最近の中国のニュースから

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2007年01月10日
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 この青書は全国に対するもので、社会問題トップ3は「病院にかかれない、医療費が高い」、「就職、失業」、「収入格差と貧富の分化」でした。また、自分は中流だと考える人は4割未満です。

 この青書は単行本として販売されている35万字の膨大なもので、他にも興味深いデータがありますが、この記事は広東省の新聞に載った記事で、広東省のことを割りに詳しく書いてありました。この欄では北京の話題が多いので、今日は広東の部分をご紹介します。



扶養比率
 現在、広東の扶養比率は40.5%、すなわち15歳から64歳までの労働人口100人が、65歳以上の老人と14歳以下の少年児童を40人養い、内少年児童が30.1%、老人が10.4%である。

 老人扶養比率は全国平均で12.7%、北京13.7%、上海15.1%、重慶16.0%だから、広東はやや低い。経済が発達した東部の都市では、流動人口を引き付けるので、老人扶養比率が低下する。もし流動人口が青春時代を東部に貢献し、老年や病気になって西部へ帰ると、省の間の差は長期にわたって継続する。
(訳注:なぜ流動人口の多い北京や上海が全国平均よりも高いのかは不明)

文盲比率
 広東では15歳以上の住民100人中、6人は文盲で、北京の3.9%、上海の5.2%よりも高い。男性の文盲が2.3%であるのに対し、女性は9.7%で、性別の差が大きい。専門家は、九年義務教育制の普及過程でこのような性差別があるのは、家庭教育投資の性差別によるものであると分析。

一人っ子比率
 全国各省の一人っ子(30歳以下)の比率も発表された。広東は15.3%で、全国平均の29.3%、上海58.3%、北京53.5%よりも低く、わずかにチベットの13.7%よりも高いだけ、すなわち子供が多い。一家の人数は、広東は平均3.4人で、全国の3.1人、上海2.7人、重慶2.8人よりも高い。

清遠現象  水源の環境悪化
 青書は特に広東の「清遠現象」を取り上げ分析した。「清遠市は広東省の水源にあり、広州市の『生態障壁』と呼ばれている。下流の環境に影響しないよう、発展が長年抑制され、省内の遅れた地区になっていた。だが最近3年、清遠市は1,600項目もの投資を行い、契約投資金額は1,000億元を超えた。そして大量の汚染企業を誘致し、環境問題が日増しに大きくなっている。





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最終更新日  2007年01月10日 08時18分26秒
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