別居して
母の家にお世話になっていたとき
母の愛人のことを
初めて嫌だったと
語ったときのことを
ふと
思い出した
母はほうずえついて
テレビをみながら
「だって寂しかったから。
あんたも、そのうちわかるわ」
「わたしだって、寂しかった」と
真顔でかえしたっけ
親が離婚して
祖母の家に10年間お世話になったのだが
心のどこかで
幼いなりに居候っていう感覚が
ぬぐいきれなかった
母は祖父のお店に住み込んで
一ヶ月に一度帰ってきていた
その寂しさを
伝えたかったんだけど
逆に寂しかったんだという
返答に困惑した
今
ジブンも離婚して
子供と一緒に暮らしている中
結婚しているときとは
違った寂しさを感じていた
子供4人に囲まれて
なんで寂しいんだろう。。。
彼氏ができたら
消えるものだとも思えない
ワタシが受け取り下手なように
母も子供の愛情を
受け取るのが下手だったのかもしれない
息子のいれてくれた
ミルクティーは
恩着せがましくなく
そっと
あったかい
やさしさで満ちている
この一こまの
積み重ねを
わたしが
どれだけ
見つけて
重ねていくか
寂しさの行方と
かかわっている気がする
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