とりあえず、ジャクソンとフランクスが無事だったのが良かったですね。 ギブスとパパ・ギブスが久しぶりに親子の時間を持ったのも良かった。 一人で店を切り盛りしているパパとしては、危険に対応する力はありますよね。いきなりショットガンというのも、田舎風だったし、「息子の方がワシに似ているんじゃい」というのも素敵でした。 フランクスもタフですよね。そして、ヴァンスが彼を認めてサポートしたのが珍しいと感じました。 何せ、今回はヴァンス局長のリーダーシップが目立ちましたね。 リヴェラにも駆け引きをするし、ギブス親子を心配するし、しかも最後はあのレポートを闇に葬る訳ですから。さすが、ヘティの上司たる政治的手腕ですね。 そして、気になるのがジヴァの父親と連絡を取り何かを頼んでいたこと。 見つけた「彼」とは誰の事なのか、これはシーズン8のテーマとなるのでしょうね。 もう一つ、またまたトニーのパパから良からぬ連絡が入っている? ちなみに、ロバート・ワグナーは亡き妻ナタリー・ウッドの死亡で新証言が出て、捜査が再開されるというので、この先の出演が気になるところです。 ところで、せっかくタイトルが「クモとハエ」になっているので、意味を考えたいところです。 「Don't look forward to the day you stop suffering, because when you do, you'll know you're dead」 テネシー・ウィリアムズの有名な言葉を引用したパロマは、最後にMary Howittの「The Spider and the Fly」の冒頭を口にした。 「'Will you walk into my parlor?' said the Spider to the Fly."」 クモが仕掛けた罠にまんまとハエが引っかかって、二度と後戻りできないという訓話ですが、パロマは何が言いたかったのでしょうね。 妻を殺されたギブスがパロマの父親を殺し、復讐を誓ったパロマが弟から殺される。 ギブスにとってこの姉弟は悪であり、一家を破滅させても後悔はみじんもないのでしょうが、あまり良い終わり方ではなかったと思います。