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2024/11/15/金曜日/晩秋から初冬の雨風景が心の糧になる尾瀬ヶ原東電小屋辺りから青空が見え始めた。ヨッピ川の水面が朝日にきらめく。↓これは池塘に映った空である。なんとうつくしい交通要所の牛首まで来たら、もう尾瀬ヶ原は残りわずかになりつつあるのだ。おや、至仏山にかかる雲が見ている内に腫れ上がってゆく。撮影していると向こうから大きな荷物の歩荷さんが。朝の挨拶をした後に声をかけないのがマナーだと娘に注意される(´;Д;`)撮影をするのは大丈夫らしい?腕を前に組んで俯きがちに足元を見ながら歩く菅田が近くなり、遠ざかっていく。見晴まで運ぶのか。昔日の歩荷は200k近い荷物を背負って山のガレバや渓流をとんでもない早さで歩いたと聞く。そうやって黒部ダムだってできたのだ。歩荷さんは燧ヶ岳ヒウチガタケに向かって小さくなっていく。ここ尾瀬ヶ原で二つの日本百名山は対峙するように向かいあう。その山容から至仏は女性、燧ヶ岳は男性に例えられるのだとか、これも娘から教わる。↑逆さ燧ヶ岳の撮影スポット風景に見惚れながら娘の写真を撮影してしているとまたまた歩荷さんが。あら、画像に入っちゃった。すみません!というと、なんとニコニコしながら、写真、一緒に撮りましょうと言ってくださるではないか!早く早くと娘をせかして一枚パチリ尾瀬で有名な、ホトケの五十嵐さん、であった。彼と仲良しのユーチューバぽっかのまーくん、の話なども娘から教えてもらう。ステキなプレゼントを頂き、気分は上々。次の休憩地、山ノ鼻ではお待ちかね、花豆ソフトクリームを食べるのだ!山ノ鼻は別荘地のような賑わい。これから見晴辺りまで日帰りハイキングのような軽装の人が沢山。うっすらアズキのような味わい、優しい甘さ。ほぐれる〜一本だけ、みごとに紅葉。ここにはビジターセンターがあるので、目にした💐の名を再確認。小動物には出会えなかった。幸いにクマにも。この後は少し山の中を上り下り歩いてお昼前には鳩待峠に辿り着く。お土産屋さんでぽっかのまーくんは養蜂家でハーブ栽培、加工もしていることを知った。すごい!まーくん、天晴れこれからのモテ男子のライフスタイルだねえ。あ、でももう結婚してるって。一泊二日のハイキング終了また来年ぜひ来たい。そうそう、尾瀬ではなぜか楽天モバイルが絶好調で他のキャリアを羨ませたのも心地よい。こんなケース、レア過ぎて笑
2024.11.15
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2024/11/13/水曜日/少し暑くなるらしい晩秋お風呂開始時間から少し経って行くと既に浴槽前に三人待ちだ。脱衣カゴが満杯になると浴室前に並ぶのがルールみたい。浴槽は小さめが二つあるので、8人くらいいけそうだけど、セーブしてくれていて落ち着ける。お風呂で手足を伸ばせる有り難さ。韓国人グループの方も説明に耳を傾け、それでもいいじゃないとばかりに仲間に入るよう促す人、笑って待つ人、それぞれ。韓国人グループとはハイキング中に沢山出会った。どうやら韓国で尾瀬がブーム?私なんぞが知らない日本の良いところを海外の人の方が知ってる時代なんだろう。宿には小学校低学年くらいの子どもたちや若い親御さんも数組。子どもらは元気いっぱい大騒ぎだったり、疲れたのか不機嫌気味でも、宿で働く人にきちんと挨拶する。自然を大切にすることも身についている。眩しいなあ。親から子へ、山の楽しみがリレーされていく。夜は早々と床につき、朝は一早く食堂に降りて、普段以上にご飯をしっかり頂く。お昼ご飯を鳩待峠の食堂で食べる予定。見晴十字路から西北へ、東電小屋をとおりヨッピ川沿いに尾瀬ヶ原を一周するルート7:00 小屋を出る。尾瀬ヶ原にはモーニングデューが降りている。徐々に霧が上がり始める。霧がすっかり腫れ上がり、9月末なのにアケボノソウが姿を見せてくれた。
2024.11.13
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2024/11/11/月曜日/午後には晴れ間竜宮小屋が見えて来た。この辺り、尾瀬歩きの交通要所だ。私たちはトレッキングシューズのストック持ちだが、この辺りのみを日帰りハイキングらしきの人たちはスニーカーの軽装。老若男女が俄然増える。竜宮を直角右へ、今夜お世話になる弥四郎小屋へ向かう。この辺り、地名どおりに広々とした平野、気候も丁度よい具合でみなで気持ちいいねえ、を繰り返す。真正面に、本日のお宿。ダークチョコとペパーミントグリーンが愛らしい。随分大きな建物、これが満室。中央の大きな階段を上がった、ワタスゲが私たちのお部屋。八畳くらいの和室に三人で床を延べます。荷物を置き、お風呂まで時間があるので、3時のお茶をしに、隣接の尾瀬小屋へ。尾瀬小屋に行く前に弥四郎清水、冷たく凄烈なお水が飲める。尾瀬ヶ原の美しさに魅せられ、清水の湧くこの地に川漁師の橘弥四郎さんが初代山小屋を建てた聞く。魚を求め川の上流へと渓谷を行けば、幾らでも美しい風景が眼前にあったと想像される。それでも尚、尾瀬ヶ原の美しさが格別だったのだ。自然に生きる人の美の享受、高尚な気分もどこらやら。尾瀬小屋のカフェメニューが素晴らしい。美味しい!鳩待峠からここまで歩荷さんが背中に背負ってやって来る事を考えれば、とてもお安いと思う価格で提供されている。ビールの向こうには尾瀬ヶ原。最高だ。
2024.11.11
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2024/11/10/日曜日/曇天この辺りから池塘チトウが現れる。鳩待峠から4キロ、尾瀬のイメージの木道続く高い所に台地が開けて見晴らしがひろがる。曇天につき、強い日差しが遮られ歩きやすい。アヤメ平まで来る。とても好きな風景だ。なんとなくアイルランドが思い出される。共に泥炭の沼がある。わずかに葉紅葉が始まっている。ゆっくり風景を愛でながら歩く。あー来て良かった。アヤメ平を抜けて富士見峠までの道は、今までの景色と打って変わり、ここが随分な高度であることを認知させる。絶景かな。天気の良いときは文字通り富士山が見えるのだとか。そこのスポットでお昼ご飯タイム。おむすび、ゆで卵、ぶどうなど。とにかくゴミを最小にする。少し休憩なったところで、これから今回尾瀬歩きの難関?中級者向けの道を竜宮まで辿る。高度ほぼ1900m地点から1400m地点までの500m分を4.2k下る。2時間目安。↓サルノコシカケ?ナメコみたいな色とヌメリの美味しそうなキノコが共生中急な下り坂を適切な石を踏んでは降りる。これは上りは辛い。こんな道標を見ると、やれやれ。クマ目撃!こんな開けた所をゆうゆうと横ぎるとはこの先、竜宮。雨も心配されたけれど、少し薄日もさして予定より1時間も早く山小屋に着けそう。
2024.11.10
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2024/11/08/金曜日/穏やかな初冬九月末に念願の尾瀬歩きを楽しんだ。知人曰く、秋の尾瀬が最高。新宿バスタから尾瀬戸倉←尾瀬の上り口である鳩待峠までマイカー禁止のため、尾瀬を目指す人はここでマイクロバスに乗る。今回の私は、高崎で前泊して娘夫婦の車に同乗し、やはり尾瀬戸倉近接の大きな駐車場にパーキング。ハイシーズンでないためか早朝のためか、駐車場は空間が沢山あり、それほど待たずにマイクロバスにも乗られた。東北や関西方面のナンバーも。予め券売機でチケットを買い、順ぐりで人数調整しながら乗車する。30分ほど揺られて鳩待峠のバス発着エリアへ。これ以降トイレは有料、宿においても凡ゆるゴミは持ち帰ることになる。トイレ用小銭も用意。↓鳩待峠小屋は新築なるらしい。小屋の裏方から細く急峻な登りがいきなり始まる。私もついて来れるよう娘が考えた、この度のルート鳩待峠→アヤメ平→富士見峠→竜宮→見晴(山小屋宿泊)翌朝、山小屋を出て、見晴十字路を北上、東電小屋をすり抜けてヨッピ川と付かず離れず、牛首分岐から山の鼻へ寄って鳩待峠へもどる。これから紅葉が始まる、あと2週間で山仕舞いというところ。でしたが。尾瀬は素晴らしかった。沢山の人を惹きつける、ということがよく分かった。また是非訪ねたい。今回は寄れなかった所も見たいけれど、何といってもアヤメ平から富士見峠の景観の素晴らしさ。思い出すたび、クマ避けの鈴と共に心の鳴る尾瀬
