偐万葉田舎家持歌集

偐万葉田舎家持歌集

2022.09.11
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カテゴリ: 自転車
​​​ ​ 宿泊を伴う場合のヤカモチの銀輪散歩は、ホテルに宅配便で軽量折りたたみ自転車・トレンクルを送って置き、それをホテルで受け取って走るというのが最近のスタイルである。
 以前は、電車移動であれ、飛行機移動であれ、自転車を輪行バッグに収納して持ってゆくということをしていたが、宅配便で送ることが可能であることを知ってからは、これを利用することが多い。
 先般、新潟から山形方面を銀輪散歩しようと、宅配便でこれを送ったところ、受け取ってみると、折りたたみハンドルの「折りたたみ連結部」の台座部分が割れて、ストッパー金具が脱落してしまって用をなさない状況になっているという不運に見舞われ、銀輪散歩を断念するという最悪の旅になってしまったのでした。
 帰阪して、昨日、そのトレンクルを馴染みにしている自転車屋さんに持ち込み、入院させて来ました。
 このトレンクルは、もうメーカーが生産を中止しているので、修理部品が調達できるのか、不明。自転車屋さんも明確なことは言えないようで、追って連絡するとのこと。

(トレンクル、折りたたんだ状態)
トレンクル
​​​​
​ 上の写真の 部分がハンドル連結部。
 ストッパー金具を下げて、ハンドルを折りたたむと、台座が現れる。

(台座部分)
 割れて脱落した台座破損部分とストッパー金具をはめ込んで撮ったのが上の写真。破損部分を取り外したのが下の写真。

(台座破損部分を取り除いた状態)
 ストッパー金具が、今にも外れ落ちそうになっている。
 勿論、この状態ではなく、輪行バッグから取り出した時には、ストッパー金具と台座破損部分が外れて、バッグの底に落ちてしまっていたので、下のような状態でした。

(台座破損部分とストッパー金具が外れ落ちた状態)
 これでは、ハンドルを立てても上下を固定することができず、2枚目の写真の「折りたたんでいないトレンクル」のようにはなりませんから、自転車としての用をなさない。

(台座破損部分の欠片とストッパー金具)
 まあ、人間で言えば、膝のお皿が割れ、上肢と下肢を連結する筋肉が断裂してしまって、足が立たないようなものか。
 このような事故は以前にも起こしている。その時は、宅配便の輸送中ではなく、直江津から糸魚川への銀輪散歩で、糸魚川のホテルに到着して、自転車を折りたたもうとしたら、台座が割れていて、ストッパー金具が脱落したことで、そのことに気づいたのであるから、走行中の何処かで、台座が破損していたのであった。
 その時にも写真撮影して、ブログにそのことを掲載しているので、同じような割れ方であることが分かる。
<参考>​ 直江津から糸魚川へ(その1) ​ 2010.11.14.
​​​​​
トレンクル.jpg
(上の参考記事掲載写真)
 写真を比べてみると、よく似た割れ方をしている。
 今回は、以前の割れ方に比べて、台座中央の切れ込み部分のより浅い部分から割れているので、破損欠片は少し小さめである。
 いずれにせよ、この部分が割れやすいということを示している。
 そんなこともあって、宅配便で送る時は、この部分を保護するクッション材で防護して、「ワレモノ」という区分指定をして送っているのであるが、今回は、「ワレモノ」指定はしたものの、クッション材での防護をしないまま送ってしまったのでありました。
 輸送中に、この部分に何らかの強い衝撃が加わり、割れたということが考えられるが、長らくの使用で金属疲労を起こしていた可能性も否定できない。
​​





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最終更新日  2022.09.11 07:46:06
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Re:トレンクル入院(09/11)  
龍の森  さん
うわー 山形輪行ならず、また前にも同じき裂とは、構造に問題があるようです、怪我がなくて良かったものの メーカーに二つの事故を報告するとなんらかの反応があるのでは?

