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正直、そんなに期待してなかった。山のてっぺんに修道院?ふ~んそりゃめずらしいね、くらいのもんだった。が、実際に目の前に広がる景観の素晴らしさはどうだ。なんとも幻想的、そして神秘的。この風景を見事に描写して、読む人の心の中にありありと描き出してみせるほどの文才があればいいのだが、無理。苦し紛れに写真を掲載する作戦に出るわけだが、これまた・・・・わし、写真撮るのもあきれるほどヘタ。このころ、デジカメなんか持ってなかったからなぁ・・・。現像するまで出来栄えがわからんのだよ。あの見事な景色が伝わるかどうか。まあ、ごらんあそばせ。 ・・・・伝わったであろうか。来てよかった!!心底そう思った。徹夜の疲れもふっとぶのである。キョーコがどーしたも、テツオがこーしたも、全然関係なくなるのである。むしろ、「メテオラを教えてくれてありがとう!」とさえ思うのである。実際、まったく知らなかったし、そのままギリシャを離れる可能性もあった。ああ・・・シヤワセ・・・。我々4人は時間を忘れて景観に見入り、教会内を見学し、また別のビューポイントに移動しては、再び景観をうっとりと眺めた。 ああ・・・・シヤワセ・・・・。・・・・ん?時間を忘れて・・・?あ!気がつくと、時計は午後2時半を指していた・・・・・。 つ づ く
January 26, 2006
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メテオラは、遠い。真っ暗な国道をひたすら北上する我々4人。ときおりでてくる「国道1号線」を表す標識だけが頼りだ。目をこらし、慎重に運転するおいら。旅のうんちくを語りながらも、ナビゲーションを勤めるテツオ。ニコニコと外を見ているTさん。寝るキョーコ。しばらくしてドライバー交代。初めての外国での運転に緊張ぎみのテツオ。助手席から、「飛ばすなヨ!飛ばすなヨ!」とスピード制限をかけるおいら。ニコニコと外を見続けるTさん。寝続けるキョーコ。やがて夜が明け、視界が広がる。異国の田舎の風景に、目が奪われる。景色に感動し、ちょっと来てよかったと感じはじめるおいら。運転に余裕が出てきて、うんちくにターボがかかりはじめるテツオ。寝始めるTさん。やっぱり寝てるキョーコ。しばらくして、トイレ休憩のためにサービスエリアへ。車が停止したので、キョーコが目をさます。「え?着いたの??」ですと。そうして、まだ時間がかかると知ると、「着いたら起こしてね」とおっしゃってまたお休みになられた。なんかこのヒト、普段以上に寝てるんじゃねえの?そうして走り続けること数時間。やがて標識に「 METEORA ××km 」の表示が出てきた。このまま迷う事なくたどり着ければ、予定よりもだいぶん早く、9時半ころには着けそうだ。がぜんやる気がわいてくる。そうして、黙々と車を走らせることさらに1時間。ついに・・・・・我々は、一度も迷う事無く、到着しちゃったのであった。 つ づ く
January 25, 2006
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レンタカー屋で車を受け取ったキョーコを除く我々メテオラ隊。そのまま、ガソリンスタンド探し、続けて駐車場所探しと、夜のアテネをウロウロ走り回る。やっとユースホテル近くの路上に駐車スペースを見つけ、準備完了となった頃には10時を過ぎていた。出発は深夜3時。あと5時間も無いことになる。そういえば、キョーコにはまだ3時出発ってことを伝えていない。キョーコはどこに?とテツオに聞くと、「俺が言っておくからいいよ。一緒に泊まってるから。」・・・・?ま、深くは追求するまい。わけがわからんが。やがて深夜3時。ユースの部屋は8人部屋。Tさんと共に、他の人を起こさぬよう、そっと荷物を持ち部屋を出る。車を停めた場所で、テツオとキョーコを待っていると、やがて二人もやってきた。さあ、出発だ。そこで3人はやっと気が付いたらしい。「道って誰かわかるの?」とTさん。「あ!何だっけ?確か国道何号線だかで一本道らしいんだけど」とテツオ。