やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2023/05/01
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カテゴリ: 山スキー
5:00 起床。嫁さんが握ってくれた
おにぎり2個を朝食とする。

5:46 魚津の自宅を出発。缶コーヒーで
気合と糖分を注入する。

スーパー農道が順調で、50分で到着した。
最寄りの駐車場(207台)は満車だった。

平日だから客は少ないだろうと舐めていた。
係員に真川右岸の駐車場(100台)へと案内
される。駐車車両は県外ナンバーばかり。

テレマークブーツを履き、​ タイベック
シルバーで梱包した
​スキー板を引っ提げて、
駅までの300mを歩く。当日券には長蛇の列。

自分はWeb予約したので、発券は簡単だった
(QRコード読み取り)。

ケーブルカー始発(6:40)だけが激混みで、
やまやろうが乗車した第三便(7:20)は
ぎゅうぎゅうではなかった。

大型バックパックの入山者がたくさんいるわー。
滑る人も多いよ。


7:38 高原バス出発(2台目)。
隣に自分の荷物を置けた。雪の大谷の
高さは12m。とても低く感じた。


今日は、社務所の裏から山崎カールを滑る
計画なのだ。


8:42 ​ ロッカーテレマーク130cm ​を、
パタゴニア・ディセンジョニスト32L ​に
取り付けて、一ノ越に向けて歩き出す。


快晴、微風、気温6.9℃。締まった雪なので
アイゼンは着けなかった。難なくトレースを
辿ることができる。

久々の高山であるが脚はよく動く。日差しが
強く雨具を履いた下半身は暑い。


上半身はウールTシャツにポリエステルの
長袖シャツ。ビーコン、ココヘリも装着している。

バックパックの中身は手を抜かず、バック
カントリースキーに必要な装備を全て担いだ。
ずっしりと塊感のあるパックになった。

9:30 一ノ越。視界に入った前方の登山者、
スキーヤーは全て追い抜いた。調子いいね。

一の越山荘の御山谷側で風を避けて休憩する。
これより、ヘルメット、モンベル・クラッグ
ジャケットを装着。

ピッケルは直ぐに使えるようパックの外に
付け直した。ジャージテムレスでは手が冷たい
ので、厚手ウールとオーバー手袋に換装する
(厳冬期用)。ストックとツボ足で粘る。

雄山までの稜線登山道にはほとんど雪はない。
できるだけ赤ルート(上り)を使う。

先行者が黄ルートと赤ルートで迷っていたので
説明していたところに、上からa木さんがやって
来た。日焼け対策で顔が全く見えないから、
声をかけてもらわないと、素通りしちゃいますw

GW合宿のこととか今日のスキーコースのこととか、
結構おしゃべりしていた。a木さんは雷鳥沢で
テント泊だそうだ、いいなー。

記念にG5Xで撮影しようとしたら電池切れだ。
予備も放電していて使えない、うわーせっかくの
状況なのに(かろうじて撮れていた)。

以後、スマホで撮影する。

10:20 三ノ越、気温0.8℃。さすがに登高
ペースが落ちてきた。上部は雪ではなく氷が
増える。できるだけ岩にテレブーツを置く
ように気を遣う。


10:41 社務所前、気温−2.8℃。ああ最後まで
ストックとアイゼンなしで登ってしまったよw

上空には消防ヘリが飛ぶ。すれ違い登山者の
情報によれば滑落者がいたのだとか。


雪に埋まった鳥居の前にパックを置いて、
峰本社に立つ。


剱岳方面。


御前谷は雪べったりだが、タンボ平まで抜け
られるかは不明。​ 昨年同時期に滑っている ​。


スマホだと登山者とお互い撮り合えるのが利点だ。

慎重に階段を下りてパックを回収。さあ滑る準備だ。
社務所の北側に入ると、建物の間はテラテラの氷
だらけで、斜面に近づくことすらできない。

大汝側登山道に少し入り、ピッケルを片手に斜面を
見下ろすと、出だしから雪が堅そうだ。

山崎カールの中には、遭難者らしき人がうずく
まっている。登山歴20年の山勘が「行ってはダメ」
と警告する。山崎カールは諦めた。


雄山南面はどうか。黄ルートを少し下り、
雪の斜面に入ったらキックステップができる
柔らかさだ。ここだ!

