南ドイツ 小さな谷の旋律

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June 29, 2010
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カテゴリ: 歌のレッスン
ミセス・ウールのレッスン。

発音の練習

アルファベットごとに単語が集めてある発音練習用の本から、今回はW。
ドイツ語のWは英語のVと同じで、下唇に歯を当てて声を出す。

声を出しているつもりだったんだけど、実は息が漏れているだけだったらしい。

Wは声の出る音なの。ちゃんと声をだして。

と何度かお手本を見せてもらい、ようやくO.K.が出た。

ミセス・ウールのところで発音の練習をしてもらうと、今まで自分がいかに適当に言葉を発音していたのかがよくわかる。

stimmhaft、声になる音、という言葉自体知らなかった。
多くの子音を、息だけで声を使わずに発音しているらしい。

そういえば日本でもよく母に

小さな声でtktktktkって言ってるだけでなに言ってるのかサッパリ聞こえない

って言われたっけなあ

確かに、ほとんどすべての子音を音無しで発音している。
うん、身に覚えがある。
そうか、こういう事だったのか。


Wのようなstimmhaftなアルファベットに対して、FやVは声を伴わないアルファベット。

さらに、Sは単語のどの位置に入っているかで、Stimmhaftだったりそうじゃなかったりする。
stimmhaftなSの場合、英語の場合のZの発音に声を乗せて発音する。
コレがまたできない。

ようは日本語の「ず」という音と同じ感じなんだけど、普段から平ぺったい発音をしているせいで、意識して発音しようとすればするほど、息の音しか出てこない。

難しい、、、、。
歌以前に発音でつまづくなんて



発声練習

Terzで1オクターブ上がる練習をルルで。

高音域に入ると、首が上下に動いたり、左肩が動くらしい。
これ、半分自覚がある。
そうして勢いをつける音が出るような、なんだかそんな変なクセが付いている。

手でアイロンを掛けなさい。滑らかに動かしてね。上下に動かしちゃダメ。平らにアイロン掛けて。

とか

両手を水平に動かして交差して。片方の手でもう片方の手の甲を撫でて。

とか。

ミセス・ウールがあの手この手を使って、首と肩をリラックスさせようとしてくれる。

通りの向かいのアパートの人に声が届くように。
クレシェンドで最後の方にfになるように。
速いテンポで。

音程がガンガン上がっていく。

思い切って声を出していたら、高音域の声の感じが以前と少し変わった。
上手く表現できないけど、パーッと外に発散していく感じというか、後頭部の上空で声が鳴ってる感じ。

そうか、今までは自分でブレーキを掛けていたんだ、とうっすらと自覚した。

今回は3つ目のCまで同じ感じで声が出た。

いや、同じ感じと言っても、最後のいくつかで声の質が少し変わるのが自分でも分かる。
Gくらいまでにある柔らかみのある響きが消えて、薄い紙のような声が頭の斜め後ろにバッと開くようなそんな感じ、、、。
われながら、分かりにくい表現だなあ。



歌の練習

Danza,danza,の2回目。

いきなし通しで歌ってみて、と言われて心底焦った。

前回さっと通してメロディとテキストを確認しただけで、自宅で練習できてません。
すみません、ものすんごく忙しかったんです。毎日帰りも遅かったし、週末も仕事してました。

なーんて言えるわけもなく、無謀にも通しで歌い始めたんだけど、やっぱりとんでもなく無謀でした。

メロディは頭に入っているんだけど、テキストがまだ全然口に馴染んでなくて、ついていけない。
結局、もう一度テキストや発音を確認してもらう。

さあ、気持ちも新たにもう一度、前半だけを歌ってみた。

さっきの発音練習と発声練習を通じて、何か自分の中でストンと落ちてきたモノがあり、ブレーキを掛けずに、自分なりに声を最大限に響かせて歌ってみた。

ピアノに向かっていたミセス・ウールが、ちょっと驚いたように振りかって満面の笑顔で褒めてくれた。

すごく良かったわよ~。
声がしっかりと響いてた。
いいわね。
この曲、あなたの声に合ってるわ。


少しだけ、本当に少しだけ、何かが分かった気がする。













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最終更新日  August 10, 2010 03:52:08 AM
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