【5】調理方法系
放射性物質の染み込んでしまった食材を使ったとしても、食材の調理方法によっては影響を大幅に軽減させる事ができます。手に入る食材の多くに基準値以下とはいえ放射性物質の影響がある福島周辺・関東の方にとっては、意識して料理方法を変えてみる価値は大いにあると思います。
□肉の調理方法
肉類の調理方法ですが、まず小さめに肉をぶつ切りしておきます。それから2%の食塩水に12時間肉をつけておいてください。
長くつけておけばつけておくほどいいのですが、それでは体にいい栄養素まで水に溶け出てしまいます。
水に酢を少し加えると、たんぱく質の流出を防ぐことができます。
しかしこの方法だと、味が落ちてしまいます。
味を取るか、放射能を取るか?
皆さんの判断に委ねられます。
肉を煮る場合はまず10分間煮沸し、その後水は捨ててください。そして水を入れ替えて、調理の続きをしてください。
・酸味の強いマリネ(マリネード)に漬けた上で調理すれば、肉に含まれるセシウムが80~90%減少する。(マリネード = 酢・ワイン・油・香辛料・ハーブなどから作る漬け汁)
・茹でた場合、牛肉であればセシウムの50~70%、ヘラジカやトナカイなどの野生の肉であれば45~70%が減少する。
・塩漬けするだけでは、30%ほどしか減少しない(塩漬けはトナカイの肉の保存などに用いられる)。しかし、水に漬けて塩抜きし、茹でた場合は70~85%のセシウムが減少する。
・焼いた場合は、大きな効果はない。
・燻製にしたり干したりした場合は、全く効果はない。
注1:茹でた水は捨てること。
注2:減少するのはセシウムだけでなく、カリウムやビタミンB6などの水溶性の栄養分も、セシウムの減少割合と同じだけ減少する。
□野菜の調理方法
蒸したり煮る場合、皮を必ずむいておきます。それだけでセシウム137が20-50%減ります。
野菜や果物はよく流水で洗いましょう。
キャベツ 表面の葉を3、4枚取って捨てる。これだけでこのキャベツから検出されていた放射能を40分の1にまで減らすことができます。
ニンジンなどの根菜 地上部分に出ている茎や葉を取り除く。これだけで放射能を5分の1から7分の1にまで減らすことができます。
よく洗って皮を剥き、さらに洗ってください。
ニンジンやカブなどは茎がついていた部分(根っこの上の部分)も1センチから1.5センチ切り取ってください。
穀物 表面を覆っている殻は脱穀して取り除く。これだけで放射能を10分の1から15分の1にまで減らすことができます。
野菜を酢漬け(マリネ)にするとさらに放射能が野菜から流れ出て行きます。しかしその漬け汁は捨てること。
(日本人への応用。野菜や果物を何かに漬けて保存すればいいと思います。水分の多く出る漬物もいいと思います。でも漬け汁や出てきた水分は捨ててください。)
・葉野菜であれば、外側の葉を取り除いたり、丁寧に水で洗ったり、湯通ししたり、茹でることで、セシウムの10~90%を取り除くことができる。
・人参やグリーンピースであれば、ゆがくか、凍らせた後に茹でて使用すれば、セシウムを50%減らすことができる。
・人参はゆがけば、放射性のストロンチウムが5%減少する。グリーンピースはゆがけば、ストロンチウムが35%減少する。
注1:茹でた水は捨てること。注2:減少するのはセシウムだけでなく、ビタミンBやCなどの水溶性の栄養分も、セシウムの減少割合と同じだけ減少する。
□魚の調理方法
・魚を丸ごと茹でた場合、セシウムの15~20%が減少する。
・魚を細かく切って茹でた場合、20~30%減少する。
・塩漬けにしたあと、水で塩抜きし、茹でた場合はセシウムが70~80%減少する(塩漬けの時間が1週間であろうが、4週間であろうが関係ない)。
注1:茹でた水は捨てること。注2:減少するのはセシウムだけでなく、カリウムやビタミンB6などの水溶性の栄養分も、セシウムの減少割合と同じだけ減少する。
□キノコの調理方法
きのこ類はよく洗って2%の食塩水に数時間つけましょう。
ベルラド研究所ではこのような実験を行ったことがあります。
3回水をかえながら、20時間きのこを水につけておいたところ、含まれていた放射能が10分の1にまで減りました。
長時間水につけていられない、という方には他の方法もご紹介しましょう。
きのこを多めの水につけます。そこへ酢を大さじ1杯加えます。それから15分から1時間かけて煮ます。
15分以上煮るときは、15分おきに水をかえます。
こうすることによって放射能を10分の1から12分の1に減らすことができます。
きのこを家庭で干して干しきのこを作る場合は、洗わずに干したりするとかえって放射能値が上がることがあります。
必ずきれいに洗ってから干しましょう。
きのこの笠の部分に放射能性物質がたくさんついていることが多いので、笠の上部の表面を薄くそぐほうがいいです。
・たっぷりのお湯を沸かして軽く茹でれば、キノコに含まれるセシウムの70~80%が減少する。水は捨てること。
【6】その他系
・被爆後、貧血になる人が多いです。鉄剤を飲んでください。
・たんぱく質に含まれる 必須アミノ酸 。セシウムやストロンチウムの体内蓄積量を減らします。
・ひまわり油が放射能対策に良いとかいう噂があり、他の油から乗り換えておく価値はあるかもです。
※油脂は高エネルギーなので、とりすぎはエネルギー遇剰になり、肥満を招きます。
また、リノール酸はコレステロールを滅少させる効果がありますが、とりすぎると逆にからだの免疫力を弱め、アトピーや花粉症などのアレルギーが発症しやすくなったり、心臓病やがんを誘発することもあります。
・おかずやスープ、サラダなどに「パセリ」「ディル」「青ねぎ」を刻んでたくさんふりかけましょう。(葉物ですので産地に注意)
・砂糖を避け塩を多めにすると良いかもです。 砂糖を禁じたのは、砂糖は造血細胞に対する毒素であり、塩のナトリウムイオンは造血細胞に活力を与えるという、彼自身の食養医学によってである。
・アメリカの心臓外科医が被曝の対処法(デトックス)をまとめている。
↓が有効とのこと。
スピルリナ(1日5g×45日服用で尿中の放射性物質を半減。とくにセシウムを除去)
クロレラ(スピルリナと似たような効果)
アルギン酸ナトリウム(ストロンチウムと結合)
お茶(カテキンが効くかも?)
ペクチン(飲食による内部被曝に最も効果的。ビタミン・ミネラルと併せて摂取する)
DMSO(京大で研究実績あり)
αリポ酸(チェルノブイリの清掃員(事故10年後)に600mg×2ヶ月投与で回復効果あり)
N-アセチルカルチニン
マグネシウム
ビタミンC(1日1000mg~4000mgが目安)
ヨウ素
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