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ジョージ・ハリスン(George Harrison)のちょうど一周忌に当たる02年11月29日、英国のロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall)で追悼公演「Concert for George」が開催された。 親友のエリック・クラプトン(Eric Clapton)が主催し、音楽監督とホスト役を務めたこのコンサートには、ジョージと親交のあったミュージシャン達が勢揃いした。 ビートルズ(The Beatles)仲間だったポール・マッカートニー(Paul McCartney)とリンゴ・スター(Ringo Starr)を始め、ビートルズのゲット・バック・セッションに参加したビリー・プレストン(Billy Preston)、ドイツ・ハンブルグ時代の友人で「リボルバー(Revolver)」のジャケットデザインを手掛けたクラウス・フォアマン(Klaus Voormann)。トラヴェリング・ウィルベリーズ(Traveling Wilburys)仲間のジェフ・リン(Jeff Lynne)やトム・ペティ(Tom Petty & The Heartbreakers)、ジョージの敬愛するジョー・ブラウン(Joe Brown)。更にはジョージのシタールの師であったラヴィ・シャンカール(Ravi Shankar)&娘のアヌーシュカ・シャンカール(Anoushka Shankar)、ジョージが大好きだったモンティ・パイソン(Monty Python)等。そして勿論、ジョージの一人息子であるダーニ(ダニー)・ハリスン(Dhani Harrison)も加わり、心温まる最高のコンサートであった。 それから時は流れて14年9月28日、米国ロサンゼルスのフォンダ・シアター(Fonda Theatre)で「George Fest」が開催された。副題は「A Night to Celebrate the Music of George Harrison(ジョージ・ハリスンの音楽を祝う夕べ)」。そして16年2月26日(ジョージが73歳の誕生日を迎えるはずだった日の翌日)には2CD+DVD(Blu-Ray)の限定デラックス・エディション(普通に2CDのみも有)が発売された。 プロデュースを手掛けたダーニ曰く、「僕と同世代のミュージシャンが、小さなクラブで父のキャリアの中でもディープな楽曲を自由に演奏するショウを今までずっと思い描いていたんだ。そして、今回はまったく新しく鮮やかな形で、自分が一番大切に思ってきた音楽界のヒーローたちと再びステージを共にし、僕の人生で一番馴染みのある曲を演奏する自分がいた。…皆さんにもこの録音を僕と同じように楽しんでもらえますように。父の曲に、今までできると思いもよらなかった最高の解釈が施されています」(Sony Music Group HPより) ということで、以前の「Concert for George」と比べると「George Fest」に参加しているミュージシャンは馴染みの無い方もチラホラ。おばはんが知っているのはザ・ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)のブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)、ハート(Heart)のアン・ウィルソン(Ann Wilson)、そして何故かアル・ヤンコビック("Weird Al" Yankovic)!いや、嬉しいけど…。そして「Concert for George」に出演していたラヴィ・シャンカールの娘でアヌーシュカの異母姉であるノラ・ジョーンズ(Norah Jones)とダーニくらい。 他にはスプーン(Spoon)のブリット・ダニエル(Britt Daniel)、ザ・キラーズ(The Killers)のブランドン・フラワーズ(Brandon Flowers)、ザ・カルト(The Cult)のイアン・アストベリー(Ian Astbury)、ザ・ストロークス(The Strokes)のニック・ヴァレンシ(Nick Valensi)、ザ・フレーミング・リップス(The Flaming Lips)の皆さん等々。あ、ザ・カルトぐらいは知ってるかな。 “Savoy Truffle” や “It's All Too Much” といったビートルズ時代のややマイナーな曲や、“Ballad of Sir Frankie Crisp (Let It Roll)” のようなソロ時代の目立たなかった曲も含まれている点は素晴らしい。ノラ・ジョーンズが歌う “Something” も素晴らしいが、個人的に一推しなのは “What is Life” by アル・ヤンコビック。アルも好きだし、この曲も大好きなので嬉しい。嗚呼、美しき人生哉。あとはザ・フレーミング・リップスの “It's All Too Much” が良くて、意外とライヴ演奏もアリだなぁと思ったりして。 一方、大定番の “While My Guitar Gently Weeps” は今回入っていない。やっぱりエリック・クラプトンがいてこその “While My Guitar…” なのかしらん!? ライヴの各演奏はジョージの公式YouTubeにあがっているので、いくつか貼っておこう。ダーニ世代のミュージシャン達が楽しそうに演奏しているのを見ていると、何だか心が和む。ジョージの曲はいい曲が多いので、子の代、孫の代まで引き継がれるといいなぁ♪ Old Brown Shoe - Conan O'Brien Ballad of Sir Frankie Crisp (Let It Roll) - Jonathan Bates, Dhani Harrison Beware of Darkness - Ann Wilson Something - Norah Jones It's All Too Much - The Flaming Lips What Is Life - "Weird Al" Yankovic
2024.05.16
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09年1月に「CONCERT FOR GEORGE」というタイトルで、元ビートルズ(The Beatles)のジョージ・ハリスン(George Harrison)の追悼コンサートに関する駄文をアップした。TV放送されたビデオを見ながら綴ったもので、演奏された曲目を全て書いたのだが、実はこれ、劇場公開版であり、本来のコンサートより短いうえに曲順も若干変わっていたのであった。 ということで、今回は本来の曲順で全曲挙げてみよう。…ってまぁ今更なんだけど(^^;正しい演奏曲目・演奏曲順は以下のとおり。01. Sarve Shaam02. Your Eyes / Anoushka Shankar 03. The Inner Light / Jeff Lynne & Anoushka Shankar 04. Arpan / Conducted By Anoushka Shankar 05. Sit On My Face / Monty Python06. The Lumberjack Song / Monty Python and Tom Hanks07. I Want To Tell You / Jeff Lynne 08. If I Needed Someone / Eric Clapton09. Old Brown Shoe / Gary Brooker10. Give Me Love / Jeff Lynne 11. Beware of Darkness / Eric Clapton12. Here Comes The Sun / Joe Brown 13. That's the Way It Goes / Joe Brown 14. Horse To The Water / Jools Holland & Sam Brown15. Taxman / Tom Petty And The Heartbreakers 16. I Need You / Tom Petty And The Heartbreakers 17. Handle With Care / Tom Petty & The Heartbreakers, Jeff Lynne, Dhani Harrison 18. Isn't It A Pity / Billy Preston, Eric Clapton19. Photograph / Ringo Starr 20. Honey Don't / Ringo Starr 21. For You Blue / Paul McCartney22. Something / Paul McCartney, Eric Clapton23. All Things Must Pass / Paul McCartney 24. While My Guitar Gently Weeps / Paul McCartney, Eric Clapton 25. My Sweet Lord / Billy Preston 26. Wah-Wah / Eric Clapton & Band 27. I'll See You In My Dreams / Joe Brown “All Things Must Pass” や “Give Me Love” 、“Beware of Darkness” といったジョージのソロ時代の名曲がカットされていたことにビックリ!ビートルズ時代の曲だと “Old Brown Shoe” がカット。格好よくて大好きな曲なんだけどなあ。出演アーティストが(ほぼ)一同に集まって演奏する “Wah-Wah” は最大の盛り上がりなのにカットしたのは何故なんだろう…。 皆それぞれが楽しそうに、和気藹々と演奏しており、見ているだけで温かい気持ちになる。主催者・クラプトンの人柄もあろうが、何よりジョージの人徳だろう――と前回書いたが、ホント、こんなに素晴らしいコンサートはそうそうないと思う。 あと、これは超級個人的なことで、ものすご~くどうでもいいことなのだが、だんなさん(53)はこの頃のエリック・クラプトンに雰囲気が若干似ている気がしないでもないような…。“あれっ!? 何かちょっとだけ似てるかも!?” 勝手にそう認識してしまった日以来、冴えないおぢさんだと思っていただんなさんが急に格好よく見えたりして。 (とはいえもし本人にそんなことを言ったら「全然似てねえ」の一言で済まされそう。彼はギターを弾くのでクラプトン好きだったりする) Concert for George (You Tube) 必見!
