大人の二人がやっとディナーを。よほど楽しかったのか、Yelinaは久しぶりにお酒を飲んで…おい、刑事が飲酒運転じゃだめだぞ!(爆) Y: 「私ってこんなのだっけ。」H: 「その通りだよ。」Y: 「あなたは大丈夫なの?」H: 「ああ、君こそ運転できるのかい?」Y: 「今の私、どう見えてる?」 H: 「うれしそう(Happy)? 君のそんな笑顔を見るのは久しぶりだよ。」 日本語にすると、歯が浮くようなキザなセリフですが、目と目を見交わすこの雰囲気は、ただものじゃございません。そして、2年間毎日夫が死んだことで苦しんできたYelinaが、この2週間ほどは随分気分が違うらしい… Yelinaはずっと仕事をお休みしていたんでしょうか?Horatioの気遣いがよほど良いのか、きっとお姫様気分にさせてくれるのね。(羨望)翌日はジュニアにも、「学校で喧嘩しちゃだめだぞ。お母さんが心配するから。」と優しく諭すHoratio。 徐々に亡き弟Raymondに関して判ってきましたね。どうやら、覆面で麻薬捜査を行っていたRaymondは「悪い警官だった」と言われ遺族は肩身の狭い思いをしているのですね。甥っ子に対して、父親代わりのHoratioは、「君のお父さんはヒーローだったが、お仕事で悪い警官のふりをしていたんだ。」と諭す。いくら子供でもそんな気休めは信じないでしょうー。 "It's not imprtant what people say about us. It's only important what we know inside about ourselves." やはり、Horatio本人もRaymondのことで、不名誉を被っているのですね。そう言う意味で彼らは連帯意識が強そうですね。「大事なのは自分自身をしっかり持つということだ。」これはHoratio自身に対する言葉なのかも知れないですね。Raymondの事件に対して、Calleighは「私は知らないから」と素っ気ない。Ericは尊敬するHoratioのこととなると、心配なんでしょう。 そのHoratioが仮出所中の男から、息子を捜してくれと頼まれると、仁義に篤いHoratioは全力を尽くす。この姿が良いですね。ラストは学校で銃を乱射する少年を止めようと、身を呈して立ち向かう。かっこいい~。あの年で階段を駆け上がるのも、そうそうできるもんじゃありません。(爆) そしてこちららのお父さんは、コンビニ強盗をした割にはちゃんとした家に住んでいて、息子も好きなことをさせているのだから、離婚で魔が差した程度のことだったんでしょうか。最後は息子に「将来はお前次第だ。」と立派なことを言っていましたが、それなら捕まるようなことをするなよなあ。(笑)役者さんが「良い人」そうだったので、ちょっと無理があったかも。とにかく、Horatioに出会って、このお父さんも学んだのかも知れません。自分も仮出所の権利を投げ出してまで、息子をかばおうとするのは親心で泣かせます。 そういう意味で、「困った父をもった子」というのが共通テーマだったかも知れませんね。今回は思いとどまったジェフの友人の父親が、いかにも家庭を顧みない雰囲気だったのも含みがあります。しかし、このヒットラーにかぶれた息子が学校内で無差別殺人を行うに至った過程は、ちょっと説明不足。それにすでに一人殺していますから、再びと出てこられるかどうか。彼らに必要なのはレイJr.にもそうだったように「父親の愛情」なのかも知れませんね。 一方、久しぶりのDet. Bersteinとコンビを組んで、お色気過剰の女に付きまとわれるスピード。あくまでも彼のキャラは「硬派」ということなんでしょうか。この女の動機もよく分からなかったですが、彼女、ほとんどビョーキな感じで、そんなものに騙されるCSIではないぞ! それにしても、墓場のシーン(特にスパイクのCryptのような霊廟)はバフィを思い起こさせました。あれはサニーデールだけかと思っていましたが、本当にあるんですね。CSIだから本当というのも変ですが。(爆)