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旦那との会話で、印象深かった話がある。
いつだったか、年末の、会社での大掃除が苦手だ、という話を聞いた。
一年の間に降り積もった埃を掃い、いらないものを選別し、捨て、
来年の仕事環境を、気持ちよく綺麗なものにしようと社員全員で取り掛かるのが
年末の大掃除。
旦那は、そういう皆でいっせいに取り掛かる場面で、
「 自分がなにをしたらいいかわからない。自分の役割がみつけられない 」というのだ。
誰かから「窓を拭いてくれる?」と役割を与えられたらできる。
でも、言われない場合は・・・能面のような顔でしばし、立ち尽くしてるかも・・・
大掃除=自分にできそうな仕事(掃除すること)を、自発的に探し、手早く、テキパキやるって感じだ。
忙しい仕事の合間にするので、たいてい大掃除は時間との戦いでやるだろう。
誰がどこの部分をやるか、というのも、適当にその場その雰囲気で決める。
背の高い人が高い所を掃除しはじめたり、
女性陣が台所周辺を掃除したり
蛍光灯や天井近くの掃除を男達がやったり
まあ、本当に適当に判断してやるのだ。
旦那は、この「 適当 」に 自分でやれそう なところを見つけて
自分から 自発的 に動いてやるような事が、とてもとても苦手なのだ。
しかも、周囲の人たちの動きが「 早い 」場合は、かなり焦るだろう。
意外と、こういう「掃除」という ざっくり したテーマでの動きは難しい。
きちんと役割が決められ、分担されていれば平気なのだ。
そして、 暗黙の了解 部分も多い。
「力仕事は男、台所や細かい部分は女性」的な割り振りが自然とできたり
「掃除する箇所は多いけど、社員数は少ないから、急いで次々やらないと」
と、誰が言わなくても役割分担ができていたり、全員が作業スピードをそろえて速めたりする。
マイペースな、周囲の様子を察知できない旦那のようなタイプだと、
「窓を拭いてくれますか」と言われると、きちんと言われたことができるように
綺麗に綺麗に、一生懸命丁寧に窓を拭くのだろう。
そしたらどうなる?
周囲は「早く窓ぐらいさっさと拭いてよ、他の場所も掃除残ってるんだから~」と
旦那の様子をちらっと見ながら、イライラしているかもしれない。
周囲からずれたマイペースなスピードで作業して
他の人間のする作業量(テキパキたくさん)に対して旦那の作業(ゆっくり丁寧)は、定型的には「手抜き」とか「やる気がない」とか思われたりして
旦那が浮くかもしれない。
私的には、万が一、他人が旦那に「 気が利かない 」とか「 作業が遅い 」とか言ってたら、腹が立ってしょうがない。
丁寧なんだよ!周囲を気にして、頑張ってやってるんだよ!!不器用で何が悪い!! と言いたくなる。
しかし、旦那は過去の様々な経験から、周囲の反応や言われそうな事もわかるようになっているので、ある適度自分で予防線をはれるのだ。
私としては、彼のスピードや丁寧さはある意味普遍的なので、そこは変えようが無いと思うのだ。良い点でもあるから、変えなくていい。
だから、最初から、周囲に対して、こことここやります、と宣言するのが一番いい。
何も言わず、言われたことだけしていると、周囲の暗黙の了解のプレッシャーがかかるし
雑念が気になるし、結局自分の役割が見いだせなくて、作業に集中できないだろう。
何事も、自分でできそうな事を最初にこれとこれなら、できる、と決めて宣言するといいのだ。
ちなみに、その時の会話では、確か窓拭きとか~棚の上拭くとか~
と、作業内容をいくつか事前に知らせたような記憶がある。
「掃除」といっても、掃除する箇所を知ってるだけでイメージがわく。
知ってれば事前にこうしよう、と考えられるのだ。
こういう会話をすると、いつも思う。
ああ、彼のポケットに入っていつも外についていきたい!
いつでも相談にのって、こうしたら~って一緒に考えられるのに!
妄想 というより本気の 夢 です 。
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