2017.08.29
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12歳の頃に初めてビートルズ(The Beatles)を知り、ジョージ・ハリスン(George Harrison)の端整な顔立ちと繊細な歌声に魅了された。そしてジョージを知れば知るほど、彼の人間性に強く惹かれるようになっていった。 ジョージがこの世を去って10年後の2011年、マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)監督によるジョージのドキュメンタリー映画、「ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド(George Harrison : Living in the Material World)」が公開された。 少年時代からビートルズ時代までの第1部と、ビートルズ解散前後からソロ時代の第2部からなるこの映画は、家族やジョージと親交のあった人々の貴重な証言と数々の名曲で構成されているだけなのだが、210分(3時間半!)があっという間に感じられるほど見ごたえ十分な作品であった。 ちなみにこの映画のキャッチコピーは「世界は彼の音楽で満たされた」――だそうな。 映画に登場する、彼と親交のあった証言者達というのがまたジョージファンにとっては何とも嬉しい面々で、ジョージのお兄さん達や奥様のオリヴィア(Olivia Harrison)、ジョージの若かりし頃にそっくりな一人息子のダーニ(Dhani Harrison)は勿論、ビートルズ仲間だったポール・マッカートニー(Paul McCartney)とリンゴ・スター(Ringo Starr)、亡きジョン・レノン(John Lennon)夫人のオノ・ヨーコ(Yoko Ono)。私はヨーコさんがずーっと苦手なのだが、彼女のジョージに対する証言には好感を持った。意外といい人かもしれない…(^^; ポールとジョージの友人にして元アップル代表のニール・アスピノール(Neil Aspinall)、ドイツ・ハンブルグ巡業時代に知り合ったクラウス・フォアマン(Klaus Voormann)とアストリッド・キルヒヘル(Astrid Kirchherr)。 ミュージシャン仲間では親友ともいえるエリック・クラプトン(Eric Clapton)を始め、謎の覆面兄弟バンド・トラヴェリング・ウィルベリーズ(Traveling Wilburys)仲間であったジェフ・リン(Jeff Lynne)やトム・ペティ(Tom Petty)、他にもドラマーのジム・ケルトナー(Jim Keltner)やパーカッショニストのレイ・クーパー(Ray Cooper)が。そしてプロデューサーのジョージ・マーティン(George Martin)とフィル・スペクター(Phil Spector)、エンジニアのケン・スコット(Ken Scott)の証言も。 映画やモータースポーツともつながりが深かったので、モンティ・パイソン(Monty Python)のテリー・ギリアム(Terry Gilliam)やエリック・アイドル(Eric Idle)、女優のジェーン・バーキン(Jane Birkin)、60~70年代に活躍したF1レーサー・ジャッキー・スチュワート(Jackie Stewart)も登場。 更にシタールの師であり、ジョージの人生の師ともいえるのかもしれないラヴィ・シャンカール(Ravi Shankar)と、ジョージの元妻でありエリック・クラプトンの元妻でもあるパティ・ボイド(Pattie Boyd)も。 「『Revolution 9』はジョージとジョンと私の作品。扇動したのはジョージ。“作ろうよ!”って」(Yoko Ono)あちゃー、そうだったのね。すみません、私はてっきりあなた主導でジョンと作った曲だとばかり思って、大嫌いでした… エリック・クラプトンが結構赤裸々に色々と語っていて、特にエリックとパティ両人がそれぞれに語った当人たちによる略奪愛の真相が興味深かった。当時のパティはめっちゃ可愛いいうえにスタイルもよくて、そりゃジョージもエリックも夢中になるわな、と納得しちゃったりして。 数々の証言の最後を飾るのはリンゴで、ジョージが亡くなる2週間前に会ったときの話なのだが、その時に交わしたジョージの最後の言葉が、何とも彼の優しさが表れていて…。リンゴの涙につられてこちらもしんみり 【5,000セット限定生産】 ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド コレクターズ・エディション 未発表音源10曲SHM-CD付 DVD2枚(1部&2部と映像特典インタビュー)+Blu-Ray1枚(1部・2部)+CD1枚(まさかの未発表音源♪)、更に豪華ブックレットとリトグラフ(というペラペラの写真がプリントされた紙)2枚、最初は開け方に悩むフォトスタンド形特製BOXのセットでお値段16,800円!(Amazonだと今なら新品で6,600円より) 2011年に5,000セット限定で発売されたはずなのだが、まだ在庫があるようで…。ええッ!? ジョージファンってそんなに希少なのかしらん!? まぁ正直なところ、普通に1,000円ぐらいで売っている映画本編2枚組DVDを買う方がいいような気もする(^^; マイブームなる言葉を生み出したのは みうらじゅん氏であるが、マイブームの先駆者といえばジョージだろう。たしかみうらさんがそんなことを書いていたような…。みうらさんと彼の仏友・いとうせいこうさんの共著「見仏記3 海外篇」にも “1966年、ビートルズ(元)のジョージ・ハリスンはインドを訪れた。ラヴィ・シャンカールにシタールを習うためだ。このジョージのマイブームがその後、全世界的にインド・ブームを起すことになる”とある。ホント、ジョージのマイブームなだけだったよね、今にして思うと。当時はみんな感化されちゃったみたいだけど。偉大なるマイブーマー・ジョージ! 47歳最後の夜はジョージの音楽とともに更けていく…(誕生日野宿は無理でした) そして48歳を迎える夜はジョージの一周忌に英国のロイヤル・アルバート・ホールで行われた、オリヴィア&ダーニが企画し、エリック・クラプトン主催のジョージ追悼コンサート「Concert for George」とともに明けたのであった。この映画を見終えてから追悼コンサートを見ると、胸が熱くなるのを感じる。本当に多くの友人から愛されていたのね、ジョージ
2017.08.22
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貧乏な我家に初めてビデオデッキがやって来たのは、今から28、9年前…私が中学に上がる前後くらいだったように思う。そのあたりの記憶は曖昧なのだけれど、その時初めて録画した番組だけは今でもはっきりと覚えている。 とは言っても正式なタイトルは忘れたのだが、生放送のビートルズ(THE BEATLES)のリクエスト番組で、確か「今宵あなたが選ぶ ビートルズ電話リクエスト BEST 30」とかいう番組だった。司会は福留さんと徳光さん(日本テレビだったのね)、リポーターは魁三太郎さんとコント赤信号の3人。 この番組でのTOP 5は1位 Yesterday 2位 Let It Be 3位 Help! 4位 Hey Jude 5位 Get Backという、一応誰もが納得の順位であった。“Get Back”はやや微妙だけど。 番組では色んな芸能人の方々も自分のリクエストしたい曲を1つ挙げていて、多くの方がやはり“Yesterday”や“Let It Be”を無難に挙げていた中、今野雄二さんは“Rain”を、佐野元春さんは“Not A Second Time”を挙げていたのが何となく印象に残っている。ちなみに私は…。 リクエストしたい曲を考えるついでに、今お気に入りのビートルズ・ソングを30位まで真剣に考えてみた。その無意味な順位は以下のとおり。下にいくほどお気に入り度が高いということで(^^) THE BEATLES SONGS my best 30 ♪ 30. Dear Prudence 29. And Your Bird Can Sing 28. Something 27. You've Got to Hide Your Love Away 26. I'm Down 25. With A Little Help From My Friends 24. Polythene Pam 23. Let It Be 22. Norwegian Wood 21. Within You Without You 20. Back in the U.S.S.R. 19. Helter Skelter 18. Magical Mystery Tour 17. Hey Jude 16. Dig A Pony 15. The Long And Winding Road 14. Golden Slumbers 13. Hey Bulldog 12. Penny Lane 11. If I Fell 10. Everybody's Got Something to hide Except Me And My Monkey 09. Your Mother Should Know 08. Old Brown Shoe 07. Help! 06. Hello Goodbye 05. Revolution 04. Martha My Dear 03. In My Life 02. Here Comes The Sun 01. Strawberry Fields Forever 勝手に一人で悩んだ結果、このような順位に。1曲だけリクエストするとしたら、私は“Strawberry Fields Forever”! 嗚呼、でもジョージの心温まる“Here Comes The Sun”も大好きだし、何となく物悲しくなる“Your Mother Should Know”もお気に入りだし…うーん、やっぱり難しい
2011.01.30
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年間10日の新聞休刊日以外、何があろうと毎朝必ず午前2時半に起床しなければならない生活というのは、思っていた以上に結構ツラい…(T T) ならば夜も早く就寝すればいいのだが、お母さんには夕飯やらお風呂やらの支度もあってなかなかそうもいかず、結局夜に2、3時間、夕方もしくは掛け持ちバイト前に1~3時間の分割睡眠だ。嗚呼、一晩中爆睡したい。I wanna sleep! そこで唐突ではあるが、全く無意味にビートルズ(THE BEATLES)の曲で歌詞に“sleep”が入っている歌をつらつらと挙げてみる…って、本当に意味ねぇ~ ビートルズの「眠」うた ~ ・I'm Only Sleeping Please don't wake me, no, don't shake me, leave me where I am, I'm only sleeping ・I'm So Tired I'm so tired, I haven't slept a wink ・While My Guitar Gently Weeps I look at you all, see the love there that's sleeping ・I Call Your Name Oh, I can't sleep at night since you've been gone ・Norwegian Wood I told her I didn't and crawled off to sleep in the bath ・Blue Jay Way Please don't be long, or I may be asleep ~ ・A Hard Day's Night It's been a hard day's night, I should be sleeping like a log ・Julia Julia, sleeping sand, silent cloud, touch me ~ ・Mean Mr. Mustard Mean Mr. Mustard sleep in the park, shave in the dark, trying to save paper ・Golden Slumbers Sleep, pretty darling, do not cry and I will sing a lullaby ・Good Night Now it's time to say good night, good night, sleep tight ~ 他にももっとあるような気がするが、思い出せたのはこれくらい。こんなしょうもないことをダラダラと打つ間に眠ればよかったのでは!? (^^;
2010.01.06
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♪ひ~ぁ か~む ざ さ~ん き~ん ひ~ぁ か~む ざ さ~ん き~ん 先日、ザ・ビートルズ(THE BEATLES)のリマスター盤CDが世界一斉に発売され、日本でも発売開始の9日午前0時には長蛇の列が出来たとか。中でも一番人気は「アビイ・ロード(ABBEY ROAD)」なのだそうな。 「アビイ・ロード」のB面…いや、後半のメドレーなどはリマスター盤で聴いたら、きっと迫力が違うだろうなあ。買わないけど。 ビートルズを知った時、既にジョン・レノン(John Lennon)はこの世の人ではなかった…という、リアルタイムを全く知らない、邪道ともいえる新参ビートルズ・ファンの私には、彼らのこの末期のアルバムはどうにもドロドロ(むしろサバサバ)しすぎているように思えて、ちょっとだけ尻込みしてしまう。愛しのジョージ(George Harrison)が優しい声で歌う“ヒア・カムズ・ザ・サン(Here Comes The Sun)”なんかは大好きだけど。 ♪太陽が、太陽が、太陽が、ほら顔を出す (Sun sun sun, here it comes)とジョージが明るく長閑に歌った3曲後、またもや太陽の歌が!ジョンの歌う意味不明ソング、“サン・キング(Sun King)”だ。 ♪た~いよ~う王が~ やって来る~ (Here come the Sun King~)ひぃーッ!! こっちは何だか不気味なんですけど!? ちょっと前、久々にこの歌を思い出すことがあった。「太陽がでるじゃない?そしたら太陽を食べてるわけ。太陽が出てたら私ね、こうやってパクパクパクパクパク…」という、鳩山夫人の発言である。 何かこの曲のおどろおどろしさと夫人の発言の気味悪さが妙に合うんだわ(^^ゞ“サン・キング”をBGMに太陽をちぎって食べる一組の夫婦の図を、ジョンじゃないけど想像(imagine)してごらん。…うーん、明日の日本は大丈夫か!? 教えて、Sun King !!
