信号反応が出ましたこれはすごい 信号反応いうのは、「インジゴカルミン」の分子の構造が 酸化還元反応によって変化することを利用するものです。 綺麗ですねアップこれぞ映え実験 使う物質は A インジゴカルミン B グルコース C 炭酸カリウム の3つ。 炭酸カリウムとグルコースの水溶液は無色透明で、 インジゴカルミンを入れた瞬間は青いですが すぐに黄色に変色します。 しっかり蓋をして上下に数回振ります。 青くなった液はまた黄色に戻り、 また振ると赤→青に変化します。 何度か繰り返しているうちに 全体的に色が薄くなってきます。 ロボホンにやってもらったYouTube動画はこちら それぞれの役割を考えてみたいと思います。 A インジゴカルミンが色の素 インジゴカルミンは藍染の原料であるインジゴをスルホン化して これをナトリウム塩にし、水に溶けるようにしたものです。 インジゴと同じように藍色で 青色2号という食用色素に指定されています。 信号反応では真ん中のCOが還元されて色が変化するそうです。 色の変化というと酸、アルカリが思いついたりしますが 前回書いたフリクションペンといい 色の変化って色々なシステムがあるのですね。 B グルコースはインジゴカルミンの色を変化させる。 グルコースはアルカリ性の水溶液中で還元性をもち、 インジゴカルミンを還元するのだそうです。 C 炭酸カリウムはBがはたらく環境を整える。 グルコースは中性の水溶液中でも還元性を持つ部分があるのですが 還元剤として利用するにはアルカリ性にする必要があり、 さらにpH13以上ではインジゴカルミンが黄色になってしまうので pHが11くらいになる炭酸カリウムを用いているようです。 炭酸ナトリウムでもよさそうですが、炭酸カリウムのほうが水に よく溶けるので溶液が作りやすいのかなあと思ったりします。 ちなみにインジゴを使った藍染でも同じシステムを 使っているそうです。 (還元させるのは別の物質のようですが) 丸一日、調べて、実験して、遊べます。 見つけたら是非試してみてください。 注意点は、説明書に明記されているので しっかり読むようにしてください。 特には アルカリですので手についたり、目に入ったりしないように 蓋つきの容器で振ること、 ペットボトルは耐熱温度が低いので、オレンジのキャップの 温かい飲み物用のものが安全かと思います。 (薄いペットボトルに熱湯を注ぐと瞬時に底が抜けます) 私は今回はスクリューキャップ付きの試験管を 使用しました。数本あると便利です。 アズワン AS ONE ねじ口試験管(丸底・透明) 50mL 4-2774-01 [A101003] |
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