やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2020/09/10
XML
カテゴリ: 過去の山行記録
秋に予定していた例会山行を海の日
三連休に前倒ししたのであるが、梅雨が
ぶつかり8月まで延期をせざるを得なかった。

メンバーは、N島、I田、S竹、ぬまつち、
やまやろうの5名。

※記録中のアルファベットは、向いた方角の
東西南北を英語の頭文字EWSNで表している。

遡行図を描こうとしていたので、沢の方角を
詳細に残している。現在ならGPSがあって
スマホにトラックが記録されるので、この
ようなメモが不要になってしまった。

沢登りでは2.5万地形図の読図が重要。
若いG会員よ、高度計とコンパスと地形図
から現在地を特定する技術は必要ですぞ。


天候:雲多き晴
会館前泊。T見さんの入善ジャンボスイカ
の差し入れあり。酒と共にいただく。

4:00 起床。I田カー、S竹カーで出発。
S竹カーを小川温泉元湯にデポし、宇奈月へ
向かう。尾瀬場トンネル前に駐車。

5:43 出発。散策吊り橋から右岸へ渡り、
弥太蔵谷の巻き道へ。上下二本あったが
下側を使用した。

6:03 200m 堰堤を越えて川原歩きとなる。
しかし資料によると川原から100m上を高巻き
するとあるので、このまま進むのはおかしい。


6:13 220m 正規ルートに戻るため
NNEのルンゼへ入る。見たところ直登可能
みたいだ。


6:45 325m 巻き道と合流する。
よく観察しないと見落としてしまいそうだ。

半ばヤブに埋もれ、崩れ落ちそうになっている
ところもある。そうかと思うと、新しめの鉄の
電柱が立っていて、電灯がつくようになって
いることも。

一度林間から草地に出たところで道を見失う。
手分けして探していくとほぼ水平に続いていた。


7:14 330m ゴルジュ帯を越え、水平道から
川原に降り立ち、弥太蔵谷に入渓。NEへ進む。

7:24 355m ESEに小沢、本流はNへ
(地形図上336mの分岐)。

※以下、写真の撮影地点が分かるものと
分からないものがある。写真や記録が連続
しているところは、撮影地点と記録が一致
していない。


7:29 365m 堰堤にて休憩(取水口かも
しれない)。


7:42 出発、NNE右カーブ、Nへ90度屈曲。

380m地点 Eに滝。


8:04 405m ゴルジュ入り口。
左岸をへつる。

8:16 425m 大転石。朝日がまぶしい。
Eへ進む。

8:22 435m SESに滝、本流はNEへ。

8:33 455m SESにルンゼ。本流は
NEへカーブ、右手は壁。














8:41 475m 二又で休憩。右又は猪頭山に
至る沢。立ち止まると全身オロロに囲まれる。

シャツ一枚程度ではその上から刺してくる。
カッパを着て防戦。













8:57 出発。

9:08 495m 3m滝、2m右へつり。

510m地点 Nにルンゼ。本流はEへカーブ、
正面には壁。

515m地点 釜から2+2m滝、右へつり
NEの淵から4m斜瀑、3mスライダー滝、
右へつり瀞、ゴルジュ、Eへ。

9:38 535m ESEに沢、本流はNWへ
カーブ。明るい渓谷内。

9:45 540m 二又。左又はNWゴルジュ、
右はNNE右カーブ、下は瀞。Nから右カーブ。
花崗岩が洗われてツルツル。

9:54 550m NEへ、スライダー滝2m。


9:59 555m 休憩、中瀬にザックを置く。
ゴルジュの瀞場、小滝と続く。ロープを付けて
瀞を泳ごうと用意する。


突然、右岸の斜面にあった雪渓が「ドーン」と
いう音とともに崩壊した。

「鉄砲水が来るぞ!」とN島が叫び、慌てて
高台に逃げる。一時水流が減り、濁った水が
流れてきたが次第に元に戻る。

ダムにはならなかったようだ。氷水になって
しまったので、左岸をへつりロープを頼りに
小滝を飛び越え、右岸へ渡る。後で分かったが、
ロープ不要なほど滝の上は浅かった。