 私は車中泊輪行をやり、先日富山でデビューしました、連泊したのは山の上のキャンプ場で、持ってった自転車で川辺の温泉に向かったが 下る一方で帰りが怖くなり引き返しましたよ、それでもえんえんと膝痛がまんの大汗で車に戻りました、地政学?が大事ですね

  トレンクルが直るよう祈ります (2022.09.11 11:33:47)

Re:トレンクル入院(09/11)  
こんばんは(^^)

自転車屋さんが 上手に直して 下さるのを祈るばかりですね。
遠路はるばる目的地まで 到着されたのに バイクを使えなかったなんて 最悪で お気の毒です。  (2022.09.11 20:20:22)

Re:トレンクル入院(09/11)  
岬麻呂 さん
家持様
愛車の故障で旅の計画が大幅に狂いますね。
写真を見せていただいた感想ですが、連結部分の金具はかなり複雑な加工がなされているようですね(鋳型成型の部品には見えませんでした)。プレス加工であればかなり複雑な工程で仕上がっているので、力のかかる部分が弱くなっているのでしょうか?
家持さんが愛車として常にお使いになられる頻度が設計者の想定外?という事はないのでしょうか(冗談です)。
「旅・岬巡り」8月はお休みでしたが、明日から道東の旅に出ます。娘の子供(孫・今年大学入学)が高校の修学旅行がコロナで中止になったコースの復元リクエストで急遽セットしました。戻りましたらご報告させていただきます。本来計画の旭岳の紅葉は21日からです。 (2022.09.11 20:49:36)

龍の森さんへ  
けん家持  さん
  >構造に問題があるようです、怪我がなくて
   良かったものの メーカーに二つの事故を
   報告するとなんらかの反応があるのでは?
 構造上の問題は何ともですが、台座が割れてもハンドルを立てると台座に蓋を被せたような状態になる構造になっていて、割れた欠片が脱落しないようになっていますから、直ちに危険というものでもないように思われます。12年前の同様の破損の場合は、走行中の何処かで破損が生じていたようですが、それに気づかず走っていましたが、特に問題はありませんでした。ホテルに到着してハンドルを折りたたんで初めて破損欠片とストッパー金具がポロリと脱落して、そのことに気づいたのでしたから。ただ、このような割れ方ではなく、左右一直線に割れて、前半分全体が本体と分離するような場合は、蓋状の安全保護機能は働かず、走行中でも破損部分が脱落し、ハンドルが二つ折れになるのではないかという気もしますので、リスクはありそうです。
 フェイルセーフの考え方で、左右、横一直線に割れる危険を回避するため、斜め又は縦に割れやすいように設計されているなら、危険な割れ方をする前に大事故にはならない、より危険性の低い割れ方をする、ということで安全な設計になっているということになります。
 まあ、この件に関してはメーカーに対しては如何なる報告も接触もして居りませんので、上記のことは推測による小生の個人的な見解です。
 このトレンクルは、メーカーがすでに生産を中止していて、修理部品が調達できるのかどうかが、目下の心配事です。
  >連泊したのは山の上のキャンプ場で・・・
 自転車での走行ルートを地図を見て一応決めますが、地図では、その道が舗装路なのか非舗装の凸凹道なのか、車の通行量はどうなのか、上り坂、下り坂、階段道や山道であるのか、などは分からないことが多く、現地に行ってみて、こんな筈ではなかった、といこともよくあります。
  >トレンクルが直るよう祈ります
 ありがとうございます。
 我が家には、妻用のもう一台のトレンクルがあるので、修理不能の場合は、これを使用するかと考えています。最近は、妻もこれに乗らなくなっているので・・。
(2022.09.12 12:15:58)

