2007.05.09
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カテゴリ: 絵について

右が、きたのじゅんこメソッドによる塗り絵。
私の幼稚なプライドは、ぺしゃんこになりました。

★ ★ ★ ★ ★

天使を描く、きたのじゅんこさんの
「エンジェル・レッスン」 という
キット付きの書籍を見つけました。



きたのじゅんこさんの絵には、
これまで何度も出あっていましたが、
そのあまりの気高い美しさにただ、ただ、「すごいなあ」と感じていました。

その作家が、創作のノウハウを惜しげもなく公開。
アロマカードや、美しい曲の入ったCDまでついていて、
レッスンは、ぬりえから始まります。

ぬりえですか・・・?

自称アーティストな私、それなりにはりきって塗っていたのですが、
次のページを開いてびっくり!きたのさんの作品。
なんで!?同じ下絵で、こうなるのか!?

正直、落ち込むほど感動しました・・・。
すごい、すごい、すごい!という敬意と、
なんで、なんで、なんで?という嫉妬・・・。

なんと、フクザツな心境・・・。
もしも、アーティスト宣言などしていなければ、
「すごい、すごい、すごい!」だけで感動していたでしょう。

しかし、私もひとりのアーティスト。
「それしきの腕で、よくも自称などできたものだ」などと、
自虐的な言葉が次々と沸いてきました。

私って、何のために絵を描いてきたのだろう?
もしかして、「じょうずねえ!」なんてほめられるため?
「いちばん上手!」と、自分の価値を高めるため???(-_-;)

次から次に、封印されてきた感情が湧き出してきて、
うるさーーーーーいっ!!やかましーーーーっ!!
楽しくなーーーーいっ!!(>_<)

しかし、レッスン2。
きたのさんのお手本通りに、ぬりえをしていくときは、
これは、これは、楽しいぞ♪

すっかり、童心だぞ。
素敵だな、キレイだな、かわいいな、魅力的だな、素晴らしいな♪
発見と喜びばかり。気分が軽いぞ、楽しいな♪(#^.^#)

きたのさんの言葉。
「これまで学んできた『絵の描き方』から解き放たれることが、
天使画を描く第一歩です」。

うわあ、かっこいい・・・。(T_T)

学校から帰ってきた息子が、
画用紙の前で夢中でうずくまっている私を発見。
テキストをぱらぱらめくっていたかと思うと、「ぼくも描く~!」。

・・・私が大人になってやっと出あった神業に、
10歳の息子がもう出あっているぞ。しかも、自発的に・・・。
これは、なんだか嬉しいかも♪ (#^.^#)

落ち着いて、考えてみれば、死ぬまで学びは続くわけで、
先輩の優れた技を学ぶ機会を得たのは、大変な幸運であり、
自分の未熟さにへこむ必要などなく、

ずっと、ココロの奥でよどんでいた
どろどろとした澱が出てくれたのも、
天使画を描いたおかげかもしれません。

きたのじゅんこさんにひたすらに敬意と感謝です♪(#^.^#)





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Last updated  2007.05.09 10:12:37
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