広島カープ考察

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2025.06.16
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カテゴリ: 広島東洋カープ


『底が知れた力量』

 久々に広島の試合の投稿になります。
実はエスコンフィールド北海道に6月13日と14日の試合を現地観戦してきました。
元々12球団本拠地巡りという趣味を大学時代からしていて既に制覇していたのですが、この度2軍にくふうハヤテとオイシックス新潟アルビレックス、日本ハムの新球場となるエスコンフィールド北海道が開業した事を受けて昨年は静岡、今年は北海道に行ってきました。
試合はそれぞれ6-2、0-5という試合で、本日の試合は7-8という非常に悔しい逆転負けとなってしまいました。
このような書き始めですが、正直今日はかなり辛辣な内容となりそうなので、不快な方は読まない方が良いかもしれませんので、ご注意ください。

 一昨日の試合は森下が序盤ボール球が多く不安定な投球で、2回に一死一三塁のピンチでしたが山縣を併殺打に打ち取った事で立ち直ったように見えました。
以降は尻上がりに調子を上げていき、味方の援護や石原の盗塁阻止などもあり、最後まで投げ切る完投勝利となりました(20:4:5)。
打線の方では4回に二死から小園と坂倉の連続二塁打で先制し、末包の遊撃ゴロの当たりがタイムリー内野安打(個人的にはアウトっぽかったと思いますが^^;)で2点、1点を返された後に連続三振を喫した直後に大盛が左中間に届くソロ本塁打で相手先発伊藤を挫き、明らかに崩れて連続四死球の後にモンテロが右中間を破る2点タイムリー二塁打で6点をあげました。


何と先発が左腕の細野という事で大活躍した大盛や3安打猛打賞1四球を選んだ田中を外して全く打てていない上本、調子を落とし気味だった中村奨を1、2番で起用するという愚策を現地で見せられる事となりました。
更に連打が飛び出して無死一二塁となった5回、石原に打順が回ってきましたが代打も出さない上に犠打をさせる事もしませんでした。
正直この日の細野の出来は素晴らしいもので、はっきり言って強行策で一気に追いつこうとしてもまず無理であり、ならば犠打を敢行して二三塁(あくまでも成功する前提ですが)とし、恐らく前進守備をしてこないのでとりあえず1点、あわよくば2点をあげていれば3点差、2点差でまだ分からなかったはず、実際9回にチャンスが巡ってきましたから尚更5回がターニングポイントだったと思います。
それ以上に何より重大な問題なのは投手が細野から右投手に交代したにもかかわらず2人に代打起用する事すらしなかった点にあります。
8回時点で0-5なので確かに敗色濃厚かもしれませんが、野球は27個のアウトを取るまでは試合終了にならない競技です。
少しでも追いつく為には上本や中村奨成、石原(會澤も控えている上に會澤に万が一何かあっても指名打者を解除すれば良いだけの話です)らに代打を出して僅かな望みをかけるべきところ、にもかかわらず 「もう今日は負けたな」といわば試合放棄と言わんばかり にそのまま打席に立たせ、結局大盛も田中も出番なしで終えました。
以前、新井監督は小園をスタメンで外した際に「戦う姿勢が見えない」だの中村奨成に対しても途中交代をさせるなどやたらと「戦う姿勢」を強調していますが、 この采配に戦う姿勢があったというのでしょうか? まるでオープン戦でも見せられているかのような試合となりました。
実際現地観戦していましたが、フリップで「広島から来ました」と掲げているファンがおり、恐らく相当数のファンが遠方からわざわざ北海道まで来て応援していたのです。
そのファンに対してあまりにも失礼な采配だと思わないのでしょうか?
二度と口が裂けても「戦う姿勢」などというべきではない でしょう。

 そして今日の試合は先発森が8回に無死満塁のピンチを背負い、そこから中崎にスイッチするもあれよあれよと4失点し、9回は二死から追いつかれ、10回に栗林が田宮にサヨナラ弾を被弾して大逆転負けとなりました。
そもそも前回の森は129球投げての完封勝利をあげた疲労の影響は間違いなくあるはず(ましてやローテーションを守ってきた経験が森にはまだない)、実際前日同じように114球完投勝利をあげた床田が疲労の影響で球速もあまり出ていなかった状態で打ち込まれていたのを間近で見ていたでしょう。
ましてやこの2連戦は勝ちパターンの投手も注ぎ込んでいなかった事に加え、前日の試合で相手先発細野は実に素晴らしい投球をしていて完封ペースかと思われましたが、新庄監督があえて6回で細野を下ろして確実に勝利を得るためにリリーフ陣を注ぎ込みました。
恐らく細野は突如制球を乱す傾向があるので万が一を考慮した点に加え、細野のプロ初勝利を確実なものとしたいからこそ敢えて慎重に継投したのでしょう。