2024.11.08
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2024/07/05/金曜日/暑さ酷ニットクラスのN先生ご愛用の白いサボ。いつも気になりながら、てっきりオランダの木靴だろうと思いこんでいた。つまりそれはあまり履き心地はよろしくないのだろうと想像していた。そんな折、イサガースコーレのワークショップ参加者で履いている方が2名もいるではないか。うーむ、確かにニットとの相性がよろしく思えるのは、多分手編み靴下にピッタリなのだ。履いてる方に聞いてみると、抜群に履き心地が好いという。そうだったのか!イスラエルで作られていて、日本の本店は奈良県の分かりにくい場所にあるのだとか。ほー。木靴ではなくキブツ。なのかは。調べてみると田原町と蔵前の中間の隅田川べりの古いビルの2階に東京店舗があった。ずっと、すぽんと履けるローファーを探していた、ということもあり覗いてみることに。仕事帰り、といってもなんと!ここは5時にお店が閉まるので、要注意。神田が職場で良いなぁ。見れば見るほど、履けば履くほど好印象ましまし。結局、思い切って買うことにしたのは未だ一度しか履いてないけれど、店員さん曰く、これから時間をかけて私ナイズに育てるのだとか。アフターケアもしっかりしていて嬉しい。履いてて嬉しい。
2024.07.05
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2024/05/06/月曜日/曇り、風強いもうゴールデンウィークも最終日。瞬く間に過ぎた、とはいえ詳細を思い出すと色んな経験体験が積もったお休みだ。今年のゴールデンウィークの始めは、長野県原村近くの稗之底古村を娘夫婦と散策した。とても印象的な日になった。◼️プロローグ稗之底古村には実は2ヶ月前、大先神社を探して踏み入ったが、雪に足止めされていたのだった。↓車道からすぐの林は、人の立ち入りが多いのか雪はあまり見られない。↑しかし村址近くなると雪カサは増していく。八ヶ岳南麓は降雪は少なめで、通い始めた30年ほど前に比べ本当に雪が少なくなっていたので思いがけないことだった。結局、大先神社の背戸の台地をうろうろしたあげく絶縁帯入り口も見つけられず諦め帰途に着いた。◼️大先神社?水神社?リターンズ村址近くに車を止めて、入り口を探す。ソーラーパネルとたんぽぽの広場、それは雪の台地だった訳だけど、その涯に絶縁帯を示すオレンジの布が下がった入り口を認め、そこから入る。↓入り口近くの山桜は満開、一ヶ月で姿がすっかり春に今回初めて分かったが、この村址には他にも幾つかアプローチがあり、山間の散歩道からふっと入れる水路と一体となった青い細い橋が目印だ。さて、私たちはここを渡り、一旦車道を越えてまるで小人たちの隠れ家のようなウロのある、木の根本にこんな祠を見つけた。周りは手が入れられているので、地域の方が定期的にご奉仕頂いているのだろう。さて、ここまで足を伸ばす前に、村址に入ってすぐに小さな水路沿いを歩きこんな表示と階段を発見していた。でも水神社とあるので、求めている大先神社とは異なるかも、と先を歩いたのだった。八ヶ岳の雪解け水の流れは美しく、林は輝かんばかりで足元には高山植物の花花それらを踏まないように水路沿いの細い道を一列で歩くのである。先頭をゆく私が突然止まり後ずさる。後ろの二名、えと驚く。ナニナニ!道に蛇の胴体が横たわっているのよΣ(゚д゚lll)こちらも驚いたけれど蛇も驚いただろう。鎌首もたげて水路と反対の藪に入り、先端の裂けた赤い舌をシャーシャー出したり引っ込めたり、まるで小さな炎のようなのだ。三人が固まったままじっとしていると、当初の目的と思われる水路に、頭の方だけ落として胴体は小道に尻尾は先ほどの薮に。蛇、じっと動かない。えー、なになに何してるの?後ろ声、あーお水飲んでる。えーどれどれ、うわ。蛇がお水飲んでる所を初めて見た!水路の水は透明で流れが早い。その中に頭ごと沈ませて、流れの中でゆらゆら膨らんだり萎んだりするみたいにして水と同化して補水しているのである。ゆうに2メートルは超える薄緑色の蛇はゆっくりと優雅な様子で水神社の方へと上って行くのだった。日記に動画が貼れないのを今回ほど残念に感じたことはない。先まで行ったけれど結局、水神社が大先神社だろうとあいなり、始めの地点に戻る。◼️不思議な図形、御神体?図柄が刻まれた石を真ん中に祠が二つ↓石に刻まれた図柄これやはり水分神社のシンボルではなかろうか村の記録を示す看板があった。1570年の記録にも残る古村だったが、この地で作物が実らず木も全て伐採され、結局住人たちは村を諦め、立沢と乙事に移って行った。この乙事はもののけ姫に登場する、おっこと主の名の由来。この辺りではゴールデンカムイもキングダムも撮影されているのだ、そういえば。さて言い伝えでは植松、北原、五味などの苗字は、稗之底村からの移住者とされる、とある。苗字があったということは、戦国時代の敗者や信玄の歩兵たちが集ったのかもしれないなあ。水路工事は四百年前から営まれたものだとしたら、立派な仕事だ。それにあの石に刻まれたのは剣、と見るのが正しいかもしれない。◼️エピローグ偶々、こんな本も読んだ。↓鹿児島睦さんの皿絵あの蛇は青大将と思われる。しかし、私たちにはこの村址の御神体のように感じられ、去り行く後ろ姿に手を合わせたのだ。
2024.05.06
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2024/04/11/木曜日/ちょうど良いお天気先週土曜日、桜の好い季節に市ヶ谷で降りて飯田橋方面へ歩いてみた。いつもは通勤電車から見るだけの風景だが、かつてはこの駅の日仏会館で、仕事の後にフランス語を習ったこともあったっけ。あそこのカフェはフランスそのものでいい味わいだったけれど、今はどうなのか。すっかり日本回帰の私は亀岡八幡宮神社の階段を上る。この辺りはアップダウンがあり、神社からはとても市ヶ谷駅側とは思えないのどかさこの階段途中にあるのが茶の木神社。元々は五穀豊穣を祈り土地神様→稲荷大明神となって祀られた所に東向した弘法大師お弟子さまも立ち寄られた由緒ある、武蔵江戸ではかなりな古刹。殆ど潟のような江戸湾地域でここには真土の丘があった?因みに成田山はここの分祀だったか、曖昧階段を上り詰めれば太田道灌が江戸城の西の守りに据え置いた八幡さま。こにらは鎌倉鶴岡八幡宮の分霊なのだとか。薄墨色のような桜が渋いと眺めているとおや。これは何だろう。石に龍と宝剣?新しいものではなかろうか?↑八幡さまを抜けたあとの、道なき道がとても好い。写真撮り損ねたが、どう見ても行き止まりみたいな所を野良猫気分で抜けられる。↓初めて見た月桂樹の花↓そうして通りに出れば間も無く市ヶ谷の杜時間がなくてゆっくり見られなかったのだけど、年代がかった古い印刷機体験など楽しめて無料!活版印刷の仕組みが分かる。ここの半地階カフェコーナーも落ち着きがある。ここからは神楽坂の下の方へと折れてゆくのだけど、素通りできない美味しそうな蕎麦やなどが並ぶ通りがある。いつも人で混雑しているメーンストリートに出る前に興味津々なお店が。↑後から調べると黒執事なサロンらしい。あったり、え!こんなギャラリーショップあったかな?というお店も。最近、生活に即したプロダクツを作る若い工芸家が増えると同時にこんなお店があちこち増えている気がする。古い建物や住宅をうまく改装して手頃な良いものと出会えるのは嬉しい。基本モノは増やしたく無いのだけど、台所用品はつい買ってしまう。↑渡邉浩幸さんのカッティングボードミズナラ。そうこうしているウチに、飯田橋駅からルーテル教会へ知人のパイプオルガン演奏へと辿り着く。
2024.04.11