「・・・・・・調べておいたよ。」とため息まじりにわしが言うと、すかさずキョーコが言った。「しっかりしてますね!さすがは元サラリーマン!」は?サラリーマン関係ねぇだろっ!「じゃあ、とりあえず運転よろしくっ!」と言われ、ファーストドライバーはわしに決定。真っ暗な街を、メテオラ目指して出発する。アテネの中心部を外れると、道には街灯も少なく真っ暗で、実に走りずらい。それでも、インフォメーションで書いてもらった地図を頼りに、右へ左へとハンドルを切る。緊張のドライブの末、やがてなんとか国道1号線に乗ることができた。あとは「メテオラ」の看板が出てくるまで、ひたすら走るのみである。ふう・・・・・。とりあえず第一関門突破か。テツオもTさんもホッとしたようである。キョーコは?と思いバックミラー越しに後部座席を見ると、なんとこの女、爆睡してやがる!すやすやと寝息をたてて、夢の中。ああ、テツオもTさんも居らず、もし君と僕の二人きりだったら・・・・・。 と、なるんだけどなぁ・・・・・・。 つ づ く
January 18, 2006
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「車を借りりゃメテオラに着くってわけじゃねえぞ!」一人、ぶつぶつ言いながらインフォメーションオフィスへ。そこで、「メテオラまで日帰りで行く」と言うと、笑われた。やめておけ、と。そりゃそうだよね。片道7時間ですもの。東京から7時間走ったらどこまで行けるものなのか。仙台くらいまで行けちゃうのかな?日本に来た外国人観光客が、東京から車で「日帰りで仙台イッテキマース!」なんて言ったら、そりゃ「やめとけアホゥ」って言うわな。「無茶は重々承知の助。が、とにもかくにも行かねばならぬのよ。」と言うと、スタッフは親身になって教えてくれた。国道1号線に乗りさえすれば、メテオラまではほぼ一本道だということ。その国道1号線に乗るまでの道。レンタカーのガソリンは、借りたらすぐに満タンにしておくべきこと。行きは深夜で道は空いているが、真っ暗でとばすと危険。帰りはアテネ近辺で渋滞の恐れがある。よって片道7時間半は見ておいたほうがよい。夜8時までに戻ってくるには、深夜3時出発 → 10時半ころメテオラ着 → 12時頃にはメテオラ出発 → 午後8時アテネ帰還こんなスケジュールになってしまうのであった。現地滞在・・・・1時間半。いちぢかんはん。「どうだ?いかにムチャな計画かわかったろぅ?」インフォメーションのスタッフはいたずらっぽく笑った。おいらはただ、苦笑いするしかなかった。やがて夜8時、レンタカーを受け取るために再び集合。しかし、そこにキョーコの姿はなかった。「あれ?キョーコは?」と聞くと、テツオの口からまたしても信じられない言葉が。「キョーコは’明日に備えて早く寝る’って言って、もう寝てるよ」明日に・・・備えて・・・寝て・・・る?それは完全においらの理解を超えていた。え?だって、明日に備えたいのはみんな一緒でしょ?つーかむしろ、運転するわしらのほうが、明日に備えちゃいたいところでしょ?しかも、改めて言っちゃうけど、キョーコの都合による強行日帰りなんでしょ?「ありえんって!何考えてるんだあの娘!」当然ながらおいらは憤慨してそう言った。他の二人も当然ムカついているはず、と思った。が、「女の子だからね、しょうがないよ。」とテツオ。「そうだね、女の子だしね。」とTさん。女の子だったら、何がどう「しょうがない」んだぁあっ!! つ づ く
January 15, 2006
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さて、どうにも気乗りしないながら、レンタカーによる「メテオラ」日帰りツアーに参加することになってしまったおいら。参加メンバーは上の四人。決行は翌日だと言うので、さっそくながらレンタカーを手配しなくてはならない。時間は限られているのだ。では、レンタカー屋に行きましょう!とゆーことになった時、キョーコの口から信じられない言葉が・・。「私、英語できないから行っても役にたたないよね。私、行かなくてもいいでしょ?もうアテネに居られるのは今日だけだから、行っておきたいところがあるの。レンタカーの手配は3人にまかせるネッ!」唖然。いや・・・・強行日帰り日程は・・・・アンタの都合に合わせて・・でしょ?・・・え?・・そのアンタが・・・・「まかせるネ」?アホかっ!と言おうとした瞬間、「うん♪いいよ!準備は俺たちでやっとくから♪」とテツオ。「りょうか~い!」とTさん。あぁあぁ・・・・笑顔で手を振って送り出しちゃってるよ・・・・。なんだか逆に、わしが理解のない、細かい男のように思えてくる。でも、「ありえん」と思うがなぁ・・。釈然としないまま、男3人でレンタカー屋へ。某大手レンタカー屋のカウンターで、テツオは「俺にまかせろ」って感じでこう切り出した。「レンタカープリーズ!ワンデー!プライスダウン!OK?」OK・・・・じゃねえわな。そりゃ。とても任せてはおけない。Tさんも英語はまったく話せないので、ニコニコ笑って見ているだけである。幸いわしはドイツ時代、出張の度にレンタカーを借りておったので、慣れているのだ。しかたなくわしが交渉にあたる。車種はスモールで、保険はフルで・・と、決めていく。夜8時に車を受け取り、翌日の夜8時までに返すことができれば1日分の料金。が、夜8時を過ぎてしまったら、2日分の料金を支払わなくてはならない、との事。ちなみにメテオラまではどれくらいかかるの?と聞いたら「だいたい7時間くらいよ」との答え。「え?お客さん、メテオラに行ってくるの?一日で?無理よ!無理!」と言われましたが。交渉を終え、店を出る。テツオは「じゃあ、夜8時に車を取りにくるとき集合ね!」と言って去っていった。Tさんも「じゃ、僕も8時までぶらぶらするよ」と去っていった。・・・・・・・おいっ!道はわかるのかよ。メテオラまでの道はよっ!早くも、参加を決めた事を大いに後悔しながら、おいらは一人インフォメーションオフィスへ向ったのであった。 つ づ く
January 13, 2006
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「メテオラ行きません?」突然そう問いかける謎の日本人女性。お前は誰だ。つーか普通、まず挨拶じゃねえの?そんなおいらの困惑などおかまいなしに、女はしゃべり続ける。「メテオラいいですよ~!山のてっぺんに修道院があって、すごい景色なんだって!」いや、だからその前に、お前は誰なんだよ。「絶対に行くべきですって!行かなきゃソンですよ!」いや、あのね・・・・。わしはひとまず女の話をさえぎろうとした。すると謎の女の後ろから、今度は男が顔を出して言った。「絶対行ったほうがいいよ。メテオラ行かなきゃギリシャに来た意味ないよ。」うぬぬぬ?またなんかややこしいのが出てきたぞ。「メテオラってのはさ、歴史が・・・うんたらかんたら・・・・世界的な・・うんたらかんたら・・・」うるせい!ちょっと落ち着け。メテオラがいい所ってのはわかった。で、結局何がいいたいわけ?話をよく聞くと、つまり「メテオラに行きたい。日程の関係で、私(女)は1泊することはできない。 でも列車でもバスでも、日帰りはできない。 だからレンタカーを借りて、それで日帰りで行ってきたい。 4人集まれば、レンタカー代も4分の1で済むから、列車やバスよりも安くなる。 だからアナタ、一緒に行きません?」ってことであった。ふ~ん・・・?え?じゃあ二人ともまだメテオラに行ってないってこと?あんだけ「メテオラ最高」みたいなこと言っといて。男が言う。「運転は俺がするからさ。俺、国内A級ライセンス持ってっからさ」国内A級ライセンスって・・・。レースするわけじゃないんですけど。海外での運転経験は?「海外では初めてだけどさ。でも俺、国内A級ライセンス持ってっからさ」うむ。なるほどね。パスだな。なんか、最初からおしつけがましくて気に入らない。だいたい、日帰りで行く必要は、おいらにはまったく無いわけで。さあ、なんと言って断ろうか。と、そこに、Tさんがやってきた。「どうしたの?何の話?」と話に入ってきたTさんに、メテオラ行きに誘われていることを説明する。新たな獲物の登場に、件の二人は再び「ねえ!