2009.09.14
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前回のビートルズ曲名あての正解は、以下の通りです。深夜の蕩(とろ)けた頭で適当に考えながら書いたせいか、30タイトルとしながらも、数えてみたら31個ありました ま、どーでもええですけどね(^^ゞ のっけから“ハードな一日の夜”などというおかしな日本語を使ってしまいましたが、元々の原題も文法的には正しくないそうです(と、軽く言い訳)。 一応全曲You Tubeへ飛べますので、お暇な方はそちらもどうぞ♪ “ふう。このところ、やたらと忙しいな…。ハードな一日の夜(A Hard Day's Night)、今日のボクは本当にクタクタ(I'm So Tired)だった。ボクの人生の中で(In My Life)、今日ほど心底疲れた日はない。一週間が8日(Eight Days A Week)あればいいのに…と心から思う。 学生の頃に読んだ、病院の腐敗を鋭く追及した社会派小説に感化され、医学界に革命(Revolution)を起こさんとこの世界に飛び込んだものの、日々の仕事に忙殺され、結局今までズルズルと流されてきてしまった。 溜まっている仕事を明日に回し、自分の車を運転(Drive My Car)して今日は早めに帰宅の途についたものの、家に帰れば(When I Get Home)やはりどの部屋にも灯が点っていなかった。なぜなら(Because)昨日の夜(The Night Before)、妻が家を出て行ってしまった(※1)からだ。 ペーパーバック・ライター(Paperback Writer)である妻・ミッシェル(Michelle)とは、互いに忙しく、擦れ違いの毎日を送っていた。しかし昨日(Yesterday)はボク達の結婚記念日だということを、ボクはすっかり失念していた。彼女が怒るのも無理はない。ここ最近、ボクは多忙にかまけて彼女に何一つしてあげていないことに気付いた。最後に愛の言葉(Worsd Of LoveもしくはThe Word)を掛けたのはいつだっただろうか?そんなボクに愛想を尽かして君が家を出て行こうとした時、ボクは「待て!(Wait)」とも言わなかった、いや、言えなかった。 今日こそは早く帰って君と話がしたい(I Want To Tell You)、君に謝りたい、と思っていたのだが―。やはり彼女は帰ってなかった。教えてくれ、なぜ(Tell Me Why)君は連絡さえくれないんだ?一体、君はいずこへ(I'm Looking Through You)? 気を落ち着けようと煙草を銜え、ジッポーのフリントホイールを親指で何度も回してみるが、どうやらオイル切れらしく、青い炎の代りに間の抜けた掠れた音だけが響く。仕方なくマッチを探してみるが、普段は再々眼にしているはずのマッチ箱(Matchbox)も、こんな時に限って見つからない。煙草を諦め、酒で気を紛らわすことにしたものの、ミッシェルのことが頭から離れず、少量でクラクラしてきた。 ボクには君が必要(I Need You)なんだ。ボクが64歳になっても(When I'm Sixty-Four)、一緒にすてきなダンス(I'm Happy Just To Dance With You)を踊ろうと約束したじゃないか。まさか、これで終わり(The End)にしようっていうのか? …あれこれ考えても仕方がない。なるようになる(Let It Be)さ、なすがまま、キューリがパパだ…って何だそりゃ!? 嗚呼、酔いと疲労で頭が朦朧としてきた。もう寝よう。おやすみ(Good Night)。―それにしても、一人の夜は長い、長い、長い(Long Long Long)… 翌朝、ボクは案の定ひどい二日酔いだった。おまけに昨夜の自分の女々しい考えを思い出し、更に気分が悪かった。 カーテンを開けると、素敵な日の陽射し(Good Day Sunshine)が眩しい。ええい、悲しみをぶっとばして(You've Got To Hide Your Love Away)今日も一日頑張ろう。毎朝の習慣となっているラジオを付けたその時、突然チャイムが鳴った。誰だろう、こんな朝早く…。 「あ…」 おはよう。おはよう。(Good Morning Good Morning)まずは彼女が口を開き、つられてボクもちょっと気まずい挨拶を交わした。 「ミッシェル…」 ミッシェルはドアの外で俯いたまま入りにくそうにモジモジしていたので、ボクはそっと彼女の肩を抱いて中へ入れた。 「ごめんなさい。アンナ(Anna)の家に二晩泊めてもらったの」アンナというのは彼女の親友で、ボクの同僚のロバート医師(Doctor Robert)の奥さんだ。 「あなたが近頃どれほど忙しいか、アンナの御主人から聞いたの」同僚に夫婦喧嘩を知られるのは恥ずかしいが、アイツのおかげでミッシェルが帰ってきてくれたことには感謝しよう。 「そうか…。ボクは君が家を出ていってから、どれほどダメな夫だったか思い知ったよ。すまなかったね」 「私の方こそ、結婚記念日ぐらいでついカッとなっちゃってごめんなさい」ボクは彼女をしっかり抱き締めた(※2)。すると彼女はおもむろにボクの手を取り、いきなりラジオの音楽に合わせてステップを踏み出した。 「おいおい、突然どうしたんだ?」 「ふふッ♪だって今日はあなたの64回目のお誕生日(Birthday)でしょ」” ※1 妻が家を出て行ってしまった→She's Leaving Homeっていうのもありますね。“出て行くところ”だったら迷うことなく正解ですが、うーむ、これは微妙っすねえ(^^ゞ ※2 抱き締めた→Hold Me Tight っていうのも、おまけで正解にします。“抱き締めて”という意味のような気もしますが…(^^ゞそうなると“抱きしめたい(I Want To Hold Your Hand)”っていうのもアリかしらん!? ―あると思います!(by 天津木村さん) うはは、我ながらめっちゃええ加減
2009.02.11
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以前書いた「ビートルズ・ソング タイトルを探せ!」の2回目です。前回同様、下記の支離滅裂な駄文の中に含まれている30個のビートルズの曲のタイトルを探して下さい。ちなみに文章は前回にも増してヒドいです すんません、一度ならず二度までもこのようなくだらないモンを…m(_ _)m “ふう。このところ、やたらと忙しいな…。ハードな一日の夜、今日のボクは本当にクタクタだった。ボクの人生の中で、今日ほど心底疲れた日はない。一週間が8日あればいいのに…と心から思う。 学生の頃に読んだ、病院の腐敗を鋭く追及した社会派小説に感化され、医学界に革命を起こさんとこの世界に飛び込んだものの、日々の仕事に忙殺され、結局今までズルズルと流されてきてしまった。 溜まっている仕事を明日に回し、自分の車を運転して今日は早めに帰宅の途についたものの、家に帰ればやはりどの部屋にも灯が点っていなかった。なぜなら昨日の夜、妻が家を出て行ってしまったからだ。 ペーパーバック・ライターである妻・ミッシェルとは、互いに忙しく、擦れ違いの毎日を送っていた。しかし昨日はボク達の結婚記念日だということを、ボクはすっかり失念していた。彼女が怒るのも無理はない。ここ最近、ボクは多忙にかまけて彼女に何一つしてあげていないことに気付いた。最後に愛の言葉を掛けたのはいつだっただろうか?そんなボクに愛想を尽かして君が家を出て行こうとした時、ボクは「待て!」とも言わなかった、いや、言えなかった。 今日こそは早く帰って君と話がしたい、君に謝りたい、と思っていたのだが―。やはり彼女は帰ってなかった。教えてくれ、なぜ君は連絡さえくれないんだ?一体、君はいずこへ? 気を落ち着けようと煙草を銜え、ジッポーのフリントホイールを親指で何度も回してみるが、どうやらオイル切れらしく、青い炎の代りに間の抜けた掠れた音だけが響く。仕方なくマッチを探してみるが、普段は再々眼にしているはずのマッチ箱も、こんな時に限って見つからない。煙草を諦め、酒で気を紛らわすことにしたものの、ミッシェルのことが頭から離れず、少量でクラクラしてきた。 ボクには君が必要なんだ。ボクが64歳になっても、一緒にすてきなダンスを踊ろうと約束したじゃないか。まさか、これで終わりにしようっていうのか? …あれこれ考えても仕方がない。なるようになるさ、なすがまま、キューリがパパだ…って何だそりゃ!? 嗚呼、酔いと疲労で頭が朦朧としてきた。もう寝よう。おやすみ。―それにしても、一人の夜は長い、長い、長い… 翌朝、ボクは案の定ひどい二日酔いだった。おまけに昨夜の自分の女々しい考えを思い出し、更に気分が悪かった。 カーテンを開けると、素敵な日の陽射しが眩しい。ええい、悲しみをぶっとばして今日も一日頑張ろう。毎朝の習慣となっているラジオを付けたその時、突然チャイムが鳴った。誰だろう、こんな朝早く…。 「あ…」 おはよう。おはよう。まずは彼女が口を開き、つられてボクもちょっと気まずい挨拶を交わした。 「ミッシェル…」 ミッシェルはドアの外で俯いたまま入りにくそうにモジモジしていたので、ボクはそっと彼女の肩を抱いて中へ入れた。 「ごめんなさい。アンナの家に二晩泊めてもらったの」アンナというのは彼女の親友で、ボクの同僚のロバート医師の奥さんだ。 「あなたが近頃どれほど忙しいか、アンナの御主人から聞いたの」同僚に夫婦喧嘩を知られるのは恥ずかしいが、アイツのおかげでミッシェルが帰ってきてくれたことには感謝しよう。 「そうか…。ボクは君が家を出ていってから、どれほどダメな夫だったか思い知ったよ。すまなかったね」 「私の方こそ、結婚記念日ぐらいでついカッとなっちゃってごめんなさい」ボクは彼女をしっかり抱き締めた。すると彼女はおもむろにボクの手を取り、いきなりラジオの音楽に合わせてステップを踏み出した。 「おいおい、突然どうしたんだ?」 「ふふッ♪だって今日はあなたの64回目のお誕生日でしょ」” 正解はこちら
