズとパンをお付けした価格です。 前半はテイスティングに集中して、後半からは参加者とともにワイン談義イタリア話に花を咲かせる、いつもの流れで行きましょう(^^) 日時: 3月8日(土) 16:00~18:30ごろ 場所: ラ・ヴィネリア・ブラヴーラ テーマ: 南イタリア アリアニコ種とフィアーノ種 参加費用: 8000円 ※当日、お釣りなきようご用意ください。 お申し込み: viteitalia@gmail.com または090-3973-6688 高岡まで ご質問などもお気軽にどうぞ! ※メールでのお申し込みは必ずこちらからの返信をご確認ください。 ※当日キャンセルのみ、全額ご負担いただきますので、体調面、スケジュール 調整など、くれぐれもご配慮ください。 あなたのお気軽なご参加、心よりお待ち申し上げます(^^)
2014/02/26
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[DVD] 無防備都市価格:1,427円(税込、送料別) 1945年のロベルト・ロッセッリーニ監督作品です。「ネオリアリズム」と呼ばれる一連の戦後イタリア映画作品群の代表的、そして記念碑的な作品であるばかりか1950年代末からのフランスの「ヌーヴェルヴァーグ」作品群にも大きな影響を与えたこの監督の代表作品です。って、何のことか分かりませんかね(^^;)イタリア語のタイトルはROMA CITTA' APERTA、直訳すると「開かれた街、ローマ」ということになりますが、日本語のポジティブな印象とは裏腹に、第二次大戦末期イタリア降伏直後にナチスドイツに牛耳られたローマの庶民とパルチザン達が激しく蠢く「無防備で」「丸裸の」ローマが描かれます。ROMAというタイトルがつくだけに、この映画の主人公はローマの街そのものかもしれません。ネオリアリズムの面目躍如たる、戦争直後の荒廃したローマの街角そのままをセットに野外撮影された映画ですから、その映像のヒリヒリするような生々しさたるや、映画史上屈指じゃないでしょうか。はっきり言って、非常に暗い、悲痛な映画ですが、映画が大好きなあなたならその記録映画のような迫力、俳優(神父役アルド・ファブリツィ、そしてなんと言ってもイタリア映画のディーヴァ=アンナ・マンニャーニ!)の存在感、ロッセリーニの迫真の演出に膝を打って喜ぶこと間違いなし!です(^^)映画上映前と上映後におしゃべりとともに楽しむのはやはりローマのワインでしょう。代表ワインである白、赤ともども色んなローマ県のワインをご紹介しましょう(^^)開催日は2月22日(土) 時間は16:00 場所はブラヴーラです。参加費用は、映画鑑賞のみなら、0円。ワイン&パン付きで4000円ソフトドリンク希望の方、いらっしゃいましたらお尋ねください。もちろん廉価でDVDも出ている映画ですが、なかなかスクリーンで「共に観る」という感覚が味わえない映画でもあると思います。イタリア好き、ワイン好きの人たちとのひと時、おしゃべり時間を味わいにいらしてください(^^)ご予約、お問い合わせ等は高岡まで、遠慮なく!viteitalia@gmail.com090-3973-6688※メールの方は必ずこちらからの返信をご確認下さい。無防備都市(DVD)価格:1,521円(税込、送料別)
2014/02/10
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毎月、最終土曜日にイタリア映画とイタリアワインを愉しむ会を大阪、ブラヴーラにて開催しています。2014年は以下のような感じで組んでみました。ご興味持ってくださると嬉しいなあ(^^)最近の作品以外は、ヴェネツィア映画祭における批評家や監督たちによってセレクトされた「イタリア映画100選」(直訳で「保存すべき100本のイタリア映画」)に指定されているものを選びました。◎印つけてます。2月22日(土) 16:00~ ◎無防備都市 (白黒)1945年 ◎100選第3番 ロベルト・ロッセッリーニ監督 アンナ・マニャーニ3月29日(土) 16:00~ 木靴の樹 (カラー)1978年 ◎100選第100番 エルマンノ・オルミ監督 ルイージ・オルナーギ以下素人役者たち4月26日(土) 16:00~ 黄金の七人 (カラー) 1965年 マルコ・ヴィカリオ監督 ロッサーナ・ポデスタ5月31日(土) 16:00~ 昨日、今日、明日 (カラー) 1963年 ヴィットリオ・デ・シーカ監督 ソフィア・ローレン6月28日(土) 16:00~ 青春群像 (白黒) 1953年 ◎100選第30番 フェデリコ・フェッリーニ監督 アルベルト・ソルディ7月26日(土) 16:00~ 郵便配達は二度ベルを鳴らす (白黒) 1943年 ルキーノ・ヴィスコンティ監督 マッシモ・ジロッティ8月30日(土) 16:00~ 僕は怖くない (カラー) 2003年 ガブリエーレ・サルヴァトーレス監督 ディエゴ・アバンタントゥオモ 9月27日(土) 16:00~ 明日のパスタはアルデンテ (カラー) 2010年 フェルザン・オズベテク監督 リッカルド・スカマルチョ 10月25日(土) 15:00~ 揺れる大地 (白黒) 1945年 ◎100選第8番 ルキーノ・ヴィスコンティ監督 アントニオ・アルチディアコノ11月29日(土) 16:00~ 夏の嵐 (カラー) 1954年 ◎100選第40番 ルギーノ・ヴィスコンティ監督 アリダ・ヴァッリ 12月27日(土) 16:00~ イノセント ● 1976年 ルキーノ・ヴィスコンティ監督 ラウラ・アントネッリ ジャンカルロ・ジャンニーニ流れとしましては、開始時間から30分ほどワインを飲みながら映画の解説などします。映画上映終了後もわいわいガヤガヤと映画やイタリア、その他諸々の話して、解散です(^^)映画作品にまつわるイタリアワインを高岡がチョイスして、パンやおつまみとともに愉しみます。映画もワインも高岡の解説やほかの人たちとの話で深めることができるので 「家で一人でDVD観るより全然楽しい!!」と好評博しております(^^)参加料金は、映画上映のみでしたら無料。ワインやその他のおつまみなどで4000円頂いております。アルコールは飲めないけど、映画は観たい!という人も是非ご相談ください(^^;)毎月、随時、その月の映画をご紹介しますね。
2014/02/04
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詳細決定していませんが、今年のヴィーテ・イタリアツアーの期間と場所だけ決定しましたので、お知らせします。7月29日(火)ミラノ、または30日(水)ヴェローナに集合8月3日(日)ヴェネツィアを最終日として4日(月)の朝に現地解散します。つまり今年はヴェネトツアー!ヴェローナ→ヴィチェンツァ→バッサーノ・デル・グラッパ→パドヴァ→トレヴィーゾ→ヴェネツィアと巡ります。因みに僕は今年は初めてトルコ航空を使います。すでにチケット購入しましたのでどんな形であれ必ず開催します!(今なら春、秋よりも安くチケット買えますよ!)8月4日(月) 朝に解散しますが、僕はマントヴァを経由してミラノに抜ける予定。トランジットの時間を多くとって、行き帰りともイスタンブールにも立ち寄りたいと思ってます。ヴェネツィア共和国とオスマントルコについて深めたいと思っています。お時間ある方、この前後期間、ご一緒してくださっても構いませんよ(^^;)「ヴェローナワイン」「パッラーディオ」「グラッパ」「プロセッコ」「アジアーゴ」「ヴェネツィア共和国」などなどがキーワードの旅です。ご都合つけられる方、是非スケジュール調整を!こちらも詳細決定急ぎます!
2014/02/03
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2014年最初のチネブラヴーラ。いよいよ上映時間6時間の大作「輝ける青春」の登場です^_^ ◆現品限り◆輝ける青春 プレミアム・エディション【中古】【洋画DVD】輝ける青春 プレミアム・...価格:9,800円(税込、送料別)一昨年夏に5時間20分の「1900年」を上映して好評を博しましたが前編後編3時間ずつを観るのは「大仕事」です。適度な快楽、ソフトで甘い感覚を求める感性では到底太刀打ちできるような映画ではございません(^^;; 長編小説に挑むような気概、心意気が必要な映画です。でも、イタリアに対する思い、興味、好奇心をお持ちの貴方、またはドラマそのものを楽しみたい貴方なら、きっと6時間などアッという間。それどころか、一生の思い出に残るような深い心の経験をすることも貴方に約束されています^_^ もちろん、イタリアという国への強い理解も。ドラマは1960年代後半からの政治的な緊張感渦巻く「鉛の時代」前夜から2003年ごろまでの二人の兄弟とその家族の人生そしてその背景としてのイタリアの世相をじっくりと追って行きます。また、主人公たちがその時代時代をイタリア各地で生活するので、極北イタリアから、シチリアのエオリア諸島まで、我々も登場人物たちとイタリア中を旅するように、イタリアの地方性の豊かさを感じながら、イタリアを実感できますよ^_^まさに時間軸と地理で、「我々の時代のイタリア」を追体験するような他に類を見ないような「私たち自身の歴史巨編」です! 監督は、「ペッピーノの百歩」「フォンターナ広場」のマルコ・トゥリオ・ジョルダーナ。主演は、前回チネブラ「夜よ、こんにちは」ですでにおなじみのルイジ・ロ・カーショ(「ペッピーノの百歩」「シチリア!シチリア!」「フォンターナ広場」)とマヤ・サンサ(「眠れる美女」)。アレッシオ・ボーニ(「ツーリスト」)、ジャスミン・トリンカ(「息子の部屋」「イタリア式恋愛マニュアル」)、そしてアドリアーナ・アスティ!(「革命前夜」「若者のすべて」)など。 受賞歴は、カンヌ国際映画祭 「ある視点」賞、ダヴィット・ディ・ドナテッロ(イタリアアカデミー賞) 作品、監督、制作、脚本、編集、音響賞、ナストロ・ダルジェント(イタリア映画批評家協会賞) 監督、制作、脚本、編集、音響、助演女優(すべての登場女優へ)、男優(すべての登場男優へ)などなど、枚挙に暇がありません。パリではこの上映時間にかかわらず、1年間のロングランも記録しています(^^;) 是非是非、貴方に観て欲しい映画です。「いっちょ、挑戦したろか!」そんな感じで、でも気軽にご参加ください! 以下、タイムスケジュールです。 1月25日(土) 場所:ラ・ヴィネリア・ブラヴーラ 14:30 ワイン会前編 (映画簡単解説しながら主人公たちが 前編で歩むワインをテイスティング) 15:00 前編上映 (ワイン飲みながら ^^;) 18:00 休憩&ワイン会後編 (主人公が後編で歩むワインを テイスティングしながら軽食を) 18;30 後編上映 (ワイン飲みながら・・・・) 21:30 上映終了&おしゃべり22:00ごろ 全体終了 参加費用は、軽食込みで¥5000 重厚で濃厚、でも楽しさと感動で身震いするような時間、共有しましょう(^^)※映画上映のみのご参加の可能です。無料です。映画を共有できるだけでも素晴らしいことですので、歓迎します。もちろん、軽食&ソフトドリンクご用意できます。ご予約時にその旨お伝えください。
2014/01/17
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今年最初に観た映画がこの映画でした(^^;)【DVD/洋画/アクション/新品/30%OFF】 黄金の七人 【DVD/洋画/アクション】【RCP】価格:2,793円(税込、送料別)新年早々「ふざけた名画」を観てしまったという微妙な満足感(^^;)子供の頃のイタズラをした後の痛快感。この映画に流れているのは、そういう軽妙で深刻さのない、それでいて最後まで飽きさせないB級エンターテイメントの血。「ロッサーナ・ポデスタは峰不二子、いやそれ以上にええわ!」と興奮してたら(^^;)、ルパン三世に影響を与えた映画だそうな(^^;)音楽は「11PM」調(^^;)ずっとシャバダバ言ってる。主人公?のルパン三世、いや「教授」もいいね。ヨーロッパ中の精鋭を集めたという銀行強盗チームの金塊強盗の一部始終が前半、強盗成功の後の裏切りと追跡のハラハラドキドキが後半で、チャンチャンサラリと小気味よく幕を閉じていくスピード感。当然「七人」というのは「七人の侍」から取ったものなんでしょうけど黒澤映画と違って、一人一人の描きの深さなんてない(^^;)俳優の顔とボディだけで、それほどに存在感もなく、ロッサーナ嬢のセクシーさとそれにメラメラ、だけどルパンほどに鼻の下を伸ばさない意外にマッチョで、頭脳明晰な「教授」とその他・・・という扱い。ジュネーブの銀行強盗で始まり、ラストはローマのコロッセオやフォロ・ロマーノのゾーンなんですけど、最終的にローマに到達するあたり、そしてヨーロッパの精鋭が集められたという本の設定から「ローマ帝国」のあり方を暗に示しているのでは、などという勘ぐりもしてみたけど・・・要らないな(^^;)この映画から「パート2」としての「続・黄金の七人 レインボー作戦」「3」としての「新・黄金の七人 7×7」があって「黄金の七人1+6 エロチカ大作戦」という邦題だけで「黄金の七人」とは無関係な作品もあったりする・・・。マリオ・モニチェッリの「いつもの見知らぬ男たち」i soliti ignotiとの関連もありそうな作品ですけど、どうなんでしょう?ご存知の方いらっしゃる?ちょうどこのワインを飲みながら、観たんですけど、品格がよく似てるような気が(^^;) 【6本〜送料無料】プロセッコ トレヴィーゾ エクストラ ドライ NV マルスーレProsecco Trevis...価格:2,163円(税込、送料別)フルーティーでフローラルでミネラリー。少し甘味が残って、酸の切れ味はないけど、繊細な泡があって、色んな料理に合わせて楽しめるタイプ。感動を引き起こすような大それたワインではないが、食前から食中何もこだわらなくてもグビグビやれる感じ。それでも、馬鹿にするようなワインでも決してない。この手のワインに多い、不必要な「絞りすぎ感」や亜硫酸塩の過剰な添加からくる薬臭さもない。「マイナスがない」というのは「下手なビオ系ワイン」が跋扈する今のご時世、結構貴重かも(^^;)モスカートのような甘さは苦手だけど、シャンパーニュ、フランチャコルタのような高級感は若干場違い、だから料理全体と気軽に楽しめるカジュアルな「泡」ご希望の人には100%満足感を与えてくれるワインだと思います。「目からウロコ」的な驚きをプロセッコで味わってみたい人にはこれです(^^)【6本〜送料無料】プロセッコ ヴァルドビアーデネ スペリオーレ カルティッツェ ブリュット NV ...価格:3,423円(税込、送料別)
2014/01/04
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新年明けましておめでとうございますm(_ _)mFacebookを初めてから、ブログの更新がほとんど滞ってしまって反省しております。そもそも、自分のスタイルはこのブログでの表現の方がFBよりも「らしい」と思うのですが、なにせFBの写真アップや諸々の情報提供の手軽さにかまけて、昔からご贔屓頂いている方々と疎遠になってしまうようなことにもなっていますので、今年からはできるだけブログのアップも心がけたいと思ってます。今年の目標は、色々とありますが、まずはブログでの近況報告をマメにしたいと思います。小さなことですが、地道にやりたいと思います。あと、4月より、地元近江八幡での新しい事業もあり、生活のリズムや環境が大きく変わる可能性もあり、こちらも、しっかりと地に足をつけて頑張りたいと思います。旅行は、その新しい事業の影響で7月末か8月上旬に組む予定です。訪問先はヴェネト州です。フリウリにも足を伸ばしたいところですがヴェネトだけでも大変な魅惑的な場所がありますので、無理と判断しています(^^;)ブラヴーラでのソムリエ業、イベント企画も今ある企画をしっかりと組み続け、新しい面白い企画もスタッフとともに前進させたいです。そんなわけで、非常に地味な2014年の目標設定&スタートとなりましたがだからこそ、色々と思う部分もあり、これからの人生の大きな布石となる年になりえる可能性を秘めている、楽しみな一年でもあります。あなたの素晴らしい一年をお祈りいたします。そして共有できる時間を慈しみながら過ごせたらと切に願います。どうぞ、よろしくお願い致しますm(_ _)m
2014/01/02
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【送料無料】【2枚以上購入ポイント3倍】ローマ法王の休日 [ ミシェル・ピッコリ ]価格:3,861円(税込、送料込)この映画ほど、ラストシーンを観終えて、唖然としたというか愕然としたというか、空いた口が塞がらないような感覚を持たせる映画はないのではないか、笑。そしてこういう感覚の映画を作れるのもナンニ・モレッティだけじゃないかという感覚も。僕はナンニ・モレッティの映画を語る資格がまるでなく、幾つかの映画をリアルタイムでイタリアで観たにもかかわらず、何も引っかかるものがなかったので……。当時、イタリア語が理解しきれなかったというのも大きかったと思うけど^_^;唯一、大変心を揺さぶられたのが、モレッティのコアなファンからは否定されがちな「息子の部屋」で、全体的には、僕にとっては掴み所のない映画作家というイメージがあります。(「息子の部屋」は間違いなく名作です!)ボルツァーノ近郊の生まれですが、育ちはローマ。初期作品にはローマ人が観ても理解不明なローカルなローマ訛り、スラングなどもあるようでその狭い地域性も重要な特徴になっていたりするので、その政治的に左翼的な作風からもイタリアのインテリ層に面白がられるようなところがあるように思うのですが。「フォレスト・ガンプ」をローマの劇場に友人と見に行ったときに、何やら有名人が来ているらしくてザワザワしているなと思ってたら、友人に「あれはナンニ・モレッティ!」と言われて、フーンと彼の後ろ姿を見ていたこともありました^_^;なので、彼の作品群の文脈からこの作品を云々することができないのですが、素直な感想は、あり得ない筋でありながらも、自身が演じている精神科医のストーリーに垣間見られるバチカンと世間との精神的、社会的感性のズレを軽妙に、絶妙に、そして楽しく、微妙に皮肉的に表現するモレッティの力量は凄いと思いました。冒頭にも触れましたが、ラストシーンに至っての幕のおろし方が圧巻というか人間的な優しさに満ちてるとも言えるし、バチカンという人間社会の中で最も息の長い厳粛な国家の扱いとしては甘すぎる、あり得ない体たらくでもあるし、それでもおそらくは聖書に忠実に生きようとするならば、まかり通るような、「微妙な抱腹絶倒感」を感じて、面白かったです。また、国家の威信がかかったシリアスな場面で展開する聖職者のバレーボール世界大会のシークエンスなど、心地よい笑いを誘われたり。また新法王の心の葛藤、過去への自分探しを一緒に楽しめたりする脚本、演出、そしてミシェル・ピコリの演技も素晴らしかった。日本語のタイトルが絶妙ですね。ラテン語の原題名に特別の意味はあるのでしょうか?イタリア語で abbiamo il Papa つまり、意訳すれば「新しい法王が決まった」というような法王選挙=コンクラーヴェの決定を受けてのバチカンの表現らしいです。映画の話からはずれますが、イタリア人とキリスト教という切っても切れない、それでいて我々からするといい加減というか、曖昧な、それでいて実は厳密に深く根付いた関係性というのは面白いですよね。結局は日本人の八百万の神、または困った時の……頼みと表裏一体というか、重なる部分もありながら、違いますしね。多神教ベースの古代あるいは帝政ローマあっての感覚でしょうね。映画の中でシスティーナ礼拝堂と思しきセットも楽しめるのですが、あれは本物?なわけないよね?バチカンの中をセットにできたらアカデミー賞からありとあらゆる映画賞の美術賞は総ナメでしょうね^_^;
2013/08/14
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【送料無料】ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場 [ クリント・イーストウッド ]価格:1,000円(税込、送料込)イーストウッド監督第13作、1986年の作品です。今となってはよくある筋のいわゆる「鬼軍曹」が生ぬるい海兵隊員をしごきまくって一流の戦闘員に育てるという筋の映画。一つ間違えば命を落とす戦場だけにその訓練は常軌を逸するほどにハードで、戦場で起こりうるすべての「想定外」に「臨機応変」に対応するフィジカルとメンタルを、主人公である、朝鮮戦争における最も過酷な戦闘「ハートブレイク・リッジ」の英雄、イーストウッド扮する軍曹が、最初は憎まれ役として、最後は部下全員に慕われる男として描かれています。イーストウッドはご存知の通りの共和党員で、個人史でも朝鮮戦争時に兵役を経験しているので、戦争や戦闘を描く時、きっぱりと政治的な立場を行間ににじませながらもながらも、映画としてのエンターテイメントを作り上げようとしているのがわかります。おそらく太平洋戦争二部作とも言える「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」で描いた、国家の招いた不条理を受け入れながら、個人としてその生を翻弄されるしかなかった悲劇オペラの小品、あるいはこの作品からこれら二部作が生まれたとしても良いような作風です。昨今、感情論が先立った反戦ムード、ナショナリズムが先立った排外ムードをひしひしと感じる世相ですが、イーストウッドの作品には、戦闘を体験したものしか分からないような厳格な感覚、あるいは命を脅かされる戦闘に際して自分の命、仲間の命を如何に守るかという現場主義を重んじる感覚が徹頭徹尾感じられます。そうした人間観から滲み出た脚本、ストーリー、演出が感じられてそれはやはり、一般的なハリウッドの感情的、扇情的演出とは一線を画した、落ち着き払った、穏健な右翼としての立場表明も含めた堅実な映画だと言う風に思います。「グラナダ侵攻」の戦闘を扱った映画でもありますので、「戦争を賛美する」という批判があるかと思いますが、イーストウッドの映画にはそういう批判は全く当たらないし、ズレていると思います。彼は戦闘シーンを映画化しているのであって、戦争を描いているわけではなく、あくまでも戦闘と訓練を表に、主人公の男臭いプライベートを裏に物語=映画を構築しているにすぎないのですから。兵士たちの人間関係を映画として描写はしても、そこになんら行き過ぎたナショナリズムも戦意高揚的な描写も乗せていない点は特筆すべき点であると同時にその点がイーストウッド映画の面目躍如と言ってもよいでしょう。80年代の映画なので、「硫黄島…」で圧巻だった戦闘のコンピューター映像は皆無で、地味ながらも本物の戦闘機、戦車パラシュート部隊等が生々しい姿を見せているのも時代を感じさせます。やはり映画にはこの辺のピリピリ、ヒリヒリした感覚が必要だと思います。イーストウッド映画に通底する、家族や妻、恋人とのコミュニケーション下手な男のキャラクターはここにも絢爛と出ています。感心するのは、その鬼軍曹が如何に妻との関係性で純粋で不器用な愛情を持とうと、戦場に出向けば、現地の女とはやりまくるぜ!(スイマセンm(__)m)というリアルな人間性を正面からサラリと描いていることです。昨今の従軍慰安婦問題で表面的、感情的、偽善的に堂々巡りを繰り返す議論とは違って、正当に人間性を表現していると思います。善者としての人間だからこそ、実は内包せざるを得ない悪を描くからこそ、主人公の魅力は増し、作家としてのイーストウッドの信頼性も増すというものです。文句なくイーストウッドらしい、初期のストイックさを持った映画という気がしました。
2013/08/13
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春に「イタリアの小さな街を巡るディナー」と称して京都のCUCINA KURAMOCHIでイベントを開催して、大好評をいただきましたが、その第二弾をCUCINA KURAMOCHIの2周年に併せてお送りしたいと思います!以下、CUCINA KURAMOCHIのPR文より、そのまま引用します(^^)///////////////////////////////////////////////////////CUCINA KURAMOCHIは9月1日を持ちまして、お陰さまで2周年を迎えることとなりました。皆様の日頃のご愛顧を心より深く感謝いたしますm(_ _)m つきましては、6月に始めた新企画「イタリアの街巡りディナー」の第二弾と併せて、心を込めてささやかなお礼をさせていただけたらと考えました。ゲストとして、新企画のパートナーである、「30年イタリアラヴァー」高岡氏をお招きして、氏が自ら企画するツアーで見聞されたエピソードや写真などと、私倉持が修行をした思い出のトスカーナ料理を皆様に振る舞えたらと今から意気込んでおります!残暑の京都で、気軽で愉しい充実したイタリアンな時間を、CUCINA KURAMOCHIでご一緒しませんか?日時: 9月6日(金) 19:30~ 2時間半程度場所: CUCINA KURAMOCHI 住所:京都府京都市中京区釜座通丸太町下ル桝屋町149 電話: 075-253-6336 テーマ: ウンブリア&トスカーナの食文化、ワインを愛でる 参加費用: 8500円(当時現金にてお支払いください)お申込み: CUCINA KURAMOCHIに電話をしていただくか高岡まで メールをください。メールの場合は必ず返信をご確認 ください。 viteitalia@maia.eonet.ne.jp 自宅PC viteitalia@gmail.com iPad残暑厳しい?京都で、好奇心と食欲を貪る会(^^;) お気軽にご参加ください!!
2013/08/12
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【送料無料】素晴らしき哉、人生! 【淀川長治解説映像付き】 [ ジェームス・スチュワート ]価格:1,624円(税込、送料込)フランク・キャプラは往年のハリウッド映画の第巨匠にして、シチリア移民のアメリカ人としても知る人ぞ知る存在で、ハリウッド映画というよりは、アメリカ人の魂、アメリカの良心、人生の讃歌を歌わせれば右に出るものなし!というような映画を撮る監督です。この映画は、本来なら生まれ故郷の田舎町を出て、夢に向かって羽ばたきたい青年が周囲の期待や父親の意志を受け継ぐことを良しとする自らの決定によって、忍耐強く誠実に現実を行き、ゆっくりと夢に近づきながらも、突然の不運に挫折し、自殺しようとするのですが、天国の神様と天使の相談で(映画では稚拙な手法で星と星とが相談しあってる、笑)救われます。不器用な天使は一流の天使になるべく(翼を神様から貰いたい^_^;)、「もし青年が存在しなかったら」という世界にその自殺願望の青年(すでに中年になってる^_^;)をいざないます。そこで彼が見る世界は………それはもう発狂してしまうほどに現実的でもあり、悲しいものです。当然ながら、僕はジェイムズ・スチュアートに自らの人生を重ねながら、見てしまうわけですけど、もし自分が存在しなかったら、という世界を到底受け入れられないです。ならば、現実がどんなに苦しくても、自分がいない世界が現実なら、それよりは相当にましな世界だろうと、否、人生ってやっぱりどんなに困難なことがあっても素晴らしいものじゃないかって思える、ような気がしてきます。このブログを読む、あるいは、この映画を見ようという人は、間違いなく勇気付けられると思います。フランク・キャプラの演出、ジェイムズ・スチュアートの演技、どれをとっても隙のないハリウッドの名画だと思いますね。もちろん、描いている世界は現代からみるといささか古臭いというか、今の現実=人間の感性はゆがみすぎてしまってるので、古き良きものを懐かしむ感性にもなってしまいますが、人間のポジティブさに対する普遍的な礼賛がやはり良いな、と思います。高校時代に「ある夜の出来事」を映画館で観て以来、グッと映画にのめり込んだ経験を持つ僕としては感謝の意も込めて「死ぬまでに観るべき映画」の一本に加えたい作品です(^^)
2013/08/02
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今週末10日、土曜日 16時からのプレミアムイタリアワインの会=サレッタ。今月の特集は、真夏の定番中の定番スパークリングワイン特集です。イタリアスパークリングワインの定番といえばカジュアルならプロセッコ、プレステージの高いものならフランチャコルタやトレント、あるいは最近注目株のアルタ・ランガ(ピエモンテ)などの瓶内二次発酵ワインなどがありますね。今回はこれらプレステージラインに土着葡萄で造った南イタリアの泥臭い^_^;スパークリングを織り交ぜてお届けします。予定アイテムもそっとお教えしましょう。アルタ・ランガ エンリーコ・セラフィーノ Brutトレント フェッラーリ マキシアム Brut フランチャコルタ サテン ヴィッラ レギウムフランチャコルタ ドサッジョ・ゼロ ヴィッラ ゼルムフランチャコルタ サテン カ・デル・ボスコ ドゥブル ファランギーナ サン・グレゴリオ以上6アイテムにチーズと美味しいパンをおつけして¥8000也。イタリア大好きなお客さん同士のおしゃべりもこの会の醍醐味の一つ!気軽にじっくりと楽しみにいらしてください!お申し込みは、viteitalia@gmail.com またはviteitalia@maia.eonet.ne.jp携帯電話なら090-3973-6688 まで。残席あと数席です。お急ぎください(^^)
2013/08/01
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【送料無料】欲望の美術史 [ 宮下規久朗 ]価格:966円(税込、送料込)今、この宮下氏の著作を読んでいる時が一番充実した気分になります^_^;なぜか?圧倒的に面白いからです!僕のようにそれほど読書に親しみのない人でも、オールカラーで沢山の切り口でヨーロッパ絵画から長谷川等伯、刺青から戦争絵画、はたまた土佐の絵金、山形のムカサリ絵馬などなど、知らなかった美術世界を自由な筆致でその楽しみ方や楽しむための基本的概念を分かりやすくも知的で軽妙な言葉で綴ってくれるからです。嬉しかったのは、イタリアの見ならず、周辺のヨーロッパ美術の解説や、特に日本の美術に関する紹介が多く、これから旅をする時の目的地に加えられたことです。先ほど触れた山形や高知のみならず、東京の国立博物館や千葉のDIC川村記念美術館がこれから行くであろう旅先リストに加わりました*\(^o^)/*もちろんイタリアでも!!ヴェネツィアのバロック建築巡りはもちろんのこと、おそらくは30年ぶりぐらいになるフィレンツェのバルジェッロ美術館も絶対に再訪します!*\(^o^)/*よく思うのですが、目に映るものはすべて美術ですよね?美術品はもちろんのこと視線を移せば視覚に入る風景も人間の作る美術品ですよね。もしそれに感動し、誰かに伝えたい、分かって欲しいという意志が生まれ、時代の移り変わりの中で、人々の感動の淘汰があり、その中から連綿と受け継がれて行くものがあるとしたらそれが古典になる。残念ながら日本の風景はグローバリズムに流されてしまった軽い、捨てても惜しくない風景が多いですが、それでももっと意識のレベルを上げれば、楽しむべきものは山ほどある!この本を読んで得した気分になるのは、日常生活にもハレの旅行にも役立って日々を乗り越えるモチベーションになりうるところです。視覚的刺激に好奇心ある人には絶対オススメです^_^
2013/07/02
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イタリアの田舎料理とワインを楽しむイベント=チルコロ。昨夜の前菜は「豚頭部の煮凝り」。ローマのものならもっとゼラチンを含ませるスタイルですが、アルト・アディジェ=オーストリア国境ではあくまで自然に固まらせます。ねずの実、クローブ、レモンの皮で炊いてますので独特のほのかなフレーヴァーも素敵なアクセント。ホワイトアスパラのピクルスを添えてます。ワインはイタリアの瓶内二次発酵ワインの産地ではナンバー2といえるトレントDOCのロゼとアルト・アディジェDOCのミュラー・トゥルガウ。肉のフレイバーと触感で一体感が楽しめるのはトレントのロゼ。一方、ややくせのある肉にドレッシングをかける要領で香りの膨らみを楽しめるのはミュラー!パスタ料理はほうれん草を練りこんだシュペッツレ。これ完全に南ドイツ系のすいとん(^^;)それをゴルゴンゾーラソースで和えてます。ゴルゴンゾーラの塩気を和らげるアルト・アディジェDOCのゲヴェルツトラミナーの甘味とクリームの香りに合うライチやバラのニュアンスを加えた全体的な盛り上がりが素敵!一方、料理全体の旨みを綺麗に膨らます、裏方的な役割を演じたのがアルト・アディジェDOCのシャルドネ!前者がフレーヴァー面で少し出過ぎるのに比べると、シャルドネはチーズのクリーミーさ、乳臭さを和らげながらも、決して消すことのない「引き立て役」で、シャルドネとの相性がすごく好きでした!ワインと料理を合わせる場合、どちらかというと、僕はワインに「裏方」「引き立て役」を求めます(^^;)メインは「チロル地方風うさぎのロースト」アルト・アディジェDOCのピノ・ノワールとかのエリザベッタ・フォラドーリのテロルデゴ!の2種で合わせます。ワインとしても個性としても出色のワインがテロルデゴ。でも、相性ではケットマイヤー社のピノ・ノワールが素晴らしかった。うさぎの旨み、フレーヴァーから中に詰め込んであるザワークラウトの酸味の効いた薫りまで違和感なく交じり合いながら、全体を膨らませていました。付け合せの、バターでソテーした野菜たちにも、意外にテロルデゴにも近づいていて良かった!!写真なくて物足りないでしょ?ならば、ブラヴーラのブログをご覧下さい(^^)http://la-vineria.bravura.ciao.jp/?eid=269あるいはフェイスブックの僕のページでご覧いただけますので、友達申請して下さい!(^^)ということで、ご参加くださった皆々様、ブラヴーラスタッフに心から感謝します!来月は極東スロヴェニア国境のフリウリ=ヴェネツィア・ジュリアの特集です。しかし、すでに満席状態ですので、できるだけ多くの皆様に「知られざる超おいしいイタリア」を知っていただくために、2回公演することが決定しました!!以下、ご参照の上、是非是非お気軽にお越し下さい! ◎第一回公演 7月9日(火) 19:30~22:00ごろ ※すでに満席となっております。ウェイティングリストに身を置くか 二日後の会にいらしてください(^^) ◎第二回公演 7月11日(木) 19:30~22:00ごろ 場所: ブラヴーラ http://la-vineria.bravura.ciao.jp/ テーマ: 極東フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア州 ※イタリア白ワインの聖地とハプスブルグ文化の 楽しい関係 参加費用: 6000円 ※前菜、パスタ、メイン、それぞれのお料理に2種類の ワインを合わせてみて、相性の楽しさを探ります(^^) ワインの量はグラスに軽く一杯ずつですのでハーフ ボトル以上にはなると思います。 ※ドルチェ&エスプレッソは含まれませんが、ブラヴーラ店長 兼バリスタの井口が 淹れる最高のナポリ風エスプレッソを 200円でお飲みいただけます(^^) 参加お申込み: ブラヴーラ スタッフまで 06-6484-6789イタリア文化について知り、深め、おいしいワインと料理に舌鼓を打ちながら、あなたと同じく、イタリアに興味を持つ人達との交流の時間を共有できればと思います(^^)※因みに、エスプレッソ200円って、通常価格。ブラヴーラはエスプレッソを イタリア人のように(^^;)一杯ひっかけにくるのもOKなお店です!
2013/06/11
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新入荷続々♪メール便180円♪宅配便350円♪SALE OFF!新品北米版DVD!【アーティスト】 The Art...価格:3,790円(税込、送料別)サイレント映画へのオマージュ、ミュージカル映画やサスペンス映画、つまり映画美術への愛情をひしひしと感じさせる良心作だと思います。チャップリン、キートン、アステア、ヒッチコック、「スター誕生」「雨に唄えば」などの世界観がミックスされていて、その引用を楽しむ映画という感じがします。なのでこれらの映画を知らないと「なんのこっちゃ」というか、映画の「ウィンク」的なところを楽しめないと思います。とはいえ、サイレントという音のない映画からトーキーという音の効果を楽しめる映画になる過渡期の映画だけに、その音の数々をサイレント仕立ての中に挿入したり、主人公の「心情のふっきれたトーキー映画」としてのラストシーンでようやくセリフもトーキーになるという脚本も面白いし、その点は予備知識なしにフムフムと楽しめるのでは。犬を小道具にしてのシーンを始め、思わず微笑してしまう名シーンにも事欠きませんね。映画撮影ステージでのデュダルジャンとベレニス・ベジョのタップダンスを通した軽妙愉快な出会い!デュダルジャンの楽屋で彼のジャケットに袖を通して恍惚となるベレニス・ベジョの哀愁溢れるシーン!スターへの階段を上り詰めていくベレニスとデュダルジャンが久しぶりに出会う階段のシークエンスの舞台美術の素晴らしさ!ただ往年の映画を知っていると返って残念な面もあります。主役のジャン・デュダルジャンはまさにジーン・ケリーの風貌ですよね。でもラストシーンの二人のタップダンスを含めて、イマイチダンスが上手いと思わなかった(^^;)主演女優?のアルゼンチン人、アナザヴィシウス監督夫人でもあるベレニス・ベジョですが僕は好感を持って見ていました。確かに、往年のハリウッドスターの貫禄は皆無ですが現代の女優としてかつてのメロドラマを必死に演じている姿はなかなかに初々しく健気で好きでした。でも映像とカットの緊張感を、かつてのチャップリンやキートン作品のそれの凄みと比べるのはやはり酷かなとも思いますが、それほど感じさせませんでしたね。フランス人が作ったハリウッド映画へのオマージュというのはユニークだと思いますが多少なりともフランス人的に自己満足に陥ってしまった感も否めないような気がします。このような映画が何故今更出現したのかは分かりませんが、かつての映画の輝きをこういう形でリバイバルしてみる試みは映画文化へのリスペクトという意味でも、とても面白く重要な挑戦だと思いますが、これがシリーズ化あるいは他の作家によって受け継がれていくということは決してないでしょうね。ヒットしないでしょ(^^;)いっそ、アナザヴィシウス監督の専売特許にして欲しい!次なる作品も、この路線でさらに質的に高い作品をアナザヴィシウス監督には、是非ともベレニス・ベジョ主演で作って欲しい!!
