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藤沢宿・遊行の盆という公演に参加した日本3大盆踊りと言われる西馬音内盆踊り 郡上おどり 越中おわら 起源・活動・保存などを聞き 盆踊りの奥深さを学んだ郡上おどりと越中おわらは 今までにも多く見聞きしていたが西馬音内盆踊りはほとんど知識がなかったひこさ頭巾呼ばれる目だけを出し 黒い頭巾や編み笠をかぶり 先祖伝来の美しい端縫いという衣装を身に纏い賑やかなお囃子に反して 哀調ある甚句 節回しに漂いながら妖しい雰囲気で静かに踊る顔を黒い布で覆い隠す事で 亡者おどりとも呼ばれるが歌舞伎の黒子から思いついたとも言われているそう思って見ると 手の甲の反り返り 指先の仕草もどきっとする美しさがあり 歌舞伎のしなやかな舞いと似ていた何百年も豊年祈願して受け継がれた重要無形民族文化財がこの騒がしい世の中で廃れることのないように浴衣が汗でにじむほど まだ暑い宵の口藍色に染まるの空に願った * 秋田県雄勝郡羽後町西馬音内(にしもない)*
2015年07月28日
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先日 母の着物箪笥の整理をしました桐の引き出しにはしつけ糸がついたまま 畳紙に包まれた地味な色合いの着物が数枚あり着物好きだった母の姿を忍びましたその引き出しの一番底で綺麗な布が目にとまり広げてみると大きな揚羽蝶が描かれた絹布で帯を解いたものと分かりました母がこの派手な模様の帯を解いてまで大切にしていたのはなぜでしょう 何に作り替えようとしたのでしょう今となっては知る由もありませんがふと小さな頃の記憶が蘇りましたそれは綺麗なすべすべした布を使った掛ふとんです幼心にその華やいだふとんの美しかったこと押入れから寝具をだすのが楽しかったこと綺麗なおふとんで寝ると いい夢られるよと祖母が教えてくれたことこんな記憶を辿りながら私もこの布を形にしようと思いたち久しぶりに針を持ち何とも簡単な掛ふとんならぬ夏用のベットカバーを作りましたベッドの上で揚羽蝶が舞っていますさて今夜からいい夢が見られるのでしょうか
2015年07月13日
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昨日からの雨が既に永く降っています雨足が白く光って冷たげですふとベランダのジャカランダに目をやるとその柔らかく繊細な葉に幾つも幾つもの雫がお行儀良く並んでいますキラキラと輝きそれは小さなガラス玉のようです次から次へとできては落ちていくのです音もなく 色もなく 匂いもない儚い雫庭に落ち形をなくした雫は雨水となってどこまで行くのでしょうか川から大海に戻ってまた何時か めぐり会えるのでしょうか憂っとうしい梅雨の季節ですが楽しい想像が膨らむ日でした
2015年07月03日
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