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2024/03/24/日曜日/歩けばコートは暑い先週辺りからまばらだった電車内の吊り広告が増えてきた?世間は景気がいいの?小田急内もこのとおり↓私にとっては殆ど暗号に近い、イサガーさんのハニカムカーディガンを、編むより解くの繰り返しで日々が時間が過ぎていく。デンマークのイサガー店で指定どおり求めたはずが、糸が足りない!というか。どう考えてもこの先心細い。イサガーの糸は買えるお店が増えている、とはいえバスと電車を使い、それでも我が家から比較的近い、サイチカさんのお店に糸を買いに行く。豪徳寺から世田谷線乗って松陰神社前スグ。なのだが本日は暑くも寒くもないので、豪徳寺からそぞろ歩くこと20分。寄り道できるのが嬉しい。まほろ堂蒼月で、青豆大福と桜のお饅頭とお赤飯を買う。渋茶とお饅頭で休憩する編み物の一日、后の位もなにせぬに。である。↑途中藤の花⁈え、違うよね何でしょうたっぷりと豊かに咲いてます。道々ステキな住宅を眺めるのも嬉しい。サイチカさんのお店にはほしい糸二つの内、一つがあった。もう一つは無いので発注待ち。さてさて最大の寄り道は豪徳寺外人さん観光客が益々増えて、昔のひっそりした侘しげな様子が薄まっている!招き猫のご利益か千客万来、看板猫は恐れをなして姿が見えない。帰り道、お腹が空いておやつ代わりに蕎麦屋に寄る。うーん。お店の表情を見ると心の声がやめとけというのだけど、今からお店探す余裕もない。珍しくタヌキ蕎麦。蕎麦そのものは割と美味しくかえって驚く。汁の濃さは昔気質。
2024.03.24
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2024/03/10/日曜日/春日和北鎌倉の茶飯事で海老しんじょうや茄子田楽のランチを頂く。この辺り道の横断が難しい混み入り。散策路があれば良いのに。さて、鶴岡八幡宮まで来たら何か祭祀を取り行っていた模様。それは婚礼の儀でした。白無垢の花嫁御寮さん、いついつまでもお幸せに脇道から境内を出てそのまま川喜田映画記念館へジェラール・フィリップ特集で映像公開も。入館200円、鑑賞500円という格安、近在ならば足繁く通ってしまいそう。岩波ホール支配人だった高野悦子さん、フィリップさま!と呼びならわしてらした当時の様子。敷地内には年に数回公開される哲学者、和辻哲郎の旧宅が移築されている。欧米の絢爛たる映画人もここを訪れたのだから、哲学者もびっくりだ。ここから細い小川に沿って南下すると間も無く、話題のくるみっこ鎌倉紅谷の新店舗がある。おや、店頭には人が並んでいない!チャンスと店内に入れば当日のくるみっこは完売。まだ一時過ぎなのに…聞くと開店前から既に並んでいるのだとか!別菓子とチョコを買う。そのまま鎌倉江ノ電駅へ。もうもう小町通りからこっち、すーごい人、人。若い人が多く、その様子は浅草みたい。若い人は古いもの、日本らしいものがお好きなのかしらん。やっぱり鎌倉来たら高徳院の大仏さまにご挨拶をせずには帰れない。昔は由比ヶ浜にあった会社の保養所に、家族で毎夏訪れた。海はそんなに綺麗ではなかったけれど人も少なく、何より保養所の庭隅の扉を開けるともう砂の小道で直ぐ海という塩梅。その頃の大仏さまは観光客なんぞまばらで自由に中に入り遊んでいたように思う。今は昔。昔ならざるのは美男のかんばせ与謝野晶子歌碑を眺め、口にする かまくらやみほとけなれど釈迦牟尼は美男におわす夏木立かな実は阿弥陀如来であって釈迦牟尼ではないのだとか。それで後年歌を改めたというが。これはこれですっかり定着した。最後の訪問地は長谷寺何も紫陽花の時でなくても季節ごとに花々が眺められる、洞窟に弁天さまをお祀りするだけあって、女性好みのお寺初瀬に初声、地名の美しさ大和の長谷寺、鎌倉の長谷寺。一本の楠から二つの観音さまが現れ、西と東に安住された、物語のような縁起私はここに入った記憶がない。海に近い所ならではの、地形の洞窟でもあるだろうか。沢山の神さま眷属や七福神の中で一際優美な弁天さま四時にはカフェも閉じてしまう。駅手前でソフトクリームの念願果たし帰途につく。
2024.03.10
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2023/11/17/金曜日/朝は小雨昨日出発の新横浜は良いお天気今回の京都弾丸一泊は、会員にはなったけれど一回しか使ってない大人の休日倶楽部を利用して、と思いきや。これは西方面にはご利益はさっぱり、だった。というか。2割お得で使えると宣伝の、新幹線はひかり、こだま。のぞみには適用されない。これならJR東海ネット早割がお得でした。反省。弾丸から濁点取ってタンカン、くらいの勢いで列車の人となる。まあ、行きも帰りも富士山ロケーションを考慮頂いたのでヨシとする。ここ最近新幹線から拝めなかった富士山がくっきりと。それから。伊吹山。ひょっとして違う?でも私はいつもこれを見るとあー伊吹山って思うのだ。間も無く琵琶湖の南端を過ぎ、トンネル出ると京都なの、である。京都弾丸の目的とは別に、せっかくだから先ず行こうと考えたのが、怪談和尚三木住職の蓮久寺。↓大宮通りの立体歩道橋から南以外を見回す。京都の良さは街中からも山が見えること。山の姿でオリエンテーションが認識しやすい。蓮久寺へは地下鉄五条駅を降りて15分ほど歩く。お寺のある通り入り口にはおや、三喜という名のお好み焼きやさんが。あらー本当にまっかな山門が。高名な花魁の寄贈と聞くけれど、さすがに歳月を経ています。↓なかなかお商売上手お守りが欲しくてやって来ましたが、とてもお忙しいらしく、土日以外はお守りも対応しないとはびっくりです。それでも近しい所にいらっしゃいます、大黒さま大雲住職の夢枕に何度も現れ、今日の盛運を授けたという。福々しいお姿でございます。お仲間も続々とお揃いで↓本堂は既に完成全体は年末までには完成らしい。おみくじを引きました。半吉(~_~;) 確かに。一見さんではお守りも頂けぬ京モードをしみじみ感じましてござります。滞在時間は短し、いそげや先に。角を回ればはや、住之江につきにけぇり〜街を歩けば神社仏閣に当たります。
2023.11.17
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2023/11/03/金曜日/文化の日、晴れ美術館を出ると、あの雷雨は夢だったろうか、な秋晴れだ。坂の途中の新しい家もスマートだなぁ日常使いの器にも真剣に向かう環境があれば、自ずと住まいも身につけるものも佇まいも底上げされるんだろう。それが文化の底力。↓釜にも暖炉にも応分に薪は必要↓道の左右は陶器屋さんが並ぶ。電信柱が無いのがよい。↓来週の陶器市を待つ姿↓ちょっといい感じのお店で、焼き物買うか迷い、タオルを買う?アテクシ。↓お店かとおもたれば、一般住宅↓陶古というギャラリー、ショップ。建物が素晴らしい。お安いものもあります。↓交差点渡り、振り替えって気づく。なんだなんだ⁈どうやら藍染めの高名な工房らしい。↓茶まんじゅう他買う。↓これ、実は長屋門。おされなカフェとかお店が。↓民芸店ましこここでは濱田窯の焼き物も扱う。あれこれ、じっくり眺めているとお茶が出てきた!↑うつくしい茶の心。結局、今晩お世話になる娘夫婦のお土産にスリップ皿を一つ求める。↓おお。駅に向かう道すがら、アンティークショップを見つけてワクワク覗いてみると、ほぼブティックだった。古い家屋が残っている山里の町はいい。夕焼けに送られて益子の満月に照らされて真岡鉄道の車両に乗って高崎に向かう。すなわち小山から大宮、大宮から高崎へ新幹線乗り継ぎという旅路。↑濱田庄司参考館にあったスタンプ。昨日在庵今日不在明日他行まるで私のごとし。
2023.11.03
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2023/11/01/水曜日/蚊に刺される参考館を出ると雨は止んでいた。この界隈はいかにも里山の風景立派なお屋敷を構えた家が散見される。↓濱田庄司氏と縁のあるお宅のようだけど?↓その家の前に藁狩場と藁納屋?こんな風景を見ながら浮世をやり過ごせるのは羨ましい。大いに読書し、身体を遣い働く。夜は静かに考える。そんな暮らしが浮かぶ。道々発見の 仁平古家具店アケビのつるかしらん、平カゴを求める。そのカゴを片手にぶらぶらとお昼の蕎麦屋さんへ、更にとよだ民芸店へ戻る。↓あちゃー臨時休業↓益子で重要な陶工四大思えば夏に訪れた、韮崎の大村博士コレクションで島岡達三の作品に触れて、益子に行きたい気持ちになったのだった。道祖土 と書いて さやど と読む。この交差点奥に濱田庄司の工房、現在の参考館はある。地名を聞いて彼は好ましく思ったのではないだろうか。宇都宮からここまでのバス停が示す地名は、物語が聞こえるような響きと文字で印象深かった。地名が薬効をもたらすようなエッセイか紀行文か、梨木香歩で読んだように記憶する。やがて細い道に分け入り、坂を上ると旧濱田庄司邸と益子陶芸美術館のある丘に辿り着く。長屋門風の入り口。2階は敷地高低差を活かしたギャラリー兼回廊↓後日我が家に収まった平カゴ