一緒に行きません??」と飛びつく。すると、 いいよ。行こうよ!Tさん、即答。・・・・・・。ああ・・・・行くんですか。即答ですか。しかも、流れがまるで”わしがTさんを誘った”風になっており、そのTさんが「行く」と行った手前、わしが「行かない」とは言えない空気が出来上がっていた。そして、Tさんが言ったこの一言がダメ押しとなった。「ろっくんも、ドイツで運転してたから、運転できるよねっ!」さすがに往復を一人で運転するのはキツイと思っていたのであろう。「マジ?そりゃいいね!」と男が食いつく。「ヤッター!これで完璧!」と女が笑う。もう言えない。行かないなんて言えない。こうして、気が乗らない度99%なのに、この4人でのメテオラ行きが決まってしまったのである。 つ づ く
January 12, 2006
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午前11時頃、船はギリシャの港町「パトラ」に到着。わりとあっさりとした入国審査を済ませ、アテネ行きのバスに乗り込む。ここからアテネまでは3時間ほど。それでも1900円程度なので、これまで通過してきたヨーロッパの国々と比べると、どうやら物価は若干安いようだ。バスの隣の席には当然のようにTさんが座る。まあ良いのだが、一つ心配なのはわしが「臭くないか」ということだ。フェリーで一泊したおいら。その前は夜行列車で一泊。必然的に二晩フロに入っていない。トイレでなんとかシャツとパンツは変えたものの、靴下はもう代えがなくて3日目に突入しているのである。うーん・・・バスで3時間。暖房で温められた足から立ち上るであろう、我足の濃厚なかほり。はたしてTさんは耐えられるであろうか。他にも席はいっぱい空いているのだから、離れて座ったほうが彼のために良くはないだろうか。そう思い、わしはTさんに正直に言った。「おいら、靴下3日目なんで、くさいっすよ?」Tさんは「あははははっ!」っと笑うと、あっさりと言った。 「僕は5日目だよっ!」・・・・やっぱ離れて座りましょうよ。おいらの為に。アテネに到着。ユースホテルに泊まるというTさんに、半ば強引に連れていかれるおいら。が、残念ながらユースホテルは満員で、しかたなく近くの安ホテルに一泊することとなった。いやぁ、2日ぶりのシャワーのキモチイイこと!そんで、Tさんが買って来た「ウーゾ」ってゆう透明な、ギリシャの強い酒を二人で飲み交わしたのでした。で、翌日。朝は完全に二日酔い。頭が痛くてしばらく動けず。Tさんは元気に8時ころ出て行ったが、わしは昼まで部屋で死んでいた。やっと二日酔いから開放されたおいらは、ユースホテルへ移動。まだチェックインには早かったので、フロント前のロビーでボーっとしていた。そこに、突然。 メテオラ?なにそれ、それって街の名前?つーか、アンタ誰?挨拶もなしにイキナリこう問いかける謎の日本人女性。いったい誰?そしてメテオラとは?その謎は次回へ! つづく
January 10, 2006
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新年あけましておめでとうございます。遅い、と言う無かれ。やっと!待望のお休みがやってきたおいらにとって、今日が正月。あぁ・・・・長かったなぁ・・・。だって、最後の休みがまだクリスマス前の12月22日。働いて・・・はたらいて・・・。もう一度言おう。あけましておめでとう!俺!こうしてひさびさの休日の朝、ゆっくりとパソコンの前に座り、コーヒーをすする至福のひととき。ああ、のんびりしてていいなぁ・・・・。新年ついでに、ちょっと画面のイメージ変えてみちゃったりして。くふふふふ・・・・。あ、旅行記忘れてた!旅行記はギリシャに入る手前、フェリーで指を挟んだところで止まっておりますなぁ。まぁ、それもまた良し。まぁ、ごく数人のコアな読者の皆様に支えられ、今年もこんなペースでぼちぼち更新していく所存でおりますよ。今年も皆様、よろしくお願いします。
January 9, 2006
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