ひろみちゃん8021さんへ  
けん家持  さん
  >自転車屋さんが上手に直して下さるのを
   祈るばかりですね。
 まあ、そういうことです。生産中止になってからかなりの期間が経過していますから、対応する部品があるのかどうか、それが問題です。ない場合でも、何か工夫して修理ができるのかどうか、自転車屋さん任せであります。
 以前の事故のときには問題なく修理できましたが、金額は忘れましたが、ン万円というかなりの治療費であったように記憶します。
  >遠路はるばる目的地まで到着されたのに・・
 旅先でのパンクや故障というのは何度も経験していますが、宅配輸送中の破損で、銀輪始動前からダメというのは初めてのことでした。
 予定を変更して、レンタサイクルで予定外のところを走ったりでしたが、気分が乗らず、トレンクルにも乗れずで、早々に退却でありました。
(2022.09.12 13:09:06)

岬麻呂さんへ  
けん家持  さん
  >愛車の故障で旅の計画が大幅に狂いますね。
 その通りですが、田舎道や山道など市街から離れたところで、アクシデントに見舞われるよりもましだとも言えますから、まあ、これはこれでよし、また次の機会にと考えれば、そう腹も立ちません(笑)。まあ、立たなかったのはハンドルの方ではありましたが・・。
  >プレス加工であればかなり複雑な工程で仕
   上がっているので、力のかかる部分が弱く
   なっているのでしょうか?
 その辺のところは、門外漢のヤカモチには全く分からぬことでありますが、前回の破損が12年前ですから、この12年間で、相当に酷使してもいますから、MTBのような悪路対応、オフロード対応の自転車でもないトレンクルとしては、仰るように設計者の想定外の使用の仕方であったかも知れませんね。
  >明日から道東の旅に出ます。
 そうですか、お孫さんのリクエストで北海道への旅ですか。今頃は、北海道をドライブされているのでしょう。よい旅をお祈りしています。
(2022.09.12 13:27:13)

Re:トレンクル入院(09/11)  
偐山頭火 さん
随分前、八幡へ輪行したおりにもスポークが飛びホーイールがヘシャガッタ事がありましたね。あの時知人の自転車さんにその話をしましたら「通常じゃない」使用だと驚いておられました。

チタンをロウ付けしているそうですが、相当な高等技術だそうです。でも、自分のトレンクルも同じ所が少々緩でいるようで、最初に本体が潰れるならこの部分だと思っています。既にホイールはスポークが抜けました。

愚僧は少々遠い専門店で直して貰っていますが、中古部品のルートはあるそうです。直しきれないトレンクルを複数台保有して「部品取り」して売っているそうです。自動車でも同じですが、どうしても直したいという人の要望と、それに応えて商売にすると云う図式はあるようです。部品が見つかると良いですが、無いなら無いで直付けするという方法はダメなんでしょうか。

 関節が 今やチタンと なる人間 
     バイクのチタン 何に置き換え  <チタン山頭火 (2022.09.12 16:31:23)

偐山頭火さんへ  
けん家持 さん
  >随分前、八幡へ輪行したおりにもスポーク
   が飛び・・
 そうでした。スポークが何本か折れ、後輪が安定せず、左右に揺れる危なっかしい走りとなり、ブレーキも故障、最後はチェーンが外れて、完全に走行不能、途中で貴兄と別れて、タクシーで自宅近くの自転車屋さんへ直行ということがありました。2008年2月10日のことですから、もう14年半も昔のことになります。雪が積もった日で、あの貴兄との銀輪行のことは印象深く、よく覚えています。
  >部品が見つかると良いですが・・・
 先ほど自転車屋さんから電話があり、メーカーに部品の在庫があるとのことで、修理は可能なようです。あの部品だけで3万5千円だかするような話でしたから、手間賃などを含めると4万円程度の治療費になりそうです。

 関節が 今やチタンと なる人間 
     バイクのチタン 何に置き換え  <チタン山頭火>
 さいはひに 部品がありて 置き換へる
     こともなくあり チタンの継ぎ目 (ズサン家持)
(2022.09.12 20:26:37)

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