2023.11.01
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2023/10/23/月曜日/日差しは強いこれから霜月にかけてが一番好きな季節。梨、栗、柿、みかん里山の実りと紅葉も好ましく何とも穏やかな気持ちになる。地元の団体主催の短日ツアーに参加して意外な風景に心奪われる。↑駅そばを流れる、これは暴れ川とか。流れが急なだけに水が澄んでいる。カルガモ家族?↓遠い日の面影の馬頭観音古刹、星宿山蓮華蔵院王禅寺の寺領に自生していたという、日本で初めての甘柿。今も境内にはその原木が見られる。寺は新田義貞の鎌倉ぜめの際に火事にあい消失したが、禅寺丸柿の木は残った。14世紀には僧によって近隣農家にその苗が配られたという。その子孫の柿の古木の四本が、この界隈にある。Kさんのお宅で400年以上大切にされ、実をつけている禅寺丸柿先日、韓国で樹齢五百年の柿の大木が豊作だ、という記事を読んだ。それは甘いか渋いか?東光院の柿の木も訪ね、山道に逸れるとコスモス畑道の右に左に栗やあけび鶴川駅とは目と鼻の先にこんな自然が残る。更に訪ねたのが観光農園やまかげ↑秋の色に染まる柿の名は、伊豆。ここにもKさんのお宅と変わらない禅寺丸柿の古木があり、残り少ない実をざっぱさみという柿もぎ用の竹ばさみで取らせていただいた。↓私がもぎ取った禅寺丸柿、意外と大きく、コロンと丸く中の色は茶色とオレンジ混ざり。昔日の甘みほんのり。ここでは養蜂もやっていて、巣箱を目の前に見ながら蜜を買い。一瓶二千円。駅に戻る道沿いには田んぼの実り古代米らしき田もあり歩けば楽しい武蔵野かな。当地はぎりぎり武蔵野、武州
2023.10.23
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2023/10/13/金曜日/美しい気候の日松本市立博物館が、そば祭りの開催に合わせて10/7新たに新しい場所でオープンした翌日の10/8記念のデモンストレーションでは、たまたま木遣りが披露されていた。市内は人がいっぱいで欧米系高年者集団多し。私たちはコーヒーを求め、珈琲まるも へ。民芸運動の生きる歴史のような喫茶店。サービスが洗練されている。名曲喫茶風なクラシックの大きな作品は流さなくてもよいかも。店舗奥のランプシェードが素敵。菩薩頭部の焼き物はマルモご主人の手によるとか。手の人、であるのがよい。松本の民藝運動といえば池田弥三郎氏。氏が行きつけで、柳宗悦も来訪し佇まいを褒めた、と紹介あり。ブレンドコーヒー、美味しいです。長居できそうなゆったり感がある。隣接というか、主体というか まるも旅館。泊まりたいとずっと願っているが果たせない。人の少ない頃に2、3泊して市内のバーや温泉に足を運びたい。
2023.10.13
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2023/07/17/月曜日/晴れ渡り昨日朝早いお散歩で、モグラの子ども?がアスファルト道路真ん中で、昇天していた。草むらに運んだ。ホタルブクロ、木苺、ガクアジサイ、鳥の声に見守られ土に返りなむ、いざ。山小屋の柱には羽化したばかりのセミ命のリレーの交錯、まばゆい夏津金学校という、村の学校遺構は明治、大正、昭和の時代の順番に山梨、須玉、津金に並び立つ。大正校の正面玄関には明治37年植樹の三葉松。ご利益のおこぼれに預かろうと木の根元に拾う。
2023.07.17
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2023/04/15/金曜日/すっかり晩春神田方面から浅草橋の先、柳橋には好きな佃煮屋の小松屋があり、お弁当用によく買いに出かける。しかし、浅草橋から染料を求め藍熊さんのある雷門まで歩くのは珍しい。暑くも寒くもない散歩日和 、歩くの大好きへー、おしゃれなお店がいくつもオープンしているではないか。↓傘の枝だけを扱うお店は、小売りしているのかなあ↓コロンとしたバッグ、よきデザイン↑問屋街の外れ、あるいは革製品の小さなメゾン。あるいはカゴ系問屋さん、まるでパリの下町の如く。↑人気のラーメン店前には欧米系観光客も並んで、ようやくコロナのくびきが外れ始めた?タイガービル!ちょっと戦前風な香りだけど、文字の並びを見ると戦後間も無くなのかな?ここの一階はデザイナー家具が広々と営業タイガービルより浅草橋寄りには、人気のカフェ、半月とかスイーツのシノノメ。マドレーヌよりチョコパウンドが美味しかった。間に古本屋さんがあるのは嬉しい。国際通りを挟んで向こうを歩く。え、ここオシャレだなぁ、重ねられる角皿欲しいな、値段も良心的。道具屋noboriでも散歩には重いと買い控え。新しい生活が始まる人への贈り物にもいいなあ。ここから裏道を雷門に向かえば藍熊さん、その前にへー、人力車制作会社!さすが浅草界隈だなぁ藍熊さん手前には量り売りの豆やお煎餅のお店たいふらふらと花豆揚げたのを買う。焼いたのは無かった。もう一度国際通りを浅草橋へAoyamaDARUMAなる面白げな藍染めを扱う主にメンズ仕様ショップ。ディスプレイが小粋だけど月曜休日さらに進めばパンのペリカン客、列なして、この時間は食パンだけ販売らしい。↑藍熊さんと道具屋noboriさんこの辺は拘りコーヒー店も多く、モノ作りの下地もある。何といっても江戸前蕎麦のあさだ がある。
2023.04.14
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2023/03/20/月曜日/桜はほんのり灯る水道橋界隈に用事があり、周囲をへ巡る。お茶には二つの橋、お茶の水橋か聖橋か。元々は水道博物館の予定が、時間が損なわれ結局、重い荷物を抱えながら、十一面観音を観に。↓はあ、聖橋から神田明神逆方向に行くとこんな通り道気がつけば地名は 本郷 である。あの かねやす のビルもシャッターが。かねやすって、江戸時代は当時の歯医者さんだったそうで、当時のまま名称が400年続いたレアケース。何とか続いて欲しいな。向かいには、神田にもある和菓子屋の姉妹店?本郷三原堂があるけれど、位置的には江戸の外。さて、その交差点を湯島の方へとダイレクション。本郷薬師の入口と赤い鳥居の 見送稲荷鳥居の袂に立派な樹木が命を繋いでいる。その先の小道を右に曲がると、まあまあ。住宅の路地に剥き出しの、十一面観音が。↓謂れはこのようであるが、小さな墓地が控えているだけで、かつてこの一体が寺領であったのも今は昔ぞろぞろと水道橋へ坂を下れば金比羅さんは花盛りここいらから見える後楽園ツイ先日、WBC大会で大谷やヌートバー選手がここで活躍していたんだなあ。↓ビルの谷間の歓楽地。チボリとまではいかず。今回見逃したのが水道博物館。とあるフレンチレストランが経営するタルト専門店。次回はそちらを重点的に(^^)
2023.03.20
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2023/01/08/日曜日/伊東は暑いくらい12/27の記オフィスからほど近いところに、珍しやボタン、それもアンティーク専門のCo.というお店がある本日ようやく訪ねることができたルーシー・リーの陶器ぼたんがあるらしい。それはレプリカで売られているのか本物か?答えは後者で買えた金額ではない様子元々は彼女が家計の足しに沢山作ったらしいのだけどねえでも!小洒落たセラミックボタンとベツレヘムパールと頭の取れるピンを購入ついでに、こんな場所にアンティーク家具やもあるらしくやって来たら、土曜日のみの店舗スタイル土曜は仕事休みなんで9日までは来ないかも中々立派な洋館、よくぞ焼け残りました!とエールを送る。元は銀行だったらしいけれど今はHARIO本社ビルだとか若い社員がビジネスビジネスな風で出入りするのもなんか奥ゆかしい。うぶけやという刃物屋さん今時珍しい店構え。ここは爪切りが有名だそうだけど、このミニキッチン鋏いいなぁ今度点ないに入ってみよーそしてやって来ました年内最後の小網神社で開運おみくじありゃりゃ出たのはまたまたの金運お守り余程ソレをお守りくださりたいのでしょうか財運に縁薄いワタクシのために?
