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2007年01月11日
トヨタの世界制覇に学ぶこと(1)
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かなり遠い先かもしれませんが、中国にも有力な自動車メーカができるだろうと私は思っています。今日のはニュースではなく、中国の自動車業界への奮起を促す文章です。長いので2回に分けます。
トヨタが世界のトップになろうとする時、中国の自動車産業はスタートしたばかりである。中国の自動車のアメリカ進出も何度も報道されており、ここでトヨタの歴史を回顧しておくことは中国の自動車産業の参考になるだろう。
GMが世界一の自動車会社になった時、トヨタはまだ1台の車も生産できず、スタートでの地位は現在の中国の自動車会社よりも悪かった。1936年、トヨタが最初に作った車AAはシボレーをモデルにしたものだった。
50年代になって、トヨタの管理者たちは集団で米国へ「留学」し、フォードの工場を研究した。またトヨタがアメリカに作った最初の工場は、GMと合資で作ったもので、こうした模倣、合資の経営戦略は中国の自動車メーカが現在歩んでいる道と大同小異であった。
しかし、その後が違った。1960年代、日本ではマイカーが流行し始め、国内の市場規模が相当大きくなった。この時、トヨタは米国の多種モデルの道を追随せず、少ないモデルの改造に精力を集中し、耐久性と信頼性の面で努力した。
多くの業界人がトヨタは非常に保守的で、風格に欠けていると批判した。現在でも、トヨタの主力カムリは味わいがない、かっこよくないと見られている。だが、トヨタは評論家よりも市場をよく知っており、味わいのないカムリがトヨタの目玉商品になっている。
なぜこのようになるのだろうか? 先進国では、自動車はファッションのようでモデルチェンジが非常に速い。しかし自動車は大型耐久消費財であり、ファッションのように着替えることはできない。トヨタ、ホンダ等日本の車は、耐久性、安定性でリードし、寿命は10数年、修理率も非常に低い。
先進国では自動車修理は非常に高く、修理中は別の車を借りなければならない。修理率が低ければ、多くの金銭と時間を節約できる。さらに耐久性が高ければ、車の価値が維持され、中古車で売る時の値段が高くなる。だから、トヨタは長期の競争で有利な地位を占めることができるのだ。
1980年代、トヨタを代表とする日本車の流行が始まると、米国や欧州の貿易保護主義が高まり、輸入制限が始まった。日本の自動車メーカは戦略を調整し、海外に工場を作り、当地のよい公民になると積極的に宣伝した。
海外に工場を作ると、輸送費用を削減でき、消費地に近いから、流行を早く取り入れることができ、納期も早くなる。米国各地は優遇条件を出して、日本の自動車メーカを誘致し、貿易保護主義も自ずとなくなった。
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最終更新日 2007年01月11日 08時14分25秒
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