2009.02.10
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父がこの世を去ってからひと月余り経つが、未だ、ふとした拍子に深い悲しみに襲われる時がある。愛する者を失う辛さを、この歳になり初めて理解した。 02年に亡くなったジョージ・ハリスン(George Harrison)のちょうど一周忌にあたる日に、妻・オリビア(Olivia)と息子・ダーニ(Dahni)が企画、親友であるエリック・クラプトン(Eric Clapton)が主催したジョージの追悼コンサート「CONCERT FOR GEORGE」が行われた。今迄は出演者の豪華さばかりに目がいき、主催者側の気持ちに思いを至らせたことなど一度もなかった。 以前にTV放送したものを録画したテープを久々に見て、今回はついついエリック達の静かな悲しみに思いを馳せていた。 TVで放送された曲目は以下の通り。01. I Want To Tell You / Jeff Lynne 02. If I Needed Someone / Eric Clapton 03. Taxman / Tom Petty And The Heartbreakers 04. Handle With Care / Tom Petty & The Heartbreakers, Jeff Lynne, Dhani Harrison 05. Photograph / Ringo Starr 06. Honey Don't / Ringo Starr 07. Sit On My Face / Monty Python and Tom Hanks08. Here Comes The Sun / Joe Brown 09. Horse To The Water / Sam Brown10. Isn't It A Pity / Billy Preston 11. For You Blue / Paul McCartney 12. Something / Paul McCartney, Eric Clapton 13. Arpan / Conducted By Anoushka Shankar 14. The Inner Light / Jeff Lynne, Anoushka Shankar 15. My Sweet Lord / Billy Preston 16. All Things Must Pass / Paul McCartney 17. While My Guitar Gently Weeps / Paul McCartney, Eric Clapton 18. I'll See You In My Dreams / Joe Brown クラプトンをはじめ、ジェフ・リン、トム・ペティ、ビートルズ(THE BEATLES)メンバーのリンゴ・スター、ポール・マッカートニー、「レット・イット・ビー(LET IT BE)」に参加していたビリー・プレストン、シタールの師であるラヴィ・シャンカールと娘のアヌーシュカ、ジョージが好きだったモンティ・パイソン、そしてジョージの敬愛するジョー・ブラウンら、ジョージと親交があった仲間達によるジョージ・ナンバーのコンサートだ。 皆それぞれが楽しそうに、和気藹々と演奏しており、見ているだけで温かい気持ちになる。主催者・クラプトンの人柄もあろうが、何よりジョージの人徳だろう。 ラヴィ・シャンカールは「きっとジョージはこの場にいるはず」と言っていたが、おそらくお茶目でシャイなジョージはステージの隅の方で皆と一緒に演奏していたのではなかろうか?自身の若い頃にそっくりな息子・ダーニを見守りながら(^^) 父もきっとどこかでそっと見守ってくれていることだろう。いつまでもクヨクヨせず、私も頑張らなくっちゃ♪ 元気をくれて有難う、ジョージ
2009.01.21
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昨日は「CULTURE CLUBのジョンとジョージ」という駄文を書いたが、ジョンとジョージといえばビートルズ(THE BEATLES)を思い浮かべた方もいたのでは? ジョン・レノン(John Lennon)は亡くなった80年のインタビューで、ジョージ・ハリスン(George Harrison)との関係について、“先輩後輩みたいな間柄”と語ったそうな。実際に、学生時代は校門を出てくるジョンをジョージが待ち構えていたり、ジョンと当時のGF(後に結婚→離婚)だったシンシア・パウエル(Cynthia Powell)とのデートにジョージもくっついてまわったりしていたとか。慕うにも程があるでしょうに、ジョージったら…(^^ゞ ジョージとジョンでまず思い出すのは、ビートルズの初主演映画「ビートルズがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!(A HARD DAY'S NIGHT)」(マイク水野こと水野晴郎さんが付けたこの奇妙な邦題はいつの間にか姿を消し、今はただの“ハード・デイズ・ナイト”になっている)のOPシーン。追いかけてくるファンの子から走って逃げる4人…だがいきなり派手にすっ転ぶジョージ!そしてそれを大笑いするジョン! 何だか微笑ましくて大好きなシーンだ。 続く主演映画第2弾の「ヘルプ!4人はアイドル(HELP!)」での二人にまつわる印象的なシーンといえば、リンゴ・スター(Ringo Starr)の指輪を盗め作戦の4番目。敵(?)の超強力乾燥機で指輪を吸い込む作戦に、指輪は守ったもののリンゴとポール・マッカートニー(Paul McCartney)の袖やジョージのシャツなどが吸い込まれてしまう。一段落ついてリンゴが発した台詞にジョージが「ホホウ!」と言うや、すかさずジョンも「ホウ!」。それにジョージが応じて「ホホウ!」、またまたジョンが「ホウ!」…と暫し続く「ホウ!」の応酬も、これまた楽しい1シーン 「ヘルプ!」を撮影していた頃、ジョージとジョンは知り合いの歯科医の家で初めてLSDを体験したそうな。この時に二人は新しい知覚を手に入れ、後にジョンは“She Said She Said”や“Tomorrow Never Knows”等のサケデリックなナンバーを生み出し、神の存在を確信したジョージはインド文化へと傾倒していく―。 意外なことに、二人一緒にvo.の曲は“You Really Got A Hold On Me”の1曲だけ。しかもよりによって何故この曲!? ジョンの音楽的パートナーはあくまでもポールなのであった ジョンが射殺された時、ジョージは“過ぎ去りし日々(All Those Years Ago)”という曲でジョンを追悼した。リンゴがドラムを叩き、ポールとリンダ(Linda McCartney)夫妻がコーラスで参加したこの曲は、追悼曲とは思えないほど明るいものだが、後輩目線で書かれた歌詞がジョージならではだった。 先輩を見つめるジョージ 先輩、どこ見てる? ※参考資料…「総特集 ジョージ・ハリスン」 (河出書房新社) 本日のひまつぶし ・ジョージの転びっぷりが可愛い♪「A HARD DAY'S NIGHT」OPシーン→こちら ・「ホウ!」の応酬が微笑ましい「HELP!」の1シーン→こちら ・二人のハーモニーを御堪能あれ。“You Really Got A Hold On Me”→こちら ・PVがまた泣かせる、ジョージがジョンを偲ぶ“All Those Years Ago”→こちら
2008.12.10
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“勤労を尊び、生産を祝い、国民互いに感謝しあう”勤労感謝の日魚屋のおっちゃん、看護婦のお姉さん、総理大臣の麻生さん…日々一生懸命働いてる皆さん、本当にどうも有難うございます。生産性のかけらもない、主婦などという職業でも何でもない肩書き(?)で私がのうのうと暮らしていけるのは、ひとえに皆様のおかげでございますm(_ _)m ありがたや~ ということで、今回はビートルズ(THE BEATLES)の職業ソングをどうぞ。…って、またしても安易やねぇ(^^ゞ ・郵便屋さん → PLEASE MISTER POSTMAN ・物書きさん → PAPERBACK WRITER ・税務官さん → TAXMAN ・お医者さん → DOCTOR ROBERT ・駐車違反取締官さん → LOVELY RITA ・楽団の歌い手さん → OB-LA-DI OB-LA-DA ・臨時雇いをクビになった人 → YOU NEVER GIVE ME YOUR MONEY ・ショップで働くパンちゃん → MEAN MR. MUSTARD & POLYTHENE PAM ・女王陛下さん → HER MAJESTY 働いてらっしゃる方も大変だが、働きたくても働けない方は更に大変だ。何かと大変なこの御時世、上(贅沢)ばかり見ることをやめて、前を向いて地道に暮らしていきましょうや
2008.11.23