2023.01.08
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2022/12/28/水曜日/日差しは強い浜松駅から降りて市内を歩くのは初めて。日本で唯一、公立楽器博物館があると聞いて早めに自宅を出る。ホテルフロントに荷物を預け、早めにランチ!そうだ「さわやか」炭火焼きハンバーグに行ってみよー駅前の遠鉄デパート8階。なんと、2時間待ち、ですと。今食べているみなさんはデパート開店と同時に予約したのかしら?じゃ、短時間になるけど博物館に行くべし実は駅からペディストリアンデッキ伝いにショートカットで行けそうだと、駅に戻り気がついた_:(´ཀ`」 で、博物館はなんと!第4水曜日で休館民族楽器の人びとに慰められる。↓ご自由にコーナーにはこのてんぐちゃん。なんか可愛い、ふつふつ。後ほど張子作家の坂田吉章さんにおめもじ!休館博物館でうな垂れていても仕方ないので、街歩きそんな時は街で一番古そうな場所に行くとよいそうすればほら、至る道まで気持ち良いではないですか!で、やって来たのは浜松八幡宮私的印象ですが、神格の高さを感じました。この楠はかなりなものです。心持ちが新たまり、清々しくなるのが神社だなぁ、と感謝を捧げ、予約ランチのために駅前方面へ
2022.12.28
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2022/10/何某おむすびに入れる昆布の佃煮の買い足し職場から神田川に沿い下る。先に見えるアーチの鉄橋は柳橋この辺りに来ると江戸湾クルーズ屋形舟が何艘か係留しているがコロナからこっち少しく侘しい。柳橋は神田川が隅田川にぶつかる際にあって、その橋の袂には 佃煮の小松屋先だって三越でここのモロコの佃煮を買い求めたところ、とても美味しかった。職場は柳橋と日本橋の中ほど、日本橋よりなのだけどどうせなら本店へ。はら、こじんまりしてる〜お店には一歩以上入れない。でもほしいものがちゃんと置いてある。『かくして彼女は宴で踊る』の舞台である 明治末の洋食屋第一やまとはこの近所と思われるなあ。当時の人が思いもよらぬ変化変節があっても、思いが廃れなければ人の手仕事は継続されうる。小松屋の辺りには昭和以前からの面影和む。柳橋、新橋、向島粋な芸者衆も食べたかしらん、小松屋斜向かいの梅花亭子福餅、おちょぼ口でも一口で、3つ4つ頂いてもくどくないよって口説かんといて?浅草橋駅までの戻り、気になっている毛糸屋さんイトリコ、の場所を探す。本日はクローズド。江戸情緒なチイ散歩でレオの不在を慰める。
2022.10.15
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2022/04/26/火曜日/蒸し暑し東大出のインテリ、裕福な出自、整った風貌、当時の人としては上背があるシティボーイの芥川に対してその真逆を行くかのような犀星。その彼らを敢えて共通項で割出した展覧会は共感の持てる内容だった。犀星の火鉢猫の写真が絶妙で、彼の最大の肉親はこの猫では、と思わせる。また、芥川と犀星の人生の捉え方が二人の人生をどう展開させたかについて堀辰雄の一考が穿っている。無料の案内や絵地図、コミックシートも充実。その足で蕎麦屋、童心舎まだ周り道、お昼を済ませ東洋文庫へ行く。なんと。火曜日休館。因みに日曜日も。大体図書館、美術館、博物館は月曜休館が多いため、気の利いたところは偶に休館を火曜日にずらしているけれど。自戒要注意がっかりを取り戻さんとスイーツに向かう補填行動に走る。↑巣鴨の、お茶もできるフレンチパウンドハウス。一番人気を尋ねると苺のショートケーキとのこと。初めてのお店でも迷わず買うピスタチオ系と焼き菓子も合わせ求める。カードは使えない、要注意二つとも食べちまう。ショートケーキは甘さも量も控えめでフレンチではなくあくまでジャポネ。ピスターシェはピスタチオスポンジ、チョコスポンジ、ピスタチオムースの中にラズベリーがゴロリと入って甘さ酸味口どけのハーモニーが美味しい。
2022.04.27
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2022/04/22/金曜日/暑い書道お稽古の後、刺繍作品展を見る目的で原宿方面へ。お昼を済ませ途上のハチミツ専門店は前から気になっていた所。主にハンガリー産のアカシア蜜蜂非加熱のものを扱っている。量り売りで瓶代は掛かるけれど、マイ容器持込もできるらしい。テイスティングでガツンと香りの来たダマスクローズの香りを後から付加したアカシアハチミツ100gとチョコクッキー(ハニーショコラサンドリープ)5個をお試し買いする。ハニーショップの上がギャラリーで、たまたま会津木綿や織物、会津の風習天神さんの桐塑人形、水彩画などが展示されていた。水彩画の武藤さんは元日産車デザイナーだったとのこと。天神さんのお菓子を二つ頂く。びっくり。美味しかったです!ありがとうございました。あー犬も歩けばでございます。さて、当初目的の立体刺繍を展示中のラパン・エ・アロというギャラリーへ辿り着く。クレヨンハウスも近い。ニット教室にあった案内ハガキの、このオリーブのリース!編み物で応用できないかしらん?それで実物を見に。あら、ステキ。刺繍とレース編みの中間のような。色のニュアンスがステキ。特にドングリが素晴らしい。毛糸ではこんな細かさは難しいかも。↓お楽しみはこれから。マイハニー表参道にて、3500円くらい。
2022.04.23
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2022/03/30/水曜日/麗しの春うらら招待券が明日までという日の駆け込み根津美術館。と、その前にせっかくの原宿、前回2時に終了していた豆大福の瑞穂へ。しかしまあ大福一本のお店のずっしりと大きな昔ながらの大福。並んで買う。だらだらと歩く表参道の、ジルサンダーウィンドウに釘付けクロシェの濃紺と水色のワンピースは川に流れる筏の花びらの如し。恐らく手仕事と思われる。素晴らしいの一言、こんな作品を一度は編んでみたいもの。246を越えるとコムデギャルソンショップ。いつもバッグが表に陳列されてるけど?後で訪ねた岡本太郎記念館の「座ることを拒否する椅子」がplay!の源泉かと。さて、根津美術館。この季節に合わせたか、花びらのような美術品が陶磁器、漆で揃う。曜変天目茶碗の出品あり、三大曜変天目に比しても遜色ないのでは?↑草苺か蛇苺か、の花は山桜の花より大きい。地上の星。5つの水指、野々村仁清、伊賀焼、古雅なり。ホールは前回と変わらない展示。白大理石の如来立像を見て、再びジルサンダーのワンピースを思い出す。カタチと味と重さのチカラに浸る。
2022.04.05
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2022/03/25/金曜日/穏やかな日和徳川家康公に召し抱えられ、摂津国から漁夫33名と住吉の社の神職が御分霊と共に下向し、干潟に築島、故郷の名を取り佃島と呼ぶようになったという。佃島に住む人の精神的な支柱となって400年続く住吉神社。そこには大きな鰹塚が。感謝を封じて塚を立て手を合わせる心映え。鰹にまでとはまことに江戸っ子らしい。この水盤の辺り、心地よく爽やか手を合わせれば水路から心地良い風が渡り、なんとも清々しくうるわしい神社だ。住吉神社は東京下町八福神参りの内の一社。しかしこの八福神の範囲が広く、一日で巡れるのかしらん。隅田川沿いの橋を11個渡過するので、橋好きには嬉しいかも。
2022.03.29
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2022/03/25/金曜日/春らしい天気の一日レッスンに向かう道すがら、日本橋さくら通りのソメイヨシノが満開に近く、花影が路上を影を散らして美しい。ところが文字は美しくならないこと甚だし。前回に続き、復興を祈る祈りを込めらが力量及ばず。特に行人偏が大変難しい。うろうろと佃島まで行き、のんびりした隅田川沿いの堤を行く。桜に水辺の風景はよく映える。戻り道に翠江堂さんで苺大福を、と思ったら売り切れ。鶯餅と焼き栗なる、白餡刻み栗のお菓子を買う。花より書より団子。
2022.03.25
