最近の中国のニュースから

最近の中国のニュースから

2007年09月14日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 昨日に続き、教師節の話題です。今年から師範大学は学費免除の学生を採用し、僻地教育に当てようとしています。その背景で、温家宝総理が北京師範大学を訪問、入学したばかりの学費免除学生や教師と座談をし、励ましました。記事はながいので、一部だけを紹介します。

国家の興亡は教育にあり、教育の良し悪しは教師で決まる
 新疆からきた劉君が、「私が学費免除の師範学生を受験したのは、教師をした祖母と中学の教師の影響を受けたせいです。僕も卒業したら故郷で教育事業に貢献したいです」

 総理はうなずき「国家が早く現代化を実現し、世界で尊敬を受けたいとみんなが願っている。そのためには、発達した経済、先進的科学技術、十分な民主、整った法制、高尚な道徳と高いレベルの国民の素質が必要だ。最も根本は国民の素質で、師範学校は重要任務を担っている。国家の興亡は教育にあり、教育の良し悪しは教師で決まる」

貧乏人の教育学
 陝西省出身の潘さんが、「私が師範大学を選んだのは、自分の努力で、農村で途中で勉強を止める生徒を減らし、最終的にゼロにしたいと思ったからです」

 この話を聞くと、総理はペンをおき、「私は以前貧乏人の経済学を語ったことがあるが、今日は貧乏人の教育学について述べよう。我国は非常に大きく、発展がアンバランスで、特に農村はまだ苦しい。だから、教育では最大の社会公平を実現させ、全ての子供に学校へ行く夢をかなえてあげる必要がある」

 彼はかつて見た底辺の貧困家庭の子供が学校へ行くことを渇望していた情景を述べ、感慨深そうに「教師としても、人としても、同情の心、人を愛する心が必要で、これは道徳の基礎だ。皆さん学生たちが農民の苦労を知り、心に留める事を希望します。全ての貧困家庭の子供を学校にやり、本当に教育を受ける平等の権利を与えること、これが貧乏人の教育学である」

教育をすること
 郭先生は、目下多くの農村の教師は収入が低く、生活困難で、さらに農村教師の待遇を高めるよう建議した。

 温家宝総理は「教育をするには心力と財力がどちらも必要である。心力とは、学校が将来を見て、創新に取り組み、最新の知識と最高の技能を学生に与えること。財力を用いて、教育事業への投入を増やさなければならない。今年からの学費免除教育を成功させたい。近年、教師の待遇はだんだん改善されているが、アンバランスがある。地方によっては財政が困難で、教師の収入が低い。これについて政府が支援する必要がある」

 最後に温家宝総理は「教育事業は人類の最も崇高な事業で、教師は太陽の下、最も光輝のある職業です。君たちがこの輝かしい伝統のある大学で文化的な薫陶を受け、自由な空気を呼吸し、本当の智慧の光、仁愛の美を享受し、才徳兼備の人民教師になるよう希望します」





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年09月14日 08時15分17秒
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: