最近の中国のニュースから

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2007年09月15日
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 シーメンスの賄賂事件は、中国でもありました。シーメンスは中国では人気がある会社です。



 だが、状況はだんだんとはっきりしてきた。「商業賄賂の理由で、シーメンスはすでに松原市の各大病院の医療器械メーカのブラックリストに載っている」と、松原市の係官は言う。「今は、シーメンスの設備がどれほどよくても、誰が敢えて買うだろうか?」

賄賂事件は端午の節句から始まった:模範労働者の逮捕
 2007年6月19日、農歴端午の節句、晴。この日、松原市の中心医院の院長・侯英山の運命は二転した。午前中、同市の「科学技術先進人物」として表彰された。その前日には、同病院はハルピンの貿易会社とシーメンスの「デジタル血管造影システム DSA」の輸入契約を結んでいた。

 ところが表彰式が終るとすぐ、彼は反汚職局の係員に連れ去られ、現場の人は唖然とした。間もなく退職になるはずだった彼はこの病院で30年近く働いた。1992年に副院長に抜擢され、2000年、彼は公開選抜で院長になり、すばらしい成績を上げた。

 1.63万平米の現代化された病院棟を建て、収入は2000年に比べて2倍になり、多くの人材を招き、100台以上の医療設備を購入した。彼は「全国五一労働勲章」も受けた。

 何の徴候もなく逮捕されたため、病院は一時混乱に落ちたが、7月中旬以降、「彼はシーメンスの賄賂を受けて逮捕された」との情報が次第に広まった。

ドイツから風が吹いてきた
 2006年3月から、松原市衛生局は医薬品、医療器械の調達過程での商業賄賂根絶活動を行った。だが、「もしシーメンスがドイツで事件を起こさなかったら、侯英山の問題も我々は発見できなかった可能性が高い」と衛生局はいう。

 2000年、侯英山が院長に昇進した時、中心医院の入札は公開透明の印象を与えていたという。彼は入札の時に、自分から外部監督のために、市衛生局、紀律検査委員会、公証処などの関係者を招いていた。

 専門家の公聴会、衛生局の批准、公開入札、シーメンスの落札に至るまで、「一切は我らの眼前で行われた」と病院の中間管理者は、今でも院長の受賄がどの段階で行われたか全く分らないという。

 「医療器械の調達は入札をしなければならず、ほとんどの賄賂は入札よりも前に行われる」と消息筋は語る。院長が事前にあるメーカの製品の購入を決めていたら、入札は全くのお飾りになる。

 医療システムはオーダーメードだから、ある会社以外の会社の製品は、最終的に全ての要求を満足させることはできず、その会社が落札することになるからだ。





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最終更新日  2007年09月15日 08時13分51秒
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