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2022/03/11/金曜日/柔らかい気温神田で7年仕事していても新川(霊岸島)に渡るのは初めて。この地区は昔からの和菓子屋さんが多く、前々から期待の江戸前の島。やって来たのは梅家亭本店。桜餅がないか尋ねるとなんと!桜餅は3日間のみで終わりとか。ほとんど幻。で、ここに居並ぶ焼き菓子3つに鶯餅、金鍔を二つずつで1580円ばかりでお土産に。さて茅場橋から高速道路を潜り行けば小網町。花桃には富士がよく似合い。つらつら行くと、何となく人のざわめきがあると思えば、そこは小網神社。何でもゲッターズさんの発言で一躍人気のパワースポットになったと書道教室でご一緒の方に教えてもらいご参拝する。女性連れとか若い人の中にサラリーマン風男性も。平日に神社で並び待つのは珍しい。コロナでも、いやコロナ禍だからこその賑わいなのかな。家族の息災を祈願する。シール式おみくじを引いてみると金運ゴールドのミミズクが。金運といえば、昨冬滞在した京都のホテルを出入りするたび引きも切らずの長蛇の列に何事⁉︎と調べてみるとその名も御金神社の参拝者らしい。いやはや。私はこれで幸せ!フランス饅頭は黒餡にオレンジピール乗せ、アメリカ饅頭は白餡に胡桃乗せ。店主おすすめは卵黄だけの餡のお饅頭。とても美味しく頂いたのは(金)ツバ。うふ
2022.03.13
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2022/02/11/金曜日/午後晴れて雪は消えていた12/28訪問した大倉集古館でこのパスを購入し篁牛人(タカムラギュウジン)を観る。これを振り出しに、この2ヶ月弱で10ヶ所の博物館、美術館、庭園を訪れた。勤務や習い事の無い週日限定。しかも都心を午後3時半には離れるルールを作ったので会場で時間的余裕はあまり無かったけれど、このパスが無ければ訪れなかったであろう平櫛田中彫刻美術館や五島美術館に行くことができた。図らずも平櫛田中館では、大江宏の住宅建築外観を覗くことができたし、漲る美丈夫の六代目菊五郎の姿も見られた。林芙美子記念館は山口文象の設計とはあるが、実際は職人らを京都まで引き連れて日本建築を実地で学ばせた林芙美子の手腕が光る住宅だと想像する。実際に住むなら堀口捨己よりこちらだろうか。アトリエの付随する日本住宅、というのが非常に好ましいと思うようになった。建物を見に訪れた松濤美術館では、その設計者、白井晟一展が開催中で、パリ時代に林芙美子と白井晟一が恋愛関係?にあったことをここで知ったという繋がり。個人のお屋敷みたいな館内はリラックスできる空間だが、茶室にはあまり感心できず。利用日から2ヶ月限定のこのパス。時期の研究が足りなかったことを反省。庭園のいくつかを訪ねたかったのだが、一月初めに訪問した向島百花園は、一年で最もお花の無い季節だったと行って気づく始末。他も推して知るべし。訪ねたかったちひろ美術館が一月半ばから三月まで休館だったのが心残り。あともう1つ2つ行けるかしらん。
2022.02.11
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2022/01/04/火曜日/日差しコントラストの強い晴昨日の午後は相当密な浅草も、4日の午前10時頃は呼吸もしやすい混み具合。それでもできるだけ少ない路地の方へ。路地で、ふじ屋という手ぬぐい屋さんを発見。三代続く、オリジナルデザイン手ぬぐいが渋い。お店に飾られていた市松人形の女の子、とてもよい作品で思わずお店の方に尋ねてしまう。藤村光還という墨田区一番の名工だとのこと。この作品は光還が明光と名乗っていた時分のもののよう。ソラマチの産業展示館でもっと見られる、と教えられ丁度スカイツリーお膝元に行く予定だし訪ねてみることに。浅草からは目と鼻の先、すみだリバーウォークを歩き向島へ隅田川付近からスカイツリーが色んな額縁で見えてくる。本当に美しい塔だと思う。ようやく辿り着いたソラマチ5階にはたっぷり空間を取り、墨田区マイスターの作品紹介や販売があった。しかし市松人形は一体のみ。お顔も余りピンと来ないもので残念。デパートの販売展示会などではそこそこまとまって見ることも可能らしい。次のご縁を待とう。電車で鐘ヶ淵に出る。向島七福神の多聞寺へ向かう。山門は珍しい茅葺き。真言宗智山派 隅田山吉祥院 多聞寺。ご本尊は毘沙門天。ほんとうのことを見抜く智慧とほんとうのことをまもる勇気を示すお姿という。この一年これを忘れず心がけよう。前回訪れたときはやや裏寂しい白鬚神社だったけれど、お正月は御神輿なども開陳され、人出も賑やかに華やいで、寿老神さまもお喜びの事だろう、おめでたい。最後は向島百花園の福禄寿さま。実は今年のスケジュール帳見返し紙にスタンプを昨日から押していたのでこれで全部揃った。松の内に七福神巡り、の初体験。二つの福神さまの間に素敵なテーラーを見つける。墨田はモノづくりの街だなぁ。センスが光るほんとうに良いものを作る若い人が途切れる事なく続き出て、その仕事でちゃんと上質な暮らしができるような国になってほしい。今度、墨田で仕事用のバッグを探したいものだ。
2022.01.05
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2022/01/03/月曜日/朝雲多く冷えたのち晴9:30頃浅草寺に到着。仲見世通りは平日お休みくらいの混雑。浅草神社はかなり並んでいるので列外から拝礼。待乳山聖天へと向かう道すがら和菓子屋さんを発見。浅草寺と待乳山聖天さん御用達の看板。この地で110年以上営まれているという。あの関東大震災と3.10大空襲を生き延びて。焼き菓子三種を二つずつ購入。美味しいくお財布に優しい。聖天さんに10:30頃か。本日は浅草七福神の毘沙門天さまがご開帳。神楽殿では雅楽がちょうど始まり、お暇する頃には奉納大根を下され、誠に有難い。次回は大根奉納させて頂かなくてはと思いました。隅田川たもとの公園まで来ると浅草混雑は嘘のようにのんびりと静かで地元の子どもたちやジョギングする人の日常風景が…桜橋から向島へ。地元の人と賑わう七福神巡りの中を早めにお蕎麦ランチ。すずめのお宿、はたまたま入れたけどお昼は要予約の印象。流石蕎麦激戦区、味も歯応えもある自家製粉、十割蕎麦。向島をひやかして、言問団子を頂いて三囲神社、牛嶋神社を経て言問橋から浅草戻る。花屋敷前の天然温泉宿で湯に浸かり、浅草六区をうろうろと。途中凄い人出におじけつつ、お好み焼きのつる次郎へ。なんとなんと!待ちリストは次の次の真ん中くらい。未だ5時になったばかり。とりあえず記入。お腹はすく、呼ばれる気配は一寸もない、仕方ない。染太郎は回ると13日だったかにお店開けるそうな。がっくり戻る途中、どこのお好み焼きもんじゃ焼きも若者グループが並び待ち。浅草って今や若者の街なんだなー、お年寄りはあまり見かけない。他のお店で並んで待ちつつ、つる次郎を行ったり来たり。名前を呼ばれた時そこに居なければ即リストアウトルールらしい。結局つる次郎に入れたが、記入してから1時間半が過ぎていた。お好み焼きを食べるのがこんな大変なことだったとは!二人でデラックスモダン焼き、デラックスもんじゃ、浅草焼き。それに水菜サラダとスモークサーモン。生ビール二杯ウーロンハイ。はふはふぐーぐびり、の幸せタイム
2022.01.04
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2021/12/30/木曜日/日差しの強い好天、麓やや風ありお天気に恵まれ年末の一日を近場の山歩きへ。羽黒山から湯殿山に行った3年前以来となる。登山靴はその頃買ったまま、ようやくの初おろし。小田原9:30頃到着東口バスロータリーから桃源台行きバスに乗り、仙石案内所下車。道路は箱根湯本前後で大変混んでいる。1時間15分くらいのライド。そこから公時(キントキ)神社へ20分くらい歩く。社務所には烏骨鶏とチャボから生まれたご子孫が逞しく繁殖して我が物顔で歩き回り、ひっきりなしにひまわりの種を啄むヤマガラ。聞くところによるとかつて神社のおみくじはこのヤマガラさんたちが引いてくれたそう。うわーそんなおみくじ是非欲しかったなあ。ヤマガラは知能高く人に怖じない習性があるとか。ほんとかわいい小鳥さん。いやいやヤマガラを見に来たのではなく、ルート確認と御朱印を頂きにこちらに来たのだった。今回のルートはこちらから。鳥居を左に見ながら山の中へ。時間は11:20くらい。金太郎に因む三つの岩の内、左が金太郎手毬石右は金太郎宿り石2.5キロ程度の片道だけれど高低差500mが含まれる。稜線に入る手前で二つの山道が出会う。帰りはそちらを辿ることにした。行きの道の方がややハードな印象。75分くらいで頂上へ。1212mでもやっぱりピークは嬉しい。朝は富士山がきれいに見られたと社務所で聞いたのだが、到着時には雲を被った富士山に。汗がすっかり冷えて頂上は流石に寒い。山小屋でマサカリーうどんのお昼ご飯。考えてみると具無し、でも山ならではの美味しさ。スパイシーな大人の味20〜30分ほど休暇してから下山。帰路はハイキング気分が盛り上がるステキな道、日差しも強い。山を降りるまでランチ休憩も入れて凡そ3時間。これなら確かに、子どもも犬もお年寄りも楽しめる、日帰り山歩きにぴったり。暮れも迫った本日沢山の人が来山。この登山口から仙石バス停まで12分くらい?また小田原まで混んだ道のりをバスライド。気軽に、といっても装備はきちんとして持ち物も過不足なく用意することで安心安全な山歩きができるというもの。手袋は必ず装着。一応温泉用意もしたがこれは使わず仕舞い。
