2011.04.19
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私は、以前、ピアノの音が、そんなに好きではなかったのでした。
どーだー、正しいだろ!みたいな、
楽器の王様だぞ!エラいのだぞ!みたいな、態度がでかい音・・・。

誰にも文句言えなさそうな感じ。(^_^;)

しかし、たまに、限られたピアニストが出す、
「ある音」には、心惹かれていたのでした。
きらきら輝く、金色の音、みたいな。

きっと、何千万円もする超高級ピアノだから出る音、なんだろうなあと。
あるいは、鍛え抜かれた指先からだけ出る音、
しかも、万全の設備環境のの中でだけ。

あの音、きれいだな・・・。
聴くことだけが許される、至高の音。
自分がその音を出すなど、ゆめゆめ考えられない。

しかあし!

昨日、私のシンセサイザーのピアノモードから、
「あの音」が聴こえたのでした!
あっ!と思いました。

あの音が聴こえる!
それは、まるで、私と一緒に、
ピアノの妖精が、歌っているようでした。

練習曲を完璧に弾いたから聴こえたのではなかったのです。
手に入れたばかりの、ジャズピアノの教則本で、
とつとつと、よたよたと弾いていたときのことでした。



妖精の、ちいさなハミング・・・。

嬉しくなって、夜、息子にも、
ピアノの妖精の歌を聴いてもらおうと思ったのだけれど、
・・・聴こえませんでした。(ーー;)

なにせ、皿洗い機は、がしゃがしゃと音を立てている、
隣の部屋からは、テレビの音。
お風呂で水を使う音・・・。(ーー;)

あれは、マボロシだったのか・・・?
あるいは、あの瞬間、本当にピアノの妖精さんが来てたのかも?
ふ、ふぁんたじっく・・・。

マボロシだったかもしれないけど。
久しぶりに、夢見がとてもよかったのでした。
このごろ、悲しく苦しい現実に、悪夢ばかりを見ていたのですが。

ピアノの妖精さん、また会いたいな・・・。





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Last updated  2011.04.19 09:16:58
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