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May 4, 2013
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カテゴリ: Dr.HOUSE S3-8
No.13が戻ってくると、去っていく人もいる。
ピンチヒッターで入ったマスターズは、ハウス・チームの良い点を引き出してくれたと思います。
カディとの恋愛ネタだけでは盛り上がらないですからね。



マスターズは医学生として最後の日を迎えるが、まだ進路を決めてはいない。
その前に必要要件の、後1回の腰椎戦死をしなければならないが、同僚たちがそのチャンスを奪ってしまう。
ハウスの診断科ではインターンを募集しているという。それはマスターズに診断科を志望して欲しいという意思表示だが、相談を受けたカディはハウスの元では辛いことも多い、それに耐えられるのかと問う。
16歳で最年少単独ヨット世界一周を3日後控えているケンドール・ピアソンが船上で倒れめまいがあるので診断することになった。
倒れたときに背中を打っているので、副腎不全かと考え、ハウスはストレス検査で15分ごとの採血でコルチゾール値をはかるように命じる。
マスターズはハウスにインターンを受けるつもりだというが、その前に腰椎穿刺を後1回しなければならないという。
ハウスは9回でも構わない、ごまかせばよいという。
ハウスとウィルソンが病院内にお互いニワトリを持ち込み、隠れてどちらが長く飼うことができるかを張り合っている。ハウスは策を弄してウィルソンを出し抜こうとする。
チームは患者の手が真っ青になったので、血管拡張剤を投与する。
脳血管痙攣が起きていると考え、ハウスはカルシウム拮抗剤を与えるよう命じる。
ハウスはマスターズに早く申請書を提出しろというが、きまじめなマスターズは腰椎穿刺をやり遂げるかどうかで迷う。
マスターズのルームメイトは彼女の風変わりなところがハウスの下で働くのに向いているという。フォアマンは悩むマスターズに、ハウスのルールに従わない人間が必要なのだという。
No.13は嘘の嘘は真実だと言い、マスターズにハンチントン病の定期検査のために自分を実験台にすればよいと申し出る。
ハウスは刑務所に入っていたNo.13を依存症でリハビリ施設に入っていたということにして、迎え入れた。
マスターズはそれが嘘だと知って、ハウスのチームではやはり自分の考え方は通じないと再認識する。
カテーテルを抜く時に、松果腺の石灰化を確認したので、No.13の意見でホルモン療法をすることになった。
ハウスはマスターズが腰椎穿刺でNo.13に助けてもらったと知り、もう雇わないし、インターンの募集は中止だという。
マスターズは「ずるを嫌がるのはダメなのか?」と訴えるが、ハウスははねつけ外科へ行けという。
やむなく外科のインターンになるが、手術の見学中にハウスの患者が手術をしていることを知り見に行く。
ケンドールは一旦は退院したものの、駐車場でまた倒れて、航海に出るため交感神経の切除手術をしていた。
安全な手術なので見守っている父親を安心させるが、外科に戻って手術の補助をしている途中に、ケンドールの容態に変化があったと気づき、指導教官に嘘をついて手術室を駆けだしていく。
ハウスは外科に行ったはずのマスターズを受け入れるというが、マスターズはこの患者だけ最後まで見届けると主張する。ハウスは外科の連絡医として受け入れるという。
一晩中ケンドールの症状を考えていたマスターズはハウスのニワトリを見て、チキンのサルモネラ菌に骨が感染しているのではないかと考える。
触って腕に痛みがあったため、マスターズは抗生物質で治療ができると告げる。
MRIで確認していたところ、上腕骨にリンパ肉腫があるのを確認したため、マスターズはケンドールと両親に腕を切り落とす必要があり、化学治療も行わなければならないと告げる。
当然手術を受けると思ったが、ケンドールは最年少世界一周の記録にこだわり手術は1ヶ月後にすると主張して聞かない。
両親が娘と話し合うが、父親はどうしても明日出発するというケンドールの意志を覆すことはできなかった。これまでにも、航海に出るために両親の親権を解放する申し出を裁判所にしたこともあるという。
マスターズは患者を死なせることになると両親の同意だけでも手術ができるというが、父親は動かない。
ハウスにも相談するが、診断科の仕事は診断することで終わりだという。それでも患者を死なせることはできない、というマスターズに、ハウスは命を救うためにルールを破れという。
マスターズはウィルソンにも相談するが、ウィルソンはハウスが昔足を切るかどうかで本人の意志を無視して恋人が足の筋肉をそぎ取る手術に同意した話をして、じっくり説得するしかないと話す。
悩み抜いたマスターズは、点滴に別の薬を混ぜ、心不全を引き起こさせると、このような状況が海の上で起これば救う事はできないと言い、両親から腕を切断する同意書を取り付ける。
目覚めたケンドールはショックを受けるが、両親はマスターズに感謝する。
マスターズはハウスに、正しいことをしたつもりだが、恐ろしい嘘をつき、酷い気分だという。
ハウスが何事も思ったようにはならないのだと答えると、マスターズはとにかく自分には向いていない、先のことは分からないがここにはいたくない、と去っていく。




ハウスとウィルソンの大人げない、バカげたゲームは医療現場としてどうなのよ、と思いますが、先輩たちに意見をぶつけながら医師として答えのない問題に初めて向かうマスターズの悩む様子が初々しくて良かったと思います。
生真面目で一生懸命に努力する彼女は、後1回のノルマをごまかすことができない。
これもまた正しいと思います。もしかして、将来、そのたった一度の「ズル」のために、大切な物を失うかも知れない。
しかしハウスは、そんなことにこだわる人間はチームには要らないという。倫理的にどうのこうのは無意味。
ただハウスの手足となる人間では意味が無い、嘘を付いてでも目的を達する小ずるい、大胆な、たくましい人間が必要なのでしょう。
今回の患者の場合、両親は娘が一刻を争う病気の時に夢を叶えてあげたいと、娘の言うがままにするというのがちょっと納得できませんでしたが、それでも薬で心不全を起こして騙して腕を切り落とすというのは、大胆にも程があります。極端すぎますね。
両親を説得できないかったのは彼女がまだ未熟だったからでしょう。
結果はOKだったかも知れないけれど、ウィルソンのように患者に寄り添ってよりよい道を模索するプロセスも必要でしょう。
それでも、マスターズは本当に患者の事を心配して外科の研修も気もそぞろでしたね。
嫌いな嘘まで付いて戻ってきた。きっと良い医師になれるのじゃないかなあ。
とりあえず、今はよく将来について考える時間が欲しいということでしたが、ハウスはマスターズにあの「You Can't Always Get What You Want」を送る。
希望が完全に叶えられる事はありえない、どこかで妥協して満足しなければならない。
外科のやり方はグレアナみたいでしたね。マスターズに向いている?
迷いながらも、きっとどこかに落ち着く場所があるのでしょうね。
No.13のいない間に、診断科の位置づけやハウスのやり方を思い出させてくれて、良いキャラクターだったと思います。



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Last updated  May 4, 2013 06:10:23 PM
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