2021.12.31
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2021/11/30/火曜日/日差しは強い愛宕山から麻布山へ出て、中の橋を渡り芝の方へ東京タワーと増上寺の間の崖線をいかした「もみじの滝」崖地にたたみかける紅葉の風景は決して偶然自然ではなく、計算され高められた美観だった。赤、黄の錦織もみじが散りくれば、さながら大滝の水に流れるごとし、とかや。よい位置にベンチがある。飽かず眺める時間がほしいもの都心にも感激のもみじかな。増上寺裏から。足元に座す四菩薩像は、元は地蔵山にあったもので、今から凡そ800年昔の作という。ほんわか、ふっくらと柔和なおすがた。
2021.12.05
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2021/11新蕎麦萌、ついついたくさん出回りました。❶5日金曜日/千代田区手打ちそば膳弟子屈の新蕎麦、腰強いが香りの鼻に抜ける感じがやや少ない?冷水の締めがもう少しあれば甘味が増しそう。ツユは濃い目かと思いきや、蕎麦湯で割ると以外に塩分少な目、お醤油の強さで出汁の風味が半減か。山葵ではなく辛子大根で頂くタイプ。野菜天にプラス選べる魚介。キスも穴子も売り切れで牡蠣を選択。❷10日水曜日/代々木上原そば季寄 武蔵屋ランチセットの海鮮丼とせいろ。1180円。場所の割に、このお値段ならお得感あります。店内広いけれど少し待ちました。お蕎麦は新蕎麦、文句無く美味しい。よく冷水に晒してくれてます。玄ソバ配合が多い印象だけどモソモソはない。店内入るとカツオ出汁が強く匂い、そそられる。が、おつゆはそこまでは出汁が生きて無い印象。蕎麦湯が多少薄い。❸12日金曜日/日本橋藪伊豆総本店ランチセット まねき猫 1200円店の構えも2階の天井高も立派なお店のお昼時。勉強しはったなあ!このお値段。せいろ2枚に海老天付き小皿も二つも。それに蕎麦の実入ごはんが。お蕎麦そのものは普通に美味しい町の蕎麦屋さん。でもツユがとても美味しく感じた。蕎麦湯は蕎麦粉を溶いたみたいに濃厚。これで割るとほんとうっとり。❹17日水曜日/青山青山長寿庵本日はシンプルにせいろ、でも大盛800円。安い、旨い、清潔、しかも新そば。嬉しいねえ、こんなお蕎麦が頂けて。ツユがたっぷり。わさびとおろしがペアで。蕎麦も美味しいけれど、おつゆが私好みな塩梅。❺20日土曜日/京都北白川手打蕎麦 藤芳京都でもお蕎麦が頂けるようになったのだなぁ。こちらはしかも十割蕎麦。厨房はご主人一人で回している模様。店内満席でも20人に届くかどうかだけど、何しろ待たされる。これの5倍くらい美味しくなければ割に合わない40分待ち。食べるのは一瞬。❻24日水曜日/世田谷全ての素材が吟味されている。❼26日金曜日/荒川区お蕎麦を期待したわけではない、神社内にあるお茶屋さん天丼セット1580円。腰の強い蕎麦、ちょっと甘めのお汁と相性よくおいしかった。この量の天ぷらも油が良いせいか、ちっとももたれない。ご飯も美味しい。中々です。❽30日火曜日/そば家長寿庵/港区安かいただける昔ながらの町の蕎麦屋さん。お昼に通りかかり入ってみた瞬間にあ、私好みの蕎麦ではないなあ、と感じるもそのまま失敬する事もてきず。やはり蕎麦そのものが今五くらいか。蕎麦とおうどんの中間のごとき印象。お店は感じよく定食屋さんと捉えるならOKしかし新蕎麦のこの季節、今月の締めがこれではどうにも…やはりある程度事前にお店の目星を付けることが大切。
2021.12.01
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2021/11/26/金曜日/晴れ名物に旨いもの、ありました。向島の言問団子。米粉、餅粉、白玉粉の団子三姉妹。クチナシ染めの黄色は味噌餡とのことだけど、クチナシの風味のせいか、栗きんとんを彷彿とさせ、どこか栗の甘みの上品さ。只者ではないお味故にお値段もそこそこ。美味しいお茶は何度でも淹れてくださる。言問団子さんと長命寺桜もちさんの間、そこに工房を持っていた三浦乾也の案内板がある。そこに載っていた乾也による団子皿の都鳥といい、文字といい、呆気に取られるくらいモダンでお洒落。一目で心奪われた。この時は団子屋さんは休店で、展示されている実物を眺めることが叶わなかった。そこで本日改めてやって来た次第。ほー何ともほのぼの。最近になるにつれて私的にはデザインがつまらなくなる。乾也さんのはもう手に入らないことは分かる。現在なものでもよいからそ一つお分けして貰えないが尋ねると、在庫数が少なく応じられないそうです。乾也のが手に入らないなら他ので我慢、という考えがそもそもいけないわねえ。↑隅田川に沿って南下すると、隅田川少年野球場が。なんと往年の大選手王さんもここで野球に打ち込んだ子どもだったそうです。
2021.11.29
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2021/11/21-22/日曜-月曜/晴と雨⚫️1603年の造園から20年後、小堀遠州が修復を施した二の丸庭園。武家らしい堂々とした、また豪勢な庭園。徳川様の威容を形容する姿かな。晴れ渡る空に錦繍まぶしく艶やかな京都の秋雅な都の武家屋敷⚫️かたや織田信長、豊臣秀次などの戦国時代を経て、人、物の行き交う交易の町として発展した近江八幡の姿ヴォーリーズが英語教師として来日する28年前に擬洋風建築の学校が近江商人の寄付で既に建てられていたことも知る。今は市民ギャラリーに利用されている白雲館。そんな商人の進取の気性が町を形作り、その勢いの削がれた後にヴォーリーズ建築群がこの町に精彩を与え、今またお菓子で活気づく。知恵と工夫の近江人。しっとりした水の町で時の移り変わりが水のように巡るが、ここに日本初の神学校や楽市楽座が信長の世に生まれた事もそれぞれ水脈の一つだろう。日牟禮八幡宮では新嘗祭の準備が整っていた。
2021.11.24
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そば一仁/世田谷区3回お邪魔している。一度は一時頃で既に蕎麦が無くなっていた。やはり中休みのある人気蕎麦店は12時前に入りたい。平日ランチセットこれで1200円。見上げたものです、こんなに美味しい蕎麦なのにねぇ、心意気を感じますよー。応援したくなります。ツユは私にはやや濃いめ。店内自家製粉につき粗挽、田舎、微粉のブレンドだとか。蕎麦の旨味に力強さも加わる。いろり庵きらく/高田馬場駅まあ、普通かな、箱そばと変わらず。かき揚げは赤坂みまき よりは中身は上、油は下、の印象。永青文庫から駅までの戻り道、行けども行けどもラーメン屋ばかり。さすが早稲田大学領域。気分が蕎麦なので、とにかく蕎麦店へ打心蕎麦/世田谷区10割蕎麦。蕎麦もツユもとても美味しい、屋内も風景も頗る佳いです。蕎麦湯の濃さ!デザート蕎麦団子もこんなに美味しいとは。ただし平日の午後1時に行って1時間近く前庭で待ちました。ランチはコースがお得とのこと、ハモ、ホタテ、蓮根、南瓜の天ぷら。普段は箱そば、偶にちょっと贅沢な3千円。そば処弁天/台東区少し肌寒く、カキ南を頂く。大きなぷりりとしたカキが五つも!蕎麦はしっかり香り締め、つゆは濃いめアツアツ。美味しくお腹一杯で1550円。お釣りに50円玉、お賽銭どうぞの心意気か?ゆき庵/台東区職場が神田なので、薮も砂場もまつやも歩ける範囲ではある。それでもどうかすると電車で二駅先のこちらで食べたい。12時過ぎると海鮮丼は無いことが多い。本日は甘エビ鯵カツオいくら。本日、ご飯がちょい柔らかく感じたけど、新蕎麦一番。これで1400円はほんとお値打ち蕎麦切り みまき/港区評価の高さに入ってみたけど、茹で上げ後の処理がまずいのか蕎麦がデレデレ。かき揚げもカタチはきれいだけれど、玉ねぎにんじんが細切り過ぎて歯触りも楽しめないくらい。値段も安くてカルテプリではあるのか。