2013/05/22
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ヴェネト編のチルコロ終えました。ヴェネト地方といえばズーズー弁とポレンタ、ヴェネツィア共和国の華やかなる栄光とカーニヴァルの優雅さとインモラルな世界の間にある質実剛健的な政治の歴史が印象的。ヴェネツィア以外も世界遺産に溢れかえっている印象がありますし、チーズ、ワイン、サラミ類など美食文化にも事欠かない、イタリアでも屈指の楽しさがある場所です。そのヴァリエーションの楽しみをワインと料理で感じていただくために作ったメニュー!前菜ヴィチェンツァ風鱈の煮込みとイカの墨煮baccala alla Vincentina e seppie in nero con polenta プロセッコ トレヴィーゾ マルスーレ社ソアヴェ タメッリーニ社 スタンダードラインながら泡の細やかさが尋常じゃないマルスーレ社のプロセッコはその洋ナシの香りが鱈の風味に寄り添い、ポテトと和えたモコモコとした食感をピチピチした泡の食感で流してくれます^_^ヴィチェンツァ料理の鱈料理に隣のヴェローナ県の白ワイン「ソアーヴェ」を合わせるのは隣町同士の対抗意識が強いイタリアにおいては迷惑な話かもしれないが(^^;;、味わいとしての相性は、良いですね。良質の酸はもちろんですが、苦味を出すほどのミネラル感が特徴のソアーヴェは酸が滑らかな分、鱈の臭みを出すことなく、綺麗なフィニッシュをむかえることができます。牛乳で煮込んでいるのも、臭みを最小限に抑える工夫ですよね。脂身や皮から出やすい要素とワインの酸が誘発する金臭さが出ず、旨味が膨らんだ素晴らしい相性でした!ヴェネトのメルローを使ったリゾットRisotto al vino merlot di Veneto ビアンコ・ディ・クストーザ カヴァルキーナ 社ヴァルポリチェッラ カ・ラ・ビオンダ 社生ハムをあしらってコク付けをして赤ワインの酸味、香りのハーモニーにチーズの深みも楽しめてしまうリゾットに合わせてみたのは、シャープな酸が特徴のビアンコ・ディ・クストーザ。りんごやハーブ系の香りを持つこのワインとリゾットの相性は、、、、イマイチでした(^^;;やはりリゾットのふくよかでデンとしたキャラクターには、ワインが華奢すぎました。それでやはりここで登場するのが赤ワインですね。味わい全体のヴォリュームとのバランス、色が同じだけにそこから放つ香りの方向性も同じなので、口の中で一体感が生まれます。このカ・ラ・ビオンダ社のヴァルポリチェッラはコルヴィーナらしい野菜的ミネラル的な苦味の凝縮感が果実味とバランス良く存在してるために、美味しさと相性の良さを二重に楽しめるワインです!メイン鴨のオーブン焼き ペヴェラーダソースを添えてAnatra al forno con la salsa peverada ペヴェラーダソースはヴェネツィアの典型的なソースで鶏肝をベースにたっぷりの胡椒をあしらった、ややレバーのパテのような風味のソースです。当然ながらレバーの脂肪分や鉄分、そしてスパイス香が豊かですから合わせるワインはふくよかでヴォリューム感のある赤ワインをイメージします。アッパッシメント=半乾燥させた葡萄から醸造するトッレ・ドルティ社のロッソ・プロヴィンシア は、凝縮した果実味とフレンチオーク香とのバランスが絶妙です。鴨の風味と一体化したペヴェラーダソースと合わせた時のアタックの凝縮した味わいのハーモニーは優れていましたが、余韻の長さで料理に軍配が上がります。一方、本日の目玉、カ・ルガーテ社のアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ との相性は、決して出過ぎない果実味としっかりとしたアルコール感が両者の余韻までの味わいを見事に盛り上げていて秀逸でした。イタリアワインの巨人にして、陰干し葡萄ワインの王様と言って良いアマローネをチルコロで頂けたのは幸せなことでした(^O^)/酸やタンニン猛々しいピエモンテ、トスカーナのワインに比べて圧倒的に柔らかいヴェネトワイン、それでいて偉大さを表現しうるワインの力に脱帽ですし、その迫力に共存しうるワインが普通に存在してしまうヴェネト地方のワイン&食文化にも感動します。ご参加頂いた皆さん!楽しかったデスよね!!また次回のチルコロも大いに楽しみましょう!!!次回はヴェネト地方の北、オーストリア国境地帯のイタリアらしからぬ土地柄(^^;; トレンティーノ・アルト・アディジェ地方のワイン&食文化を特集して極北イタリア文化を一緒に愛でましょう!! 日時: 6月11日(火) 19:30〜21:30ごろ 場所: ラ・ヴィネリア・ブラヴーラ 参加費用: 6000円(前菜、パスタ、メインにそれぞれ2種類、計6種の ワインを合わせます!(^^) 参加ご希望の方はラ・ヴィネリア・ブラヴーラまでご連絡を! 06-6484-6789 まで!※ 定員20名様ですが、すでに満席近くなっております。 興味ある方は、お早めのご予約をお願いいたします。
2013/05/14
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学生時代なら、3本立てなど当たり前、3本立てを2回観て、一日中映画館で過ごすのも珍しくなかったものですが、さすがにそのようなリズムはもう歳とともに、また生活環境の変化とともに、刻めなくなっています。毎年、このイタリア映画祭だけが、当時の記憶を蘇らせてくれます(^^;)ただ決して、こういう観方が正しいとも良いとも思わなくなった今日この頃ではあります。3本も4本も観ると最初の映画の記憶がすぐに薄れてしまうというのもありますし、第一最後の映画への集中力に自信が持てない!ワインの飲み方も然り。ヴィニイタリーとか、サローネ・デル・グストとか、はたまた、日本で展開されるインポーターさんの試飲会にいたるまで、一挙にずらりと並んだワインを見て、心躍ることも少なくなってきました。ともあれ、すべては一期一会。スピーディーに展開せざるを得ないテイスティングも、3本も4本も連続して観ざるを得ない映画祭も、そのときどき集中して楽しむ以外ありません(^^;)さて、今日観た3本について、簡単に寸評を。一本目は、今月末の企画「チネブラヴーラ」で楽しむ「向かいの窓」のフェルザン・オズペテク監督作品の「素晴らしき存在」。シチリア(カターニャ)から俳優になることを夢見てローマの古屋敷に移住してきたゲイの青年とその屋敷に住まう幽霊一座の交流を描いたコメディータッチなドラマです。この監督は元トルコ人でイタリアに帰化した人なんですね。そういう意識というものを彼はあまり作品に投影しません。映画はあくまでエンターテイメントであり、大衆に寄り添った存在でなければならないという考えなのでしょうね。「向かいの窓」と非常に共通しているのは、過去と現在とのつながり。もっと言えば、抜き差しならない戦時中の悲惨な記憶、それを生きる現在の存在が、今を生きる我々を代表するような主人公に何らかの影響を及ぼしてドラマを作り出していることです。ストーリーやテーマ部分はさておき、この監督の映画が良いのはキャメラがよく動くことです。それは僕の嫌いな、わざとらしい「手ブレ効果」ではなく、非常にメリハリの効いた、ヴァリエーションに富んだキャメラの動きです。登場人物の周りをぐるぐる回り始めたり、部屋を行き来する人物を後ろから追う時も、ときに大仰に横にずれたりするのですが、アルペンスキーのように元の位置に素早く戻ったりするところも微笑を誘ったりします。また「向かいの窓」もそうですが、見る対象と見られる対象のカットの交錯もリズム感と緊張感があって、本当に楽しい。過去の描き方はもっと説明的であって欲しいというか、正直ちょっとついていけなかった部分もあったりで、若干消化不良気味ではありますが(^^;)良質の映画を観たという満足感は充分ありました。日本目は、女流監督フランチェスカ・コメンチーニ監督作品。「ふたりの特別な一日」。これは実は、全然期待していなかったというか、予告編とかからは、別段期待することもなかった作品ですが、実はかなり気に入った作品です。それはやはりキャメラのセンスが良いことです。まあぼくらの世代からすると「若造二人の現代のローマの休日」的な作品なんですけど、やっぱり映画って、テーマとかストーリーとか、はたまたメッセージというのは二義的なもので、どれだけ強い映像を無数のカットのリズムの中でつないで、脚本で描かれた人物像を具現化して、魂みたいなものをその行間=モンタージュの連続の流れに載せるかが重要で、そういう意味では、一見「チャラチャラした」現代っ子二人の心の揺れ、動揺、苦しみ意味不明の破天荒さ、大人との確執などが丁寧に描かれていて、好感を持ちました。若い二人の一見他愛もないデート劇なのですが、最後には重厚なオペラとまでは言わないまでも、最後までじっくりと魅せる見事な映画に仕上がっていました。フランチェスカ・コメンチーニ監督の実力を知ることのできた貴重な時間でした。3本目は、僕の愛する、上映時間6時間(^^;)「輝ける青春」のマリオ・トゥリオ・ジョルダーナ監督作品。「フォンターナ広場 イタリアの陰謀」でした。1969年にミラノで実際に起こった事件「フォンターナ広場 国立農業銀行爆破事件」の真相に迫るサスペンス劇。上映中、何度も「ごめん、もう一回巻戻して!」と言いたくなるような情報量。右翼、左翼、極右、極左、ジャーナリズム、政府、警察、秘密警察入り乱れて全く説明的な部分なしに、これでもかという重要シークエンスの連続で困りました(^^;)ただ、確実に感動したのは、この監督の執念とも言える映画という表現媒体を通した、イタリア人とは何か?イタリアとは何か?という問いへ真摯に答えるような姿勢であり、こういう重厚で難解でヒット予想が全くできない映画を作らせてしまうイタリアという国そのもの。複雑極まりないイタリアの政治事情、交錯する無数の情報をまとめあげた脚本、「偉大」とまで賞賛したくなるキャスティング、監督の要請に見事に答える俳優陣の顔、声の素晴らしさ。話の筋や政治事情を「理解する」には非常に難解だと思うのですが、粛粛と進んでいく、重厚な演出と美しいカットの絵が連続する間、一切無駄な時間を過ごしたという記憶が僕にはありません(^^;)オメロ・アントヌッティという「パードレ・パドローネ」「サン・ロレンツォの夜」「アレキサンダー大王」などに主演した俳優が大統領役で出演していたのを、帰りの電車でパンフレットを読んでいて始めて気付きました(^^;)アルド・モーロ役のファブリツィオ・ジフーニも素晴らしいのですが、彼はアンドレア・モライオーリの「湖のほとりで」にも出ている・・・そういう発見がいちいち面白い(^^;)それほどまで非常にリアル感のある映像でまるでドキュメンタリーでも見ているような迫力、臨場感すら感じました。これほどまでにヘビーな映画はめったにないと思います。見終えた後のどんよりとした暗い感覚は、60年代から70年代のイタリアの空気そのものなのかもしれないとも思いました。3本とも一般公開を強く望みます。が、3本目は無理だろうなあ・・・(^^;)ブラヴーラのお客様、同業者の方々などともお会い出来て嬉しかったイタリア映画祭2013でした!
2013/05/11
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映画の冒頭 A Massimo ア・マッシモ「マッシモに」(捧ぐ)というタイトルが出てきます。マッシモとはもちろんこの映画を最後に他界したイタリア映画界の名優マッシモ・ジロッティの事です。この映画を観たことがありますか?ルキーノ・ヴィスコンティの処女作「郵便配達は二度ベルを鳴らす」です。原作は同名のアメリカの小説ですけど、この映画のイタリア語のタイトルはOssessione=「妄執」です(^^;;淀川長治さん曰く「それまで上流階級や歴史物だけを扱ってきた映画に、初めて“ランニングシャツの汚い男”が主役に登場して度肝抜かれた」(^^;;興味ある人は是非見て欲しいんですけど、このランニングシャツの男が、マッシモ・ジロッティ。「向かいの窓」を最後に他界したイタリア映画界の古きスターです。さて、今年2013年のイタリア映画祭に行かれた人なら「素晴らしき存在」をご覧になられたでしょうか?シチリアのカターニャからローマに上京した、俳優になる夢を持つホモ青年が入居した古い屋敷で幽霊の演劇集団と出会い、不思議な時空を生きる、というコメディーでした。この「向かいの窓」と同じフェルザン・オズベテク監督作品です。なかなかの秀作で是非一般公開またはDVD化を望みたいのです。この「向かいの窓」とは対照的にシリアスなドラマではあるのですが、共通項が幾つかありますね。特に物語の根幹とも言える「重い過去の歴史と現代に生きる我々との繋がり」と言うテーマがこの監督の2作品の底辺に流れていて、シリアスかコミカルかにかかわらず見るものに鋭い刃を突きつけてくるような、それでいて、エンターテイメントから逸脱せずに、スマートな感覚で映画をまとめ上げているところもこのトルコ人イタリア帰化監督の面目躍如たる力量が伺えるところです。もう一つの共通項が、ローマを舞台にしていながら、そして、ローマであるところが不可欠であるにも関わらず、一般的にイメージできる有名モニュメントをほとんど登場させないところも、この監督の優れた一面かと思います。やはりスマートです^_^ローマの中心街に慣れ親しんでいる人以外は、どこかな……?という感じになると思うんですが、やはり映画のシークエンスを彩る絵として見事に機能していてどこどこ?と思わず好奇心をそそられる舞台装置にしているのが心憎いと思います。ローマには2000あると言われる噴水の中でもとりわけ有名なある噴水が重要な役割を演じていますが、その噴水の「引用」にも映画のテーマと大いに関わりがあります。普通に結婚して、普通に子供を持ち、普通に普段の生活にストレスを感じている女性の一見昼ドラ的な不倫劇になるストーリーがマッシモ・ジロッティという重い過去を持った老人の登場で、非常にシリアスで、サスペンスに満ちた奥深い見応えを獲得して行きます。なぜローマでなければならないのか、という問いもこのマッシモ・ジロッティのストーリーを追う中で解き明かされて行きます。さっきの噴水とだぶりますが、この辺りのサスペンスタッチも上手い。この映画のもう一つの楽しみは、この映画監督のスタイルでもあるキャメラの動きやカットのリズムです。「向かいの窓」はイタリア語でもla finestra di fronteで直訳のタイトルなんですがこのタイトルから容易に想像できる映画にヒッチコックの「裏窓」があります。向かいのアパートの若い男を主人公の女が密かに、さりげなく家事をしながら覗くシークエンスがあるのですが、これがまさに映画的な舞台装置!キャメラの位置、動きやカットの入れ方でドキドキ感、臨場感が盛り上がって行きます。オズベテク監督の映画的センスの良さ、そして映画狂的な面がよく出ててこれもまた面白いんです!そして、その監督の力量に負けないのが俳優の素晴らしさでしょう。主人公の若き主婦役を力強く美しく演じるのはジョヴァンナ・メッツォジョルノ!彼女はロマーナ(ローマ女)ですけど、その勝気で男に食いついてくるような視線が堪らんですな(^^;;彼女の美しさは、ある意味現実離れしているほどに「普通の女」とはかけ離れたものがあるのですが、そのローマ訛り、その男勝りで一瞬見せる獰猛な表情が見事に「普通の女性」像を圧倒的に魅力的にしています。相手役のラウエル・ボーヴァのイケメンぶりは、いわゆるイタリア的な伊達男というよりは少々華奢で繊細な顔立ちながらも、非常にマッチョな体格をしているアンバランスさで、より女性を虜にしてしまうのではないでしょうか(^^;)マッシモ・ジロッティの存在感は議論の余地がありませんね。この土曜日のイベントでお見せする映画なのであまりネタバレさせたくないですが、彼の重たい過去と主人公のジョヴァンナ・メッツォジョルノが抱える重たい現実が重なり合っていく脚本も見事です。「ローマを非常にローマらしく語った、一見ローマらしく見えない映画」というのも、「素晴らしき存在」と似通った部分かなと思いますが、そういう部分も含めて、楽しんでいただけたらと思います。ワインのセレクトはもちろんローマ近郊のワインです。軽くてシャバシャバした並のフラスカーティに合わせるとこの映画からお叱りを受けかねないので(^^;)映画同様に素晴らしいレベル、そして新しくワインシーンを賑わしているようなローマワインも同時にご紹介しようと思います。映画とワインで「ローマ」を深める会になればと思います。ぜひぜひ、楽しく濃く流れる時間を楽しみにいらしてください(^^) 日時: 6月1日(土) 15:30ごろ~ ワインテイスティング 16:00ごろ~ 映画上映 17:45ごろ~ わいわい時間 18:30 終了 参加費用: 4000円(ローマのプレミアムワイン3,4種&パン) お申込み: viteitalia@gmail.com またはFACEBOOKで友達申請して頂いた 後、イベントコーナーより参加表明ください。 ※いずれの場合も確認の返信メールを必ずお確かめください。※ジョルジャの主題歌 Gocce di memoria 記憶の雫 も良い感じですよ!http://www.youtube.com/watch?v=Gft81t8xqQc
2013/05/02
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人間の精神世界って、本当に幅広くって、限界がないというか、愛とか性とか我々の社会生活の中で努めてノーマルであろうとする世界のなんと薄っぺらくシンプルでつまらないことか!でもでも、こんな辛いことになるのであるなら、あえてつまらないノーマルな生活を半ば意識的に冷めた調子でこれが最高なんだと楽しんだとしても、それはそれで小市民的な慎ましい態度として良いんじゃないか………。こういうストーリーは映画だけで沢山だとこの映画を観ると心から思います(^^;;例えば、もし貴方が男性で、パーティーで知り合ったシャイな女性と親しくなって話も盛り上がったし、フィーリングも会うし、セックスしたいなと思って、ちょっと強引だけれども、パーティー会場の庭の茂みで行為に及ぼうとしたけれども拒否されて、逃げられて…………それだけ、といえば怒られるかもしれないけど、その女の子が超現実的な家庭的な事情でたまたま精神を病んでいた娘で、自分のごうかん未遂で自殺してしまい世界的な整形外科医のその娘の父親にその恨みから拉致され、性転換手術を施され挙げ句の果てには皮膚もすべて整形手術されて、彼の死んだ元妻の姿に変えられしかもその父親から恨まれるのではなく、愛されるようになって、肉体関係も持つようになってとしたら………精神的にも肉体的にも耐えられるでしょうか?(^^;;即答します。無理です!しかし、ペドロ・アルモドヴァルが映画にすると、本当に不思議な魅力を持ったどこかしら陽性の映画になります。悲痛極まりなく、ストーリーだけを追えばドン引きしてしまうような内容ですけど、その不思議な魅力の源泉が何かを考えて見たんですけど・・・まず、アントニオ・バンデーラスを始めとして圧倒的に俳優が魅力的!バンデーラスはやっぱスペイン語をしゃべって初めてそのポテンシャルのすべてを発揮するようなところがある!ベラ役のエレナ・アヤラの美しさ!これが実は男でしたって………ありえない!でも、映画は俳優の存在感、美しさだけで説得力を持ってしまう・・・そういう見本のような力強くも美しいでたらめさ!「過剰な思い」がこの監督の作品群を貫いていますが、この作品の変態度犯罪度は尋常じゃないですね。でも、そのネガティブな人間性もしっかりと描かれているからめちゃくちゃなストーリーもドン引きする展開でも、何故か腑に落ちてきちゃう(^^;)ただ重要な一点のために僕の中では点数が低い。亡き妻への妄執というか、過剰なる愛情というか、この映画の全編を彩るつまりは変質的、いえ猟奇的犯罪者としての彼の行為の源泉となる妻への強い思いを映像で表現しえたシーンが見当たらなかったことです。つまりは妻の存在感を一瞬にして伝えてしまうようなショットの不在。ともあれ、この監督の映画は好きですわ。独自の倒錯した重い精神世界を持ちながらも、映画としてその重さを決してヘビーに見せるわけでもなく、軽く見せるわけでもなく、悲しく楽しく美しく見せる。「明るい耽美」というか、おそらく等身大なんでしょうね。ホモセクシャルであることは周知の事実ですけど、その映像の色彩感覚とともに一切の曇りのない感覚が良いですよね。
2013/04/30
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素晴らしいイタリア映画を見ながら、その映画に関連する美味しいイタリアワインを楽しむ。高岡厳選のイタリアワインを飲みながら、その産地と関係のあるイタリア映画を堪能する。そんな、イベントがチネ・ブラヴーラ!略してチネブラ(^^)第五回は、アンドレア・モライオーリ監督の2011年の作品「至宝 il gioiellino」でした。[DVD] 至宝 ある巨大企業の犯罪価格:2,993円(税込、送料別)そして、舞台になった、ピエモンテ州アレッサンドリア県アックイ・テルメ周辺のワインを楽しみました。まずは、ガヴィ DOCG アレッサンドリア県の南部は、リグーリア州との境でアペニン山脈の北側の丘陵地にガヴィやドルチェット・ドヴァーダDOCなかが存在しますね。このガヴィは、綺麗な果実味とミネラル感、花の香りが融合して、味わいもコルテーゼ種らしいしっかりとした酸味=骨格が感じられて、エレガントでした!赤ワインでお出ししたのは、このワインでした。モンフェッラート DOC イル・バチャレバルベーラ60、ピノ・ノワール30、カベルネ・ソーヴィニョン5、メルロー5というピエモンテにしては節操のない、滅茶苦茶なブレンドです(^^;)そしてタイトルが「イル・バチャレ」=ピエモンテ方言で結婚を意味する言葉だそうですが、やはりモンフェッラート地区の代表ワイナリーであるブライーダがモンフェラート地区の代表ブドウであるバルベーラと何を結婚させるかを考えたときに、ピノ・ノワールだったというのが面白いところですね。ワインは、果実の凝縮感に富んで、バルベーラの強さとピノ・ノワールのエレガントが同居した素晴らしいものでしたが、カベルネとメルローは余計やろ、と思いました(^^;)おそらくは、この二つのボルドー品種で全体の深みや大きさを容易に補足的に付け加えることができるんだと思うのですが、この稀有のブレンドを純粋に楽しみたいという思いがあります。3つめのワインは、アックイ・テルメという都市の名前をワインに冠するデザートワイン、ブラケット・ダックイ です。これはモスカート・ダスティの赤ヴァージョンといっても良い、とってもフルーティーで軽快なデザートワインです。モスカート・ダスティのモスカート・ビアンコ種がイタリア全国でいろいろなデザートワインに生まれ変わるのとは対照的に、このモンフェッラートのごく一部でのみ醸造される珍しいワインでもあります。この3種のワインを楽しんでからの映画上映となりました。「至宝」の方は、非常に重厚で冷徹なエンターテイメントと言えるような企業サスペンス的なタッチと、主人公の老獪な、捉えどころのない会計士の人物像が冴えに冴えて、鮮烈な印象を与える映画でした。アンドレア・モライオーリ監督と主演のトニ・セルヴィッロのコンビは、この監督の長編処女作の「湖のほとりで」でデビューしていますが、作家と主人公の距離感とか、主人公そのものの生き様、キャラクター設定に関してはとても楽しく考えさせられるというか、想像力や好奇心を掻き立てられます。映画自体はノンフィクションですが、脚本の下敷きになっているのがイタリアの「雪印」といえるような(^^;)パルマラット社=乳製品企業の実際の粉飾決算事件で家族経営の大会社の、凋落に至る過程が克明に描かれています。それでパルマラットというのはポー平野のパルマの会社で、映画の舞台もエミリア・ロマーニャとかロンバルディア南部の平野部が撮影現場になると思いきや、実際はピエモンテの丘陵地のワイン銘醸地だったというのが非常に映画的な事情が優先された感じで、面白かったですね。アックイ・テルメの街並みもあり、葡萄畑もあり、ニューヨークのウォール街もあり、といった場面の移動も、エキサイティングでした。さて、次回のチネ・ブラヴーラは・・・・ 日時: 5月25日(土) 15:30~ 場所: ブラヴーラ 映画: 「向かいの窓」 フェルザン・オズベテク監督 2003年作品 Finestra di fronte 参加費用: 4000円(ワイン3種含む)映画の詳細に関しては、また後日お知らせしますね!今回同様、15:30からワインをぼちぼち飲み始めて、16時から映画上映。今回の映画も長くなく、104分の上映時間なので、6時前には上映終了してお開き。もちろん、ぼちぼちとおしゃべりをしながら19時頃までダラダラしたりワイン飲んだりもアリです(^^;) お申し込みは、 viteitalia@gmail.com iPad viteitalia@maia.eonet.ne.jp 自宅PC vitetakaoka@k.vodafone.ne.jp cell. 090-3973-6688私、ヴィーテ・イタリア高岡まで連絡ください(^^)メールの場合は、必ず返信をご確認くださいね!!