10:39 登攀終了。


10:46 570m 巨大スノーブリッジが谷を覆う。
高さ15mはあろうか、高巻きは不可能だ。

二手に分かれて下をくぐり抜けることにしたが、
先ほどの雪渓崩落が頭をよぎる。

このスノーブリッジが崩れたら生きてはおれまい。
無心で駆け抜ける。生きた心地がしなかった。

抜けた先は滝で直登不可能。右岸の壁にハーケンを
打ち込み、トップS竹でロープを出す。

スノーブリッジの端を越え、泥土斜面を這い
上がる。潅木帯から滝裏へシングルロープで
懸垂下降。





右岸高巻き中。


11:37 545m 登攀終了。7m滝、NEへ
左カーブ、ESEにルンゼ。本流はNNE。

585m地点 NWに二本並んだ沢、Eに瀞。
右を巻く。

12:08 600m 本流はNNE。陽光が背中から
降り注ぐ。明るくて気持ちのよい美渓。

12:15 615m Nへ。門状1m滝。

12:18 610m NEEに滝。本流はNへ。



12:24 625m 崩壊地に雪ブロック。

12:29 630m ゴルジュの瀞。NNEへ。
ESEからEに沢。本流はNへカーブ。
おだやかな川床、せせらぎ。

12:35 635m 二又で休憩。左が瀬々薙谷。

12:55 出発、NEへ。

13:03 650m Sのルンゼから大木が
横たわる。本流はE。

660m地点 2mの二条滝。正面には壁、
90度右折

13:14 680m 2mの白糸状幅広滝、
左へつり。

13:22 695m ゴルジュ、右へ回り込む。

705m地点 3m斜めチョックストン、下に釜、
ENEへ。SEにルンゼ、本流はNへのゴルジュ。

710m地点 ENEへ釜と斜瀑、左へつり、
Nに3m滝、右へ。

13:39 730m 二又。右はESE、左はNEへ。
左に入る、チョックストンあり。

740m地点 ENEゴルジュ、曇ってきた。


13:45 745m ゴルジュ、7m直瀑。
右岸に工作。I田トップで斜めの草付き
から潅木帯に這い上がる。


ビレイ点近くまで達したらクリップビレイで
7m滝の落ち口まで下り、左岸を巻いて上部5m
滝を越える。

トップの工作を待つ間、滝からのしぶきと風を
受けて寒くなる。滝つぼからイワナが飛び出して
きた。こちらに向かってきたので、とっさに
ヘルメットですくい上げたが、すんでのところで
逃げられてしまった。


14:49 755m 全員が登り終える。ENEへ。
Nに沢、山の端が見えてくる。SEにルンゼ、
水量が減ってきた。本流は右カーブでSEへ。


14:54 770m 二又。地形図上の「宇奈月町」
の「宇」の下辺り、左へ。

※平8発行の2.5万地形図「小川温泉」に記載あり。

15:06 805m 二又。右手のENEへ。左手は
NNE。二又中央草地にビバーク決定。






15:25 設営開始。先ず全員で草を刈り、
フカフカに敷き詰める。

薪を集めたら、N島、やまやろうで火を熾す。
S竹はツェルト3張りを並べ、I田、ぬまつちは
夕食の支度。

夕食は乾うどん。つゆに刻んだオクラ、水戻し
メカブ、ミョウガそして削り節。

トロっとしたつゆが冷えたうどんによくからみ、
瞬く間にコッヘルは空になる。つゆの中に続けて
茹でたウインナー5、6本。それでも食べ足り
なかったので、味付きα米を一人一袋。
水割り鏡月がスイスイ入る。

18:33 ツェルトに入る。焚火は威勢よく燃える。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020/09/10 08:27:37 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

やまやろう

やまやろう

Free Space

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: