やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2020/09/09
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カテゴリ: 写真

2006年当時は35mmフィルムカメラ
を使用していた。

コンパクトデジカメは持っていたが、
ちゃんとした画像を残すとしたら、
まだデジタルよりはリバーサルフィルム
の時代。

当時の撮影スタイルはこんな感じ。
クライミングハーネスの上からカメラ
ポーチを付けていた。中身はカメラ
本体(Canon EOS Kiss5)に、
EF17-40mm F4Lを付けていた。

カメラ+レンズ+諸々+バッグで、
1.2kgくらいになったのでは。
当時はこんなのを腰に付けて、
明星山とか剱岳チンネにも登攀
したな。若かったからな。

弥太蔵谷の時は三脚も!担いでいる。
休憩時の集合写真以外、使うことの
ない代物を敢えて担ぐところが、
写真に命賭けていた時代だからこそ。

デジタルでないから一撃でものに
しないとならない。一枚に相当な
神経を注いでいた時代なのだ。

デジタル世代の若い人にこんなこと
言ってもピンとこないだろうな。

リバーサルフィルムは36枚で一巻。
これを一日一巻使うことを目安と
していた。

入山日×日数分のフィルム本数で
何とかなったものだ。何せフィルム
は購入だし、現像にお金がかかるの
だから、一枚の撮影にうん十円かかる
のだ。真剣にならないわけがない。

枚数制限されていたから、観察眼が
鍛えられたのだと思う。

デジタル時代になったら、駄作量産
覚悟で、沢山シャッターを押すことが
重要になった。下手打ちでもどれかが
当たればいいなという考え。

これやってきて分かってきたが、
写真が全然面白くないのだ。

ある一時の出来事を捉えただけのもの。
フィルムだとさ、一枚の中から色んな
ことが思いだされるのよ。

2006年だから14年前よ。なのに、
写真を見たら、この時はあーだった
こーだったと、思い出せる(メモの
存在も大きいが)。

最近の写真で、そんな記憶ブワワな
ことあるか?何時何分どこそこで撮った
写真、ということは分かる。山行記録
では大事なことなのだが、自分の思い
は?その場で感じたことは?

デジタルになってそれが希薄になった。
デジカメは便利だが、思い出は薄く
なった。悪いことではない、メモを
残せばいいだけ。メモの内容に質が
求められるのだ。

コースタイムだけを書いているだけでは、
山ブロガー失格ですな。





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Last updated  2020/09/09 10:55:22 PM


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