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♪お気に入りの唄~ 一人聴いてみるの~…ってこれは杏里さんの名曲“オリビアを聴きながら”だったっけ(^^ゞ 何でもビートルズ(THE BEATLES)の幻の楽曲が発売されるかも!? という話があるとか。67年に録音されたものの、あまりに前衛的すぎるとのことで発売されなかった“Carnival of Light”という曲だそうな。 ビートルズで前衛的(と言うのかどうか)な曲といえば、“レボリューション9(Revolution 9)”が思い出される。あんな曲なら別に聴きたくないなぁ 以前、「ビートルズ 聴かないBEST 10」や「ビートルズ 忘れがちBEST 10」という、ビートルズ・ファンにあるまじきBEST 10記事を書いたので、今回は素直に「ビートルズ タイトル長ぇよBEST 10」を挙げてみたい。 ビートルズ タイトル長ぇよBEST 10 1. Everybody's Got Something To Hide Except For Me And My Monkey 2. She Came In Through The Bathroom Window3. The Continuing Story of Bungalow Bill4. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band5. With A Little Help From My Friends6. You've Got To Hide Your Love Away7. Being For The Benefit of Mr. Kite8. Everybody's Trying To Be My Baby9. I'm Happy Just To Dance With You10.I Don't Want To Spoil The Party同. Lucy In The Sky With Diamonds いや、もう1位はぶっちぎりですな 長すぎて覚えられないよ~(><)ちなみに、最も短いタイトルの曲はというと・Boys ・Girl ・Help! ・Rain ・Wait なのであった。
2008.11.19
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前回は「アビイ・ロード(ABBEY ROAD)」の真似ジャケを集めてみたが、今回はその他のアルバムの真似ジャケをついでにいくつか御紹介したい。(Amazon.で“THE BEATLES”で検索して表示された1,340件の中から、適当に選んでみた) そのほとんどが、世界中でどのくらい発売されているのか見当も付かないトリビュート盤。購買者の目を引こうと、ひと工夫した結果がコレら SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND - THE BEATLES TROPICAL TRIBUTE TO THE BEATLES - VARIOUS ARTISTS BEATLES TRIBUTE A HARD DAY'S NIGHT - THE BEATLES JOHN PIZZARELLI MEETS THE BEATLES - JOHN PIZZARELLI REVOLVER - THE BEATLES MINA CANTA I BEATLES - MINA YELLOW SUBMARINE - THE BEATLES BEDTIME WITH THE BEATLES, PART 2 - JASON FALKNER GREATEST HITS GO CLASSIC BEATLES : MEMPHIS MEETS THE BEATLES, VOL. 2 これなんかはビートルズというより、沢田研二さんでしょ(^^ゞ
2008.10.23
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先日の旅の疲れからか、脚のあちこちに湿疹が出た(T T)痒み止めの薬をもらいに病院へ行くと、どうもストレスからきたものらしい。ストレスといえば、胃潰瘍や十二指腸潰瘍など内臓に来そうなものだが、以前、喉の異物感に困ったヒステリー球といい、どうも私は皮膚や粘膜などにくるようだ。 そんな時はお気に入りの音楽でもまったり聴いて、ストレスを解消しよう♪ということでビートルズ(THE BEATLES)の名盤「アビイ・ロード(ABBEY ROAD)」を紹介しようと思ったのだが…。 私ごときが紹介などしなくても、とっくに皆様御存知だと思うので、やめたかわりに、アビイ・ロードの真似っこジャケットをいくつか集めてみた。題して ABBEY ROAD ジャケット大集合 最上段向かって左から・THE ABBEY ROAD E.P. - RED HOT CHILI PEPPERS・PLAY THE MUSIC OF THE BEATLES - JIVE BUNNY AND THE MASTER MIXERS・BEATLES FOR STRINGS - VARIOUS ARTISTS ・BEATLES REGROOVED - VARIOUS ARTISTS 2段目・SNOOPY'S BEATLES - VARIOUS ARTISTS ・YESTERDAY : A COUNTRY MUSIC TRIBUTE THE BEATLES - VARIOUS ARTISTS ・PICKIN' ON THE BEATLES - VARIOUS ARTISTS・BEATLES, 6 - MUSIK EUER KLEINE OHREN3段目・BEATLES TRIBUTE : THE LONG AND WINDING ROAD - TOP OF THE POPPERS・THE ULTIMATE BEATLES TRIBUTE, VOL.2 - THE FAB FOUR・COME TOGETHER : AN A CAPPELLA TRIBUTE TO THE BEATLES - VARIOUS ARTISTS ・BEATLES CONNECTION - KING'S SINGERS4段目・BABIES GO BEATLES - VARIOUS ARTISTS ・THE EXOTIC BEATLES, PT.3 - VARIOUS ARTISTS ・BABY ROAD : THE BEATLES LOVELY SONGS - VARIOUS ARTISTS ・BACH MEETS THE BEATLES REVISITED - JOHN BAYLESS最下段・TRIBUTE TO THE BEATLES REGGAE STYLE - VARIOUS ARTISTS ・BEATLES 'N' CHORO VOL.2 - VARIOUS ARTISTS ・HERE COMES THE SUN : A REGGAE TRIBUTE TO THE BEATLES - VARIOUS ARTISTS ・E TRIBUTE TO THE BEATLES : THE ESSENTIAL COLLECTION - VARIOUS ARTISTS
2008.10.22
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以前、“ビートルズ 聴かないBEST 10”と題し、数あるビートルズ・ソングの中から、聴く機会が少ない…というより、あまり聴きたいとは思わないビートルズの曲10曲を選ぶという、駄記事を書いた。 今回はその第2弾として、“ビートルズ 忘れがちBEST 10”を選んでみたい。前のとどこが違うんじゃいッ …って、まあまあお気を静めて(^^ゞ 前回は苦手な曲を、そして今回は印象に残りにくい曲を選んでみた。 ビートルズ 忘れがちBEST 10 1.Wild Honey Pie 2.Till There Was You 3.Maggie Mae 4.Hold Me Tight5.I'll Cry Instead6.It's All Too Much7.Kansas City8.Act Naturally9.The Inner Light10.Everybody's Got Something To Hide Except For Me And My Monkey “Wild Honey Pie”は忘れがち…というより、今の今までこんな曲があったことすら忘れていた。 続く“Till There Was You”は、いい曲なんだけどなぜか印象にあまり残ってなくて “Hold Me Tight”は、“抱きしめたい(I Want To Hold Your Hand)”なんて紛らわしい邦題の曲の陰に隠れて忘れがちに。 “Everybody's Got Something …”はタイトルが長すぎて忘れがち。こんな曲こそシャレた邦題を付けるべきだと思うのだが、タイトルは“エヴリボディーズ・ゴット・サムシング・トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー”…なんで中途半端にフォーだけ抜いたのかが分かんない。
2008.09.08
