最近の中国のニュースから

最近の中国のニュースから

2007年01月29日
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 北京にある中関村は、日本では「中国の秋葉原」と呼ばれたことがありましたが、秋葉原とは非常に違います。電気街があるところは似ていますが、今の中関村の本質は先端技術開発です。

 中国はDVDで大きな代価を払いましたから、国際標準、先端技術をなんとか自分のものにしようとしています。技術面で中国の企業と厳しい戦いをしなければならない日がくるのはそんなに先のことではないでしょう。



 中関村では(1)2006年の10月まで、企業の研究開発経費は170億元を超え、販売収入の3.5%を技術開発に投入した。(2)2万件以上の研究成果が販売され、約400億元の収入で、前年同期比2倍になった。

 1999年に中星微電子公司ができた時に、ほとんどの金を研究開発に使い、「理性を失っている」と批評された。だがこれは自主開発の決心の表れで、開発した星光シリーズのデジタル・マルチメディア・チップは、初めて国際主流市場に入った「中国チップ」となり、国家科技進歩一等賞も獲得した。

 今は北京、香港、シリコンバレーに中星微電子のR&Dセンター、技術サポートセンターがある。星光チップの世界での累計販売数が100万から1,000万になるのに2年あまりかかったが、1,000万から1億になるのに3年もかからず、世界シェアの70%を取った。その背後には、研究開発で取得した核心技術と内外へ申請している700項目以上の特許がある。

 連想などの企業が共同開発した「閃聯」技術標準はドライブ、インターフェース、インターネット設定のコンパチビリティの難題を解決し、パソコン、テレビ、プロジェクター、デジカメ、携帯電話などを無線で結ぶが、去年、ISOが正式提案として受入れた。この標準を採用した20種類以上のパソコン、テレビなどの新製品がすでに出ている。

 巨額の研究開発投入の成果も生れている。これまで弱かった集積回路領域で、中関村企業が開発したエッチング装置とイオン注入装置は重要なブレークスルーを実現し、グローバル企業から1億元もの注文をとった。「龍芯2号」プロセッサーのSTセミコンへの5年間の技術使用ライセンス契約が結ばれた。

 SARSビールスで有名な北京科興生物公司も中関村の代表的な研究開発型企業の一つである。去年、同社は中国疾病予防控制中心と合作し、人用の鳥インフルエンザワクチンを開発した。

 去年、中関村の企業の技術工業貿易収入は6,000億元を突破し、同期比25%伸びた。ハイテク企業が18,000社、総収入が1億元以上の企業が650社、上場会社が86社に達し、チップ設計産業とソフト産業の販売収入が全国の3分の1を占めた。





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最終更新日  2007年01月29日 07時38分30秒
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