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2021.10.16
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カテゴリ: 古刹
2021/10/13/水曜日/小雨、薄寒い雨

新宿でレッスンの日。駅に戻るとこの猫ちゃん


その引きがあったでしょうか、何となく雨の中豪徳寺へ。



招き猫の、という枕詞のある豪徳寺は玉電じゃない、東急世田谷線の宮の坂駅が最寄り。寺務所前では看板猫のお出迎え、その座り姿のこんもりぶりと意外な脚長



初めて境内に入ったと思う。古刹の名に相応しい風景のお寺。曹洞宗、彦根藩城主の江戸菩提寺になる前は1480年創立の弘徳院という歴史をもつ。



お寺で請えば「招福猫児」←まねきねこ由来が頂ける。それによると創建当時は雲水が2、3人修行する程度の

ある日、和尚が猫に「汝我が愛育の恩を知らば何か果報を招来せよ」とまあ、冗談半分にか言い聞かせた。何事もなく日が過ぎたある夏の日、門の辺りが騒がしい。

鷹狩と思しき武将数名が言うに、通りがかりの門前に猫がうずくまりいて彼らに招くようにしきりと手を振る様子を怪しんだと。和尚は招き入れて渋茶など出していたところ、雷鳴と大雨にわかになり、そこで和尚は静かに三世因果の説法をした。武将はその仏縁を喜んだ。

その武将こそ江州彦根藩主、井伊直孝で以来井伊家菩提寺となり宗派も臨済宗から曹洞宗へ、寺名も大谿山豪徳寺となり一大伽藍となった。

和尚、猫の恩に報い猫の墓を建てるよう言い残す。後年猫の姿形を創り、崇め祀らばその霊験あらたか、知らぬ人はなかりけり、と。

井伊家13代藩主にして大老、井伊直弼の墓もここに懇ろに祀られて塀に沿った細い道からも垣間見える。

歴史ある寺の側にはたいてい元地主神社があるのが日本人の宗教特性のように感じ受ける。矢張り直ぐ側には世田谷八幡宮がある。この鎮座は、豪雨でこの地に2週間ばかり留まった源義家が帰路に戦勝を感謝して、現大分県の宇佐八幡宮の御分霊を祀ったのが由来という。







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最終更新日  2021.10.16 07:50:31
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