人情派フードプロデューサー、吉見卓のブログ

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YoshimiTakashi

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2005/12/05
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カテゴリ: カテゴリ未分類



まず建築屋さんを決める場合の注意点は前回書きましたが、

次に決め手のなる工事費ですが、やっぱり最低3社は見積もりを

取ってください、設計士さんの紹介、友人の紹介、知り合いの紹介、

とにかく比較できる建築屋さんから同じ図面と同じ仕様で見積もりを

取る事をお勧めします。



設計士さんはデザインだけでなく、設計と現場管理をやってもらえます。

専門の人の目で不正はないか、図面通りの施工が行われているかの

チェックも必要になってきます。



建築屋さんお抱え設計士もいますが、利害関係の無い設計士を

お勧めします、利害関係があると、今テレビで騒がれてる000設計士

みたいな人がいても困ります。



自分のお抱え設計士の書いた図面を素に、同じ仕様で同じ材料を使って

どこが一番お値打なのか自分も含めて設計士とよく相談して決めましょう。

価格は仕様によっていろいろありますが、だいたい内装費だけで、厨房 

設備別で50万(1坪当り)から80万ぐらいが平均です。



80万ですとかなりいい内装が出来ます、ぎりぎりで50万くらいで

そこそこの内装が出来るはずです。



内装費は図面に載っている家具など、椅子、テーブル、看板等等、全部

ひっくるめてですよ。


プロの多店舗を経営しているオーナーは45万(1坪当り)で作っている

のはザラです。(あまり良い内装は出来ませんが)


よくある話で、見積もりをとってみるとすごく安い!ここにしよう!と

作り始めたが、家具が別料金だったり、看板が載っていなかったり、

時には安い材料を「これが一番人気ですごく売れてる」とか言って

変えてみました、なんて勝手に了解済みのようにして設計士に対して

ごまかす業者もいます。




見積書が揃ったら、細かくチェックして、図面の中のいろいろなものが

抜けていないか?図面通りの床材、家具、照明、椅子、テーブルなど

設計士と一緒に調べてみましょう、そして一番良心的な業者に指名をして

そこからもう一度見積もりの見直しを依頼してみましょう。


必ず、仕様を変えずにもう少し安くなります、


このやり方は大手と言わず、プロの経営者は当たり前すぎた話で、

業者もこのぐらいは覚悟して、一回目の見積もりを出しています、

すんなり一回目の見積もりで契約できたら建築屋さんは逆に


びっくりしますよ。「ラッキー!」って。



だけど初めてお店をやる人は、ここの所が非常に甘い!

優しく相談にのってくれる人と、信用してしまい、百戦錬磨の建築屋さん


の上客になってしまいます、とっても簡単でやりやすい相手です。


(建築屋さん関係の人がいたら誤解しないでください、あなたの会社
じゃありませんよ、しかし事実です、こんな業者ザラです、けっこう
地元ではおおきな建築屋さんですよ)


そしてめでたく契約になったら、する事は工事手付金です。


これも初めての人によくある事ですが、工事費用を前金一括で払って

しまうんです。


そりゃあ喜びますよ、工事屋さん。


でもお勧めはしません、最低でも、着手金50%、完了時に50%、

出来れば引渡しから1ヶ月後ぐらいにしてください。


3回に分けて支払ってもいいです。


これはセコイんじゃありません、慣れてるオーナーはみんなそうしますよ。

じゃあ、なんでみんなそうするの?



要は追加工事とかトラブルとかでやり直さなくちゃいけない場合とか、

事前の打ち合わせと違った場合に、やり直しをさせるために、支払いを

止めて、別料金ですとか、これは追加工事だから追加料金の請求を

させないためです。


「話と違うから、やり直して下さい」とか「ここが調子悪いから」とか

いろいろなトラブルはオープンしてから気づく事が多いんです。


だから約束と違ったり、話していた事と違って不都合な時は、

当たり前ですがお金は払えません!と言うためです。



これが全額お金を払ってしまった後は、すごく動きが鈍くなります、

最悪の場合は言った言わないの話にもなります。



「ちゃんと仕事してくれるまで、残りのお金は払えませんよ!」

と言うための手段なんです。



だって、一生に一度あるか無いかの大きな買い物です、中途半端な

不良品に一生かけるわけには行きませんよね。



ここで、またまた余談ですが、今年プロデュースしたお店について、

オーナーさんが始めての商売だったので、僕が付きっ切りで。時には

僕が代わりに、建築屋さんの不思議な点をいくつか指摘していました、


そしたら、あろう事か!

僕に圧力をかけてきました、

「お前は何モンだ!」「黙って飯を考えてりゃいいんだ!」です。

建設会社の社長様です。

僕も言ってやりました。

社長が、「この製品は今日本で買うと高いし、最近は香港の製品

しか入ってこない、在庫は無いし、今から発注かけてたら引き渡しに

間に合わない!」と言ってた商品を、僕はその場で知り合いの

家具屋製造会社に電話して聞いてみたら、


「そんな事ないよ、今からすぐにでも入るし、もっといろんな柄があるよ」


これを社長にそのまま言ってやりました。


そしたら、先ほどのきつ~い!お言葉


その商品は椅子の張り生地で、長いすからソファーまで沢山使用する

大切なこだわりの柄です。



業者はコストを下げるため、取り決めの生地が高いので、入荷が不可能と

ウソをついて、安い香港製にきりかえてコストダウンするためなんです。


それからは、僕にはとっても意地悪な事をしてきました、


でも僕はへっちゃらです、本当の事しか言いません、最後には

「お前が発注しろ!」と言うので、「いいですよ!」と言って

その椅子とシートは僕のブレーンの業者に入ってもらい納品しました、

安くなり、気に入った柄も選べました、


そして恐ろしい正体も現しました!


僕のブレーンのその業者に、見積もりを20%上乗せして出せ!と。


どう言う事かと言うと、


バックマージンを20%俺の会社に支払えと言う事です。


結局、黙ってお客様には20%上乗せした請求が行くんです。


何で解ったかって? 僕のブレーンの業者が困って電話で相談

してきたんです。普通に請求書書いたら、もう一枚20%上乗せ

したものをよこせ!って。


怖いですね、でも実話です。






次回に続きます。

次回は厨房編です、おわり。













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Last updated  2005/12/05 11:54:57 PM
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