バンガローで見つかった売春婦殺害事件をMeganなしに捜査をするHoratioたち、こちらの方が私としては慣れているせいもありますが、すっきりしているような気がします。Horatioのリーダーシップがより光ります。やはり、彼女を降ろした方が正解だったのでしょうね。そして彼女がいない分、実地でもHoratioが直接チームを指導しているところもグッド。「科学捜査班」らしく、2つの事件とも化学で勝負したエピでしたね。 印象的だったのは、カビのDNAを分離することはまだ荒っぽい(rough)のではないか、というスピードに対して、"Not as rough as leaving an innocent man to do time on death row." 「無実の人を死刑の際に置いておくことほど乱暴な(rough)事ではない。」というHoratio。あなたがRoughなんですよ。(笑)それにしても、最新の犯罪情報を女性のイメージ付きで覚えておくなどは、さすがHoratioです。(面食い!) それと今回、犯罪オタクの犯人を見ていて思ったのは、FBIのプロファイリングなどのように、先に犯人像を想定するのと違って、証拠から犯人に迫っていく方法は、犯人像や殺害動機の説明の時に今ひとつ説得力に欠けるような気がしました。犯人にも「一分の理」があるはずですが、このシリーズ(CSIシリーズ全般)で犯人に感情移入しにくいのはそのせいかなと思いました。ドラマだけにそれだけ、込み入った「殺人のための殺人」を扱うからでしょうね。 ところで、吹き替え版が独自の演出をしているということが判るのは、ラストのHoratioのセリフです。吹き替えと字幕とでは全く違い、どちらを見ているかでHoratioのキャラクター像がかなり違ってしまいます。私はことさら劇画調に演出したCSIマイアミ(ホレイショ)は好きではありません。 吹き替え バスティール「俺は死んでた。あの女の命が消えていくのを見るまでは。退屈していたんだ。生きていくことに。」 ホレイショ「死ねば良かった。」
LEE BASTILLE: I felt dead until I felt her life slip through my hands. I was curious.I'm not a monster.(俺は怪物じゃない。) HORATIO:To her, you were.(彼女にとっては怪物だった。)
ゲストはバフィ7シーズンの校長先生役(その他「24」など)、DB Woodsideでしたが、校長先生ならきっと悪役はしないだろうという予測が立つのが良くないですね。あの時彼はセミレギュラーでしたが、それでもそう言うイメージがついてしまうのは凄いなと思ってしまいました。 Horatioが"Could I, er, use your bsthroom?"と言うときは、注意!です。Horatioが出先でトイレをするはずがありません。絶対に何か探られてしまいます。(爆) もう一つのドイツ人夫婦の襲撃事件、こちらがタイトルの「射入口」を意味するんじゃないかと思うのですが、やはりトリッキーな状況でした。EricとCalleighのコンビも息が合って良さそうです。