2013/04/27
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嫌いな映画では決してないと思います(^^;)モーツァルトのクラリネット協奏曲は大好きですし、この楽曲が要所要所でとても効果的な使われ方をしていましたね。また最後のスピーチの緊張感をベートーヴェンの7番第二楽章が実際のスピーチをリードするように、またスピーチの終わりも音楽のエンディングとピッタリ合っていたのも素晴らしかった。この曲はそれほど好きな楽曲ではなかったのですが、あまりに良くマッチしていたので印象が変わりました(^^;)またフィレンツェ が舞台になった映画の中でも特に好きな「眺めの良い部屋」で印 象的だったヘレン・ボナム=カーターを筆頭に俳優人が充実していて彼らの顔を見ているだけでも役者魂が感じられて心地よかった。 と はいえ僕は、この「静かなロッキー的なストーリー」よりも、映画の本筋ではない英国とオーストラリアとの関係性がどう映画に表現されているかに興味をもちました。いわば異端的な扱いですよね。国王の吃音を治療するのはもうお手上げ状態という状況の中で「変なタイプだが第一次大戦の帰還兵に対して実績を上げている」という評判から王妃が訪ねていきます。熱狂的なシェークスピア崇拝者の三流役者、でも家庭では子供にも妻にも愛されていて、その温かな雰囲気が国王にポジティブな結果をもたらしてくれるのでは、という期待がアパートメントのセットの美術や演出から醸し出されていてとても良い感じなんですが、彼のオーストラリア性というのは何なんでしょうね。おそらく僕には分からないような「訛り」があるんでしょうね。その訛った、多少なりとも本国の英国人から斜め下に見られるような人間が英国王をお前呼ばわりして、障害を克服させてしまう、というところにこの映画のリベラルで正義感の強い感性を感じますが、そう思うとやや行き過ぎたヒューマニティーという気もしないでもない。とはいえ、国王、王妃のそれなりに尊大な態度もありますから、リアル感がないということもないんですけど。おそらく、英国王とオーストラリア人医師の関係性は英国とオーストラリアの関係性そのもの、シンボライズさせたものなんでしょう。でもこの映画の大ヒットがこの監督の次作「レ・ミゼラブル」につながって行くんですね。1972年生まれで、まだ4作しか撮ってない!この監督は英国人ですけど、お母さんがオーストラリア人なんですね。だからこういう映画が撮れるのかもしれません。そう言う意味では納得が行きますし非植民地支配を受けたアングロサクソンの血を真っ当に受け継いでそれを映画の中にさり気なく盛り込んでいるように思います。派手なシーンはもちろんありませんし、国王と主治医の「友情譚」といっても、やはり身分の差、距離感はちゃんとある。ハリウッド的なエンターテイメント性も持ち合わせながらも、当時の現実感を損なうことなく静かな温かみを感じさせてくれる映画だと思います。書いているうちにこの映画がだんだん好きになりました(^^;)
2013/04/26
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ヴェネツィアを州都とするヴェネト地方ほど、数々の街の名前を聞いてワクワクさせる州もないと思います。え?ちがう?(^^;)だってヴェネツィア=世界に二つとない海の都!!パドヴァ=ヴェネツィア共和国の学術都市! パドヴァ大学の解剖室!スクロヴェーニ礼拝堂のジョット! ドナテッロのガッタメラータ!トレヴィーゾ=プロセッコ!!笑 ベネトン!デロンギ!!ヴィチェンツァ=ラ・ロトンダ! パッラーディオ!!ヴェローナ=ヴィニタリー!笑(もう10年以上行っていないワイン見本市^^;) ローマ時代の円形劇場アレーナのオペラ上演!極北にいけばドロミティ渓谷もあって山岳地も楽しめるし、お隣のロンバルディア同様に凄まじいヴァリエーションですわね(^^;)それで、サレッタですけど、やはりヴェネトのプレミアムワインの代表格はヴェローナワインの旗手であり、イタリアワインの大御所! アマローネですわね!なので、テイスティングする6本中3本をアマローネが占めます(^^)残りの3本は、プロセッコのプレミアムワイナリーのプレミアムスプマンテまだ日本では知られざるワイン産地とも言えるゾーンからのセレクトになります。乞うご期待!!じっくりゆっくりワインに浸りまくりましょう(^^) 日時: 5月18日(土) 16:00~ 2時間程度かな、笑 場所: ブラヴーラ テーマ: ヴェネト州のプレミアムワイン 参加費用: 8000円(ワイン6種、チーズ、パン込み) お申し込み: viteitalia@gmail.com ⇒ 高岡iPad viteitalia@maia.eonet.ne.jp ⇒ 高岡PC 090-3973-6688 ⇒ 高岡携帯 ※メールやFacebook等でのお申し込みは、必ずこちらからの返信をご確認 下さい。 ※当日のキャンセルのみ、全額頂くことになりますので、スケジュール調整 体調管理等、宜しくお願いいたします!お気軽なご参加をお待ちしております!ワイン談義、イタリア談義、その他全然関係ないお話も含めて、ガヤガヤやりましょう(^^)
2013/04/23
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前回より、北イタリアに突入しています。すなわち、アペニン山脈が背骨のように縦断するイタリア半島=「地中海のイタリア」から、ポー川流域のポー平原とその北にイタリアに蓋をするように東西に伸びるアルプス山脈から南に広がる 「アルプスの麓のイタリア」にたどり着いたのです(^^)イタリア随一の大平野ポー Pianura Po の中心を、北はアルプス南はアペニン山脈からの水を集め、大河川となって横断するポー河 fiume Po の南は、前回特集したエミリア・ロマーニャ州。それで、5月のチルコロが特集するのは、エミリア・ロマーニャ州の北東州都がヴェネツィアのヴェネト州です。ヴェネツィアといえばヴェネツィア共和国!中世から18世紀まで1200年近く存在し続けた貿易国家にして文化芸術の人工島ですよね。絵画でいうとヴェネツィア派という後期ルネサンスをリードした国ですし食文化では、アラブをはじめとした東方との交易で様々な食材やワインをヨーロッパにもたらしたことでも有名ですが、イタリアのその他の都市と比べて圧倒的に陽性で垢抜けて、洗練されているのはやはり海の存在なんでしょうか。十字軍をはじめとしておびただしい数の戦争を体験してきた国ですが海が防壁の役割を果たしていたので、堅牢な城壁というものがない!イタリアのどの街でも城といえば城塞であり、フランスの「シャトー」のような優雅な雰囲気は、フィレンツェのヴェッキオ宮にしてもシエナのカンポ広場の市庁舎にしても、ない!ミラノのスフォルツェスコ、マントヴァのドゥカーレ宮なども同じ。その中に収められた美術品は世界に冠たるものですが、外装は厳しい戦争に備えた「砦」そのものです。でも、ヴェネツィアは違いますよね。アラブ的、ビザンチン的なエキゾチックな雰囲気と、「金に物を言わせた」豪華絢爛、優美壮麗なドゥカーレ宮、サン・マルコ寺院が表玄関にでんとあります。ヴァリエーションのイタリアにおいても、特殊で特別な感じがします。その小さな島国のヴェネツィア共和国(ムッソリーニが鉄道を敷くまで完全孤立した島でしたから^^;)が影響を及ぼした陸地がヴェネト地方であり、トレンティーノ地方、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア地方で、「三つのヴェネツィア」Tre Venezieと今でも呼ばれますがその中でも一番、もちろんのこと一番ヴェネツィア共和国からの影響を受けているのがヴェネト地方ということになります。5月のチルコロでもパドヴァ、ヴィチェンツァ、ヴェローナ、トレヴィーゾ・・・このヴェネトの主要都市についてのお話もお楽しみに!もちろん、街ごとに強烈な個性を放つ歴史があり、文化があり、人がいますから。大阪ブラヴーラで展開するチルコロでその一端を感じていただければとても嬉しいです!!因みに来年のヴィーテ・イタリアのツアーはヴェネト地方と決定しております!ワイン文化も、ヴェネツィア共和国の影響、ローマ帝国の影響などのヴァリエーションがあり、そこに各都市でそれぞれ培ってきた醸造文化が花開いていて、本当に素敵です。そのヴァリエーションという意味では、トスカーナは完全に凌駕しているのとちゃいますか?そして葡萄の陰干し文化を有しながらも、辛口の赤ワインで貴腐ワインという特殊で偉大なワイン=アマローネを有している点では、イタリアでもトップクラスに君臨するワイン産地と断言できます。さあ共に出発しましょう!ブラヴーラでのヴェネト地方への旅!貴方も是非ご参加ください(^^) 日時: 5月14日(火) 19:30~ テーマ: ヴェネト州の食&ワイン、そしてヴェネトのお話 場所: ブラヴーラ 参加費用: 6000円(前菜、パスタ、メインにワイン6種類!) お申し込み: 06-6484-6789 ⇒ ブラヴーラ viteitalia@gmail.com ⇒ 高岡iPad viteitalia@maia.eonet.ne.jp ⇒ 高岡PC 090-3973-6688 ⇒ 高岡携帯 ※メールでのお申し込みは、こちらからの返信を必ずお確かめ下さい。 ※当日のキャンセルのみ、全額お支払いいただきますので、スケジュール調整 体調管理の方を是非宜しくお願いいたします! イタリアに興味を持った人たちとの小さな交流もお楽しみくださいね!お気軽なご参加をお待ちしております(^^)
2013/04/22
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【送料無料】知識ゼロからのルネサンス絵画入門 [ 宮下規久朗 ]価格:1,365円(税込、送料込)僕の主催するイタリアツアーは、ワインと食が中心になるのですが、それに負けるとも劣らないくらいに力を注いでいるのが、訪問する街の文化遺産を現地のガイドさんをつけて巡ることです。イタリア人というのは、郷土愛に満ち満ちた人たちであり、その中でも歴史文化に精通した人に、大好きなものを語らせたら非常に面白くなります。時に思い入れいっぱいにしゃべりすぎて、こちらがピンと来ないときもありますけど(^^;)ともあれ、そういう人の話を聞くこと、空気に直に触れること、そしてワインや食に携わっている人に会い、言葉を交わして、舌鼓を打つとやはり何らかの深い感慨に到達します。ただ美味しい!と悦に入るのも結構なんですが、イタリアというのは過去の集積物なので、その過去について勉強しておくとその楽しみは相当に深く、広く、小手先じゃないモノになってきます。美術館に行っていろいろな絵や彫刻を見るのも素敵なことですがおそらく、もっと素敵なのは教会を訪れて、その絵や彫刻のオリジナルの環境を肌で感じることはもっと素敵なことです。それでイタリアとなると当然ルネサンス美術が有名です。文化的潮流すべてを含めてルネサンスというので、絵画や美術だけじゃ実はないのですが、面白いのは、この「ルネサンス」という言葉の言いだしっぺは、イタリア人ではないということですね。そういう部分も含めて、キリスト教美術のいくつかのテーマを取り出しながら、ルネサンスとは何かという問いの答えに少しでも近づきたい人に手を差し伸べてくれる本だと思います。キリスト教の章では受胎告示、ピエタ、旧約聖書、最後の審判、聖人など聖書を彩る女たちの章では、ユディトとサロメやマグダラのマリア、そして聖書のヌードなど神話の章では、ユピテルの求愛、ヴィーナス、ラファエロの世界その他、人物像や風俗、生活、幻想などの章が設けられていて、ルネサンス絵画を様々な切り口で整理してあります。カラーの写真、絵画が沢山載っているので、読みやすいですし、イタリアルネサンスに影響を与え、また与えられた「北方ルネサンス」についても詳しく触れられていて、僕は何度か「目からウロコ」が落ちました。写真が小さい分、繊細な描写はとても見えませんので、実際に行って見てみたい!という気分にもなります。シャンパーニュやブルゴーニュも訪れたいけど、オランダやベルギーもイイね!そんな気分になりもしました。いえいえ、当分イタリアからは離れられそうもありませんが(^^;)【送料無料】知識ゼロからのルネサンス絵画入門 [ 宮下規久朗 ]価格:1,365円(税込、送料込)
2013/04/20
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皆さん、お忘れなく、4月27日(土)のチネブラヴーラで上映する映画です(^^)副題として「ある巨大企業の犯罪」というタイトルがついています。至宝 ある巨大企業の犯罪(DVD) ◆20%OFF!価格:3,192円(税込、送料別)昨年のイタリア映画祭で上映され好評を博した映画のようです。「のようです」と書いたのは、一般公開はされずにDVD化されたので一般の評価を聞くことができないからです(^^;)ともあれ、僕は昨年映画祭でこの映画を見ましたし、見終えた直後の痛快感に相当満足して良い気分で帰宅できましたし、今回チネブラで上映を前に見直してみましたけど、やっぱり良い!!何がそんなに良いかというと、まず何はともあれ主演のトニ・セルヴィッロの大人の魅力!イタリアには渋い役者が沢山いますけどこのナポレターノ(ナポリ人)の存在感は凄い!彼の「冷ややかで堂々とした孤独」と、この映画のキャラクターである「粉飾決算請負人」であるCEOの役どころがぴったりと合ってて、その上にアンドレア・モライオーリのどっしりと腰を落ち着かせた静かな演出も加わって、決して派手さの微塵もない、「イタリアンダンディズム」とでもいうような男像が完成しています。まさに、イタリアンヒーローとはこういうキャラクターをいうのではないかと言いたい(^^)また、舞台となる街の「舞台装置」的な風景も見事で、昨年初めて見たときはどこの街がとても興味深かったのですが、それが アックイ・テルメだったんですね。アックイ・テルメといえばピエモンテワインの主人公にはなれなくとも間違いなく見事な脇役は勤めているワイン産地であり、「テルメ」という言葉通り、温泉地でもあります。でも面白いと思ったのは、この映画の題材になったのは、間違いなくパルマラット社の事件なんですが(映画の中ではレーダという名前の会社になっています。製品のパッケージから会社のポスター、そしてHPまで作りこんでいます!)、当然それはポー川流域のポー平原でないと巨大酪農地帯にはなりえないわけなんですけど、映画の舞台は平地ではなく丘陵地で、ブドウ畑に囲まれているんです(^^;)こういう「虚構」のつくり方というのも静かなユーモアのように思いました。映画的な空間ともいえます。主人公の唯一の趣味は一人で飲むワインなんですよ、笑。この当たりも実に脚本が良いと思います。ワイン棚のカットもわずか1秒ですが、思わず何度も再生して、どんな銘柄があるのか観たりしました(^^;)映画のファーストシーンで主人公が飲むワインの銘柄・・・ほんの1秒もないようなカットですが、それを知るのも面白いですよ。なるほど!と思わせたりします。そういうディテールでも楽しめますし、イタリア社会や文化を俯瞰するという意味でも面白い作品です。今週末土曜日!是非見に来てください!もちろん、アックイ・テルメ周辺の個性派ワインも3種類、じっくりテイスティングいただけます(^^)4.チネ・ブラヴーラ(略してチネブラ!イタリア映画とワインの会) 大阪ブラヴーラ毎月最終土曜日 4月27日(土) アンドレア・モライオーリ監督「至宝」予告編「至宝」
2013/04/19
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昨日の「その1」からの続きです。世界唯一の希少品種バルバロッサで造る濃密フルボディ【6本〜送料無料】バルバロッサ ロッソ フ...価格:4,819円(税込、送料別)このワインは、実はこのパラディーゾ社のみの所有畑で耕作される土着葡萄でバルバロッサ=赤ひげという名前の品種です。バルバロッサといえばヨーロッパ史においては神聖ローマ皇帝フリードリッヒ1世=「赤髭皇帝」を指すので、ある意味たいそうな名前なんですね(^^;)敢えてこの名前をブドウ品種の名前に選んだというのは生産者の自信の現れであり、その自信はワインの質の高さを裏付けるものであり、その実力を十二分に感じさせる素晴らしいワインでした。深みのあるガーネット色。アルコールの高さを示す、グラス淵に伝わる無数の「涙」。香りは、黒い果実から赤い果実、ドライフルーツ、ドライフラワー。味わいは、されにクレシェンドして、爆発するようなアルコール感を感じながらも、酸とタンニンはエレガント。この硬質の味わいが余韻を意外にすっきりしたものにしている。意外な辛口感。凝縮感が花の香りとなって、綺麗に出ている個性的でパワフル、それでいて洗練された味わいと素朴さが同居したような素晴らしいワインです。 【6本〜送料無料】ドムスカイア サンジョヴェーゼ ディ ロマーニャ スペリオーレ リゼルヴァ ...価格:5,365円(税込、送料別)名実ともにサンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ・リセルヴァの最高峰です。ドムス・カイア。そのラベルが完全にロマーニャと言いましょうか、ビザンチン、つまり東ローマ帝国領だったこの地方を表現しているように思います。黄金に輝くラベル・・・まるでビザンチンのモザイク、つまりこの生産者のお膝元のラベンナを象徴するような色調です。ドムスは、ラテン語でローマ時代の邸宅の意味。カイアというのはこの地域の名前だそうですが、アマローネのヴェローナの地域で、すでにローマ時代から存在した葡萄を陰干し(アッパッシメント)してから醸造するというスタイルがこの地域にも存在した、あるいはこの地域に継承、普及されたということもできるかもしれませんね。そのスタイルはもちろん、葡萄の糖分やすべての構成要素を凝縮させてワインの旨みを増幅させますが、このドムス・カイアも文字通り、グラスを鼻に近づけたとたんに鼻腔に痛みを感じるほどのアルコールの強さがあります。セメダイン香。そして上質のビターチョコを思わせるようなカカオの香りとともに凝縮したブラックチェリー、ドライプラムやドライフラワーの香り、そして丁子やシナモンのスパイス香も感じます。味わいはふくよか。酸味、タンニンともに落ち着いていますが、特にタンニンは粒子の細やかさとアルコールのなめらかさとの結びつきが秀逸でベルベットのような感触を楽しめます。 【6本〜送料無料】アルバーナ ディ ロマーニャ パッシート(500ml) 2008 トレ モンティAlbana ...価格:3,780円(税込、送料別)最後はデザートワインです。アルバーナは、本来デザートワインで威力を発揮するワインだと僕の個人的見解。もちろん、ポテンシャルのあるブドウだけに辛口のフレッシュ&フルーティーなワインでも十二分に活躍できる品種ですけど。そのアルバーナを陰干しして、シンプルにステンレスタンクで醸造したのがこのアルバーナ・ディ・ロマーニャ・パッシートです。いわゆるフォルマッジョ・エルボリナート=青カビチーズと合わせたくなるとろとろタイプのデザートワイン。色合いはしっかりしたレモンイエローから黄金色。香りは黄桃や杏、トロピカルフルーツ。はちみつやバニラ。美味しいものが凝縮した味わい(^^)繊細なミネラル香もあり、とにかく美味い!!はちみつがわりにゴルゴンゾーラ・ピッカンテと合わせましたが、この世の天国のような味わいですわ(^^;)もっと深みのあるイタリアデザートワイン屈指のものも存在しますが、この優しい凝縮感のアルバーナも非常に優れたデザートワインだと思います。エミリア・ロマーニャの選りすぐりのワインをテイスティングしてきました。次回サレッタ「ヴェネト特集」は5月18日(土)を予定しております!!
2013/04/17
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ご存知のとおり、サレッタとは「プレミアムイタリアワインを楽しむ会」ですので、エミリア・ロマーニャを特集したこのイベントでカジュアルワインの代表格 ランブルスコを扱うわけには行きません(^^;)「日常性からの逸脱」がこのサレッタの本質であり、究極の目標であります!ランブルスコが良いワインではない、まずいワインである、という意味では全くありませんので、誤解のないように。今回は7アイテムをテイスティングしました。寸評を書いていきます。 【6本~送料無料】テア ビアンコ ルビコーネ 2007 トレ モンティTHEA BIANCO Rubicone IGT ...価格:4,326円(税込、送料別)ルビコーネというのは「ルビコン川」のことです。ヨーロッパ史の中では極めて重要な、アドリア海に注ぐリミニの北を流れる小川ですが、IGTにこの名前を冠しているのは、そういう「キャッチ」も当てにしたネーミングだと思われます(^^;)因みに最新ヴィンテージではコッリ・ディーモラDOCになっているようです。ワインは、インポーター情報ですとアルバーナ種100%、生産者サイトでは「トレ・モンティ社で栽培される白葡萄」とあります。アルバーナ、トレッビアーノシャルドネの可能性があります。色はアルバーナ種らしい非常に濃いレモンイエローから黄金色を冠しています。少し、わずかですが緑の反射。香りやパイナップル。あの缶詰のシロップのような甘さがあり、そのほかに甘く熟れたかりんの香りやほのかにヘーゼルナッツかアーモンドを煎ったようなほろ苦さが感じられます。ステンレスタンクのみの熟成ワインですが、深みは十分に感じられる香りです。味わいは、わずかなタンニンがあり、ヴィンテージも反映しているのでしょう非常に落ち着き払った酸味とそれを柔らかくコーティングしているふくよかなアルコール感を感じさせます。あまりにも落ち着き払っているので、料理というよりはチーズと合わせたいワイン。フレッシュな山羊やウォッシュタイプのチーズにモスタルダかはちみつを少しあしらいたい。もちろん、その果実味の強さから豚肉や鶏肉のシンプルなローストも良い。樽熟成していない分、香りも優しいので、焦げ臭の出るグリル料理はあまり相応しくない。【6本〜送料無料】アジェーノ 2007 ラ ストッパAgeno 2007 La Stoppa[イタリアワイン]価格:3,601円(税込、送料別)このワインは、コッリ・ピアチェンティーニの変態生産者のワインですね。自然農法、酸化防止剤無添加、自生酵母のみの発酵という「謳い文句」は大変結構ですが、非常に残念なワインである、とだけ言っておきましょう(^^;)色は薄い琥珀色、銅色、少し赤みがかった色合いが度肝を抜きます。香りまでは「興味深い」で済ませられますが、味わいでは、もう僕の文化圏の外(^^;)もう少し、ヴィンテージの新しいものを提供すべきでした。反省。【6本〜送料無料】マッキオーナ 2007 ラ ストッパ 2007 La Stoppa[イタリアワイン]価格:3,874円(税込、送料別)そしてこの同じ生産者の赤ワイン・・・とてもとても楽しみにしていましたがコルク臭でした。参加者の皆様にはご迷惑をおかけしました。その代わりとしてチルコロでもお出しした素朴なカジュアルワイン グットゥルニオ フリッツァンテをテイスティングしていただきました。 【6本〜送料無料】ペトリニョーネ サンジョヴェーゼ ディ ロマーニャ スペリオーレ リゼルヴ...価格:2,887円(税込、送料別)これは僕がもっとも好きなロマーニャDOCです。いえ、数々のイタリアワインの中でもかなり上にランキングできるワイン。モダンはモダンですが、決して行きすぎず、このカテゴリーのワインの最も洗練された、しっかりとした果実味を味わえます。このコストパフォーマンスも出色!モダンワインの良さとは、雑味がなくて、果実味がその表現の中心にデンと構えているところだと思いますが、このワインの良さとはまさにその点でありまたその脇役として周りを固めているスパイシーさやミネラル感のわかりやすさも魅力です。飲みやすさ、美味しさ、飲みごたえをすべて高いレベルで表現している傑作ワインでしょう。余韻の美しさ、長さもいっしょに楽しんで欲しい!!続く
2013/04/16
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今までの企画と違って、イタリア全体を一気に、あるいは縦横無尽に楽しめる企画です(^^;)パートナーは元同僚、京都では珍しくリストランテスタイルを貫くCUCINA KURAMOCHIの倉持シェフ!トスカーナ、ヴェネト、フリウリで修行した手腕とリストランテらしい細やかな仕事で京都でのイタリアンシーンを盛り上げています!!他のイベントと違う点は、1回のイベントで様々なイタリアが体感できることでしょう。他の僕のイベントなら、一つの地域に限定して、集中して料理やワイン、そしてお話を展開しますが、この企画は、一度にいろんなイタリアを旅するように体感してもらおうというものです(^^)これまで僕が旅してきたところの写真やトークもお楽しみに!もちろん倉持シェフの料理修行体験談も楽しみですね!!以下、PRのチラシから抜粋してます(^^;)CUCINA KURAMOCHIで、ワインと料理を巡る「美味なイタリアツアー」に出かけませんか?ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ミラノ、それぞれの典型的なお料理をシェフ倉持が担当します!ワイン、そして旅全体をコーディネートするのは、イタリアへのワインと料理、アートの旅を長年手がけるイタリアワインイベント企画ヴィーテ・イタリアの高岡です!旅の美しい写真をスライドで見ながら、各都市の歴史遺産や美術、映画の話、それぞれの街に暮らすイタリア人の話などのトークを交えて素敵な旅を演出します。あなたもレストランの中で楽しむ「小さなイタリア旅行」体験しませんか?「イタリア大好き!」な人から「ワインが大好き!もっと知りたい!」「イタリアの旅情報仕入れたい!」という人まで、「好奇心」「ワクワク感」をベースにいっしょに素敵な時間過ごしましょう(^^) クチーナ・クラモチのイタリアツアー 第一回 期日: 5月17日(金) 19:30~22:00ごろ 旅の目的地: ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ミラノ 旅行費用: 8500円(すべて込み) ※当日現金でお支払いください。 お申し込み: ヴィーテ・イタリア 高岡 viteitalia@gmail.com CUCINA KURAMOCHI 075-253-6336 まで※Facebookからのイベントにクリックしていただいても結構です。 電話以外は必ず返信をご確認ください!返信やレスポンスがないときは お手数をおかけしますが、再度ご確認をお願いいたします。
2013/04/16
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【送料無料_spsp1304】【送料無料】若者のすべて 【HDニューマスター版】/アラン・ドロン[DVD]...価格:3,591円(税込、送料込)1960年のルキノ・ヴィスコンティ監督作品。前作は「白夜」。そのセット撮影と見事な演出、配役で小品ながらヴェネツィア映画祭で銀獅子賞(監督賞)を獲得し、万を持しての大作がこの「若者のすべて」です。一昔前に日本のTVドラマで同じタイトルのものがありましたよね(^^;)ともあれ、原題はイタリア語 Rocco e i suoi fratelli 「ロッコとその兄弟たち」という意味なので、どういうわけでこのようなわけのわからない日本語タイトルに変更されたのか、積極的でない意味で興味がわきます(^^;)下敷きになっているのが、トーマス・マンの「ジュゼッペとその兄弟たち」。ロッコという名前は、ヴィスコンティが高く評価したバジリカータの詩人ロッコ・スコテッラートから取ったらしいです。ファーストシーンは、ミラノ・チェントラーレ=ミラノ中央駅です。ムッソリーニが建立したヨーロッパで一番大きな駅です。おそらくはセットではないロケ撮影だと思いますが、その壮大な舞台装置、列車と雑踏、ルカーニア(バジリカータ)から移民してきた一家族の模様が克明に描写されています。人々の顔立ち、絵のつくり、白黒映像の美学・・・しびれるようなファーストシーンです。マンマ役のギリシャ俳優カティーナ・パクシヌーがすでに異彩を放っています。なんという貫禄!少し表情、視線に気品がありすぎるのが気になりましたが夫に死なれて、新しい生活を求めて一家の息子4人を引き連れて、長男の移民先であるミラノにやってくるという役どころ。肝っ玉母さんの強さ、弱さ、溢れんばかりの息子への愛情(それが物語の悲劇の一因となってる^^;)を余すところなく表現していました。大都会のミラノから見れば、存在感ゼロの「向こうの世界」であるルカーニアからの移民にミラネーゼたちが白い目を向けるシーンもさり気なく見ることができます。「それってどこや?」というのが当時の現実だったんでしょうね。「そんなもん知るかいな」というやりとりが聞こえてきます。イタリアにおける南北問題、南北格差の現実がこの映画の底辺に色濃く流れているのがわかります。第二作「大地は揺れる」La terra trema で描いたシチリア島の貧しい漁村の主人公たちが、第七作「若者のすべて」では、ミラノに移民してきた、、、、そう取れないこともない展開ですよね。しかも、ミラノといえばヴィスコンティのお膝元です。アラン・ドロンとアニー・ジラルドが息苦しい逢引をするミラノ大聖堂の屋上シーンがありますが、ミラノ大聖堂を建立したのは彼のご先祖さんです(^^;)ヴィスコンティって、その言葉自体で「侯爵」を表します(^^;)そのミラノの大貴族の末裔である彼が、この壮大な悲劇で描こうとしていたのは戦後まもないミラノという自らの都市ではなかったか、とも思います。貧しくともヴァイタリティーに溢れた南部の移民たち、経済事情から売春婦に身を落とす娘、堅実に勉学に励む兄弟、大都会に飲まれて犯罪者になる兄弟、その優しさから自らをも誰をも救うことのできない兄弟=ロッコ。映画は、長男ヴィンチェンツォから、次男シモーネ、三男ロッコ、四男チーロ、五男ルーカと5つのタイトルに分かれて物語られて行きますがもちろんのことながら、慎ましく勤勉に働くチーロが社会とのバランスを保ちながら、堅実な人生を歩むのがせいぜいで、華々しい成功に至る人物は一人もおりません。特にヴィスコンティの熱い視線が注がれているシモーネとロッコ、そして双方の恋人となる娼婦のナディアを巡るストーリーは思い出しても胸が詰まるほどに厳しく、儚く、切なく、醜く、そして美しい。これほどまでに激しい兄弟愛と、これほどまでに悲しい恋愛があっただろうかというほどに、その愛が激しく、強いからこそ、引き起こされてしまう悲劇が、本当に心の奥底まで染み込んでくるような気がします。(ロッコにはその言動にいちいち「お前、マジかよ!」とツッコミたく なります^^;)巨匠ジュゼッペ・ロトゥンノの時に激しくカットが変わり、焦点も変化するスリリングなキャメラ、ボクシングシーンの見事な臨場感。小さなボクシング会場の迫力は満点で、まるで記録映画を見ているようなリアル感があります。音楽はニーノ・ロータ。当時の哀愁漂うポップスを挿入し、ミラノらしい都会的センスの音=「甘い生活」にも使われたエレクトーンのジャズポップが所々で挿入されていましたが、その主題となる旋律にはこれといった記憶は残りませんでした。役者の中では、やはりアラン・ドロンが良い。物静かで真面目で、人一倍兄弟思いで・・・一見、現代の草食系なんですが、やはりこの時代の感覚は全然違う。服を脱げば筋肉隆々、家族のためなら嫌いなボクシングでイタリアのトップクラスにも躍り出ようかという実力を示したりしますが、でもやはりなんといっても彼の「優しさ」がもうどうしようもないほどに家族も兄弟もそして恋人も自分自身をも滅ぼしてしまう・・・その「強大で深淵なる優しさの恐ろしさ」を感じました。娼婦役のアニー・ジラルド。この映画以外では僕は知りませんが、綺麗でした。次男を虜にする悪女と三男ロッコと純愛に落ちていく2面性の演じ分けも旨かった。この人物像をこの映画を見た女性たちはどう感じるのでしょうかね。せっかくまっとうな愛を得ようとした矢先に・・・・。ラストの次男シモーネによる彼女の殺害シーンは美しくも窒息しそうなくらいに重苦しいシークエンスでした。彼女の何が、ナイフを持つ男を両手を広げて迎えたのか、彼女の何が「死にたくない」と悶えさせるのか・・・。おそらく、その矛盾そのものを楽しむのがこの映画の醍醐味なのではないかという気もします。ヴィスコンティ映画に初出演のクラウディア・カルディナーレも小さな役どころながら存在感を放っていました。このシチリア系女優の地中海性の濃いキャラクターをヴィスコンティはこの作品で見極めたのでしょう。この次に出演するのが、かの「山猫」になります!3時間近い長編大作ですが、時間の長さは感じさせません。この映画を見るだけで、戦後のイタリアがたどってきた社会の現実や南北問題に触れることができますし、ヴィスコンティ美学の頂点の一角を満喫することもできます。先程の触れましたがミラノ大聖堂の屋上シーンは、そこを訪れる人、すでに訪れた人には是非見て欲しい(^^)【送料無料_spsp1304】【送料無料】若者のすべて 【HDニューマスター版】/アラン・ドロン[DVD]...価格:3,591円(税込、送料込)
2013/04/15
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ようやくボローニャを越えて、ロマーニャ地方にたどり着きました(^^)本来、エミリア地方の語源であるエミリウスというローマ時代の執政官が伸ばした「エミリア街道」はリミニからピアンチェンツァまで伸びていた、そして現在も伸びている街道ですから、この地方は文字通り エミリア地方という名前で十分ではなかったかと思います(^^;)それが何故ロマーニャという「ローマの」というニュアンスを含んだ風土の地方が「割り込んで」来たかといいますと、やはりラヴェンナの存在を見逃すわけにはいきません。その歴史の中で、3度「首都」になっています。1度目 西ローマ帝国の首都 5世紀2度目 東ゴート王国の首都 6世紀3度目 東ローマ帝国のイタリア総督領の首都 7世紀中世のおいてローマ帝国の威厳の最後の砦としてのポジションを張ったこの地方にはロマーニャ地方という名前が残り、一部はトスカーナ、一部はマルケ、一部はサン・マリノ共和国に含まれながらも、今もその歴史文化的な個性を残している場所なんですね。で、その中心地は、やはりラヴェンナ県とフォルリ・チェゼーナ県になります。ラベンナに行かれていない人は、できるだけ早く訪れてください。そして、そのモザイク美術の圧倒的な世界に打ちのめされてください(^^;)豪華絢爛にして、表現力豊かなラベンナモザイクの世界とシチリアのパレルモの大モザイク美術を比べると、またイタリアの歴史の面白さに腰を抜かしそうになりますから。今回も人物列伝行きましょうか。この地方での有名人は、何といっても、ベニート・ムッソリーニ!!ロマーニャ地方の気質というのもあって、けんかっぱやくて情熱家だそうです(^^;)ムッソリーニの愛人を主人公にした映画「愛の勝利を」でも出てきますがすぐに決闘に応じる、乱闘になる、、、、、もちろん時代的な背景も無視できませんし、おそらくはその時代の共通した行動様式だったことも忘れてはいけませんが、ファシズムの時代を作り上げたこの人はなんとロマーニャ人なのでした(^^;)もうひとり、今の日本では欠かすことができないイタリア人がロマーニャ人です。そう! アルベルト・ザッケローニ!彼はチェゼーナの人ですよね。非常に温厚そうな人柄に見えますが、油断してはいけません(^^;)ロマーニャ人なのですから!カテナッチョを標榜する伝統的にディフェンシブなサッカーを主体にするイタリアにあって、非常に攻撃的サッカーをさせるコーチですから、そういう一面と彼の気質、彼を育てたロマーニャの風土というのも見逃せないですね。そういえば、彼が監督として来日して、しばらくしてからのインタヴューで「日本での生活に慣れましたか?」という質問に「ピアディーナの美味しい店も東京に見つけましたから、もう大丈夫!」というようなことを言っていたと思います。ロマーニャといえばピアディーナといっても良いような独特の平たい、ピッツァのようなナンのようなパンです。イタリアではサンドイッチにしたりクルクル巻いたりして食べますよね。ワインの世界で言うと、「なんちゃら・ディ・ロマーニャ」として5種類あったものが、2011年ヴィンテージから「ロマーニャDOC」にまとめられました。その「なんちゃら」というのが アルバーナ・ディ・ロマーニャ Albana di Romagna サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ Sangiovese di Romagna トレッビアーノ・ディ・ロマーニャ Trebbiano di Romagna カニーナ・ディ・ロマーニャ Cagnina di Romagna パガデビット・ディ・ロマーニャ Pagadebit di Romagnaです。上の3つは主要葡萄がそのまんまの名前で出ています。4つめのカニーナはTerranoという黒葡萄を使ったもの。パガデビトとは「借金払い」という意味ですが(^^;)ボンビーノ・ビアンコ主体のワイン。5つのヴァリエーションはもちろん生き続けるのでしょうが、ロマーニャでまとめるとイタリアらしい複雑味が名前から醸せなくなって面白くない!やっぱりグローバリズム反対!と言いたくなる!!(^^;)まあ、こういう動きに抗えないワインは、残念ながらその使命を歴史の中で果たせなくなったまでのこと、ご苦労様、という考え方も可能ですけど・・・。やっぱり、「一般的」に「分かり易いか」というのは大事なんでしょうね。最後に、ロマーニャ人の女性をひとりご紹介!ニコレッタ・ブラスキ!!かのロベルト・ベニーニの嫁さんですね(^^)ライフ・イズ・ビューティフル=「ラ・ヴィータ・エ・ベッラ」もいいけど・・・「ダウン・バイ・ロー」・・・・こっちの方が冴えてない?さて、チルコロでのメインディッシュは、コージシェフにロマーニャらしさを前面に出してもらって ピアディーナを添えたサルシッチャをご提供(^^)合わせたワインは・・・フォルリ IGT のノットゥルノ。サンジョヴェーゼ100%の樽熟成タイプ。そして・・・サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ DOC カンポ・ディ・メッツォ です。双方ともに、ロマーニャのサンジョヴェーゼらしい、押しの決して強くない優しい味わいが感じられますが、後者が若い分、そしてステンレスタンクのみの熟成の分、酸とタンニンが非常にしっかりとした骨を形成していてエレガントです。「粉もん」としてのピアディーナや野菜の部分には酸味のピチピチしたカンポ・ディ・メッツォが合うと思いますし、サルシッチャ=ソーセージ部分には、まろやかで果実味の甘味がしっかりと感じられたノットゥルノが合うと思いました。ロマーニャ地方といえば、もちろん、「海のロマーニャ」も存在するわけでそういうのを含めると本当にヴァリエーション豊かで、アドリア海を代表する素晴らしい場所であることがわかります。芸術文化あり、食文化あり、ワイン文化あり・・・さすがは、ローマ帝国の最後の光を保った場所、ダンテが「神曲」を書いた場所、ムッソリーニを輩出した場所(^^;)その強~~~い個性、やはりまた近々訪れたい!!(^^)第47回チルコロ「エミリア・ロマーニャ」編のまとめ、終わります。次回は、5月14日(火) ヴェネト州(州都ヴェネツィア) 特集です!!興味のある人は viteitalia@gmail.com ヴィーテ・イタリア高岡 または、ブラヴーラ 06-6484-6789 まで!!
2013/04/11
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今回は、エミリア・ロマーニャ州を大きく3つに分けました。そしてチルコロの前菜&2アイテムのワインでは、西のピアチェンツァ&パルマの世界をご紹介しました。チルコロのパスタ料理の時は、中部のワインをご紹介しました。中部とは、レッジョ・エミリア県、モデナ県、ボローニャ県のことです。その中で一番西のレッジョ・エミリア県って、悲しいんですよ(^^;)パルミジャーノ・レッジャーノチーズは、「パルマとレッジョのチーズ」という意味ですけど、いつのまにかパルメザンとかパルミジャーノとか呼ばれて、レッジョが省かれてます(^^;)もちろん、レッジョの人は「レッジャーノ」としか言わないらしいです(^^;)あと、バルサミコ酢もいつのまにかモデナ産が代名詞になっちゃった。双方の県で作っているのが、プレステージの高い「伝統的バルサミコ酢」なのに・・・。レッジョのイタリアにおける歴史的な意義は、三色旗「トリコローレ」の発祥の地であるということ。ナポレオンのイタリア侵略後にできたこの地の国家の名前がチスパダーナ共和国でこの国の三色国旗がイタリア王国に引き継がれたんですって!人物列伝としては、日本にゆかりのある画家のアントニオ・フォンタネージ!江戸末期から明治以降の「お雇い外国人」の美術を担当したのがこの人で日本の洋画の基礎作りに貢献しているそうです。現代日本ではフランスの「印象派」が有名ですけど、この時代のイタリア人のパワーというかポテンシャルというか、素晴らしい画家が沢山いるのでもっと紹介されるといいですよね。少なくとも「印象派」を相対化する力はある!・・・ちょっと話題を逸らしましたけど(^^;)イタリアンポップス、ロック&ブルースの人気アーティスト、ズッケロもレッジョ・エミリア近郊の人。日本のこの手のアーティストとちがってクラプトンやB.B.キング、ジョン・リー・フッカーを始め、国際的なアーティストとの共演が非常に多いですし、アンドレア・ボチェッリやバヴァロッティなどクラッシックのカテゴリーアーティストとのコンサートも積極的にやるあたりは、やはりイタリアのアーティストならではという感じがしますね!レッジョ・エミリアの東隣には、モデナがあります。モデナ!パヴァロッティ&ミレッラ・フレーニのモデナ、エンツォ・フェッラーリのモデナ世界遺産の大聖堂のモデナ!食文化ならアチェート・バルサミコ、コテキーノ、そしてランブルスコ!新旧イタリア文化の華々しい光を放つのがモデナです。昨日の「その1」でも触れましたが、 エミリア・ロマーニャ=ランブルスコは圧倒的に正しくない! モデナ=ランブルスコなんです。ワイン地図を広げてみても、DOCに「ランブルスコ」の名前が入っている3つのDOCはすべてモデナ県産です。例えば、西隣のレッジョ県のレッジャーノDOCもランブルスコワインで重要ですが、その他の葡萄品種の配合も許されます。パルマでも一部使用が認められますが、エミリア・ロマーニャのその他の地域ではランブルスコの名前は消えます(^^;)そしてエミリア・ロマーニャ地方、最大の都市にして州都のボローニャ!!科学分野では、何といっても電信の発明家グリエルモ・マルコーニ!ボローニャの空港の名前にもなってますよね。音楽なら、かの「ローマ三部作」のオットリーノ・レスピーギ!映画では、言わずと知れた、ピエル・パオロ・パゾリーニもいれば、近年「ボローニャの夕暮れ」で堅実なイメージを残したプーピ・アヴァーティ!絵画では、カラッチ兄弟、グイド・レーニ(大好き!)のルネサンスからバロックの巨匠がいますし、現代絵画ならジョルジョ・モランディの存在感は異次元でしょう!政治的にも真っ赤っかの近現代史を持つだけに、インテリの多い街というイメージです。ボローニャの街って統一された屋根の色から「赤の街」ラ・ロッサと言われますがその「赤」というのは政治の色も兼ねている、なんて言われます。食文化でいえば、何といっても、ボローニャ・ソーセージ=モルダデッラ!タリアテッレ・アル・ラグー、ラザーニェ、トルテッリーニ・イン・ブロードなどの日本でも馴染みのイタリア料理はすべてボローニャの特産(^^)ラ・グラッサ=肥満都市というニックネームがあるほどです(^^;)食べる方も、頭脳の方も、美学の方も、イタリアを代表する地域だということがよくわかりますよね!!それで、チルコロでは、この中部地域=レッジョ⇒モデナ⇒ボローニャの食をランブルスコを中心としたワインとパスタで楽しんで頂きました。すなわち、料理は、 ガルガネッリ・アル・ラグー・ボロニェーゼガルガネッリはロマーニャ地方のショートパスタだそうですね。マカロニを尖らせてぺちゃんこにしたようなパスタです(^^;)今回シェフのコージ君に気をつけてもらったのは、あくまで日本的なラグー=ミートソースではなく、イタリアのラグーに仕上げてもらうことでした。どう違うかといいますと、肉の挽き具合とソースとパスタとの絡み加減ですね。日本のミートソースって、肉が細かく惹かれていて、野菜とトマトソースとか、すべてが「ソース化」したイメージですが、イタリアのラグーは、ほとんどぶつ切りの肉で、パスタにソースの汁気を十分に吸わせていて、見た目は「肉片と少し肉汁で赤みがかったパスタ」という感じになるんです。当然、食感も全然違う。イタリア料理の基本?ともいえる「噛むことを強要する」料理になります(^^;)ワインは、ロマーニャ地方の代表ワインの白も混ぜています(^^;)アルバーナ・ディ・ロマーニャ、ヴィーニャ・ロッカ 2011そして、、、レッジャーノ DOC アッソーロアルバーナ・ディ・ロマーニャ、、、、このトレ・モンティのアルバーーナを飲んだことのない人は、可及的速やかにお飲みください(^^;)この、イタリア白ワインの中で一番早くDOCGに昇格したワインのその色付き、香りの強いフルーティーさ、そして僅かな渋みを感じさせるふくよかな味わい、すべてがとても「分かりやすく個性的」です。出過ぎたフルーティーさもないですし、そのわりに、アルコール感の膨らみも十二分に感じさせるので、肉料理など比較的脂肪分のしっかりとした料理にも対応できます。赤のアッソーロですが、伝統的な相性ですね。ラグーとランブルスコ!肉肉しいラグーとランブルスコの僅かに野卑な果実味がさすがに絶妙で一瞬ボローニャにトリップしたような感覚になりました(^^;)そういう感覚を味わえるのって、貴重です。味覚で旅するチルコロ!我ながら、素晴らしい(^^)次はエミリア・ロマーニャ地方の西部=ロマーニャ地方の文化的なお話&相性を楽しみます(^^)明日のページをご覧下さい!!次のチルコロは、5月14日(火) 19:30~ です。
2013/04/10
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一口にエミリア・ロマーニャといっても、もちろんそれはイタリアの事。いかに大平野=ポー平野が広がる地方といっても、風景は決してモノトーンではないし、そう単純に画一的なワイン地図を描くことは不可能です。第一、エミリア地方とロマーニャ地方は全く違うどころか、ある種のライバル関係、敵対関係にある、といっても過言ではないし、ワインや食文化の地図に至っては、歴史や地勢を踏まえた、もう少し複雑で面白い地図が必要になります。wikipediaで「エミリア・ロマーニャ州」を検索すると、州全体と各県が綺麗に色分けされた地図があります。その県の名前を見ているだけでウキウキしてくるのは僕だけじゃないでしょう(^^)Piacenza ピアチェンツァ県は北はロンバルディア州のパヴィア県、西はピエモンテ州のアレッサンドリア県、南はリグーリア州のジェノヴァ県、東は同じくエミリア州のパルマ県と接しています。ピアチェンツァと言えば、やはりジョルジョ・アルマーニ!サッカー好きにはたまらないフィリッポ・インザーキ!映画好きにもたまらないマルコ・ベッロッキオの出身地です!食文化で言えば、お隣のパルマの生ハムやクラテッロなどのサルーミ(豚加工品)の存在に隠れていますが、超立派なサルーミ文化があります。特に コッパ・ピアンチェンティーナ サラーメ・ピアンチェンティーナ パンチェッタ・ピアンチェンティーナは、いずれもDOP。ワインの話は後でパルマといっしょに(^^;)それでお隣のパルマ県ですが、美術はもちろん、まあ食文化から音楽から映画から世界の脚光を浴びる場所ですよね。音楽ならもちろんこの人。ジュゼッペ・ヴェルディ!!イタリアオペラの代名詞!今年生誕200周年だかで日本でも公演されますよね!20世紀最大級の指揮者と言われるアルトゥーロ・トスカニーニ!!映画ではやっぱ、ベルトルッチっしょ!!【送料無料】1900年 [ ロバート・デ・ニーロ ]価格:4,994円(税込、送料込)絵画の世界で言えば、パルマは「コレッジョの街」です!!【1000円以上送料無料】ルネサンス時空の旅人 希望の都・パルマ物語/沢口靖子価格:5,040円(税込、送料込)16世紀からイタリア統一の19世紀までの激動期に 「パルマ・エ・ピアンチェンツァ公国」 Ducato di Parma e Piacenzaという国家が成立していました。なので、エミリア・ロマーニャの西半分、ボローニャより左をエミリア地方と言いますが、その西半分も、ピエモンテ側のピアチェンツァ&パルマと東のレッジョ、モデナ&ボローニャに分ける方が、文化的に見ても良さそうです。それで特にそれを強烈に感じさせるのがワインの存在なんです!!ピアチェンツァ&パルマの伝統的ワイン群には コッリ・ピアチェンティーニ DOC グットゥルニオ DOC オルトゥルーゴ DOC コッリ・ディ・パルマ DOCの4つがありますが、どこからも「ランブルスコ」の「ら」の字も出て来ない。かろうじて、コッリ・ディ・パルマにマイナー添加用として名前が出る程度です。エミリアといえばランブルスコと誰もが思う事なんですが、実は違うんですね。ならば何があるかというと、これがまた面白い!ピエモンテの影響&戦後の量産ブームで耕作地を広げたバルベーラがある。古代ギリシャ人、あるいは古代エトルリア人がティレニア海から河を逆流してもたらしたという説もあるマルヴァジア・ディ・カンディア=つまりクレタ島のマルヴァジアがあります。更に面白いことに、このマルヴァジアにしてもグットゥルニオにしても、伝統スタイルとしてはランブルスコ同様に、発泡した状態で頂くんです。地中海のイタリアとしてのアペニン山脈を北に越えて、アルプスの麓のイタリアに近づくと気候条件がひとつ厳しくなる。冷涼化すると、オリーブオイルよりバターが重宝する。平野部なので、農業、酪農が楽に展開できて、豚加工品の技が磨かれる。そんな条件の下に受け継がれてきたヘビーな食文化に対応するように微発泡ワインの文化がヴァリエーションの華を咲かせながら存在していることに胸がときめきます。そのランブルスコとは違う発泡文化を想像しながら、このチルコロでブラヴーラシェフのコウジ君と表現した前菜でのコンビネーションは エミリア地方のサルーミとチーズ&バルサミコ酢の盛り合わせ &ニョッコ・フリット そしてワインは前述のマルヴァジア&グットゥルニオカステッリ・デル・ドゥーカ・マルヴァジア・セッコ・フリッツァンテ価格:1,134円(税込、送料別)残念ながらグットゥルニオは写真表示できませんが、どちらも素朴で果実味もありながらも、昔ながらの、葡萄の「えぐみ」「苦味」を感じさせる味だと思います。それがまた料理との相性で絶妙の役回りをしますし、ニョッコ・フリットのサクサク感とワインのピチピチ感の相性も抜群になります!!ピアチェンツァやパルマの人たちが、実に普通に日常的に、また伝統的に食してきた味わいが目の前に広がっていました(^^)ワインに感じられる甘味はサラミ類の保存食としての強い塩気を和らげますし、この甘さと塩気の、まさに画竜点睛的な「対」は、とりわけ目を剥いて「美味しい!」というものではないにもかかわらず(^^;)マリアージュに欠かせない点だと思いました。以上のような世界をチルコロ=ブラヴーラという空間で、イタリアや食文化に興味のある人たちと喜びを分かち合うって、不思議で楽しい事だと思います!パスタ&メイン料理に関しては、また明日!あなたもおいでよ!次回は5月14日(火)ヴェネト(ヴェネツィア周辺)特集です!ご興味お有りの方は、viteitalia@gmail.com までご連絡を(^^)
2013/04/09
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ヒッチコックのアメリカ映画第一作。レベッカ価格:500円(税込、送料別)1940年アメリカ作品。アルフレッド・ヒッチコックの「レベッカ」です。映画の面白さ満載のヒッチコック映画にあって初期の文芸作であり、僕にとっては80年代初期に、確か深夜枠で放映されたこの作品をVHSで、何度も観た思い出があります(^^;;先日、ヴィスコンティの「熊座の淡き星影」の感想を書いた際に何の脈絡もなくこの作品を思い出し、睡眠時間を削ってDVDを観てしまいました(^^;;おそらくは貧しい貴族の出で、両親を失い、身寄りのないまま富豪夫人に「パートナー」として雇われ、南フランスにヴァカンスにやってきたか弱くも美しい、多分日本人的な奥ゆかしさとか、謙虚さも兼ね備えたといえる「私」を大女優ジョーン・フォンテインが演じています。そして、そのモンテカルロで⭕と出会い、過去の影を残した結婚する貴族の名門中の名門を演じるのは、英国の男爵俳優ローレンス・オリヴィエ。まず、有名なトリッキングな撮影がファーストシーンから炸裂します。キャメラが主人公の目になって、夜の貴族の館の庭園を彷徨う夢のシークエンスなのですが、格子の鉄の扉にどんどんと近づいて、わ、ぶつかる!とその瞬間に越えられるはずのない格子の隙間をキャメラがすうっと通り越して行く。映画のファーストシーンのお手本のような、エレガントで、重厚感とサスペンスタッチのキャメラワークと音楽と脚本が一体化した名シーンです。二人の掛け合いを演出する前半のヒッチコックの軽快なリズムは心地よく、素直に無理なく、物語の中に自分をいざなってくれます。前半のリズム感の良いストーリーは、二人の幸せな出会いであり「無理すぎる結婚」。いわば身分の違いすぎる上流階級同士の結婚ですよね。これって一番大変な結婚だと思うんですが、ひ弱な⭕がその大豪邸で心理的にドンドンと追い込まれて行く様も、ヒッチコックらしいタッチで、ヘビーすぎず、可哀想な主人公をこちらは楽しめてしまう。親戚や給仕たちのそっけなさ、冷たい視線、哀れみの仕草。召使いのダンバース夫人、笑ってしまうぐらいに怖いです。「アルプスの少女ハイジ」にロッテンマイヤーさんという怖面白い給仕がおりましたが、実写の白黒映像のダンバース夫人の怖さは震え上がるほどです。ちょっと草笛光子ににてますね(^^;;ヒッチコックの映画の面白さに「振り返ったらそこに」というのがありますね。「鳥」のジャングルジムのカラスしかり。レースのカーテンの向こうにいるダンバース夫人のショット!おしっこちびりそうになります(^^;;また、一度も実像として出てこない前妻のレベッカの存在が重く、暗く、怖〜くのしかかって来るのってありえない!ラスト近くの心理劇というか、推理劇部分は多少説明的で、ノリが悪くなりますが、それでも映画の魅力はまるで失われません。白黒映像と、いかにもセットで撮影したという地中海の背景とのシンクロやその微妙なズレも実に楽しいです!CG映像に慣れた昨今の新たな楽しみに十分なり得ます。つまり手作りの感覚。当然ながら、こちらの方がちゃちで野暮ったいが、僕にとってはリアル感があります。イタリアの古い絵画や建築物に魅了される感覚に似ています。音楽がモンタージュと共に映画のリズムをリードし、ドラマを盛り上げ、我々を劇中に誘い込むようなヒッチコックサスペンスの黎明期の名作です。ヒッチの映画には社会も思想も哲学もない。あるのは映画だけ。でもそういう映画が、たとえそれが今は途絶えたような一時代の上流階級を描いていても、何故か人物像がリアルで腑に落ちてしまう。これもヒッチコック映画の面目躍如といえるでしょう。ワインと映画を比べることはできませんが、歴史、社会、経済風土、土壌、天候、人間心理などを総合的に、一方では難しく、他方では美味しく、楽しくいただくのがワイン。ヒッチコック的な、なんやかんやと難しい部分もあるけど、とにかく美味しくて、エレガント!!っちゅうイタリアワインって、何やろ?と考えたりします(^^;)ヒッチコックのアメリカ映画第一作。レベッカ価格:500円(税込、送料別)
2013/04/08
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ショーシャンクの空に(DVD) ◆20%OFF!価格:1,200円(税込、送料別)1994年のフランク・ダラボンの長編デビュー作です。この年は、僕がローマにワインの勉強で出発する年なんですがこの映画の記憶がまるでありません(^^;)同じ年の「フォレスト・ガンプ」「パルプ・フィクション」にはかなり魅了されていたので(特に後者は日本で1回、イタリアで2回映画館に行きました^^;)、陰に隠れていたのかな。ともあれ、10年以上前にVHSで観て、かなり感銘を受けた記憶があったのですが、今回は春休み中の息子と観ようか、というノリで借りて来たのですが、僕の中の何が変わったのか、「アラ」の部分を強く感じてしまってもう一つ乗り切れませんでした。アラ、その1レッドを含めた主人公の「仲良しグループ」があまりにも「綺麗に」描かれているので、元凶悪犯であるというリアル感がありません。大いにハリウッド的、大衆迎合的な演出といえるでしょう。登場人物が、むしろ我々と同様の人間であるという共感、共鳴を促しているともいえますが、やはり「生ぬるい」感じがします。アラ、その2主人公アンディが、無実の罪を証明できる希望を見出して刑務所所長にかけ合い、拒否され、証拠を持つ仲間を殺され、絶望の淵に追い込まれていきますが、あの所長にすがりつくあたりに、アンディの甘さというかあれほど周到で冷徹な脱獄プロジェクトを一人で貫徹しようとしている人物にしては・・・という脚本の至らなさと感じます。つまるところ、脱獄の感動的なシーンへの思い入れがやや軽減してしまいます。アラ、その3仲間にビールを飲ませる、図書館を拡張していく、オペラのアリアを全員に聴かせる・・・・アンディーのリベラルで理想主義的なキャラはこの映画の核でそのエピソードは大いに映画を盛り上げますが、そもそも凶悪犯を収容する刑務所において、そうした純粋な文化的な思い入れ、嗜好がアメリカの刑務所で受け入れられていく脚本や演出に、イマイチ、リアル感を感じませんでした。モーツァルトの「フィガロの結婚」のアリアを刑務所中に流して懲罰房に入れられる感動的な件がありますが、別の側面から見れば「思い上がったヒューマニズム」だと思ってしまうんですよね。それを囚人たち全員が、心を奪われたかのように聞き入る演出にも行き過ぎたものを感じました。もちろん、良いところもいっぱいある映画です。質感としてとても成功している、気に入ったことを挙げると、仮出所の後に自殺を遂げてしまうブルックス役のジャームズ・ホイットモアの存在感。刑務所に長年いると刑務所に甘えてしまい、塀を越えたときなすすべをなくしてしまう悲しい人生を演じきってました。この辺りはハリウッドの面目躍如といったところでしょうか。その物悲しさがよく出ていたが故に、レッド(モーガン・フリーマン)の仮出所後の緊迫感が引き立ちました。様々なエピソードに静かに挿入されるピアノ曲も素晴らしかった。レッドを通して、過去の記憶をたどるようなストーリー展開ですが、記憶の紐を解いていく感じと静かなサスペンス感がとてもよく出ていると感心しました。ただ、人間を性悪説、あるいは虚無感をベースに捉えようとしているイタリア映画のある種の潮流側を支持する僕からすると、非常に軽く、未完全で少々能天気な文字通りのハリウッド映画=人間を性善説で捉えヒューマニズムを信じることのできる人たちのシリアスな映画という感じがしました。良い映画かもしれませんが、到底、キネ旬ベストテンで1位を取るような映画ではない!日本の映画評論家たちもどうかしている。当然ながら淀川長治氏は、ベスト10にも入れていません(^^;)しかし、このネガティブな感覚は、当然僕の「歳」のせいでもあるわけですが悪い気はしません。ショーシャンクの空に(DVD) ◆20%OFF!価格:1,200円(税込、送料別)
2013/04/06
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麒麟の翼〜劇場版・新参者〜 DVD通常版(DVD) ◆20%OFF!価格:3,192円(税込、送料別)言わずと知れた(?)東野圭吾原作の映画化。2012年の東宝、土井裕泰監督作品。これも、看護学校勤務をしている妻が春休み中で、比較的余裕がありそうだったので、以前興味を持っていたこの作品を借りて、いっしょに見ようと思ったのでした。映画のストーリーの流れには引き付けられていきました。推理モノであり様々な小さなエピソード、人間関係のもつれが重大な事件を引き起こして意外な結末を導いて行く様を、阿部寛演じる主人公の加賀恭一郎があぶり出していくスタイルは、アンドレア・モライオーリの「湖のほとりで」を彷彿とさせるものを最初感じたのですが、クライマックスに近づくにつれて、自分のテンションがどんどんとデクレシェンドしていくのを感じていました(^^;)それは何故か。推理モノにありがちな、諸々の疑問、疑惑すべてを事細かに「説明」しようとする、つまりは物語から観客が「想像」するすべてを拒否してすべて脚本の「決め事」の中に見るものを閉じ込めようとする「窮屈」さがどんどんと増していったからです。結果、映画が終った時「ああ、そうですか」で思考停止してしまうような感覚に陥ってしまうんです。緻密なプロットを完成させていく「小説」ならばそれも許されるような気がしますが、映画は映像で、できるだけ無駄のないセリフ、もっといえばセリフなしで、何かを物語ろうとする努力が表現者に必要だと思うのですがこの映画にはその大切な部分が皆無で、すべてのカットが日本の大都会の薄っぺらい街角をバックに淡々と、スピーディーに展開していくのでどうしてもある種の「軽薄さ」を感じてしまいました。多分、この手のドラマは、小説は結構面白いのではないかと。すべてを「説教臭く」説明しても、好き嫌いは当然あるにしても、「言葉の世界100%」の小説ならば、違和感が最小限ではないかと思います。ところが映画となれば、一つ一つのカットにセリフがあり、そして絵=カットとその連なりをつなぐ「モンタージュ」があります。予算をかけずに、スピーディーに撮影された雰囲気が充満しているだけに一つ一つのカットの「絵心」と言いましょうか、ある種の「美学」を感じなかったので、僕にとってはかなり物足りなかったですし、それ以上に、説明過多、過剰なまでの饒舌さにうんざりさせられた、というのが正直なところです。ガッキーとか、結構好きなんですけどね(^^;)阿部寛も雰囲気、貫禄はありますよ。中井貴一も好演していると思います。それ以上でもそれ以下でもない、という感じでしょうか。三谷幸喜の映画が極めて「演劇的」で時に辟易させられるのと似て東野圭吾の映画も極めて「小説的」で言葉の羅列に疲れさせられます。残念なのは、音楽もそうです。「イケてない」・・・鑑賞中何度感じたことでしょう。そして定番的なラストに流れるテーマ主題歌・・・もう勘弁してほしい(^^;)特に日本映画のテーマ主題歌はダサいと思います。逆にハリウッド映画とか、なぜ違和感を感じないのか不思議です。偏見でしょうか(^^;)おそらく、どちらも商業的であるが故に仕方のない部分でもあると思いますが、映画の質そのものを低下させてしまうような残念な曲を流すくらいなら、ない方がましだと思う。結構ネガティブなことを書きましたが、最後までそういうツッコミを入れながら、楽しめた映画ではあります(^^;)麒麟の翼〜劇場版・新参者〜 DVD通常版(DVD) ◆20%OFF!価格:3,192円(税込、送料別)
2013/04/03
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1951年のヴィスコンティ監督の第三作「ベリッシマ」です。そういえば、1944年の黒澤明の第二作に「一番美しく」という全く同じようなタイトルの映画があったことを思い出しました。戦時中の映画で、健気な女子挺身隊の働く姿を描いた戦意高揚を目的とした典型的な映画ですから、その内容を比べるのには無理がありますが「ベリッシマ」のアンナ・マニャーニ演じる女性像は、まあ日本的な「健気」の「け」の字の微塵もないようなローマ女であり、その生命力のほとばしる凄みは痛快です。 アンナ・マニャーニこれは「偉大な女優」と同義語であり、映画史上でも「最も強烈なキャラクター」を放つ俳優だと言っても良いのではないかと思います。まさに女の中の女!!もちろん「大和撫子」タイプの女性像とは対極的、いえ異次元でしょう(^^;)戦争直後の荒波を自らの娘を映画の大スターにすべくオーディションに通わせ、選考を通過させるために、手練手管を駆使する。決して美人タイプではないのだけれど、独特のセクシーさがあり、時に狡猾、時に厚顔無恥、手段を選ばず、審査基準を満たしていないにもかかわらず、娘を合格させるために一心不乱に行動する。ストーリーの中では、結局オーディションには合格するものの娘をからかい嘲笑した監督以下の映画スタッフに怒り、そもそもの大目標の達成を自ら蹴ってしまうという、ある種の良識的な母性も描かれるのですがアンナ・マニャーニの持つ母性は、子を守ろうとする、美しく慈愛に満ちた聖母マリア的な女性像を軽く凌駕するような強さ、深み逞しさがあります。ラストシーンで落胆した旦那との抱擁シーンがあるのですが、これは「ニュー・シネマ・パラダイス」のラストのキスシーンのフラッシュバックのカットで使われるシーンですね。決してキスをするわけではなく、夫を強く抱きしめるアンナ・マニャーニの涙を流す表情がクローズアップされるのですが、その表情、カットの力強い美しさといったらない!本当に凄い!思えば、すごい監督にばかり使われていますよ、この女優。ヴィスコンティ、ロッセッリーニ、ルノワール、そしてフェッリーニ。フェッリーニは「フェリーニのローマ」のラスト近くで、ほんのワンカットだけ実際のアンナ・マニャーニとして登場させていますが、そのシーンだけで映画の価値、輝きが数倍増しましたね。決して「華のある」陽性の女優じゃないと思うのですが、映画云々よりもストーリー云々よりも、まずアンナ・マニャーニ自身を見てしまう、そんな魅力に満ちた女性であり、女優であり、映画自身を脇役にしてしまうような力のある人なんだと思います。そういうことを思わせる女優は、アンナ・マニャーニだけです。余談ですけど、厳密にイタリア語的に、いえ少々ローマ的に発音するならマニャーニではなく「マンニャーニ」ですね(^^;)ローマ訛りで食べる=マンジャーレは、「マンニャー」になるのですがローマの匂いがプンプンする女優でもある、その庶民性、人間臭さが偉大なる監督たちを魅了してきたのでしょうね。
2013/04/02
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昨年ブラヴーラで始めた新しい企画 チネ・ブラヴーラ(略してチネブラ^^;)をしばらくお休みしておりましたが、少しスタイルを変えながら再出発したいと思います。以前のように、イタリア映画二本立て&ランチというスタイルでは少々ヘビーで時間的にも多く取りすぎてしまう傾向がありましたので 高岡セレクトの イタリア映画 プラス 高岡セレクトの 上映する映画に関連するイタリアワインというスタイルで、映画も一本立てで、毎月のサレッタ(イタリアプレミアムワインの会)と同じような時間帯でお送りしていこうと思います。つまり、土曜の昼下がりからワインを飲みながら、イタリア映画に触れられるという贅沢な時間を楽しんでいただこうと(^^)テーマとなるイタリア映画ですが、古い白黒映画から最近少しずつリリースされ出した比較的新しいカラー映画まで、どちらにしても「やっぱり死ぬまでに観ておきたい!」「一生であと何回観れるか!」というぐらいに思い入れのある作品をチョイスしていきたいと思っています!また「イタリア映画祭のあの映画見損ねた!」「今のイタリア映画を知りたい!」という映画好きなあなたのご要望にも「ゆっくり」(^^)応えていきます!食べること、飲むことと同時に、映画を観ることも コンヴィヴィウムともに時間を過ごすことを共有し合いたいと思います。ただ、これは映画の会なので、何も上映後に濃い話や議論を展開する必要もなく(盛り上がれば、それはそれで良い^^;)、僕は「なんとなくいっしょにいる」感じが良いと思っています。ワインの会もそうですが、余り「自分の意見を言わなければならない」とか固く考えないで、気軽にイタリア映画に触れに来る感じで良いと思いますので「あ、見てみたい!」と思ったら、気兼ねなく来てもらって、ワイン飲んで映画観て、帰ってくだされば良いのではと思います。あ、繰り返しますが、もちろん、楽しく会話が弾めば、それはそれで素敵なこと(^^;)普通の映画館とミニ・サレッタが、チネブラヴーラの時間だけ、ドッキングしたような感覚ですね。では、いつものブラヴーラとは違った時間、雰囲気を流してみたいと思います(^^) 期日: 4月27日(土) 15:30~ 映画: 「至宝 ある巨大企業の犯罪」 アンドレア・モライオーリ監督作品 2011年 ※イタリアの乳製品多国籍企業「パルマラット」の不正経理疑惑⇒ 破産申請のストーリーを下敷きにしたフィクションです。「イケイケ 家族経営企業」の栄枯盛衰を描いた、企業サスペンスの傑作です! 昨年のイタリア映画祭の大阪で公開されて、あまりに良かったので 紀伊国屋からDVDが発売されてすぐに買いまいした(^^;) 映画祭の様子、ブログにも書いています。 http://plaza.rakuten.co.jp/viteitalia/diary/201205120000/ ワイン:主人公は几帳面で神経質で、質実剛健な奴なのですが唯一の 拘り、趣味がワインなんです。産地は不詳ですが、繰り返し ブドウ畑を訪れるシーンが挿入されます。 おそらくピエモンテ、撮影された現場はアクイ・テルメなので その産地=モンフェッラートのワインをお出ししましょう(^^) 白1アイテム、赤2アイテム お出しする予定です。 参加費用: 4000円(ワイン3アイテム&パン代を含みます) タイムテーブル 15:30~ ワインテイスティング&映画解説 16:00 映画上映 17:10 上映終了 ひとまずお開き(^^;) お好きな人で歓談タイム 18:00 解散 定員: 20名様まで※ブラヴーラのお席は背もたれがありません。壁に寄りかかって頂くことも できますが、必要な方は独自に、マイチェアを持参くださっても構いません。※映画の会ですので、ワインのみのお客様はご遠慮下さい。ワインを飲んで 上映中におしゃべりされるのもご遠慮下さい。※逆に、ワインが飲めない方は、ソフトドリンクをご用意いたします。お気軽なご参加を心待ちにしております(^^)参加表明は、viteitalia@gmail.com または Facebook のイベントページよりお申し込み下さい。必ず、高岡からの返信をご確認くださいませ!
2013/04/01
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イタリア中部の絶品&絶景を求めて!ヴィーテ・イタリアツアー2013(第14回)6月22日(土)~6月30日(日) 7泊9日285.000円(航空チケット含まず)ゴシックからルネサンス美術の宝庫にして、日本では知られざる美食と絶景の地 ウンブリア (ペルージャ、アッシジ、カステッルッチョ、ノルチャ、モンテファルコ) マルケ (ウルビーノ、ロレート、イエジ、アスコリ・ピチェーノetc)をじっくり巡る旅!そして憧れのワイナリー訪問とそのワイナリーでのランチタイムなど、世界遺産、建築美術はもちろん、食文化そしてワインなど、すべてがちょっとマニアックな、イタリアが大好きな人のためのツアーです!変則的、部分的なご参加もOK!お気軽にご相談下さい!!プログラム 1日目 6月22日(土) 関空より ローマ着 ミニバスにてスポレートへ 【スポレート泊】 カヴァリエレ・パレス http://www.hotelcavaliere.eu/ 2日目 6月23日(日) 午前:ノルチャ 街散策とノルチネリア(ハムサラミ工房)を見学 ランチをカステッルッチョで(レンズ豆とサルシッチャのスープを堪能) 午後:大平原と街の散策 【スポレート泊】 カヴァリエレ・パレス http://www.hotelcavaliere.eu/ 3日目 6月24日(月) 午前:世界遺産スポレート観光(塔の橋、ドゥオーモなど) ワイナリー訪問&ランチ:トルジャーノ村「ルンガロッティ社」にて 午後:オルヴィエート観光 【アッシジ泊】 ホテル・デ・プリオリ http://www.hoteldeipriori.it/ 4日目 6月25日(火) 午前:アッシジ&スペッロ観光 ワイナリー訪問&ランチ:モンテファルコ村「カプライ社」にて 午後:ペルージャ観光 【アッシジ泊】 ホテル・デ・プリオリ http://www.hoteldeipriori.it/ 5日目 6月26日(水) 午前:グッビオ散策 午後:ウルビーノ観光 【マルケ泊】コクウス・フォルナチス http://www.coquusfornacis.it/ 6日目 6月27日(木) 午前:イエジ散策 ヴィッラ・ブッチ社訪問&ランチ 午後ロレート散策 ガローフォリ社訪問 【マルケ泊】コクウス・フォルナチス http://www.coquusfornacis.it/ 7日目 6月28日(金) 午前:マテリカ散策 ラ・モナチェスカ社訪問 午後:アスコリ・ピチェーノ訪問 【マルケ泊】コクウス・フォルナチス http://www.coquusfornacis.it/ 8日目 6月29日(土) アンコーナ出発 ローマ経由 9日目 6月30日(日) 関空着注意事項※料金は航空券を含まないものですので、独自にお取り寄せ下さい。以下のフライトを基準にしています。 往路 関空発AZ793 13:25発 ローマ着 19:35 復路 アンコーナ発 AZ1128 11:10発 ローマ発 AZ792 14:55発 翌日10:00関空着アンコーナからの乗り継ぎが不便なため、今回はアリタリア航空をお勧めいたします。※アリタリアAZをご利用される場合、往路は関空から高岡が同行しますが、復路は 都合によりアンコーナ空港までお供しますが、それ以降は自力でご帰国願います。※部分的なご参加でもOKです。但し定員に達した場合は全行程にご参加の方が優先 される場合がございますのでその点はご了承下さい。※プログラムは現状では、不確定要素が多く、変更の可能性がございますが、質的に 落とすことのないよう、更に素晴らしい内容の旅になるように心がけることを お約束します。変更の際は何卒ご容赦下さい。※また旅の途中に様々な要因により(ストライキや天候など)プログラムが急遽変更に なる場合もございますのでその点もご確認下さい。※料金は、航空機での往復の移動日のみ食事代が含まりませんが、その他は宿泊、 食事、移動などプログラムに含まれた要素すべて込みの料金になっております。 ホテルのチップ、お土産代、コーヒー代のみご持参下さい。興味のある方、お申し込みされたい方 viteitalia@gmail.com viteitalia@maia.eonet.ne.jp 090-3973-6688ヴィーテ・イタリア高岡までご連絡下さい!今回は、旅行の最低人数をクリアしておりますので、ご安心して職場での休暇を取ってください(^^)楽しく、ゆったり、大好きなイタリアの旅をしながら、いろんな好奇心を満たして行きたいですね!!いっしょにまだ見ぬイタリア、探検しましょう(^^)
2013/03/30
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熊座の淡き星影(DVD) ◆20%OFF!価格:4,032円(税込、送料別)1964年の「山猫」il gattopardo につづく、1965年のルキノ・ヴィスコンティ監督作品です。前作のシチリア貴族の「豪華絢爛」を見事なカラー作品で綴ったヴィスコンティでしたが、この作品では、同じくトスカーナのヴォルテッラを舞台に、同じく絢爛豪華な貴族の館を舞台にしたドラマを描きながらも、白黒作品として世に問うています。70年代に入ってからの最後の4作品「ヴェニスに死す」「ルードウィヒ」「家族の肖像」「イノセント」はすべてカラー。60年代までなら、歴史絵巻的な作品「夏の嵐」「山猫」はカラー。その他の小品としての人間ドラマは白黒作品にする傾向があったのだと初めて気付きました。ともあれ、ユダヤ人の豪邸がドラマのほとんどの舞台になっていますのでその調度品や、建築デザイン、内装の壮麗な雰囲気が充満しているだけに、なぜカラーで撮らなかったのか?という疑問は残ります。まあ、いくつもの映画制作会社をその制作費と収益のアンバランスで潰したヴィスコンティなので(^^;)、予算を渋られたのか、あるいは彼自身の積極的な選択だったのか、興味深いところですが、真実を知る資料には出会っていません・・・。クラウディア・カルディナーレの魅力が光っています。見た目の美しさに見え隠れする出自からの粗野さ、荒削りさ、あるいはダイヤモンドの原石のような人間性の強さ、またあるいは、その両者のコントラスト、矛盾を、アラン・ドロンもそうですが、ヴィスコンティはこよなく愛しているんだろうと思います。「山猫」で見せたあの圧倒的な若さ、驚異的な美しさ、そしてそれを一瞬にして崩壊させてしまうような野卑な逞しさ。あの見事なうら若き、シチリアの新興ブルジョワジー(=現代のマフィア?)の陽性な女性像がこの作品では内向的で暗い性格と肉体美を備えた派手な美しさが混在して、そこにある種の育ちの悪さ、愛するユダヤ人の父親と死に別れ(母親と浮気相手による告発によって強制収容所に送られたと本人は信じている)、母親からの愛情が希薄だったことをほのめかすシーンがあり、強烈に対立するキャラクターの陰性な女性像が綴られていきます。その、白と黒の光のニュアンスを駆使して、白黒映像ならではのモノトーンの濃淡映像の静的な美しさと、キャメラが対象に望遠レンズで急に近づいていく、すなわちピントの決まり具合の緊迫感、荒々しさ=動的な魅力が相まって独特のリズムを生んでいる点も興味深いです。話の筋は古代ギリシャ悲劇を下敷きにしていますが、「近親相かん」が重要なモチーフとしてドラマ全編に貫かれています。(「かん」という漢字は「公序良俗に反する」らしく、アップできません でした^^;)姉と弟の間に起こったそのドラマをヴィスコンティは冷徹にきわどく描写しています。緊迫感溢れる演出と凝りに凝った映像美を追っている間に、ある映画が脳裏に浮かんできました。それは アルフレッド・ヒッチコックの「レベッカ」テーマもスタイルも制作年代も全く違いますが、ブルジョワジーの倒錯した精神世界と申しましょうか、ある種の富を持ってしまった人間の性と言いましょうか、そういうものを物語にして映像化した名画ですね。まあ有史以来、特に古代世界というのは、近親相かんだらけなわけでカトリックなり宗教が、いわば人間の節操のない(自由な)振る舞いに制限をかけているわけで、その人間性のもつれを描くことは、現代では「タブーへの挑戦」ということになるでしょうが、ヴィスコンティのような筋金入りの性的バイな人からすれば、扱って当然のテーマなんでしょうね。ひょうひょうと我が道を跋扈いる感じがします。映画の舞台は、古代エトルリアの本拠地のひとつであるトスカーナのヴォルテッラであり、そのエトルリア世界が作品のそこここに散りばめられているのはおそらくこのテーマと無関係ではないのでしょうね。キャメラをレンズを通して傷つき、疲れ果てた主人公たちの内面をあぶり出すかのような、強いヴィスコンティの眼光を感じた作品でした。クラウディア・カルディナーレの数々のコスチュームプレイも出色(^^)文句なしに素晴らしい作品です!熊座の淡き星影(DVD) ◆20%OFF!価格:4,032円(税込、送料別)
2013/03/20
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京都マラソンを走り終えて上のような文章を書くことは、ええ歳をしてなかなか平凡で恥ずかしいことだと思います(^^;)やれ、何時間で走った、やれ何キロ減量したなどなど、具体的な数字を挙げて「どんなもんだい」的な感じを見え隠れさせてる・・・読み直すと恥ずかしい(^^;)でも、書かずにはおれないのは、なんでだろうと思います。もちろん、応援してくださった方への感謝とか報告の意味もあるんですけど、同時に個人的でエゴイスティックな感情を孕んでいることは確か。「まあ、書きたくなるし、しゃーないやん」ぐらいの感じで、また再び書きますけど。読みたくない人は読まなくて良いわけだから(^^;)でも、今回は薬物について。Facebookで友たちの人なら京都マラソン後の「痛風」騒ぎについては知っていると思います。先週火曜日のチルコロ開催の日の朝にこう書きました。『一昨日京都マラソン走り終えて、昨夜から左足首、再度パンパンに腫れて 激痛(^^;)2ヶ月前とは別の整形外科で診てもらうと 「完璧に痛風の腫れ方や」 「腫れてる時に血液検査しても正しい尿酸値は出んよ」 「スポーツする人は尿酸値が高いもの」などと断ぜられました(^^;) 腫れている足首から水を取り出し薬を注射。これが七転八倒の痛さ! 短時間で痛み止め飲みまくって、今夜のチルコロ、元気いっぱいで開催です(^^) 』先週いっぱいはその「痛み止め」でやり過ごせました。1月の足の痛みと全く同じ症状で、「まあこれは痛風か」と僕も観念しかけていますが、まだ100%痛風で納得しているわけではありません(^^;)尿酸値も正式にまだ測ってませんし・・・(往生際悪い!)それで今は足の方はほぼ痛みは収まったのですが、それ以外のところでパッとしない感じがずっと続いていて、思うところがあるのです。まず、医者から処方してもらった薬を看護師の妻が見て、「これかなり強烈なホルモン剤やん!」「薬切れてから大変かもなあ」などと言っていて何とはなしに聞いていたのですが、薬が切れたあとの感じは足に関しては全然問題はなさそうです。ところが、足の痛みが去っていくのと入れ替わりに風邪の症状が徐々にひどくなって、先週末から結構苦しんでます(^^;)熱とか測るレベルじゃないと思うのですが、鼻水、喉痛、くしゃみがあって、これは京都マラソンの大雨の影響かと思っていたのですが今週に入った頃から、目がショボショボしだして、くしゃみも激しくなって あれ?これってアレルギー?? 花粉症???と思えてきました。「そりゃ、高岡さん花粉症デビューやわ~!ハハハ」と、昨日久しぶりにあった息子の少年野球時代のお父さん達の飲み会でも幸せそうな感じで言われました(^^;)辛い感じって、かなり波がありますよね。ひどい時には、身体が重く感じて、頭もぼーっとして、耳鳴りのような感じもある。って、花粉症って、そんなんない?(^^;)今までは「人ごと」で済んでたのに!!などと考えてたら、そのホルモン剤のことが頭をよぎって、このホルモン剤の注入、あるいは注入を終えたことでリバウンド的に体調が崩れているのかな、とも思えたりしてきました。(色々と薬物に関して読んでみますけど、全くチンプンカンプンですわ)しかし、自分にとってかなり重要な問題はやはり「痛風」のことです。「ハハハ、痛風かあ~」で済まないですよね、職業的に(^^;)実際、今でも飲酒を控えようか、プリン体の多い食品は少しでも控えて、という心理が働きます。生き方のベクトル、その強さにも大きく影響を及ぼします。ワインはプリン体含有それほど高くないですけど、アルコール摂取がすでに尿酸値高めます・・・。「美味しいもの我慢しない分、しっかり運動する!」をモットーにやってきましたが、人体の生理として、あまりにも短絡的でシンプルすぎましたかね。とにもかくにも、今納得していないのは、左足首の痛みが本当に痛風なのか、そしてなぜ左足首だけに起こったのか、の二点です。それが分からないと対処のしようがない、、、、、、ああ・・・正味の話、二ヶ月前の激痛時と何も変わっていないですね・・・。そのことが一番気分を凹まします(^^;)
2013/03/19
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【1000円以上送料無料】揺れる大地 海の挿話/アントニオ・アルチディアコノ価格:5,040円(税込、送料込)1948年のイタリア映画。ルキノ・ヴィスコンティ監督の、「郵便配達は二度ベルを鳴らす」に次ぐ、第二作です。ネオリアリズムの代表作として名高いこの作品です。素人役者を100%使い、すべてシチリアの漁村でのロケ撮影をしている点がネオリアリズムの方法論として典型的なところ。ただロッセリーニやデ・シーカなどの非常に歯切れの良いテンポの作品とは一線を画して、ドキュメンタリータッチな部分とヴィスコンティが好んで叙情的にフィルムに収めようとするシチリアの風景とか、ある漁民家族の群像劇を通して丹念に、これでもか!というほどスケッチされています。その点で、ネオリアリズムとは別次元の、ヴィスコンティの類まれな芸術家としての才能と人間性の偉大さ、面白さを感じずにはいられない作品に仕上がってます。この作品は、イタリア共産党が企画して、3部作の第一作として製作された作品だったそうですが、その後の2作品はついぞ製作されませんでした。観ていただくと分かりますが、共産党としての目論見は魚の仲買人に搾取され、身を滅ぼしていく家族と個人の悲劇を表現しながら労働者の権利を高らかに訴えることにあったと思われます。ところが、ヴィスコンティの視点、切り口は、むしろ逆にカトリック的でさえあり、神の視点といえば大げさかもしれませんが、もっと深いところもっと現実世界を直視したところで脚本が書かれてます。キャメラが描く絵も、その悲劇をそのまま肯定的に描いたり、シチリアの風景そのものに強い愛着を感じて、フィルムに焼き付けているところがあって共産党の意にそぐわなかった感じがひしひしと感じられます。もちろん、この頃のヴィスコンティは、貴族でありながらも共産党員だったのですが、そうしたイデオロギー云々の世界ではない人間の性と運命の悲劇を、正面から冷徹に描いているように思えます。この辺りは、彼の貴族性が絢爛と出てくる後期のドイツ三部作、あるいは「山猫」や「夏の嵐」のような世界にも完全に重なってくるヴィスコンティ独自の世界であり、僕がいつも感銘を受けるところでもあります。家族がひとりひとりの運命がどん底にありながらも、そして意に反して敵の下で漁師としての生活をスタートすることになった主人公が漁船の櫂をこいで漁に出るラストシーンの静かな力強さは、僕の中では映画史上ナンバーワンかもしれない!かなり秀逸です。しかし、こういう極貧民の実生活を目の当たりにすると、たとえそれが60年以上前の世界であったとしても、実に新鮮ですね。女性と子どもはほぼ全員裸足で生活している(^^;)食生活がどうの、生活のリズムがどうのとか、そういう次元にないですよね。この貧民生活。というか、昔の漁村にせよ、農村にせよ、我々が今一生懸命に営んでいる社会生活、規範など全く別次元のところで生を全うしていたような感すらあります。こういう生活がベースにあったとすると、リソルジメントの後だったかカトリックがイタリア王国政府による人民への教育に反対したという、その理屈というか、心というかがわかるような気がします。カトリックは「人民の素朴さが教育によって失われるから、そのようなものは人間性の喪失でもあるから施してはならない」と主張したんですよね。で、この「揺れる大地」を見ると、そのカトリック側が守ろうとした素朴な人民たちが目の前にわんさといるわけです(^^;)そしてその人間性の素朴さ、荒々しさ、純粋さ、野卑さのあいまったところの神々しさと申しましょうか、今の我々の近代が完全に失ってしまった何かを、完璧に持っているんですよね。衝撃的な映画です。イタリアでは、「救うべき100本のイタリア映画」に選出されています。【1000円以上送料無料】揺れる大地 海の挿話/アントニオ・アルチディアコノ価格:5,040円(税込、送料込)
2013/03/17
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【送料無料】カラヴァッジョ巡礼 [ 宮下規久朗 ]価格:1,470円(税込、送料込)かず限りない表現者を輩出してきたイタリアですが、絵画、音楽、文学、そして映画とジャンルを越えて、誰が好きかと尋ねられて、このカラヴァッジョの名前をベスト10内に抜きにすることは、おそらく不可能だと思います(^^;)エログロ好きの僕ですからね(^^;)ともあれ、リラ時代の一番高価な紙幣に印刷されていたのは、まさしくこの Michelangelo Melisi da Caravaggio ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョですから、イタリア人の中でも、たとえ殺人から男色までありとあらゆる悪行に手を染めたこの画家に対するリスペクトは最大級であり、西洋絵画史の中のポジションとしても、最高クラスにあることは間違いないでしょう。 ロックならレッド・ツェッペリン ブルースならスティーヴィ・レイ・ヴォーン クラシックならモーツァルト(^^;)いえいえ、決して大げさではないでしょ!ローマのパンテオンとナヴォーナ広場のあいだに、 サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会 San Luigi dei francesiというローマ在住のフランス人に捧げられた教会があって、その中左奥の礼拝堂にカラヴァッジョの3部作を初めて見た瞬間の衝撃というか感動は未だに忘れがたいものがあります。光と影の劇的な要素圧倒的というしかない絵の巧さ漂う生と死、そして性の官能性確かに、一つ一つを持つ絵画というのは数多くあると思いますが、ほとんどすべての絵にすべての要素が兼ね備えられているのはカラヴァッジョの絵の特徴ではないかと思います。この本は、分かり易い入門書であり、カラー写真も多く、またカラヴァッジョがたどった人生における「逃亡の旅」で残した都市ごとに章を分けているので、絵画とともに人生を共にし彼のスタイルの変遷もたどっていける楽しさがありました。また「カラヴァッジェスキ」と呼ばれる、彼に影響を受けた多くの画家の作品もその都市ごとに紹介されているので、訪れた時に立ち寄れ、見識に深みをつけることが可能です。ワインと料理だけでもワクワクするような旅の体験ができるのに絵画も合わせちゃうと、もうどうしようもないほどの快楽を味わえるのがイタリア!!ああ、そうするとマルタには絶対に行かなければならないしシチリアだってメッシーナにも行かなければ(シラクーサでは見た!)ナポリは行ったが、カラヴァッジョのナポリは見てない!ありえない!!ローマでは相当見ているが、全部ではない!やはり見ないと死ねない!!そういう気になってしまうのです(^^;)【送料無料】カラヴァッジョ巡礼 [ 宮下規久朗 ]価格:1,470円(税込、送料込)
2013/03/16
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Canelli e' cetro del mondo gastronomico.....!! カネッリ・エ・チェントロ・デル・モンド・エノガストロノミコ「開始時間も過ぎたし、お客さんもあと一人だから、もうそろそろ」「始めようか」と僕が言うか言わないかのタイミングでジョルジョはすでに演説をぶっておりました(^^;)もちろん、ブラヴーラで開催したジョルジョ・チリオディナーの話です。ジョルジョと知り合ったのは、先日ブラヴーラにお越しくださりサルデーニャのパーティーを開催したときのゲスト藤田智子さんが1年間料理修行をしたアグリトゥリズモのオーナーとして、ご招待いただいた京都のタントタントで紹介してもらったのがきっかけ。おそらく2005年のことだったでしょうか。それから彼のアグリトゥリズモに、3回のピエモンテツアーで3回とも逗留しています(^^;)人間としての迫力、故郷風土への偏狭的な愛情(^^;)、ホスピタリティー精神そしてあくなき好奇心。最初は、あまりにも洗練されない、あまりにも素朴な世界に少々途方に暮れましたが(^^;)、グイグイと彼の迫力に引き込まれて、まるで魔法か催眠術にでもかけられたかのようにピエモンテのアスティ県カネッリに魅了されていきました。もちろん今はいろんな意味で客観視できるようになりましたが、それでもピエモンテを訪れるときは、お客様にジョルジョのカネッリをご紹介したいという気持ちに全くブレはありません(^^)ジョルジョ曰く、 「なぜ、世界の中心なのか?」「次にいう6つの食品の世界最高クラスを同時に併せ持つようなゾーンは 世界にひとつとないからだ!」「一つ目はノッチョーレ!(ヘーゼルナッツ)」 ノッチョーラ・トンダ・ジェンティーレ・デッレ・ランゲIGTという ピエモンテ独特のヘーゼルナッツ、、、、フェッレーロを始め、トリノの 洗練されたチョコレート文化もこのヘーゼルナッツの存在なしではありえ なかったでしょう。「二つ目は、カルネ!(肉)」 ファッソーネ・ピエモンテーゼと呼ばれる品種は、イタリアでは唯一 生肉で美味しく食すことのできる、非常に脂身の少ない子牛肉です。「三つ目は、フォルマッジョ!(チーズ)」 ロビオーラ・ディ・ロッカヴェラーノDOP は、山羊乳のチーズで 世界で唯一、3日後に食べても3年後に食べても美味しいチーズ。 更に、山羊乳を使用しているため、脂肪質が低く、消化に良く、 最も健康的なチーズといえる。「四つ目は、ヴェルドゥーラ!(野菜)」 カルド・ゴッボ・ディ・ニッツァ・モンフェッラート!! バーニャ・カウダに適した特徴的な野菜は、ここでしか採れない!「五つ目は、ヴィーニ!(ワイン)」 バローロ、バルバレスコ、バルベーラ、ドルチェット、そしてモスカート。 これだけヴァラエティーに富んだ質の高いワインが産出されるゾーンは、 まさにここだけ!!「六つ目は・・・・・・(お茶目にウィンクして) タルトゥーフォ!(白トリュフ)」 もう説明はいらんだろ!!笑毎回必ず彼が説明することなのですが、いつもいちいち心から納得します。もちろんこのゾーンを相対化させるのに、事足らないほどの地方文化が存在するからこそ僕はイタリアに惹かれるわけですけど。それにしてもガストロノミーの切り口で、これだけのヴァラエティーとこれだけの視覚、味覚、嗅覚で僕を楽しませてくれた地方は、やはりピエモンテということになるのではないか!!と、彼の力強い言葉を聞いていると、思ってしまう。昨年を始め何度も体験した味覚アドヴェンチャーを昨日のことのように生々しく思い出します。「もうこれ以上の言葉はいらないでしょう。すべてではないですが いくつかウチのアグリトゥリズモで作った瓶詰めを持ってきて ます。 ワインと共に楽しみましょう!!」 前菜はクロスティーニを中心に、彼の素朴で滋味あふれるバラットロ (瓶詰め)の数々!! Bagnetto verde Bagnetto rosso peperonata peperone al forno mostarda di moscato そしてブラヴーラから豚肉のローストをお出しして、同じバニェット・ヴェルデ バニェット・ロッソ、そしてモスタルダもお試しいただき、 ロビオーラ・ディ・ロッカヴェラーノの3ヶ月、1年3ヶ月 2年数ヶ月の3種の熟成具合のチーズを堪能! 慣れない人にとっては「えげつない」匂いだったかも(^^;) でもこれがジョルジョのジャム、ジョルジョのデザートワインで 華々しく高貴なものに変貌する不思議!!! confettura di mele confettura di pere confettura di cachi 最後に、かのヘーゼルナッツとバーチョ・ディ・ダーマ& モスカート・ダスティで〆。ワインは、彼の親戚ダリオ・コチート手がける、素朴かつ粗野なところがチャーミングでもある グリニョリーノ・ダスティ grignolino d'Astiシンプルさとエレガントさ併せ持つ バルベーラ・ダスティ「ビオランダ」 Barbera d'Asti Biolanda彼の友達が作る伝統スタイルのワイナリー、ピーラ社(有名ワイナリーのピーラではない)の バローロ 2007 Baroloそして、同じくピーラ社の2005 バローロは、でキャンティングすると強烈な迫力を放つ逸品でした!デザートワインとしては2種。強烈なロビオーラ・ディ・ロッカヴェラーノチーズに合わせたのは、なんと2006年から2010年ヴィンテージをすべて混ぜ合わせたという(少量生産のため) モスト・ドゥーヴァ・パルツィアルメンテ・フェルメンタート mosto d'uva parzialmente fermentatoは、極甘でありながらもエレガントさが出た究極のワイン。もちろんヴィンテージ・チャンポンワインなので、DOCGは名乗れないが質的には一級品!! モスカート・ダスティ moscato d'Astiカジュアルワインですが、ジョルジョのそれはきっちりとした凝縮感と美しい酸があって、綺麗でした。参加者の皆さん、ほとんどすべてがかつてのヴィーテ・イタリアツアーの参加者の方々で久しぶりのジョルジョナイトを楽しんでらっしゃいました。僕は例によって、最終電車に間に合わせるために早々とお暇(^^;)ジョルジョにはゴメンやったけど、いっときでも会えて幸せでした。明日からは、東京→仙台→山形に向かうとか。相変わらず精力的な男です!!ご参加くださった皆さん、急なお誘いだったにもかかわらずお越しくださり本当に有難うございました!!
2013/03/15
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サレッタは、「小さなサロン」という意味です。サロンというのはフランス語で、もともとはイタリアで、洗練された貴族文化を吸収したフランス人外交官の娘がフランスに帰国した後にパリの粗野な宮廷文化に落胆して、自らの自宅に教養人を招いて「文学サロン」を開いたのが、語源ではあります(^^;)カテリーナ・ディ・メディチ同様に、当時のイタリアとフランスの文化レベルの乖離が伺えます。当時というのは17世紀初頭ぐらいです。イタリア語の話でいえば、サロン=サロットのもともとの言葉はサーラ Sala 部屋という意味です。それが大きな部屋というニュアンスを持つと、サローネとかサロットという言葉になる。僕のサレッタは、サーラ Sala に 縮小辞の etta を加えて「小さな」「こじんまりした」「大したことない」というニュアンスを加えています(^^;)せいぜい10人ぐらいの会ですし、お出しできるものといえばワインとチーズぐらいのものですからね~。主人公はテーマとなるワイン、そして最大の脇役としての、参加者皆さんのトーク!もちろんチーズ&パンも選りすぐった素晴らしいものをご用意しております。チルコロが料理とともにその地方のベーシックなワインを楽しむのが目的とすると、サレッタはあくまでワインに集中して、テイスティングを楽しむのが目的。試験合格とか「覚える」ことを目的にしていませんので試験対策に来られても何の役にも立たないと思います(^^;)ただ、素晴らしいレベルのワインをテイスティングするからにはやはり自分自身の言葉の力とか語彙力とか、そういうのを脳内で駆使してみることはサボらない方が良い!その方が素晴らしいワインを深く味わえることは確かですから。「美味しい!」だけで済ませてそれでOK!というようなワイン会ではないと思います(^^;)元ガンベロロッソ誌のダニエーレ・チェルニッリ氏も言うとおり「ワインとは謙虚さとインテリジェンスで飲むべきもの。それを 頭の片隅に置いておく価値はある」そういうスタンスにあるのがサレッタです(^^)今回のシリーズも前回同様、チルコロと共に進んでいきます。なので毎月第二週の火曜日チルコロ、土曜日サレッタにおいでいただくと同じ地方の食文化からワイン文化まで幅広く体感できて、その感動を深めることができると思いますよ!来月4月から7月の予定をどうぞご覧下さい!第一回 4月 13日(土) エミリア・ロマーニャ州(州都ボローニャ) トスカーナからロマーニャ地方(ボローニャより東)がエトルスク文化 としてのサンジョヴェーゼ耕作地帯。西のエミリア地方は中心部分が ランブルスコ文化、西はピエモンテやロンバルディア的な丘陵地になる! まだまだ知られざるワイナリーがいっぱい!!第二回 5月11日(土) ヴェネト州(州都ヴェネツィア) 圧倒的にレベルアップしたプロセッコ地区の洗練スパークリングから アマローネを代表するヴェローナワインのポテンシャルをじっくり(^^)第三回 6月 8日(土) トレンティーノ・アルト・アディジェ州(州都トレント) イタリアにおけるシャルドネの傑出した産地としてのトレント。 すなわち瓶内二次発酵のエレガンツァ! ドイツ系、フランス系、土着葡萄が相交じり合う文化とアルプスの麓の 独特の気候条件が生む迫力と洗練のファインワインひしめき合う ボルツァーノ!!第四回 7月 13日(土) フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州(州都トリエステ) 知る人ぞ知るスロヴェニア国境の白ワインの聖地!アドリア海とアルプスに 挟み込まれた土壌風土と幾多の歴史的困難を経た屈強の人間のメンタリティーが 生む珠玉のワインたちをしみじみ味わおう! 各回 8000円 ※お釣りなきよう、現金でお支払い下さい!お申し込みはヴィーテ・イタリア高岡 viteitalia@gmail.com またはFacebook のイベントページよりお申し込み下さい!※必ず返信を確認してくださいね!!定員7名様です。是非、お早目のご予約を(^^)
2013/03/14
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