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昨夜の岩手北部地震では多くの方が負傷されたそうで、被害に遭われた方々に御見舞い申し上げます。また、暑い中での復旧作業等、本当にお疲れ様ですm(_ _)m何かと大変とは思いますが、ビートルズ(THE BEATLES)の音楽でも聴いて疲れを癒していただけたらと思い、今回はビートルズのBEST10をお送りします。題して “ビートルズ 聴かないBEST 10”なんじゃ、そりゃ!? ビートルズのBEST10というと、決まって“Yesterday”だの“Let It Be”だのというお馴染みの曲が並ぶが、正直、これらの曲は聴き飽きた!という方も多いだろう。 そこで今回は、聴く機会が少ない…というか、あまり聴きたいとは思わないビートルズの曲10曲を選んでみたい。いや、別に嫌がらせとかじゃないっす… まあ、選曲に関してはあくまで私個人の気分で選んでいるので、“何であの名曲が!? ”と思われる方もいるかもしれないが、そこは貴方様と私の趣味や感性の違いということで ビートルズ 聴かないBEST 10 1.Revolution 9 (「THE BEATLES」- John) 「No.9~ No.9~ No.9~ No.9~ …」 理解不能。この曲だけは勘弁して下さいm(_ _)m2.I Want You (She's So Heavy) (「ABBEY ROAD」- John) 女で男はこうも変わるのか?私にゃ、とてもついていけません。 3.Why Don't We Do It in the Road ? (「THE BEATLES」- Paul) 「Why don't we do it in the road ? No one will be watching us」 歌詞これだけ。4.Dig It (「LET IT BE」- John) 「Dig it! Dig it! Dig it! Dig it! …」 はいはい、分かりましたって 5.Flying (「MAGICAL MYSTERY TOUR」- George) 曲だけなので、ついつい飛ばしてしまう。ごめんね、ジョージ。6.You Know My Name (Look Up the Number) 何のアルバムだったっけ? どのアルバムに収録されてるかさえ思い出せない、どうでもいい曲。7.Honey Don't (「BEATLES FOR SALE」- Ringo) カール・パーキンスには悪いが、わざわざすすんで聴きたいと思ったことがない。8.Only a Northern Song (「YELLOW SUBMARINE」- George) 今ひとつ馴染みが薄い曲。勿論、嫌いじゃないけど…。9.Matchbox (「ROCK 'N' ROLL MUSIC」- Ringo) これもカール・パーキンスには悪いが、わざわざすすんで聴きたいと思ったことがない。10.Honey Pie (「THE BEATLES」- Paul) 決して悪い曲ではないが、良くもない、興味ない曲。 やっちまったなぁ! 女でも…土下座 !!す、すみません 8位の“Only a Northern Song”、収録アルバムを堂々と誤って記載しておりました(既に訂正済)。大変失礼致しました。多謝、薫衣草大姐~ m(_ _)m
2008.07.24
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ビートルズ(THE BEATLES)の曲には多くの人名が出てくるが、いくつあるか御存知だろうか?…って、わざわざ数えたことがある人の方が珍しいだろう。 そこで今回は、ビートルズ・ソングの歌詞中にいくつ人名が出てくるか、つらつら挙げてみることにした。一体どれだけ暇なんだろ、自分…(><)抜けてる名前もあろうが、適当に読み流していただけると助かりますタイトル横に→がある方は実在の人物ということで。 女性の部 ・アンナ(Anna) - Anna ・メアリーおばさん(Aunt Mary) - Long Tall Sally ・サリー(Sally) - Long Tall Sally ・リジー(Lizzy) - Dizzy Miss Lizzy ・ミッシェル(Michelle) - Michelle ・エリナー(Eleanor Rigby) - Eleanor Rigby ・ルーシー(Lucy) - Lucy In the Sky With Diamonds ・ヴェラ(Vera) - When I'm Sixty-Four ・リタ(Rita) - Lovely Rita ・マドンナ(Lady Madonna) - Lady Madonna ・プルーデンス(Prudence) - Dear Prudence ・モリー(Molly Jones) - Ob-La-Di Ob-La-Da ・マーサ(Martha) - Martha My Dear ・マギル(Magill) - Rocky Raccoon ・リル(Lil) - Rocky Raccoon マギルの通称 ・ナンシー(Nancy) - Rocky Raccoon マギルの自称 ・ジュリア(Julia) - Julia →ジョンのお母さん ・セディ(Sexy Sadie) - Sexy Sadie モデルはマハリシ・マヘシ・ヨギだけど ・ハニー・パイ(Honey Pie) - Honey Pie ・ヨーコ(Yoko) - The Ballad of John And Yoko →ジョンの二人目の嫁 ・オノ(Ono) - Come Together →ヨーコさんのことを言ってるの? ・カーコーディ公爵夫人(The duchess of Kircaldy) - Cry Baby Cry ・ドリス(Doris Day) - Dig It →“ケ・セラ・セラ~♪”でお馴染みの女優さん、ドリス・デイ ・マギー(Maggie Mae) - Maggie Mae ・ロレッタ(Loretta Martin) - Get Back ・マリア(Mother Mary) - Let It Be →聖母マリアと、ポールの母・メアリーのこと ・ジョーン(Joan) - Maxwell's Silver Hammer ・ローズ(Rose) - Maxwell's Silver Hammer ・ヴァレリー(Valerie) - Maxwell's Silver Hammer ・パン(Polythene Pam) - Polythene Pam 男性の部 ・ジョンおじさん(Uncle John) - Long Tall Sally ・ロバート(Dr.Robert) - Doctor Robert ・ビリー(Billy Shears) - Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band ・パブロ(Pablo Fanques) - Being For The Benefit of Mr. Kite ! ・ヘンリー(Henry ) - Being For The Benefit of Mr. Kite ! ・チャック(Chuck) - When I'm Sixty-Four ・デイヴ(Dave) - When I'm Sixty-Four ・デニス(Dennis O'bell) - You Know My Name ( Look Up The Number ) ・リンゴ(Ringo) - You Know My Name ( Look Up The Number ) カモン、リンゴ! ・ジュード(Jude) - Hey Jude →ジョンの長男・ジュリアン ・ポール(Paul) - Glass Onion あのセイウチはポールだったんだ… ・デズモンド(Desmond Jones) - Ob-La-Di Ob-La-Da ・ロッキー(Rocky Raccoon) - Rocky Raccoon ・ダニエル(Daniel) - Rocky Raccoon ・ダン(Dan) - Rocky Raccoon ダニエルの愛称 ・ダニー(Danny) - Rocky Raccoon これまたダニエルの愛称 ・ギデオン(Gideon) - Rocky Raccoon ギデオン聖書に掛けてる? ・バンガロウ・ビル(Bungalow Bill) - The Continuing Story of Bungalow Bill ・マーヴェル(Captain Maevel) - The Continuing Story of Bungalow Bill ・ジョン(John) - The Ballad of John And Yoko こちらはジョン本人 ・ピーター(Peter Brown) - The Ballad of John And Yoko ・ジョジョ(Jo Jo) - Get Back ・マックスウェル(Maxwell Edison) - Maxwell's Silver Hammer ・リア(Lear) - Paperback Writer ・ヘンダーソン(Henderson / Mr. H ?) - Being For The Benefit of Mr. Kite ! ・カイト(Mr. Kite / Mr. K ?) - Being For The Benefit of Mr. Kite ! ・ペパー軍曹(Sgt. Pepper) - Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band ・マッケンジー神父(Father McKenzie) - Eleanor Rigby ・ジョーンズ(Mister Jones) - Yer Blues ・マリゴールド国王(The King of Marigold) - Cry Baby Cry ・マスタード(Mr. Mustard) - Mean Mr. Mustard ・ムーンライト(Mr. Moonlight) - Mr. Moonlight これって人名じゃなくね!? ・ウィルソン(Mr. Wilson) - Taxman →当時の英国首相ハロルド・ウィルソン ・ヒース(Mr. Heath) - Taxman →保守党党首エドワード・ヒース ・アルバート(Albert Hall) - A Day in the Life →アルバート公に捧げられた演劇場 ・マット(Matt Busby) - Dig It →マンチェスター・ユナイテッドの監督 ・ウォルター(Sir Walter Raleigh) - I'm So Tired →新大陸から英国に煙草をもたらした ・BBキング(B.B.King) - Dig It → ブルースギタリスト&シンガー ・クリシュナ(Krishna) - I Am The Walrus ヒンドゥーの神様 ・ディラン(Dylan) - Yer Blues →勿論、ボブ・ディラン! ・チャイコフスキー(Tchaikovsky) - Roll Over Beethoven →ロシアの作曲家 ・ベートーヴェン(Beethonen) - Roll Over Beethoven →ドイツの作曲家 ・ポー(Edgar Allen Poe) - I Am The Walrus →エドガー・アラン・ポー ・毛主席(Chairman Mao) - Revolution →毛沢東おまけ ・31号巡査(P.C.31) - Maxwell's Silver Hammer