ハイマツ帯までトラバースして板を付ける。
しかし滑り出したらガリガリだ。エッジは効くので
恐怖はないが、ターンはできない。

大きく斜滑降を3回して、三ノ越まで慎重に滑った。

ここまで来ると日差しもあって雪が緩んでいる。
出会った2名のスキーヤーは山崎カールを狙って
いたが、厳しい状況を説明した。

三ノ越からの雪面は斜度が強く幅が広い。
御山谷までつながっているのを確認して滑走開始。

板の選択は大正解。高速テレマークターンを
バンバン決めながら、大斜面を独占する。

もう雄叫びを上げるしかない!楽し過ぎる。


御山谷のモレーンまで標高差283mをあっと
いう間に下った。このコースは初めて滑った
ので嬉しさもひとしおだ。

呼吸を整えてから一ノ越に登り返す。相前後して
3名のスキーヤーも登っている。

御山谷は適度に緩んで滑りやすそうだった。しかし、
やまやろうとしては斜度が緩くてつまらない。

三ノ越から滑ったコースは楽しいと思います。
滑落したら止まらないと思うけれど。

11:53 一ノ越、気温1.5℃。潰れたカレーパンを
食べて大休憩。雪が緩むのを待つスキーヤーが多数。

自分も雄山の三角点で待てばよかったのか?
しかしこの後、山全体が霧で覆われたので、さっさと
滑った判断は正しかった。

2名のテレマーカーが雄山の登山道寄りの斜面を
颯爽と滑っていた。いいね〜。

12:06 時間があるので、2本目を滑りに浄土山に
向かう。


雄山直下からの滑走コース。

雪のない登山道から右手の雪面トレースに
入って近道。登高途中から霧が出てきて視界が
効かなくなってくる。雪が途切れそうな場所が
あったので、覚えておく。


12:40 浄土山(実際は龍王と浄土の間の尾根上)。
滑るには不利な濃霧となってしまった。
ホワイトアウトになる前に滑走しないと。

12:46 滑走開始、気温2.2℃。登りのトレースを
目印にコースを見極める。雪が途切れそうな場所は
うまく抜けたが、その後視界が効かず右に振り過ぎて
しまった。

ハイマツ帯を無理矢理踏んで雪の斜面に戻る。人声を
頼りに真っ白な景色の中を下って行くと、竹竿と登山者
が見えた。

山崎カール側にトラバースしていくと、下方の視界が
開け、ブル道まで見えた。今だ!更に山崎カール側に
斜めに進み、ノンシュプールの大斜面を叫びながら
滑走する。

13:03 ブル道に出た。浄土山北東面は残念
だったが、一ノ越下からブル道までは短いながらも
気持ちよく滑ることができた。


板を外してブル道を歩く。室堂山荘東側にも
良さそうな斜面があるが、雪庇からの雪崩デブリ
があった。登り返しも時間が読めない。室堂山
方面に登り、時間と視界の状態を見て、適当な
ところから滑ることにする。

13:48 標高2560mと中途半端な場所であるが、
これ以上標高を上げても意味がない(視界がなくて
楽しくない)と判断し、ターミナルに向けて滑る
(13:52)。テレマークターンはできた。

13:58 ターミナルの際まで滑り下りた。
気温−0.3℃。テキパキと撤収作業を進め、
高原バス乗り場に並ぶ。

14:35 ガスの中、バス出発。隣の座席に
荷物が置けた。

15:23 美女平。目の前で定員に達し、
次発に回されるwww

15:40 ケーブルカー発。短い板(130cm)を
持っていたので、興味を持った係員に声を掛け
られた。車内持ち込みとなった。


15:58 駐車場着、気温12.9℃。
当初の計画通り、​ 3本滑ることができた ​。





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Last updated  2023/05/02 09:01:14 PM


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