あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2007年09月02日
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記録的な酷暑だった8月も終わった
暑さがものすごく苦手な自分だが、なんとか身体は持ち堪えてくれた
仕事も一段落したことだし、ここらで身体も心もリフレッシュしようと、たった1日の夏休みではあるが、出かけることに
向かう先は、 日本が誇る一番高い山、富士山!
といっても、山登りをするわけではない
アスファルトに囲まれた都会での生活を送っていると、緑が恋しくなってくるので、 緑豊かな富士山周辺をのんびり しようという訳

朝早く自宅を出たこともあってか、高速道路を快調に飛ばし、2時間弱で山梨県に到着
昨日調べた天気予報では曇りとなっていたが、予想通り、天候は今ひとつ
道中は時折太陽が顔を覗かせたものの、今見上げる空は、厚い雲で覆われていた
富士山が見える位置を走っている筈なのだが、四方見渡すかぎり、まるで空一面をペンキで塗りたくったかのように灰色一色で、日本一の山の姿を拝むことはできない

忍野八海・1
まず初めに向かったのは、富士五湖のひとつである山中湖からわりと近くにある 忍野八海
湧池・出口池・お釜池・濁池・鏡池・底抜池・菖蒲池・銚子池の八つの湧水池 を総称して呼ばれる忍野八海がある忍野村は、その昔“宇津湖”という湖だったが、西暦800年に起きた延暦の富士山大噴火により、そのとき流れた溶岩流によって、湖は山中湖と忍野湖に分かれ、忍野湖は川の浸食や掘削排水のため枯れてしまった
忍野八海は、その時残った富士山の伏流水の湧水口の池として、今日存在している
(忍野村公式ページより参照)

村営の無料駐車場に車を停めると、歩いて数分のところにある忍野八海へ
まだ8時前ということで、両端に軒を連ねる土産物屋は閉まったままで閑散としてはいるが、意外と訪れている観光客の姿は多い
目の前に、見覚えがある水車小屋が見えてきた
実はここは、十年程前に1回訪れたことがあるのだが、その時は深夜で、いまいちその魅力に触れることができなかったので、今回もう一度訪れてみようと思ったわけ

忍野八海・湧池まず始めに目に飛び込んできたのは、湧池
忍野八海の池にはそれぞれ伝説があり、この湧池は、富士山が噴火したとき、人々は焼けつくような熱に苦しみ、喉の渇き、人家の火事、野火を消すために人々が水を求めて叫ぶ声が天地に広がり、その時、 「私を信じなさい。そして永久に私を敬うならば、私がみんなに水を与えよう」 という美しい声が天の一方から聞こえてきた
その声の主は“木花開耶姫命”で、その後まもなく溶岩の間から水が湧き出し、その池を『湧池』と呼ぶようになったという
富士山に降り積もる雪解け水が、地下の不透水槽という溶岩の間で、約80年の歳月をかけてろ過された澄みきった水 ということだけあって、その水はとにかく澄んでいて美しい
魚が気持ちよさそうに泳ぐ、まるでアクアマリンの宝石のような深く濃い綺麗な池を見ていると、強く惹かれるものを感じた
それは、単に美しい色にたゆらう水のせいか、語り継がれる伝説か、長い歳月をかけて陽の目を見るという神秘さかは判らないが、その水には間違いなく何かを感じた

忍野八海・2
忍野八海の八つの池は点在しており、案内図を見てもいまいち場所勘が掴めなかった自分は、湧池・濁池・鏡池、だいぶ離れたところ(車で2分程)にある出口池の4つだけを見た
その水は手にとると冷たく、澄みきった色をしたどの池も、同じ富士の湧き水のはずなのに、それぞれ違う表情を見せた

人と水は切っても切れない絆で結ばれている
しかしながら、人々は水を汚し、汚した水に大量の薬品を投下して浄化させ、我々のもとへと届き、また汚してかえす
なんとも理不尽なサイクルである
蛇口を捻れば出てくる水道水
当たり前のことすぎて、普段は水に対して意識をしないが、こうして、様々な伝説と歴史が眠る青き水を前に、水のありがたみを考えさせられる思いであった


村営駐車場に戻る際、ある看板に目がとまった
“八海庭園 彦兵衛屋敷”
こんな早い時間じゃ拝観は無理でしょ?
と、格子戸に手をかけると、戸はスルスルと開いた
無人運営のようで、入ってすぐ脇にある箱の中に、拝観料の200円を入れる
中は和風庭園になっていた
松や紅葉といった木々がうまい具合に配置されていて、なんとも美しい景観
石橋を渡り、池を覗き込むと、一斉に鯉が近寄ってきた
???
その訳はすぐにわかった
庭園の中央にある東屋に、鯉のエサと書かれた箱が置かれていたのである
なるほど!先ほどの鯉たちは、自分がエサをくれると思って、近づいてきたわけか
朝だし、鯉たちもお腹空くわなぁ
と、気前よく1袋100円だけ購入
石橋に戻ると、鯉たちがエサを求めて近寄ってきたところで、独特の匂いがするエサを池へ放り込んだ
一斉にエサに群がる鯉たち
それを楽しそうにみる自分
ムムム??
このシチュエーション、なんだか時代劇で殿様や大名が庭を散歩しているシーンみたい

東屋に戻り、ちょっと休憩
朝早いせいか、広々とした庭園の中は自分ひとりだけ
そう、日本庭園を独り占め
音もなく、ひっそりとしたなかに身を置き、ただただ時の流れに身をまかせる
なんとも贅沢なひととき
世は満足じゃ!







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最終更新日  2007年09月04日 07時29分48秒
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