人情派フードプロデューサー、吉見卓のブログ

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YoshimiTakashi

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2005/09/21
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前回はフードショーのお話でしたので、今回はフード業界とは
切っても切れない食品メーカー、問屋さんのお話をします。

食品メーカーと言っても、いろいろあります。
和風食材が多いメーカー、洋風食材が多いメーカー。
乳製品、コーヒー、乾物、冷凍食品、食肉、
その他いろいろあるんです。

特に日本の大手食品メーカーさんは海外に生産工場を持っていたり、
専属の指定工場と契約していたりで、現地で製品加工しています。

最近では外国の食品メーカーさんが日本国内で代理店を探して、
自社の製品を国内に広めたり、日本法人を設立して、営業マンが
積極的に活動していたりします。

それじゃ~、新しい食材や製品をメーカー営業マンさんは、
何処に向かって営業しているんでしょう?


それは大きく分けると(例外もあるが)、2つの方向へ向かいます。

1つは、私達の業界、(飲食店、ホテル、製造工場、業界関係者)
いわゆるエンドユーザーさん、実際にその製品を使ってらっしゃる方達です。

2つ目は、食品問屋さん、(いわゆる配達してくれる業者さん)

(一般的に市販されている商品(スーパー、コンビニ、デパート等々)
はまた少し違った部分であって、ここでは除外して考えて下さい。)


この2方向に向けて営業マンはセールスに出向くのです。

自社製品を取り扱っていただいている問屋さんに行って、
倉庫を覗いて自社製品の在庫を伺ったり、
サンプルを持ち込んで、新商品のアピールをしたり、
注文を伺ったりと連日飛び回っています。

問屋さんといっても、社員何百人もいる大手さんから、
社長を含めても数人の小さな会社と様々です。

そしてそこで、ユーザーさんの情報を聞いたり、
営業独自でエンドユーザーさんのところへ向かいます。
(問屋さん同行の場合もあります)。

そして今回僕が参加してお手伝いさせて頂いたフードショーは、
メーカーさんと問屋さんが協力して、エンドユーザーさんに自社商品を
PRするイベントなんです。

そして今回のまたまた裏話です。

何度も言いますが、僕は料理人とかフード業界の社会的地位向上のために書いています。

問屋さんと、メーカーさんの言ってるお話。

(問屋さんの声)

(問屋)まいど~!000屋です~!

(料理人)・・・・・・・。

(問屋)これは、ココに入れておきました!

(料理人)それは出しとけよ~!

(問屋)ははい、ココでいいですね?

(料理人)おい!そんな所の置くなよ、ばかやろ!

(問屋)すんません~!


(メーカーさんの声)

(メーカー)こんにちは!

(料理人)・・・・・・。(無視)

(メーカー)0000ですが、今日はご挨拶に伺いました。

(料理人)ん?だれ?おい、ナンなの?

(メーカー)今日はうちの新しい商品をご紹介させて・・・。

(料理人)サンプルあるの?置いといて、後で見るから。

(メーカー)今日は、これだけしか無いんで・・・。

(料理人)なんだ!サンプルないの?これいくら?

なに?値段もはっきり言えないの?大体じゃ困るんだな~。



(知っておいてください、メーカーさんは、問屋さんを差し置いて
勝手に商品価格をユーザーさんに言ってはいけないんです。タブーなんです。
価格は問屋さんが決めるのであって、メーカーさんが言えるのは
定価ぐらい、もし言ってしまったら問屋さんとモメます。)


問屋さんとか、メーカーさんとかと、こんなやりとりしたことありませんか?

メーカーさんも、問屋さんも、どちらも商売ですから頭を下げます。
当たり前です、お客様ですから。

でも、勘違いしてはいけませんよ。
頭を下げているのは、あなたの働いている会社に対して下げているんですよ。
あなた個人に対して下げているんではないですよ。

あなたが街で普通に歩いている人だったら、誰も頭なんて下げませんよ。
売り上げに結びつく会社の社員だから(頭を下げるん)です。

そんなあなたが、もしその会社を辞めた時、街で見かけても
鼻にもかけてもらえませんよ。

以前、こんな光景に出会いました。

キッチンに、ある有名メーカーの部長クラスの人が若い営業マンを
連れてやってきました。(アイドルタイムです。)


(メーカー)お邪魔します!0000ですが、今日はご挨拶の・・・・。

(若い料理人)おい!アポとってあるの?(偉そうです)

(メーカー)いえ、ちょっと近くまで来ましたので・・・・。

(他の料理人)今はダメ!料理長は忙しいから、アポとって来いよ!

(どなる様に、威張って言いました。)



たまたま居合わせた僕は、

恥ずかしくなってきました。



そのメーカーさんは、お詫びして去っていきました。
いくらメーカーとユーザーの関係といっても、
それ以前に社会人としての対応というものが在って当たり前でしょう。

相手はメーカーとはいえ、一流企業の部長です。
年だって対応した料理人とは親子ぐらい離れています。

社会的な立場からすれば、どちらが上かは言うまでもありません。

相手に対する、言葉使い、態度、常識、対応の仕方、
どれをとっても勘違いも甚だしい。

(おまえのところの商品をとってやっていると言う、
ありがたく思えと言わんばかりの考えを持っていませんか?
自分が買ってる訳でもないのに)

これらは営業マンにとっては、全て会社に対して仕事で頭を下げている
と言う事を忘れないでください。


けっして、あなた個人を指して感謝で下げているのではないのです。



立場は五分五分でいいのです、売って頂くわけでもなく、
ましてや買ってやる!わけでもありません。

お互いビジネスですから。



よほど親しい場合は別、しかし社会人同士として最低限の常識ある対応は心得ておかないといけません。(初対面の場合は特に)

営業マンやメーカーさんは、お店の外に出て、

笑っています、呆れています。



こんな店には追加の配達があっても、在庫が無いと言ってやる。

安い見切り商品があっても、教えてやらない。

急遽、配達を頼まれても、配送が出払って行けませんと言ってやる。

別にうちの商品使ってくれなくてもいいし。

大して使ってくれてないのに威張るだけ。

もうお客さん、紹介するのやめとこう。


そして、もっと恐ろしい言葉を聴きました。



あのね、我慢料って言う料金は見積りに入ってる所もあるんですよ。


お~、怖い!




こんな風にならないで下さいね。


つづく。






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Last updated  2005/09/22 08:00:58 AM
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