優美の南米旅日記

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2007.02.18
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テーマ: 海外生活(7776)
カテゴリ: カテゴリ未分類
「ウォルフガングは、何時までにアパートを出れば間に合うの?」と、私はスペイン語レッスン修了後、私はまあくんに聞いた。

「18時半までに出れば大丈夫だって。あいつに構ってる時間があんまり無かったから、最後の日ぐらいは遅い昼飯を付き合ってやらないと」と、言いながら急ぎ足で歩くまあくん。

今日は、この1ヶ月半近く、ほぼ私達の生活の一部に溶け込んでたウォルフガングが、ついに帰国の途につく日なのだ。

16時15分、煉瓦造りのリコレッタビレッジへ到着。

緑に囲まれた広場のベンチで座ってると、ウォルフガングが現れて、「二人にプレゼント」と言いながら小さな袋を私達に差し出した。

中を見ると、20ページくらいの小さなタンゴの本。

「おおおおおおおっっっ!!!有りがとおおおおおおっっっ!タンゴの歴史が分かる上に、スペイン語の勉強になるじゃんんんんっっっ!!!」と、私は超感激。

でも、一ヶ月に及ぶ滞在のお礼の割には、ずいぶん安くすませたなあ。。。まあ、いっか。。。。

「そう思って買ったんだ。これを見たら、もう、口論をする必要なくなるでしょ」と、ウォルフガングはふざけたような笑顔でウィンク。

そして、1時間半ほど、レストランで最後のランチ。

アパートへ戻ると、ウォルフガングはほぼ帰る準備をし終えていた。

あと、6時半までは15分程の余裕がある。

109-wolf.jpg

「あああ、ウォルフガングがいなくなったら、私は誰とスペイン語会話の練習をすればいいの??」と、しんみりした口調で、彼の帰国を惜しむように私は切り出した。

ちょっと嬉しそうな感じで、ウォルフガングが「でも、しょうがないんだ。。。。男は旅立つもので、女は…….」と、話し出そうとしたその時…………

ピンポーンと、呼び鈴が鳴った。

「え?誰?」と、私はまあくんに言った。

「あ、あいつらだよ。。。。バックパッカーについてのインタビューをしたいって言ってた、山で出会ったイギリス人。。。。。。。6時半にくるって言ってたのに、早めに来ちゃったよ。。。。。。」と、まあくんは言いながら、1階まで迎えに行った。

ありゃ、ウォルフガングとの最後のひとときだというのに。。。。。

二人が部屋まで来ると、私達は軽く挨拶をかわした。

そして、まあくんは、すっかりその二人との会話で盛り上がってる。

ウォルフガングとのお別れを惜しむモードは、一気に吹き飛んだ。

せっかく盛り上がってるところ悪いけど。。。。という感じで、「じゃ、マサアキ、俺は行くよ。。。。。。」と、割り込みながらウォルフガングは言った。

「ああ、じゃあ。。。。後で連絡いれるよ。。。。」と、まあくんは軽く言って、再び二人との会話を続けた。

「私は、下まで見送りにいってくるね」と言いながら、ウォルフガングと部屋を出た。

外へ出ると私は、「せっかくの、お別れのひとときだってのに、ごめんねええええ」と、言いながら、半分、そのタイミングの悪さに笑いをこらえながら言った。

「うん。大丈夫。人生こんなもんだよ」と、言いながらウォルフガングはタクシーをつかまえた。

「本当は、最後のひとときくらい、もっと良い感じで送り出したかったのに~っっ」と、私は、大袈裟に惜しみながら言った。

「大丈夫。人生は、あまり期待しちゃだめだって、YUMIも言ってただろ」と、言いながら、ウォルフガングはタクシーのトランクへ荷物を入れた。

「でも、こんなのは、ひどすぎるよおおおっっ!ウォルフガングが可哀想~っっっ!!」

「大丈夫。僕は、男だから、大丈夫。。。。。。。ありがとうYUMI、いろいろ有り難う」と、ウォルフガグは言いながら、タクシーに乗り込んだ。

窓から顔を出したウォルフガングが「大丈夫。。僕は大丈夫。。」と言ってる中、静かなアクセルと共に車は走り出した。

まあ、ウォルフガングとは、近いうちに又会えるから、お次は、出迎えの準備だ!!

部屋へ戻るとカウンターの上には、おみやげのワインが二本並んでる。

冷蔵庫を見ると、人参が一本だけあったので、野菜スティック状にして醤油マヨネーズと共に出した。

話も一段落が済み、二人はインタビューの準備。

109-los dos camera.jpg

「意外としっかりした機材を持ってきているなあ」と、まあくんは、日本語で私に言った。

109-microbe and markn.jpg

そしてベランダで取材開始。

最初は私も、隣で何を語るのか聞いてたけど、なかなか終わらないので、ソファーで横になった。

109-markun.jpg

ふと気づくと、日が傾きだしたからと言って、部屋の中で続きを始めた。

109-los dos inside.jpg

既に1時間が経っている。

「いやああ、哲学的な話が非常に興味深かったです。。。どうも有り難う」と、インタビューの男性が満足気に言った時には、既に9時半をまわっていた。

話を聞くと、二人は今後1年間、旅をしながら取材を続け、ドキュメンタリーをつくるらしい。。。。

ちゃんと、契約書(?)まで用意してある。相当、本気のようだ。。。。

二人が去った後、私は、「また、だらだら話してたんじゃないの?」と、まあくんに言いながら、後片付けを始めた。

「ん?いやあ、まだ言いたいことはいくらでもあったんだけどね」と、まあくん。

「どうせ編集されたら、数分にしかならないのに」

「まあね。。。。。にしても、彼らがもってきたこのワイン、まずいなああ。。。料理用行きだな」と、言いながら、まあくんはグラスのワインを飲み干した。





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Last updated  2007.02.19 01:41:58
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