2008.07.13
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前回のビートルズ曲名あての正解は、以下の通りです。…改めて自分で読み返してみると、何やさっぱり分からん文章ですがな真夜中に妙なテンションで書いたラブレターを、翌朝冷静に読み返したときのような気恥ずかしさで、思わず目眩が!(><) 30個といいましたが、流石に自分でも“What You're Doing”は無茶やわ…と思ったので、正確には31個のタイトルを散りばめています。 一応全曲You Tubeへ飛べますので、お暇な方はそちらもどうぞ♪“雨(Rain)上がりの夕暮れ時、ペニー・レイン(Penny Lane)の有名な床屋で散髪を済ませた僕は、愛しいリタ(Lovely Rita)の住むアパートへと向かった。今日は彼女の27回目のバースデイ(Birthday) 彼女が喜びそうな愛のことば(The Word)を2、3フレーズほど考えながら歩いていると、いきなり女性の声に呼び止められた。「ドクター・ロバート(Doctor Robert)!」 声のした車道に目を向けると、車の窓から無邪気に手を振るマギー・メイ(Maggie May)の姿があった。彼女はまだ小さな子供(Little Child)だった頃からずっと僕が担当し、娘のように可愛がってきた女の子(Girl)だ。彼女の病が完治して以来、会うのは半年ぶりぐらいだろうか。「やあ、マギー!すっかり元気そうだね」「ええ、先生のおかげよ。ねえ先生、今何してるの(What You're Doing)?時間があるなら私の車でドライブ(Drive My Car)しない?」「ん…一緒にドライブしたいのはやまやまなんだけど、これから約束があってね」「残念だなあ。じゃあまた今度ね、先生!」 会わない間にすっかり魅力的になっていたマギー・メイに手を振って別れると、僕は再びリタの元へと今にも沈みそうな太陽を追う(I'll Follow The Sun)ように西へ向かって歩き出した 10分ほどで彼女が暮らすストロベリー・フィールズ(Strawberry Fields Forever)というアパートに着いた僕は、入口の手前で二人組と擦れ違った。鎖(Chains)をジャラジャラ身に着けた悪ガキ不良少年(Bad Boy)と、全身を黒い服で包んだ少女で、擦れ違いざまの一瞬、3人の視線が交錯した。「あの…これ落としましたよ」 黒い服の少女(Baby's In Black)はそう言って億劫そうに何か(Something)をこちらに差し出した。「有難う、お嬢さん(Thank You Girl)」 彼女から手渡されたものを受け取った僕は、チラリとそれに目をやり、すぐさまズボンの右ポケットに無造作に突っ込んだ。 リタの部屋がある3階で降りた僕はふと思い立って階段で4階まで上がると、学生時代からの友人である税務官(Taxman)のジュードを先に訪ねた。「ヘイ、ジュード(Hey Jude)!どうだ調子は?」 ジュードは先月このアパートに越してきたばかりで、奇しくもリタの真上の部屋だった。「やあ、ロバート。サリーもすっかりここが気に入ったって彼女は言った、彼女は言った(She Said She Said)んだ。それで私も満足、満足なんだ」 彼の、話の最後を二度繰り返す話し方は昔から変わらない。「そうか、それはよかった。おや?のっぽのサリー(Long Tall Sally)は今、いないのかい?」 ジュードの妻・サリーはロシア出身のモデルだけあってスラリと背が高く、本当はロシア風のちゃんとした名前があるそうだが、こちらに来てからはサリーと名乗っているため、仲間内ではのっぽのサリーと呼ばれている。「彼女は昨日(Yesterday)からソ連に帰ってる(Back In The U.S.S.R.)んだ…いやソ連じゃなくてロシアに、ロシアだ。何でもあっちで撮影があるそうでね、決して別居とかではない、別居ではないよ」「分かってるよ。いつでも彼女が君を愛している(She Loves You)ことは僕も知ってるさ」 僕の言葉にジュードは幾分照れくさそうな顔をして、彼の履き古した茶色の靴(Old Brown Shoe)に視線を落とした。そして勧められるまま書斎の長椅子に腰掛けた僕は、机上で異彩を放っている丸いクリスタルのオブジェに目を向けた。「あ、ああ、その置物、置物か?」 僕の視線に気付いたジュードが、妖しく光り輝くオブジェをそっと僕に手渡した。硬さも大きさもちょうどいい。「何でもロッキー何とかっていうアーティストの作らしいけど私はそういうものに一切興味が無くてね、興味が無いんだ。よかったら君にあげる、あげるよ」「ロッキー・ラックーン(Rocky Raccoon)のクリスタル製品っていえば、最近かなり有名じゃないか。こんな高価そうなものをもらってもいいのかい?」「仕事以外で金(Money)の話はしたくない、したくないんだ。価値が分かる人が所有してこその芸術品、芸術品だよ。私にはガラスの玉ねぎ(Glass Onion)にしか見えない、見えないんだから」「そうか、じゃあ遠慮なくいただくよ。お返しに僕から君へ(From Me To You)もちょっとしたプレゼントがあるんだ」 そう僕がまだ言い終わらぬうちにジュードは後頭部を何度も激しく殴打され、書斎机に突っ伏した。まだ微かに息はあるようだが、この大量の出血では長くと続かないだろう。彼からの最後のプレゼントであるクリスタルのオブジェは赤く染まってもなお、一層の妖しい輝きを放っていた。 「おやすみ(Good Night)、ジュード」 僕は彼に静かに別れを告げ、ズボンの右ポケットから取り出したジュードの部屋の鍵を掛け終えると、リタの待つ3階へと階段を踏み出した。”
2008.05.16
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さて、下記の支離滅裂な駄文の中にビートルズの曲のタイトルが30個含まれています。インチキくさいのも若干ありますが(日本語に訳しているものもあります)、いくつ見つけられるでしょう? ん?文章がへっぽこすぎて読む気にもならないって?…ごもっともです~ “雨上がりの夕暮れ時、ペニー・レインの有名な床屋で散髪を済ませた僕は、愛しいリタの住むアパートへと向かった。今日は彼女の27回目のバースデイ 彼女が喜びそうな愛のことばを2、3フレーズほど考えながら歩いていると、いきなり女性の声に呼び止められた。「ドクター・ロバート!」 声のした車道に目を向けると、車の窓から無邪気に手を振るマギー・メイの姿があった。彼女はまだ小さな子供だった頃からずっと僕が担当し、娘のように可愛がってきた女の子だ。彼女の病が完治して以来、会うのは半年ぶりぐらいだろうか。「やあ、マギー!すっかり元気そうだね」「ええ、先生のおかげよ。ねえ先生、今何してるの?時間があるなら私の車でドライブしない?」「ん…一緒にドライブしたいのはやまやまなんだけど、これから約束があってね」「残念だなあ。じゃあまた今度ね、先生!」 会わない間にすっかり魅力的になっていたマギー・メイに手を振って別れると、僕は再びリタの元へと今にも沈みそうな太陽を追うように西へ向かって歩き出した 10分ほどで彼女が暮らすストロベリー・フィールズというアパートに着いた僕は、入口の手前で二人組と擦れ違った。鎖をジャラジャラ身に着けた悪ガキ不良少年と、全身を黒い服で包んだ少女で、擦れ違いざまの一瞬、3人の視線が交錯した。「あの…これ落としましたよ」 黒い服の少女はそう言って億劫そうに何かをこちらに差し出した。「有難う、お嬢さん」 彼女から手渡されたものを受け取った僕は、チラリとそれに目をやり、すぐさまズボンの右ポケットに無造作に突っ込んだ。 リタの部屋がある3階で降りた僕はふと思い立って階段で4階まで上がると、学生時代からの友人である税務官のジュードを先に訪ねた。「ヘイ、ジュード!どうだ調子は?」 ジュードは先月このアパートに越してきたばかりで、奇しくもリタの真上の部屋だった。「やあ、ロバート。サリーもすっかりここが気に入ったって彼女は言った、彼女は言ったんだ。それで私も満足、満足なんだ」 彼の、話の最後を二度繰り返す話し方は昔から変わらない。「そうか、それはよかった。おや?のっぽのサリーは今、いないのかい?」 ジュードの妻・サリーはロシア出身のモデルだけあってスラリと背が高く、本当はロシア風のちゃんとした名前があるそうだが、こちらに来てからはサリーと名乗っているため、仲間内ではのっぽのサリーと呼ばれている。「彼女は昨日からソ連に帰ってるんだ…いやソ連じゃなくてロシアに、ロシアだ。何でもあっちで撮影があるそうでね、決して別居とかではない、別居ではないよ」「分かってるよ。いつでも彼女が君を愛していることは僕も知ってるさ」 僕の言葉にジュードは幾分照れくさそうな顔をして、彼の履き古した茶色の靴に視線を落とした。そして勧められるまま書斎の長椅子に腰掛けた僕は、机上で異彩を放っている丸いクリスタルのオブジェに目を向けた。「あ、ああ、その置物、置物か?」 僕の視線に気付いたジュードが、妖しく光り輝くオブジェをそっと僕に手渡した。硬さも大きさもちょうどいい。「何でもロッキー何とかっていうアーティストの作らしいけど私はそういうものに一切興味が無くてね、興味が無いんだ。よかったら君にあげる、あげるよ」「ロッキー・ラックーンのクリスタル製品っていえば、最近かなり有名じゃないか。こんな高価そうなものをもらってもいいのかい?」「仕事以外で金の話はしたくない、したくないんだ。価値が分かる人が所有してこその芸術品、芸術品だよ。私にはガラスの玉ねぎにしか見えない、見えないんだから」「そうか、じゃあ遠慮なくいただくよ。お返しに僕から君へもちょっとしたプレゼントがあるんだ」 そう僕がまだ言い終わらぬうちにジュードは後頭部を何度も激しく殴打され、書斎机に突っ伏した。まだ微かに息はあるようだが、この大量の出血では長くと続かないだろう。彼からの最後のプレゼントであるクリスタルのオブジェは赤く染まってもなお、一層の妖しい輝きを放っていた。 「おやすみ、ジュード」 僕は彼に静かに別れを告げ、ズボンの右ポケットから取り出したジュードの部屋の鍵を掛け終えると、リタの待つ3階へと階段を踏み出した。” 正解はこちら
2008.05.16
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アニメ・ザ・ビートルズ(THE BEATLES CARTOONS)は、65年から69年に米国ABCのサタデー・モーニング・カートゥーン・シリーズ(THE SATURDAY MORNING CARTOON SERIES)で午前10:30から、計78エピソード放送されたらしい。私が見たのは確か83年か84年頃、日曜の昼下がりにのんびり流れていた再放送のもので、1時間枠で4回、32エピソード放送されただけだった。 中国地方のおらが村以外では、全エピソードが放送されたのかしらん?嗚呼、田舎モンはつらいよ このアニメはメンバーそれぞれの特徴を実に上手く掴んでいて、面白かった。ジョンの声を担当していたのは、イメージぴったりの伊武雅刀さん、ジョージは田中秀幸さん(「ドカベン」の山田太郎や「キン肉マン」のテリーマン)、リンゴは曽我部和恭さん(「パタリロ」のバンコラン)だった。ポールの声はすんませんが知らない方(ナレーションをメインでされている方らしい)なので割愛。 おらが村で流れた「アニメ・ザ・ビートルズ」再放送リスト 第1回 (13:00-14:00) よッ!待ってましたッ!OP&ED.A Hard Day's Night ※リンクは全て本国版です1.A Hard Day's Night 2.Please Mister Postman3.Not A Second Time4.Misery5.If I Fell6.I Want To Hold Your Hand 歌のみストーリーなし7.You've Really Got A Hold On Me8.Do You Want To Know A Secret 第2回 (13:00-14:00) 今回からなぜか突然日本語でタイトル紹介が付くようにOP&ED.A Hard Day's Night1.(With Love) From Me To You 2.Ticket To Ride 歌のみストーリーなし3.Any Time At All4.Please Please Me5.I Saw Her Standing There 邦題がなぜか「その時ハートは盗まれた」6.Roll Over Beethoven7.When I Get Home8.The Word 第3回 (16:00-17:00) そして、どういうわけか放送時間帯がズレたOP&ED.A Hard Day's Night1.Yesterday 歌のみストーリーなし2.Drive My Car3.Day Tripper4.Nowhere Man5.We Can Work It Out6.No Reply7.I Don't Want To Spoil The Party 8.Strawberry Fields Forever 第4回 (16:30-17:30) でもってエラく半端な時間帯になり、何やらイヤな予感が…OP&ED.A Hard Day's Night1.I Want To Hold Your Hand2.Devil In Her Heart3.Money4.Boys5.Long Tall Sally6.I'll Follow The Sun 邦題は「太陽を追って」7.Anna8.Matchbox 歌のみストーリーなし この曲が最後になるなんて…(T T) というところで、いきなり放送終了。あーん、もっと見たかったよう ちなみに本国でのラストエピソードは“Wait / I'm Only Sleeping”だったそうな。どこかで全エピソードを放送してくれないかなあ…おらが村でも見られるチャンネルで(^^ゞ 本日のひまつぶし ・ビートルズのアニメ映画といえば「イエロー・サブマリン(YELLOW SUBMARINE)」ですね! 映画の1シーンより“Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band”→こちら ・同じく映画より“All Together Now”→こちら
2008.01.05
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元ビートルズのメンバーで、ギタリストのジョージ・ハリソン(原文ママ)氏が29日午後1時30分(日本時間30日午前6時30分)、脳腫瘍、肺癌、喉頭癌の合併症のため、米ロサンゼルスの友人宅で死去した。58歳だった。ハリソン氏は97年に発癌して以来、闘病生活を続けていた。最後は家族に看取られながら、安らかに亡くなったという。 (略) ハリソン氏は妻のオリビアさんと息子のダバニ(原文ママ。正しくはダーニ)さんが見守る中、眠るように息を引き取った。壮絶な闘病生活がうそのような、安らかな表情だったという -01年12月1日付スポーツ報知より- ジョージ・ハリスン(George Harrison)がこの世を去って、早いもので今日で丸6年になる。中学生に上がりかけだった82年の春頃、3つ上の姉の影響でビートルズ(THE BEATLES)を聴くようになった。姉はジョン・レノン(John Lennon)のファンだったが、私はアルバムジャケットに映ったちょっと翳りのある端正な顔立ちのジョージに惹かれ、彼のどこか頼りなげで繊細な歌声に乙女心をキュンキュンさせた。 ・ちょっとここらでビートルズ時代のジョージの曲紹介をば♪ まずは皮肉炸裂 “Taxman” ・インド趣味爆発 “Within You Without You” ・陽だまりのようなぽかぽかサウンド “Here Comes the Sun” ・とにかくイカすぜ!格好良さではダントツ “Old Brown Shoe” ビートルズ時代(中期以降)の彼の曲は、いずれもビートルズの曲というよりは如何にもジョージ!という、よく言えば個性的な、言い換えれば趣味丸出しっぽいところが好きだった。2作目の映画「HELP!」でインド料理店のシーンに使用されたシタールに興味を持ったジョージの、インド文化へのハンパないマニアっぷりが炸裂している“Love You To(ラヴ・ユー・トゥ)”や“Within You Without You(ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー)”なんて、ビートルズソングじゃなく、もう完全に「ジョージの曲」である(^^ゞ 寡黙にして控えめ、皮肉屋でありながらユーモアセンスも持ち合わせ、世捨て人のようでいて交友関係が異様にだだっ広く、優しげでクール、そしてあの端正な顔に瑞々しく繊細な歌声。これが夢中にならずにいられましょうや! ・ソロになってからも名曲揃い♪ 愛はすべての人に “Love Comes To Everyone” ・カーレース好きでも有名でした~(^^) “Faster” ・映画製作会社も作ったりして。「TIME BANDITS(バンデッドQ)」より “Dream Away” ・インドマニアっぷりもついにここまで! “Gopela Krishna”(但しunreleased) 88年1月、“Got My Mind Set On You(セット・オン・ユー)”がまさかの全米1位を記録した時は、本当に涙が出るほど嬉しかった おまけに、このヒットにより「ビルボード誌で最も長期に渡って1位を獲得したアーティスト」という記録まで達成した。 また同年のこと。シングルB面用に1曲必要になり、ジョージがジェフ・リン(Jeff Lynne)に連絡を取ると、ジェフはロイ・オービソン(Roy Orbison)と仕事中で、ロイも手伝ってくれることに。その頃トム・ペティ(Tom Petty)のアルバムに参加中だったジョージがトムの家にギターを取りに行くと、これまたトムも参加OKとのこと。しかし急にはスタジオが取れず、ボブ・ディラン(Bob Dylan)に相談すると…。こうして生まれた謎の覆面バンド、トラヴェリング・ウィルベリーズ(TRAVELING WILBURYS)の“Handle with Care(ハンドル・ウィズ・ケア)”は当然ヒット!後に制作されたアルバムも大ヒットし、グラミー賞を受賞 やったね 嗚呼、すみません…迸(ほとばし)る愛情を抑えきれず、つい長々と綴ってしまいましたここまで目を通して下さった方、本当に有難うございます。最後に…George, I love you !! 本日の追悼映像 ・15年ぶりに全米1位に輝いた“Got My Mind Set On You”→こちら1&こちら2 PVは2パターン。ジョージのバック転バージョンは必見! ・リンゴ・スター(Ringo Starr)の出演も嬉しい♪ “When We Was Fab”→こちら ・豪華メンバーによるTHE TRAVELING WILBURYSの“Handle with Care”→こちら
2007.11.29
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