2021.10.29
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2021/10/12/火曜日/曇り小雨山手線鶯谷駅、言問通りを隅田川までひたすら歩くとほぼ30分で言問橋に辿り着く。隅田川少し手前には浅草寺。その間スカイツリーが段々近く大きくなる風景が実感できる。鶯谷→根岸→下谷辺り向島へは言問通りを少し南下し〈すみだリバーウォーク〉で向島は見所沢山でとても回りきれない。また次回のお楽しみとしよう。言問団子はお休み、すぐ横の長命寺桜餅さんは緋毛せんでお茶と桜餅350円の休憩。お店の北側にはかつて三浦乾也の旧宅あり。明示版の言問団子のお皿、氏の焼き物が頗る可愛い、古びない。埼玉屋小梅でお土産の団子、豆大福、小栗、きんつば。それに書道博物館の優れものトートバッグも!向島で見たスカイツリー
2021.10.13
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2021/10/08/金曜日/晴、夏の逆襲続く昨夜の地震の影響で通勤時間帯を過ぎてもダイヤ乱れがあった。普段の倍ほども時間をかけて目黒へ。こんな日はあまり欲張らず、ふらり散歩のテイで歩こう。何はともあれ、行人坂へ。広重の太鼓橋へ。権八小柴の比翼塚へ、お不動さんへと心も弾む。前知識無しの行人坂途中の「松林山 大圓寺」に立ち寄る。御縁起と御朱印をお願いしたところ、折りしも展覧会中の雅叙園入場チケットを頂いてしまいました!頂いたのも何かのご縁と雅叙園に出向く。ここに仮屋崎さんの生花展で訪ねたのはもう随分前のこと。アプローチもうろ覚え。とにかくホテルロビーに入り、ドアマンならぬウーマンに尋ね、左手エレベーターで3階へで、このエレベーター、扉の意匠が日光東照宮風、百段階段のお部屋デザインの呼び水のよう(↓画像は下の真ん中)部分だけ揃えて見れば、こんな風景も↓しかし、雅叙園の真骨頂はこんなキッチュさにあると思うさて、本日はお茶の頂ける間があった。そのお代と入場料が丁度一緒。ご招待券で入った手前、茶菓を頂くことにした。豪奢な打掛がずらり展示された草丘の間で、上等な烏龍茶とモナカ、和三盆でゆるりとする。何やら不思議な展開で頂きものばかりのお土産となり。そういえば私の座右の銘?犬も歩けば棒に当たる、なお散歩、でした。
2021.10.09
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2021/10/05/火曜日/夏に逆流言問通りを歩く予定が、出かける段になり、森美術館に予約を入れていたことを思い出す。急遽行き先は赤坂方面へ。せっかくだから展覧会がおわったら古刹をひとつふたつ。古刹の側には和菓子屋さんもちらほらとあるのが定め。浅田家さん、えー本日分すべて売り切れですと、未だ2時にもなってないのにる⁈豆大福諦めて、豆カンで有名な相模屋さんで葛餅と画像の求肥、森美術館ショップで草間彌生ちゃんキーホルダー、日枝神社で頂いた栞。
2021.10.05
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2021/09/20/月曜日/快晴穂高駅からそう離れていない所に、「大王わさび農場」がある。農場は入場フリーの気持ちの良い園になっている。水車小屋のある場所がとりわけ美しく、まこと心の故郷とはこんな風景か。黒澤明「夢」の舞台となったと説明板あり。さて、大王とは勇ましいネーミング、清流に楚々と咲く山葵には似つかわしく無いなあと思いながら、資料館を覗く。暴れ川を治水し同時に不毛の河原をわさび田に変えたのは民間のひとりの人間だ。親方二代に渡って成し遂げた事業は地域の特産、職業、観光、環境、ビオトープ…子どもたちに残す誇りであり未来の財産でもある。開発者深澤勇市氏が苦難を乗り越えた背景には、この地に残る伝説、坂上田村麿に征伐された魏石鬼(ぎしき)が現れた霊夢の力があったという。ところで蝦夷征伐の征夷大将軍、坂上田村麿は桓武天皇の時世に信濃を進軍したであろうか、とハタと疑問が。ネット上でとても参考になったのが 松本市立松島中学校教諭 細川恒先生の『「八面大王伝説」における流布の問題』レポート。やはり歴史的裏付けに基づく認識は常に更新されながら明るい目で捉えたいもの。それでも尚、八面大王への敬慕が深まりその力を与えられる事もまた、人間というものだと信じられる。寧ろこの伝説は、この地に遠い昔から暮らした祖霊が中央の権威権力、圧倒的資本に屈し、自分のものではない彼らの物語を生きざるを得なくなった哀しみを象徴していると捉えれば、伝説の時から1200年を経て、仲間と共に土地の人の幸せに基づく共同体を守り発展させるハッピーエンドに転換させたのが、このわさび農場と言えるのではないだろうか。そんなこんなで、この土地の清浄さがいよいよ眼に沁み入ります。
2021.09.25
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2021/08/30/月曜日/猛暑日先週お散歩した川越土産はこの2つと「しゃくし菜漬」大玉やさん一番人気と紹介頂いたフライのソースせんべい。一銭洋食?みたいな駄菓子屋さんの味。これはこれで妙にクセになりそうだけど次回お邪魔することがあれば、シンプルなお煎餅を買ってみたい。元銀行の洋風建築側のおしゃれな文房具屋さんのウインドウに沢山ならんでいた紙風船飾り。どうやら京都のメーカーらしいけど、楽しいので早速我が家の玄関先にぶら下げてみました。一つ160円(^^)
2021.08.30
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我が家から川越氷川神社までは片道ざっと2時間半の旅程だ。そもそも氷川神社に赴いたのは、その近所に市立博物館があり、そこを訪れ、川越を知ることが主目的で副産物は鰻重とかき氷、の筈だった。バスを降り、観光地賑わいの氷川神社に何故か柿本人麻呂神社が勧請されていること、御神木先端部が平成23年台風で折れたこと、その際人を誰も損なわなかったなどを知り、炎天下を博物館へ向かう。まさかの本日閉館日!えー夏休み最後の金曜日閉めちゃう?切羽詰まりの子どもたちの学習意欲に応えないの?月曜休館が共通仕様じゃないの?と嘆くことしばし。伺うと月曜日他第4金曜日は休館とのこと。受付の方が機転を利かして伝統建築物パンフと市街図をくださった、感謝。隣接美術館では花村えい子展。若干心惹かれつつも、またすぐ側の和菓子屋 道灌 に大いに心惹かれるも振り切って、本丸御殿をうち眺めながら喜多院へ赴く。ところで「山吹の実のひとつだに」で学問に発奮した太田道灌は川越城を築き、後江戸を開く。川越は寺多く、近在にお茶の産地もあり従って和菓子も充実。この後のお散歩の足取りも軽い!喜多院ゆるり参拝の後、お目当ての鰻屋もかき氷店もなんと休店∑(゚Д゚)翌土曜は共に開店する事をお店前で一つひとつ知って、挫けながらも別のお店へと七曲の都市計画?武家町を抜け行く。着いた辺りが蔵づくりの街並み。イメージの川越そのもの。もはやデジャヴな、ちょっと会津若松辺りを思い出すような所。それに若い女子集団がこんな時期にも変わらず、ひしめき食べ歩きはしゃいでいるではないか。浴衣で盛り上がっているではないか。ここを外れたところではついぞ見かけなかったのに。で。鰻は美味しい、そのツメは比較的あっさり。お漬物が少しくゾンザイ、お吸い物の出汁がイマイチで、まあ及第ということに。さあ、デザートは二番手のかき氷屋さんへ。店名何だっけとぐぐりついでに訪問者記録を目にする。えーHPで8:30から予約開始ですと⁈今現在355分待ち⁉︎何かの間違いじゃない、あのね、かき氷ですよたかが。尤も古くは旧店 埜庵でかき氷道に目覚め、下北沢大山茶苑、谷中ひみつ堂、仙台梵くら、目白志むらなどなど愛する私としてはもちろんその奥義は理解できます。が、それでもやっぱりたかがかき氷、のスタンスを持ちたい。そのかき氷店まで訪ね、待ち時間が事実である事を確認し、私はとぼとぼと駅に向かう道すがら甘味屋さんを見つけ、ちょいごわついた削り氷と抹茶と小豆とアイスクリームと練乳と白玉のめくるめくひと匙を口に川越を後にしたのだ。
2021.08.28
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