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2022.12.22
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カテゴリ: 古刹
2022/12/22/木曜日/寒い雨

とある12月のまだ暖かい午後
史跡ガイドツアーに初参加

川崎市北部麻生区の地名にもなっている

王禅寺という古刹

ふるさと公園までは何度か出かけても
その奥にまで来ることはなかった


バス停裏門坂は、王禅寺の裏門のある所がほど近く
東武士らが行き交いした。




往時には塔頭が立ち並び、末寺も多く
徳川家縁の葵の御紋

残念ながら度重なる火事や、廃仏毀釈の荒波に遭い
黄昏てしまったた。

境内で最も古いのが17世紀初頭の山門↑左上



山号を星宿と称す。

何となく宿用占星術の27宿が呼び覚まされる。

その占術経を持ち帰ったのは空海であれば
まんざらでもない。



↗︎右上の山門辺り
まっすぐな参道あり

↖︎左上
北原白秋の詞 禅師丸柿のオリジナル


表門に出て、ふるさと公園沿いに登り降りすると

琴平神社本殿裏に



元は金比羅さんではなかったのが
何代目かの神主さんが阿波まで何度も赴き
熱心に拝顔してとうとうこちらに勧請したのだそうな

手元資料の紛失で詳細は不明

が一新では部落毎の、大家毎の残暑がまとめられ
官立の階級性で管理されたが
この辺りには郷社が今も残る。

氷川と文字が異なるのも 聞こえ
を大切にした気配がある。




更にぐるりと巡り、殆ど横浜との境あたり

公園の沼は信長妹のお市の方の娘 お江、おごう
の奇な伝説があり、

また、けわい谷 なる地名に
お江の縁が残る。

三度目の婚姻となる徳川三代小郡秀頼に嫁すとき
化粧代として、この界隈の所領を賜ったという。


化粧、すなわち けわい
というらしい。









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最終更新日  2022.12.22 07:45:59
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