 他にも9回二死二三塁で一打同点の場面でも前進守備に変更(レイエスなので頭を越されても三塁打の可能性は低い)せず、三塁線を詰めていなかった点など細かい部分での見通しも散見されました。
そしてこちらも大きな問題点として挙げられるのが昨日と打って変わって「今日はもう勝ったな」と思い込んだ点であり、前日の試合の「今日はもう負けたな」と根底が全く同じですね。

 試合放棄に大逆転負け、内容も結果も非常に残念な試合となってしまいました。
何より厳しい言い方になりますが、現政権の底が見えてしまったのではないかな?と感じる3連戦だったかと思います。
戦う姿勢を謳いながら自分が途中で試合放棄して戦う姿勢を解いた点、詰めの甘さなど色々あります。
ただ個人的に大いに問題視したいのが「痛みを伴う改革」とやらは何処に行ったのかという点にあります。
この1週間はパ・リーグ主催だったので指名打者を使える時期でしたが、若手打者を誰も引き上げる事すらしませんでしたね。
結局世代交代をするような姿勢は今や全く見られず、結局ベテランを起用し始めていますね。

 私が開幕当初に比較対象として西武を挙げさせていただきましたが、現状の西武は世代交代に成功しつつあります。
開幕スタメンに抜擢した西川が今やチームに欠かせない選手となり、現状は故障で登録抹消してしまったものの渡部も高打率をマークしています。
そして何より素晴らしいと思うのが長谷川、西川や渡部と同じく開幕スタメンに抜擢したものの当初は中々結果が出ていませんでした。
それでも西口監督は2軍へ降格させずに辛抱して起用し続け、5月を皮切りに打撃成績が飛躍的に向上し、この2戦では決勝本塁打、決勝打を打っており、辛抱が実を結びつつあります。
他には滝澤がレギュラーに定着しつつあり、期待の強打者候補として決して2軍では芳しい打撃ではないもののポテンシャルに賭けて山村を引き上げてスタメン起用しています。
今の広島がしなければいけないのはこういったチーム作りなのではないですか?
田村は我慢できず(すり足で良い形になりつつあったのに足を上げろと余計な指導をする)、好調だった時期に中村貴浩を引き上げる事なく、指名打者を使う事ができた時期に林を引き上げる事もありませんでした。

 他には千葉ロッテはどうでしょうか?
現状確かにパ・リーグ最下位ですが、1番に藤原が定着し、4番には山本を抜擢、捕手では佐藤がさっぱりと見るやオープン戦で打撃センスを見せていた寺地を起用しています。
寺地は守備面(特に盗塁阻止)で苦戦していますが、辛抱強くスタメン起用していますよね?
そして3番には池田を起用し続けており、更に大苦戦していたドラ1のスラッガー候補である西川も再び昇格させました。
若手育成に舵を切ってチームを再建しようという意気込みが感じられますね。

 西武や千葉ロッテのような事を本来広島が今季断行しなければいけなかったはず、結果的に佐々木は故障離脱しましたが、田村を見ている限り恐らく我慢できずに降格させていたのは目に見えています。
育成する為の我慢はできない、おまけに勝つ姿勢も見せない、正直申し上げてもう擁護できる余地がなくなりつつあると言わざるを得ないでしょう。
現状は中日やヤクルトが低迷している事や投手陣の奮闘やファビアン、モンテロらの加入で何とかAクラス争いは演じられるかもしれませんが、今のチームで未来に希望が持てるとは到底思えません(投手陣は即戦力投手として獲得した投手らが苦戦しており、継投の酷さも相まっていずれ破綻するでしょう)。
正直なところ現首脳陣ではもう厳しいのかな?と思い始める2戦だったのではないでしょうか。






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最終更新日  2025.06.16 00:50:31
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