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2022.08.09
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カテゴリ: 古刹
2022/07/25/月曜日/日差しが強い

二度目の上田市

当地は国分寺が置かれた所だけあって、古刹名刹が多い。

近年その鳥居がレイライン上に置かれているとかで、パワースポット人気があるらしい、ということは全く知らないまま、名前の響きがよくて訪ねた。

ご祭神
生島大神
足島大神



出雲から逃れ諏訪大社ご祭神に鎮まった建御名方は、諏訪に辿り着く前にこの地で二神に米粥を献じたのだとか。

歴史はこちらが古い、ということかな?

鎌倉時代には北条氏、戦国時代には武田氏、真田氏、後上田城主とのつながりなどあり、権力と結びついた神社である事を併設の歌舞伎舞台=資料館から知る。



率直に私が感じた事を述べるならば、古代はあったかもしれない何事かが、今はもはや何もないという印象を抱いた。

草木染のむせかえるような濃い染液が新しくやって来たメディアにその生命を譲り渡した後の、薄い灰色の液が思い浮かんでしまった。

それはあくまで私の印象に過ぎない。
全く逆の印象を持つ方もおられるはず。

感受性はそれぞれ異なるし、何代にも渡りこのお社に縁の深い方には悦びや厳かな受取があるだろう。

むしろ信心とはそういう行為だと思う。

何年か前訪れた
沖縄の有名な御嶽も観光地であった。

滞在時、ガマの多い地域の海辺で地元のご家族が海に向かい跪き神事を行っている場面に 偶然出会った。

非常に感激した。
当方も敬虔な気持ちに襲われた。

そんな有り難さ、というものは求めて出会えるものでも無い。

コロナ禍で行く場所が様変わりし、古刹名刹に何となく足が向かい、随分とたくさん訪ねたこの2年

最初は全てがもの珍しかったのだけど、少しずつ自分の感じる所が形付けられるこの頃。





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最終更新日  2022.08.09 08:59:52
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